上場!カクヤス(7686)のIPOの初値予想

更新日: IPO

カクヤス

カクヤス(7686)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年12月5日(木)~12月11日(水)、上場日は2019年12月23日(月)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は1,520円(1単元15.2万円)です。公募価格は2019年12月12日(木)に決定。

仮条件は1,520円~1,600円と上振れました。予想PERは11.8~12.4倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

1,500〜1,700円(仮条件の上限比-6.3%~+6.3%)

カクヤスは、酒類をはじめとする食料品の販売事業及び卸売事業を展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都北区豊島2-3-1です。

カクヤスとは

カクヤスは「お客様の利便性を中心としたお届け販売事業」を経営の中心としています。

東京都23区内において、1店舗の商圏を半径1.2kmとモデル設定し、「23区内どこでもビール1本から2時間以内(当時)で無料配達」する体制を構築して、受注からお届けまで一貫して自社で提供するワンストップのサービスを作り上げてきました。

カクヤスの事業の核は、業務用向と個人向のお客様に対する酒類の販売になります。

一般的な酒類販売業者は、業務用向販売と個人向販売の手法の違いから、業務用向販売に特化又は個人向販売に特化する形で事業運営を行っています。

しかし、カクヤスは両方のお客様に対し販売を展開することで、商圏エリアの配達量を増加させ、短時間でお届けできるよう効率的な配達サービスの実現を目指しています。

従業員数は1,513名、平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は7.3年、平均年間給与は455.6万円です。

カクヤスのIPOの諸データ

カクヤスの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には緩やかながら右肩上がりの傾向となっています。

カクヤスの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第36期 第37期
決算年月 平成30年3月 平成31年3月
売上高 (百万円) 110,044 108,715
経常利益 (百万円) 1,071 1,806
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 434 745
包括利益 (百万円) 459 701
純資産額 (百万円) 4,315 4,682
総資産額 (百万円) 28,551 28,920
1株当たり純資産額 (円) 596.09 646.82
1株当たり当期純利益 (円) 60.04 103.03
自己資本比率 (%) 15.12 16.19
自己資本利益率 (%) 10.32 16.58
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 380 1,975
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △3,704 △1,700
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 2,338 438
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 1,127 1,840
従業員数 (人) 1,391 1,441

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第33期 第34期 第35期 第36期 第37期
決算年月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 平成30年3月 平成31年3月
売上高 (百万円) 105,789 109,503 110,963 109,806 108,507
経常利益 (百万円) 1,078 1,238 748 1,179 1,807
当期純利益 (百万円) 495 389 497 547 699
資本金 (百万円) 100 100 100 100 100
発行済株式総数 (株) 362,000 362,000 362,000 362,000 362,000
純資産額 (百万円) 3,020 3,167 3,614 3,911 4,269
総資産額 (百万円) 24,340 24,074 26,022 28,102 28,317
BPS (円) 8,345 8,750 9,985 540.26 589.76
1株配当 (円) 385 418 414 850 996
EPS (円) 1,368 1,076 1,375 75.56 96.68
自己資本比率 (%) 12.41 13.16 13.89 13.92 15.08
自己資本利益率 (%) 17.49 12.59 14.68 14.54 17.11
株価収益率 (倍)
配当性向 (%) 28.15 38.85 30.1 56.24 51.51
従業員数 (人) 1,081 1,228 1,289 1,381 1,430

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2018年12月をボトムにもちなおし、2019年はボックス相場となっています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

カクヤスのIPOの規模は最大で約35.7億円であり、東証二部としては大型です。

公募株式数は285,000株、売出株式数は1,757,000株、オーバーアロットメント(OA)は306,300株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約86%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)SKYグループホールディングス 87.16%
カクヤス従業員持株会 2.70%  
佐藤順一 0.25%
田島安希彦 0.20%
並木吉彦 0.12%
赤坂敏明 0.12%
関口信彦 0.12%
森山雅司 0.07%  
新里正 0.07%  
川口雅博、他同率32名 0.07%  

株主優待

高級日本酒3本

カクヤスは酒類をはじめとする食料品の販売事業及び卸売事業ということで、優待と極めて親和性が高い業種です。

株主優待が期待されます。年間5,000円分程度の株主優待があると株価には大きなプラス材料です。

株主優待があるか否かでPERが20~30倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用したファイナンスを行うと、成長にモメンタムをつけることもできます。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、リンガーハットは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、成長を加速させています。

コード 銘柄名 PBR PER 配当利回り
2928 RIZAPグループ 3.45 292.22 0.38%
3387 クリエイト・レストランツHD 9.91 47.65 0.64%
7616 コロワイド 6.55 103.1 0.22%
8200 リンガーハット 3.19 61.37 0.49%

株主優待の新設があると、IPOにもプラス材料です。

初値予想

カクヤスの事業は酒類をはじめとする食料品の販売事業及び卸売事業ということで、IPOにおける人気度は低めです。

予想PERは11.8~12.4倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
9994 やまや 12.07 0.72 2.06%

約35.7億円という上場規模は東証2部としては大型です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の20億円以上のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ワシントンホテル:+11.6%
  • ナルミヤ・インターナショナル:-3.8%
  • 信和:-3.8%
  • オプティマスグループ:+11.2%
  • 要興業:+26.7%
  • プレミアグループ:-4.3%
  • Casa:+2.7%
  • ウェーブロックホールディングス:-3.9%
  • 船場:-7.5%
  • ジャパンミート:+3.0%
  • 一蔵:+2.1%
  • ケイアイスター不動産:+6.8%
  • ラクト・ジャパン:±0%
  • 冨士ダイス:+50.9%
  • シーアールイー:-7.3%
  • 大冷:-6.7%
  • SFPダイニング:-16.5%
  • 日本ビューホテル:-2.3%
  • OATアグリオ:-6.3%
  • 丸和運輸機関:-8.8%
  • 日本BS放送:+6.6%
  • ウィルグループ:-4.2%
  • アサンテ:+11.2%
  • ファルテック:+5.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は野村證券券です。その他は、みずほ証、三菱UFJモルスタ証券、SMBC日興証券、マネックス証券、SBI証券、岩井コスモ証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
野村証券 1,838,000 90.01%
みずほ証券 81,600 4.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 40,800 2.00%
SMBC日興証券 20,400 1.00%
マネックス証券 20,400 1.00%
SBI証券 20,400 1.00%
岩井コスモ証券 20,400 1.00%

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郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

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