The Goal

某機関投資家で働く会社員のブログです。経済、資産運用、IPO、株主優待、保険、クレジットカードなどについて発信

新規上場!sMedioのIPOの初値予想

更新日: IPO

sMedio

sMedio(3913)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は3月12日(木)~3月18日(水)です。上場日は3月27日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズです。想定価格は2,400円(1単元24万円)です。

sMedioは、世界市場で通用するソフトウエア専業企業を日本に創業しグローバルスタンダードに準拠した「開発はアジアで市場は世界へ」というミッションを掲げ事業を展開しています。具体的にはマルチメディア、ネットワークおよび関連するセキュリティ技術を中核とした製品開発と販売を中心に事業活動を行っています。

監査法人は新日本有限責任監査法人です。所在地は東京都中央区日本橋本町1-9-4 Daiwa日本橋本町ビル10階です。


sMedioのIPO

sMedioとは

sMedioは、ブルーレイ再生ソフト「Valution BD」、「WinDVD」、「TrueBD」に加えてワイヤレスコネクティビティ製品である「sMedio Truelink+」、「AirGet」が本年度に大きく売上の増加に貢献しています。

また、平成26年度以降は「pConnect!」および「sConnect!」を市場に投入し、sMedioのワイヤレスコネクティビティ製品群の拡張を予定しています。売上の主力はライセンスフィーですが、これらの基本製品を中心とした顧客要望を取り入れて、受託開発および保守費用またサービス費用も展開しています。

sMedioはsMedioおよび中華人民共和国上海、米国カリフォルニア州の連結子会社2社及び日本法人の台北支店により構成され、販売は日本および米国を中心に、また製品開発は上海と台北で行っています。

sMedioの売上および開発委託は、海外および国内の法人、個人の得意先から「開発受託」、「保守サービス」、「ライセンス供与」のかたちで発注を受け販売します。開発や保守サービスはsMedioの100%子会社であるsMedio Technology (Shanghai) Inc.かsMedioの台北支店に再委託をします。一部外注を使用しています。

sMedio製ソフトウエアの組み込みや搭載を終えたメーカー等は、sMedio製ソフトウエアを搭載した情報家電や携帯端末を販売します。その出荷数に応じてsMedioは、ロイヤリティ収入を受け取っています。

通常ライセンス・ロイヤリティは四半期毎にメーカーより出荷報告書を受け取り、その出荷に応じてロイヤリティの収入が確定します。

また、メーカー等からの発注により、情報家電、携帯端末向けに顧客仕様に合わせたソフトウェア製品開発を請け負う「受託開発」を展開しています。受注から顧客仕様のプログラム仕様設計、動作確認、評価を実施し、顧客の検収まで通常3ヶ月から9ヶ月かかります。

顧客の要請により、製品納品後、定期的なメンテナンスを要する場合の保守サービスも行います。通常、当該サービスは、一定期間(主に1年間)の役務提供の対価として収受する方式です。顧客の為に関連するクラウドサーバーを管理する運用サポートも行っています。

従業員数は17名、平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は2.2年、平均給与は545.9万円です。

製品内容

ワイヤレスコネクティビティ関連製品

sMedioでは近接接続から遠隔接続まで無線技術により、情報やメディアを共有、再生、転送する事により豊かなユーザーシナリオを実現するワイヤレスコネクティビティ関連製品を幅広く提供しています。

sMedioは近接接続(コンタクトレスワイヤレス:NFC)から、遠隔接続(リモートアクセス:インターネット)までワイヤレスコネクティビティの要素技術を製品化し、多様化するユーザーニーズに応えます。

sMedioのワイヤレスコネクティビティ関連製品

DLNA対応ネットワークメディアプレイヤー

sMedio TrueLink、sMedio TrueLink+、MediaExplorerを販売しています。

ホームネットワークのワイヤレス接続業界標準であるDLNA方式を採用してPC、タブレット端末、スマートフォン等のスマートデバイスとTVやレコーダー機器等を接続、連携されるソフトウエアです。

NFCタッチにより簡単にスマートフォン内のコンテンツをPC上で再生したり、クラウド上のコンテンツに対する再生およびアップロード/ダウンロードにも対応しています。

リモートファイルアクセスソリューション

スマートフォンやタブレット端末からクラウドサーバーを経由してPCのデータにアクセスして、ファイルのダウンロード、アップロードやストリーミングが行える「AirGet」は、Windows8以降のパソコンとAndroid、iOS、Windows端末に対応しています。

パーソナルクラウドのように遠隔のPCデータに快適にアクセスし操作することを実現しています。

外出先のスマートフォン等からsMedioのクラウドを経由して写真を自動転送したり、PC上のコンテンツを再生したり、ダウンロード/アップロードする事も可能にしています。

ピアツーピアソリューション

「pConnect!」は、スマートフォン上の情報をPC上に表示し、PCでスマートフォン内にあるデータやファイル、通信履歴やテレフォニイ機能を制御できるソフトウエアです。

pConnect!はWi-Fi及びWi-Fi Directを利用して、PCからスマートフォンの写真、動画、音楽といったコンテンツや連絡先を共有・操作、メッセージ・電話の送受信を行えるスマートフォン・コネクティビティ・アプリです。

充電中やカバンに入れてあるスマートフォン上に着信やショートメールの受信があっても、PC上での仕事を中断せずにPC上で簡単に送受信を可能とします。

新規開発した「sConnect!」はMiracastを利用したスクリーンをスマートデバイス間で共有するアプリケーションです。

また、通常1画面1アプリしか再生できないAndroidデバイス上で複数画面を表示し、複数のアプりを同時に再生する事を可能にします。

これにより自分のスマホに入っているアプリをもう一台のスマホで共有したり、共有中のアプリをバックグランドで再生しながら、別のアプリを利用するなどのユーザーシーンを可能とします。

プレミアコンテンツホームネットワークソリューション

BDレコーダー等に録画されたTV番組を再生視聴できるTVプレイヤーアプリケーションとして「sMedio TV Suite」を発表しました。

ホームネットワーク内でもまた、外出先からも録画済み番組のストリーミング再生/ムーブ、受信中のTVのライブ再生も行えます。国内の主要メーカーのBDレコーダーに幅広く対応しています。

PC
photo by naka hide

ブルーレイ再生関連製品

sMedioのブルーレイ再生ソフトウエアは、デジタル家電、PC、ゲーム機器等で広く採用されています。 デジタル家電向けでは組込みソフトウエアとして「Valution BDTM」を大手電機メーカーのブルーレイ機器に採用されています。

また、PC向けではsMedioの「TrueBD」エンジンをベースに大手PCメーカーのMedia playerとして搭載されています。カナダのCorel Corp.からラインセンス供給を受けて、市販品である「WinDVD」を製品としてラインアップしています。

2014年からは大手メーカーのゲーム製品にもsMedioのブルーレイ再生ソフトウエア製品の供給を開始しています。

業績推移

業績面では、売上高・経常利益・純利益のいずれも平成24年12月期は急ブレーキとなりましたが、それ以降は回復基調です。

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

平成26年5月期の自己資本利益率(ROE)は9.1%であり、自己資本比率は60.7%です。

sMedioの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は12月3日をピークに下降トレンドとなっています。底入れして底打ちできるか否かの重要なチャートポイントにいます。

東証マザーズのチャート(2014年11月25日~2015年2月24日)
(※マネックス証券より)

上場規模

sMedioのIPOの規模は最大で約10.3億円であり、東証マザーズとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は最大で22%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約55%と高めです。

売出人かつ株主であるLo Li-Chun、貸株人かつ売出人である代表取締役田中俊輔、株主であるLo, Sen-Chou、売出人かつ役員である岩本定則、Qiling Huang(黄七零)、株主かつ役員である中村嘉伸、光岡誠治、本郷喜千、石津健鳳、ストック・オプション保有者かつ子会社役員であるTsechih Tang及びストック・オプション保有者かつ役員であるLee, Hsin-Hsin(李欣欣)には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、売出人かつsMedio株主であるジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合、ニッセイ・キャピタル4号投資事業有限責任組合、MICイノベーション3号投資事業有限責任組合及び野村アール・アンド・エー第三号投資事業有限責任組合には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

筆頭株主の状況は以下の通りです。VCが上位株主に名を連ねていますが、いずれにもロックアップがかかっています。

株主名保有割合ロックアップ
Lo Li-Chun23.26%
ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合19.32%
田中俊輔15.34%
Lo, Sen-Chou8.47%
ニッセイ・キャピタル4号投資事業有限責任組合5.69%
MICイノベーション3号投資事業有限責任組合3.14%
岩本定則3.13%
Qiling Huang(黄七零)2.98%
野村アール・アンド・エー第三号投資事業有限責任組合2.51%
(株)sMedio2.01%

株主優待

PCからスマートフォンのコンテンツや連絡先を共有・操作したり、メッセージ・電話の送受信を行えるアプリや、スマホ・タブレットからPCのデータにアクセスして、ファイルのダウンロード、アップロードやストリーミングが行えるアプリ、BDレコーダー等に録画されたTV番組を再生視聴できるアプリや、プレーヤー「WinDVD」などを展開しています。

株主優待の可能性もあります。

株主優待の新設が発表された場合はIPOにもプラス材料です。

まとめ

業種面ではブルーレイ関連ソフトに加えて、スマホとPCの連携やインターネットによるリモートアクセスなどのソフトウェアも開発しており、IPOにおける人気度はそこそこと思われます。

約10.3億円という上場規模は東証マザーズとしては問題ない規模であり、VCを含めて上位株主に満遍なくロックアップがかかっています。

しかし、3日前から3日連続で3社同時上場が続いた後の上場となり、過密日程はマイナス要素です。

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事はSMBC日興証券です。その他は、いちよし証券、SBI証券、岩井コスモ証券、東海東京証券、マネックス証券で申し込めます。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でもIPOが当たるチャンスがある証券会社です。

SBI証券も幹事団に入っています。着実にSBIチャレンジポイントは貯めましょう。

参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMO TECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気
ショーケース・ティービー強気
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気
エスエルディー強気
ヒューマンウェブやや強気
イード強気
ファーストコーポレーションやや強気
RS Technologies中立
ハウスドゥやや強気
Aiming中立
モバイルファクトリー強気

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