大手100円ショップのダイソーを運営する大創産業に上場観測が浮上しています。
多種多様なアイテムが並んでおり、当初は「主婦が500円で30分楽しめるレジャーランド」というテーマで演出ように、ショッピングを楽しめる側面もあります。
誰もが知っていて分かりやすいビジネスモデルであり、しかも株主優待に期待がかかります。
公募価格が割高に設定されない限りは手堅いリターンを獲得できると考えます。
ダイソーのIPO獲得に向けて今から備えることが重要です。ダイソーの上場、株価について、徹底的に解説します。
大創産業の上場・IPO
日本のみならず海外でも幅広くダイソーを展開している株式会社大創産業は、昭和52年(1977年)12月に設立され、1991年からチェーン店展開で拡大を開始しました。
売上高は5,262億円(2021年2月末現在)であり、店舗数は国内は3,620店舗、海外は24の国と地域・2,272店舗(2021年2月末現在)です。
れっきとしたグローバル企業であり、ワールドワイドな活躍を見せています。
ダイソーオリジナル商品、ダイソー企画商品を販売しており、主要取引先はイオン、イズミ、イズミヤ、イトーヨーカドー、西友、天満屋、東急ストア、東急不動産、平和堂、フジ、三井不動産、ユニー、その他大手量販店です。
本社は東広島市西条吉行東1丁目4番14号にあります。やはり一極集中ではなく、地方が元気になるのはいいですね。
最寄り駅はJR西条駅からタクシーで約8分です。新幹線の駅からは東広島駅(こだまが停車)からタクシー約20分です。
日用品からペイントグッズ、ネイルシールまで、幅広い商品を取り扱っています。
これまで大創産業が上場しなかったのは、資金面で余裕があって市場から調達する必要があまりなかったからだと言われています。
しかし、創業2代目へと事業を継承するためにIPOが必要になっていると日経ビジネスで報じられました。
もちろん市場から資金調達して積極投資しようという前向きな意図も矢野社長から述べられています。
大創産業は全国8カ所に大型倉庫を建設して、各店舗の発注に対して自動で品出しする体制を構築しました。
AI、IoT時代に適した自動化措置であり、これによって商品の供給時間が大幅に短縮されて効率化しました。
また、人手不足でバイトの時給が上昇している状況に対応するため、大創産業では無人レジを研究しています。
2019年には全店舗のPOS(販売時点情報管理)システムを刷新する計画もあり、長期の成長を支える事業インフラへの積極投資を推進しています。
今後も世界的に成長を進めていくためには軍資金はあるにこしたことはありませんね。前向きなIPOとなることが期待できます。
株主優待に期待!
ダイソーは100円ショップを展開しているということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。
競合のキャンドゥ(2698)は株主優待を行っています。100株以上一律で100円券20枚(2,000円+税相当分)の優待券です。
優待券に代えて自社商品20点に変更することも可能なので、近くに店舗がない場合も便利で株主フレンドリーです。
また、ワッツも株主優待を実施しています。自社オリジナル商品詰め合わせ(台所・掃除・衛生用品等)を戴けます。
ダイソーの大創産業が上場した場合、株主優待の実施が大いにありそうです。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 6.65 | 赤字 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.66 | 51.99 | 0.53% |
7616 | コロワイド | 6.58 | 240.41 | 0.24% |
8200 | リンガーハット | 5.42 | 161.17 | 0.40% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。ダイソーにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
見習うべきはセリアではなく、キャンドゥ・ワッツと優待族としては声を大にして言いたいですね。
ダイソーの上場に備えてすべき準備
上場したダイソーの株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
ダイソーのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券(auアセットマネジメント仲介)、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。ダイソーも当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、ダイソーのIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
ダイソーのような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
ダイソーのIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
SBI証券の口座開設・維持費用、ネット入金・出金の費用は無料です。IPOに申し込むのに際して費用は一切かかりません。
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この他、幹事団として、岡三オンライン、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。
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