上場!アンビスホールディングス(7071)のIPOの初値予想

更新日: IPO

アンビスホールディングス

アンビスホールディングス(7071)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年9月20日(金)~9月27日(金)、上場日は2019年10月9日(水)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は2,610円(1単元26.1万円)です。仮条件は2,610円~2,800円と上振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,800円となりました。予想PERは51.2倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

2,900〜3,300円(想定価格比+11.1%~+17.9%)

アンビスホールディングスは、住宅型有料老人ホーム等の運営及び経営に係るコンサルティング、住宅型有料老人ホーム等の用に供するための土地及び建物の賃借、医療施設型ホスピス事業を展開しています。

監査法人はPwCあらた有限責任監査法人です。本社所在地は東京都港区北青山2-13-5 青山サンクレストビル3Fです。

アンビスホールディングスとは

アンビスホールディングスの主軸事業は「医心館事業」です。

具体的には、住宅型有料老人ホーム等「医心館」施設内における訪問看護、訪問介護、居宅介護支援及び障害者を対象とした居宅介護といった各種サービスの提供と施設運営により、医療施設型ホスピス事業です。

医療依存度が高い方、例えばがん末期状態にある方、人工呼吸器を装着されている方、神経変性疾患等を患っている方ほかを積極的に受入れ、特化して慢性期や終末期における看護ケアを提供しています。

アンビスホールディングスが持株会社として、グループ全体を統括しています。

「医心館」の出店戦略の企画から協力医療機関の獲得、顧客営業先の開拓、集客・サービス提供状況の分析及び改善、適正運営の確保、診療/介護報酬請求、債権管理、物品調達までのサポートを行っています。

これによって、アンビスホールディングスのグループ全体として、一気通貫型の地域医療/看護の強化再生ビジネスモデルを構築しています。

  • 訪問看護/介護予防訪問看護
  • 訪問介護/介護予防・日常生活支援総合事業
  • 居宅介護支援
  • 居宅介護/重度訪問介護

持株会社の従業員数は20名、平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は1.5年、平均年間給与は542.0万円です。

アンビスホールディングスのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、「医心館事業」の新規開設に係る資金、従業員採用費、ネットワークシステム構築及び各種業務システム整備等の費用、借入金返済に充当する予定です。

アンビスホールディングスの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は美しい右肩上がりとなっています。

アンビスホールディングスの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を下回っています。業態からはよくある話なので違和感はありません。

前期の自己資本利益率(ROE)は17.15%であり、自己資本比率は63.46%です。主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第1期 第2期
決算年月 2017年9月 2018年9月
売上高 (千円) 1,862,741 3,104,160
経常利益 (千円) 199,759 411,684
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 126,934 287,328
包括利益 (千円) 126,934 287,328
純資産額 (千円) 180,287 467,615
総資産額 (千円) 2,158,641 3,339,487
1株当たり純資産額 (円) 18.02 46.76
1株当たり当期純利益 (円) 12.69 28.73
自己資本比率 (%) 8.4 14
自己資本利益率 (%) 70.4 88.7
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 162,790 328,148
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △257,092 △657,764
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 254,993 242,313
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 574,066 486,764
従業員数 (名) 175 327

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第1期 第2期
決算年月 2017年9月 2018年9月
営業収益 (千円) 38,760 408,414
経常利益 (千円) △21,698 116,964
当期純利益 (千円) △21,863 105,795
資本金 (千円) 40,000 40,000
発行済株式総数 (株) 50,000 50,000
純資産額 (千円) 28,136 133,932
総資産額 (千円) 64,492 917,921
BPS (円) 2.81 13.39
1株配当 (円)
EPS (円) △2.18 10.57
自己資本比率 (%) 43.6 14.6
自己資本利益率 (%) 130.6
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
従業員数 (名) 15 20

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

日経JASDAQは2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年以降は軟調な局面が多くなっています。

ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていた中で5月に崩れ、その後は回復したものの8月に崩れました。

反発して再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。逆に下降トレンドが継続したら向かい風です。

日経JASDAQのチャート(2019年6月5日~2019年9月4日)
(※マネックス証券より)

上場規模

アンビスホールディングスのIPOの規模は最大で約33.0億円であり、東証JASDAQスタンダードとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は1,000,000株、売出株式数は100,000株、オーバーアロットメント(OA)は165,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約12%と非常に低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は9%です。

売出人かつ貸株人である株式会社IDEA,Inc、売出人である柴原慶一及びアンビスホールディングス新株予約権者である前田早知子、鈴木しのぶ及び西久保千賀には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

上記のほか、アンビスホールディングスは、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、アンビスホールディングス新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)IDEA,Inc 66.89%
柴原慶一 28.67%
三橋秀一 0.38%
前田早知子 0.29%
鈴木しのぶ 0.29%
西久保千賀 0.23%
荒井亮二 0.19%
吉村政二郎 0.19%
瀧上真悟 0.19%
渡邉裕之
山口真吾
八島美奈子
0.19%

初値予想

アンビスホールディングスの事業は住宅型有料老人ホーム等の運営及び経営に係るコンサルティング、住宅型有料老人ホーム等の用に供するための土地及び建物の賃借、医療施設型ホスピス事業ということで、IPOにおける業種の人気度は意外に高めです。

地味なイメージとは裏腹に、介護関連は堅調な初値を残しています。やはり高齢化社会において社会的意義が高い事業であり、テーマ性があるからでしょうか。

予想PERは51.2倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
7061 日本ホスピスHLDGS 58.17 22.97 0.00%

約33.0億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしては大型です。上位株主にVCはなく、カバー率は高めです。

JASDAQスタンダードの20億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです(ヤーマン以前はJASDAQ)。

  • プリントネット:+45.8%
  • 歯愛メディカル:+22.1%
  • やまみ:+3.6%
  • ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング:-7.7%
  • トレックス・セミコンダクター:-10.4%
  • アビスト:±0%
  • アズマハウス:+10.0%
  • ウチヤマホールディングス:-4.0%
  • ヒト・コミュニケーションズ:+3.0%
  • アイディホーム:-36.8%
  • 1stホールディングス:-9.5%
  • ヤーマン:13.5%
  • FXプライム:-18.2%
  • 山王:-5.6%
  • 野村マイクロ・サイエンス:63.9%
  • ニューフレアテクノロジー:18.2%
  • 大日光・エンジニアリング:-12.8%
  • 寺崎電気産業:19.5%
  • ソリトンシステムズ:6.6%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。


主幹事は野村證券です。その他は、SBI証券で申し込めます。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

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