上場!紀文食品(2933)のIPOの初値予想

更新日: IPO

紀文食品

紀文食品(2933)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年3月24日(水)~3月30日(火)、上場日は2021年4月13日(火)です。

新規上場する市場は東証一部で、想定価格は1,310円(1単元13.1万円)です。公募価格は2021年3月31日(水)に決定。

仮条件は1,060円~1,160円と窓を開けて下振れました。予想PERは10.0~10.9倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

1,200〜1,500円(仮条件の上限比+3.4%~+29.3%)

紀文食品は水産練り製品類、惣菜類、水産珍味類の食品製造販売と食品の仕入販売を展開しています。

監査法人は新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都中央区銀座五丁目15番1号です。

紀文食品とは

紀文食品は、日本国内において水産練り製品、惣菜、水産珍味類等の食品の製造販売及び水産練り製品の原材料となるすり身及び水産練り製品等の水産品、農畜産品の輸出入と国内仕入販売を行っています。

食品の製造販売は水産練り製品、惣菜及び水産珍味類に分けられます。

水産練り製品の主な製品は、蒲鉾、カニ風味かまぼこ、竹輪、はんぺん、伊達巻、さつま揚げ等であり、惣菜の主な製品は、中華惣菜、糖質0g麺などのめん、玉子加工惣菜等です。

紀文食品の「恵庭工場(北海道)」「東京工場(千葉県)」「船橋工場(千葉県)」「横浜工場(神奈川県)」「静岡工場(静岡県)」をはじめ子会社の㈱紀文西日本の「岡山総社工場(岡山県)」、関連会社の海洋食品㈱で製造することにより、日本全国に安定供給できる体制を整えています。

水産珍味類は、子会社の㈱北食で製造・加工をしており、主な製品は海産物を使用した珍味であり、紀文食品が仕入販売しています。

食品の輸出入・国内仕入販売は、すり身、冷凍魚等の水産品、卵、穀物、大豆、胡麻等の農畜産物、水産練り製品に分かれ、㈱紀文産業が食品加工メーカーと食品商社に供給しています。

また、紀文食品は、海外において水産練り製品等の食品の製造販売及び水産練り製品やすり身等の農畜水産品の輸出入及び仕入販売を行っています。

食品の輸出入及び仕入販売は、すり身、魚介類、穀物、大豆、胡麻等の農産物、水産練り製品、惣菜が主な取扱商品です。

さらに食品関連事業として主にロジスティクス事業を展開しています。

紀文食品のチルド食品の国内物流を核に、荷主から物流を一貫して請け負う3PL(サードパーティ・ロジスティクス)ビジネス及び複数の顧客と同社が車両を共有して配送する共同配送事業等を行っています。

また、同社は情報システム事業も行っており、チルド物流に関する情報と全国に配置した物流センターによるネットワークが、紀文食品の国内取引先への確実な配送を可能にしています。

他の事業は、㈱豊珠興産が行っている紀文食品内の生産設備・自動車等のリース事業・飲食事業・広告宣伝事業・オフィスサービス事業と、㈱豊珠保険サービスが行っている紀文食品内における損害保険・生命保険の代理業、及び㈱紀文安全食品センターが行っている食品安全衛生検査受託事業です。

持株会社の従業員数は1,063名、平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は17.3年、平均年間給与は489.7万円です。

紀文食品のIPOの諸データ

紀文食品の業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、大局的には緩やかな右肩上がりの傾向となっています。

紀文食品の業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第81期第82期
決算年月2019年3月2020年3月
売上高(千円)103,237,692102,252,620
経常利益(千円)2,054,6542,307,862
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)474,465983,273
包括利益(千円)△1,728,582△1,806,818
純資産額(千円)5,531,7133,604,324
総資産額(千円)55,176,14252,379,742
1株当たり純資産額(円)276.06179.64
1株当たり当期純利益金額(円)24.751.19
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額(円)
自己資本比率(%)9.66.6
自己資本利益率(%)8.922.5
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)△641,959124,519
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△994,370△1,031,593
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△378,436△473,628
現金及び現金同等物の期末残高(千円)3,982,6302,560,759
従業員数(人)2,7992,806

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

ここ3ヶ月間の株価推移としては総じて堅調な相場となっており、好調な市況が続けば追い風となります。

ただし、2月下旬からはやや調整含みとなっており、反落して下降トレンドに転換したら向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

紀文食品のIPOの規模は最大で約62.4億円であり、東証一部としてはかなりの小型です。

公募株式数は3,000,000株、売出株式数は1,144,000株、オーバーアロットメント(OA)は621,600株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約22%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は28%です。

株主名保有割合ロックアップ
保芦將人25.79%
(株)紀鳳産業9.75%
(株)みずほ銀行4.74%
(株)匠屋松兵衛4.11% 
紀文グループ社員持株会3.84%
落合正行3.07%
キッコーマン(株)2.96%
野村ホールディングス(株)2.60%
(株)大和証券グループ本社2.34%
みずほキャピタル(株)1.93%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

紀文食品の事業は水産練り製品類、惣菜類、水産珍味類の食品製造販売と食品の仕入販売ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。

上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。

予想PERは10.0~10.9倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
1301極洋10.360.972.20%
1332日本水産11.711.051.58%
1333マルハニチロ18.531.011.51%
2831はごろもフーズ10.110.981.55%
2883大冷19.901.462.82%
2904一正蒲鉾17.331.820.82%
2907あじかん23.290.551.63%
2932STIフードHD23.007.090.98%

約62.4億円という上場規模は東証一部としてはかなりの小型です。

東証一部の100億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • カーブスホールディングス:-10.7%
  • 日本国土開発:+22.4%
  • 国際紙パルプ商事:+30.8%
  • マツオカコーポレーション:+46.2%
  • オークネット:+18.2%
  • ユー・エム・シー・エレクトロニクス:-17.3%
  • 富山第一銀行:+6.4%
  • フリュー:+0.6%
  • メニコン:+73.5%
  • ダイキョーニシカワ:+12.4%
  • タマホーム:+73.5%
  • 鴻池運輸:+37.6%
  • 日本海洋掘削:+31.6%
  • ヒューリック:-9.6%
  • 荘内銀行:+0.2%
  • 伊藤忠食品:-12.0%
  •  

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事はみずほ証券です。その他は、野村證券、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、極東証券、エース証券で申し込めます。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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