上場!日本エコシステム(9249)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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日本エコシステム

日本エコシステム(9249)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年9月22日(水)~9月29日(水)、上場日は2021年10月8日(金)です。

新規上場する市場は東証2部・名証2部で、想定価格は2,090円(1単元20.9万円)です。公募価格は2021年9月30日(木)に決定。

仮条件は2,060円~2,120円と上限が上振れました。予想PERは8.0~8.3倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

2,150〜2,550円(仮条件の上限比+1.4%~+20.3%)

日本エコシステムは、公共サービス事業、環境事業、交通インフラ事業を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は愛知県一宮市本町二丁目2番11号 JES一宮ビルです。

日本エコシステムとは

日本エコシステムは、持株会社、連結子会社(日本ベンダーネット株式会社、アイスクエア株式会社、サテライト一宮株式会社、中央警備保障株式会社、JESテイコク株式会社、株式会社ワンズライフ及び有限会社ぼくんちオジカオート)の計8社で構成されています。

従業員数は137名、平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は501.8万円です。

公共サービス事業

日本エコシステムは、公営競技場における、トータリゼータシステムの設計・製造・販売・機器設置や一般事業者も含めた空調衛生設備等のファシリティに関わる事業、並びにトータリゼータシステムのメンテナンスに関わる事業やAIによる競輪予想サービス・警備・清掃等の運営業務に関わる事業を通じて安心・安全・快適な環境社会の実現を推進しています。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から公営競技場の入場制限や安全衛生の徹底等を図るなど、お客様・従業員・地域の安心・安全を第一に取り組んでいます。

環境事業

日本エコシステムは、排水浄化効率を促進させる製剤をはじめとする環境修復に関わる技術・新製品等の研究開発、製造及び販売業務、並びに産業用太陽光を中心とした再生可能エネルギー発電設備の設計、施工、保守等業務を通じて環境社会に貢献する事業を展開しています。

“排水処理の「常識」に革命を”というコンセプトのもと、顧客に信頼される製品・システムを開発することに加え、地球の環境に配慮した製品・システムを開発すべく、日々研究を積み重ねています。

研究開発活動の方針として、「グリーンケミストリー(注)1の基本的概念に準じた製品やシステムを開発・提供し、環境浄化活動に貢献する」ことを掲げており、環境への負荷がより小さい科学技術で、環境汚染を予防し、生活の安全性を確保し、持続可能な社会の構築を目指しています。

グリーンケミストリーとは、化学物質の原料の選択から、製造及び使用・廃棄までの過程全てにおいて人体や環境への負荷低減を行おうとする技術の総称を指します。

交通インフラ事業

高度成長期に整備が進んだ高速道路は、経年劣化が顕在化しています。また、橋梁やトンネルも同様で、耐用年数を経過したインフラ設備の割合は益々増加しています。

これらのインフラ設備を再度建設するには、莫大なコストがかかる一方で、大量の建設廃棄物が発生し、環境上も望ましくありません。

そのため、インフラ老朽化対策として、保守メンテナンスを行うことでインフラ設備の使用可能期間を延長させる「インフラ長寿命化基本計画」に国や地方自治体が取り組んでいます。

日本エコシステムのIPOの諸データ

日本エコシステムの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度も目立っています。

日本エコシステムの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第22期 第23期
決算年月 2019年9月 2020年9月
売上高 (千円) 6,149,550 6,122,590
経常利益 (千円) 474,992 419,788
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 236,176 226,313
包括利益 (千円) 247,894 233,531
純資産額 (千円) 1,299,986 1,529,517
総資産額 (千円) 5,815,210 6,081,066
1株当たり純資産額 (円) 633.62 745.04
1株当たり当期純利益金額 (円) 118.09 113.16
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円)
自己資本比率 (%) 21.8 24.5
自己資本利益率 (%) 20.1 16.4
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 251,787 549,742
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,314,498 △800,544
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 1,051,057 94,255
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 709,541 552,995
従業員数 (名) 176 179

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっており、足元では急上昇しています。

年初来高値をブレイクして堅調な相場に移行すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

日本エコシステムのIPOの規模は最大で約16.1億円であり、東証二部としては中型です。

公募株式数は670,000株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は100,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約29%と若干高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
松福(株) 51.89%
オクヤホールディングス(株) 30.66%
松島穣 9.58%
松島啓晃 1.79%
中村成一 1.37%
内田敦 1.37%
奥村泰典 0.94%
稲生篤彦 0.47%
JES社員持株会 0.42%  
亀山直人 0.28%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

日本エコシステムの事業は公共サービス事業、環境事業、交通インフラ事業ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

予想PERは8.0~8.3倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
1407 ウエストホールディングス 42.44 12.18 0.80%
1726 ビーアールホールディングス 14.52 1.97 2.26%
1776 三井住建道路 9.29 0.71 3.07%
1882 東亜道路 5.79 0.49 3.79%
1884 日本道路 12.78 0.83 2.41%
3498 霞ヶ関キャピタル 18.23 3.56 0.94%
5074 テスホールディングス 36.52 4.01 0.80%

約16.1億円という上場規模は東証2部としては中型です。上位株主にはVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の10億~20億円のIPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • SANEI:+60.2%
  • オーケーエム:+6.6%
  • ビーイングホールディングス:+47.9%
  • 日本インシュレーション:-7.6%
  • ベース:+92.6%
  • 恵和:+33.2%
  • レオクラン:+8.1%
  • ヤシマキザイ:+13.3%
  • ユーピーアール:+21.2%
  • KHC:-2.1%
  • 東海ソフト:+91.5%
  • オーウエル:+14.0%
  • コーア商事ホールディングス:+49.8%
  • 共和コーポレーション:+57.9%
  • ジェイ・エス・ビー:+33.8%
  • マーキュリアインベストメント:-4.1%
  • イワキ(銘柄名:イワキポンプ):+2.5%
  • 中本パックス:+0.7%
  • JESCOホールディングス:+5.4%
  • 土木管理総合試験所:-2.4%
  • ホクリヨウ:+8.9%
  • 東京ボード工業:-8.0%
  • 綿半ホールディングス:+6.3%
  • ヤマシンフィルタ:+19.6%
  • ダイキアクシス:+3.9%
  • エンビプロ・ホールディングス:+48.6%
  • サンヨーホームズ:+78.6%
  • パンチ工業:-5.4%
  • アジュバンコスメジャパン:+4.8%
  • 三洋貿易:-3.5%
  • 阿波製紙:+0.3%
  • ジャパンマテリアル:-7.9%
  • AGS:-6.3%
  • 大研医器:±0%
  • 電算システム:-7.1%
  • TAIYO:-6.7%
  • ニホンフラッシュ:-7.5%
  • リンクアンドモチベーション:+100.0%
  • ラサ商事:+25.4%
  • 山下医科器械:+0.4%
  • デリカフーズ:+35.3%
  • サーラ住宅:+24.0%
  • ゼロ:+38.2%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

主幹事はみずほ証券です。その他は、大和証券、野村證券、東海東京証券、岩井コスモ証券、SBI証券、SMBC日興証券、極東証券、安藤証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
みずほ証券 556,100 83.00%
大和証券 20,100 3.00%
野村証券 20,100 3.00%
東海東京証券 20,100 3.00%
岩井コスモ証券 20,100 3.00%
SBI証券 13,400 2.00%
SMBC日興証券 6,700 1.00%
極東証券 6,700 1.00%
安藤証券 6,700 1.00%

大和証券グループの大和コネクト証券、SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。

みずほ証券の委託幹事としてPayPay証券、野村證券ルートでLINE証券でも取り扱いを期待できます。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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