新規上場!日本動物高度医療センターのIPOの初値予想

更新日: IPO

日本動物高度医療センター

日本動物高度医療センター(6039)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は3月11日(水)~3月17日(火)、上場日は3月26日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,130円(1単元11.3万円)です。

日本動物高度医療センターは、同社と連結子会社の株式会社キャミック、JCアライアンス株式会社の3社で構成され、動物医療業界における高度医療を提供することを目的としています。

監査法人は新日本有限責任監査法人です。所在地は神奈川県川崎市高津区久地2-5-8です。

日本動物高度医療センターのIPO

日本動物高度医療センターとは

動物と人間との絆「ヒューマン・アニマル・ボンド」が提唱される中、動物も家族の一員であり、人間と同じように放射線治療装置やMRI、CTなどの先進医療設備を備えた施設で専門知識と経験を持った獣医師に診療してもらいたいというニーズが、飼い主の間で年々高まっています。

日本動物高度医療センターは、このような社会の要請に応えるべく誕生した、動物医療業界では画期的な高度医療専門の施設で構成されています。

診療の質を高めるためには、飼い主にとってかかりつけの動物病院(一次診療施設)との緊密な連携が不可欠なものと位置づけ、完全紹介によってのみ診療を行っております(二次診療)。

日本動物高度医療センターは、このような高度医療(二次診療)を実践すると同時に、若い臨床獣医師が世界に通用する最先端医療を学ぶことができる「教育の場」、新治療の開発を行う「臨床研究の場」を提供し、広く社会に貢献していきたいと考えています。事業分類は以下3つです。

  • 二次診療サービス:一次診療施設からの紹介を受け、特定の専門分野を持った獣医師が、高度な医療機器を使用して行う、診察、検査、投薬、手術等の診療サービス
  • 画像診断サービス:一次診療施設からの紹介を受け、専門知識を有する獣医師が、高度な医療機器を使用して行う、画像の撮影・読影・診断等のサービス
  • その他: 主に一次診療施設向けのサービスや物品販売等

従業員数は90名、平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は3.1年、平均給与は474.9万円です。

ソファーに寝そべる猫

診療の流れ

動物の飼い主がかかりつけの動物病院(一次診療施設)に相談します。

飼い主が二次診療(検査、治療、手術、入院等)を希望する場合は、一次診療施設から日本動物高度医療センターに症例として紹介します。症状、検査データ等の情報共有を行い、担当の診療科と予約日時を確定します。

予約日時に飼い主と患者動物が日本動物高度医療センターの診療施設に来院(初診)し、検査、投薬、手術、入院等の診療を実施します。診療の途中経過及び結果を一次診療施設にフィードバックし、一次診療施設で術後のケアや継続治療を行います。

飼い主が画像による診断のみを希望する場合は、一次診療施設からキャミックに検査依頼し、予約日時を確定します。

予約日時に飼い主と患者動物がキャミックの診断施設に来院して画像撮影、読影し、像診断結果を一次診療施設にフィードバックします。一次診療施設でその後の治療方針を検討の上、診療を継続します。

日本動物高度医療センターの川崎本院と名古屋分院

日本動物高度医療センターの事業の特徴

連携病院について

‌日本動物高度医療センターは、日本動物高度医療センターの理念に賛同していただいた全国各地の動物病院と「連携病院の覚書」を締結し、(1)優先的な紹介患者の受入、(2)診療手術への参加、(3)日本動物高度医療センター施設の利用(有料)等のサービス提供を行っています。

連携病院以外からの症例も受入れています。なお、連携病院数は平成27年1月31日現在で3,005病院です。

二次診療について

日本動物高度医療センターは、川崎本院(神奈川県川崎市高津区)と名古屋分院(愛知県名古屋市天白区)において二次診療を行っています。

診療の質を高めるためには、飼い主のかかりつけの動物病院(一次診療施設)との緊密な連携が不可欠なものと位置づけ、完全紹介によってのみ診療を行い、診療後のケアは一次診療施設にお願いする体制をとっています。

基本的には担当の専門診療科が複数の獣医師・スタッフから成るチームを編成し、診療にあたっています。必要な場合は、専門診療科の枠を越え、診療科横断的に診療を行うことがありますが、これは単科の病院にはない、以下の11の専門診療科を有する総合病院である日本動物高度医療センターの強みを活かしたものです。

※循環器科、呼吸器科、消化器科、泌尿生殖器科、腫瘍科、放射線/画像診断科、麻酔科/手術部、脳神経科、整形科、眼科、カウンセリング/理学療法科

寝そべる犬

画像診断について

株式会社キャミックは、首都圏5ヶ所(東京都墨田区、東京都練馬区、東京都世田谷区、千葉県千葉市中央区、埼玉県川口市)の施設において、画像診断サービスを行っています。

日本動物高度医療センターの二次診療施設と同様に完全紹介制をとっており、一次診療施設から画像診断のみを希望する飼い主・患者動物の紹介を受け、MRI、CTを用いて画像の撮影を行い、所見をつけて一次診療施設に報告するもので、基本的なスタンスは一次診療施設のサポートです。

その他のサービスについて

日本動物高度医療センターは、上記の通り診療、画像診断等、主に獣医師が行う「医療サービス」を行っておりますが、今後はJCアライアンス株式会社が中心となって行う動物医療関連の物品販売やITインフラ整備の支援等の周辺分野においても、一次診療施設をサポートすることを模索してまいります。

業績推移

業績面では、売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度もあるものの、大局的には右肩上がりです。

営業キャッシュフローは純利益を大幅に上回っています。一般論としては安心感があります。

平成26年5月期の自己資本利益率(ROE)は24.5%であり、自己資本比率は11.9%です。

日本動物高度医療センターの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は12月3日をピークに下降トレンドとなっています。底入れして底打ちできるか否かの重要なチャートポイントにいます。

東証マザーズのチャート(2014年11月25日~2015年2月24日)
(※マネックス証券より)

上場規模

日本動物高度医療センターのIPOの規模は最大で約9.4億円であり、東証マザーズとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は最大で38%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約82%と高めです。

貸株人かつ売出人である金重辰雄、貸株人である平尾秀博並びに株主である風越建設株式会社、株式会社サンリツ、大津光義、正岡敦喜、川端節夫、北村直人、小野憲一郎、松永悟、石川隆行及び今順一には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、売出人であるGlobis Fund III, L.P.、安田企業投資3号投資事業有限責任組合、Globis Fund III(B), L.P.、NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合及び株式会社新生銀行には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

筆頭株主の状況は以下の通りです。VCが上位株主に名を連ねていますが、いずれもロックアップがかかっています。

株主名比率ロックアップ
Globis Fund III, L.P.31.81%
安田企業投資3号投資事業有限責任組合10.64%
Globis Fund III(B), L.P.8.97%
金重辰雄8.15%
風越建設(株)5.22%
NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合5.04%
(株)新生銀行3.36%
(株)サンリツ3.04%
大津光義2.17%
正岡敦喜2.10%

株主優待

高度な医療を行っている動物病院であることから、株主優待と親和性があります。

日本メディカルネットコミュニケーションズは、術前検査費用の割引、インプラント手術費用の割引の株主優待を行っています。

バリューHRは、健康診断や各種健康関連サービスなども受けられます。毎日コムネットは人間ドックを会員特別割引価格で利用できます。

動物病院ということで万人向けではなく、人気化は難しいかもしれませんが、株主優待の新設には期待がかかります。動物柄のクオカードだったら最高です。

ペコリという姿勢の猫

まとめ

業種面では動物医療業界では画期的な高度医療専門ということで目新しさがあり、少子高齢化の中で動物による癒やしの重要性は高まっています。犬や猫は可愛いですね。

ペットは家族の一員といっても過言ではない方も多いのではないでしょうか。IPOにおける人気度はそこそこと思われます。

約9.4億円という上場規模は東証マザーズとしても小型であり、VCを含めて上位株主に満遍なくロックアップがかかっています。

しかし、3日前から3日連続で3社同時上場が続く最終日の上場となり、更に翌日もIPOがあります。過密日程はマイナス要素です。また、売出しの比率が高く、借入金の返済という資金用途は印象がよくない側面もあります。

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事はSMBC日興証券です。その他は、みずほ証券、SBI証券、東海東京証券、マネックス証券、SMBCフレンド証券、岡三証券、丸三証券で申し込めます。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でもIPOが当たるチャンスがある証券会社です。

SBI証券も幹事団に入っています。着実にSBIチャレンジポイントは貯めましょう。

参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMO TECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気
ショーケース・ティービー強気
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気
エスエルディー強気
ヒューマンウェブやや強気
イード強気
ファーストコーポレーションやや強気
RS Technologies中立
ハウスドゥやや強気
Aiming中立
モバイルファクトリー強気
sMedioやや強気
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

-IPO

Copyright© The Goal , 2019 All Rights Reserved.