上場!NexTone(7094)のIPOの初値予想

更新日: IPO

NexTone

NexTone(7094)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年3月12日(木)~3月18日(水)、上場日は2020年3月30日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,880円(1単元18.8万円)です。公募価格は2020年3月19日(木)に決定。

仮条件は1,500円~1,700円と窓を開けて下振れました。予想PERは23.5~26.6倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

1,500〜2,000円(仮条件の上限比-11.8%~+17.6%)

NexToneは著作権等管理事業(著作権管理業務)、音楽コンテンツ(音源や映像)を国内外の音楽配信サービスへ販売・流通する事業、キャスティング事業を展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都渋谷区広尾 1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー20Fです。

NexToneとは

NexToneはエイベックス株式会社の持分法適用関連会社であり、経営理念である「権利者に選ばれ、利用者から支持される著作権管理事業者となる」ことを目指しています。

公平・公正かつ透明性の高い著作権使用料の徴収・分配を行うこと、権利者の裁量により著作物利用に対し迅速かつ柔軟に対応すること、最新のテクノロジーを活用した効率的な管理・運営によりコストを削減することなどを心がけています。

著作権とは、思想や感情を創作的に表現した著作物の利用方法を独占的にコントロール出来る権利です。音楽分野では、「詞」「曲」が著作物となります。

NexToneは、著作権等管理事業法に定められる著作権管理事業者として文化庁に登録されており、音楽分野における著作物の管理を実施(登録番号01005)。

音楽著作権管理事業においては、著作権法の権利区分を基本としながら、利用の実態等に鑑みて、音楽著作権の4つの支分権と7つの利用形態に区分け管理を行っています。

また、著作物(作品)を録音・編集した音源マスターを音楽業界では原盤と呼ばれていますが、この原盤を権利者からライセンスし、販売先の音楽配信サービスを通してユーザーに音楽を届ける事業を展開。

音楽コンテンツを保有するレコードメーカーや音楽プロダクション、音楽出版社、アニメ・ゲームメーカーなど600社以上(2019年12月現在)の権利者との契約を保有し、今では国内屈指のデジタルディストリビューターとして、音楽配信市場に特化した多くのノウハウを蓄積しています。

YouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービスも提供しています。

更にキャスティング・コンサルティングとして、アーティスト稼働やライブへのユーザー招待、楽曲タイアップ等に関わる様々な音楽コンテンツの権利処理を行い、企業キャンペーンや各サービスでの音楽コンテンツを中心に利用促進をコーディネートしています。

またODSサポートとして、映画館での同時生中継(ライブビューイング)の実績も豊富で、アーティストライブに限らずミュージカルやプロスポーツの試合など、多分野のコンテンツを取り扱っています。

その他、ドキュメンタリー映画や劇映画の配給・宣伝業務、映画館を利用したイベントコーディネートなども手がけています。

従業員数は62名、平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は5.7年、平均年間給与は502.6万円です。

NexToneのIPOの諸データ

NexToneの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

NexToneの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第18期 第19期
決算年月 2018年3月 2019年3月
売上高 (千円) 2,331,899 3,239,801
経常利益 (千円) 103,467 186,254
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 61,283 129,593
包括利益 (千円) 61,888 134,362
純資産額 (千円) 1,209,269 1,343,632
総資産額 (千円) 2,645,587 3,135,846
1株当たり純資産額 (円) 446.75 494.77
1株当たり当期純利益 (円) 26.9 47.93
自己資本比率 (%) 45.7 42.7
自己資本利益率 (%) 6 10.2
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 295,301 530,255
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △157,140 △86,912
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 321,000 △15,000
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 1,602,647 2,031,254
従業員数 (名) 57 62

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月は下降トレンドとなっており、2020年に入ってからはコロナウイルスの影響で軟調な展開となっています。

底打ちして堅調な相場に回帰すればIPOにおいて追い風となり、下降トレンドになったら逆風です。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

NexToneのIPOの規模は最大で約20.0億円であり、東証マザーズとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は375,000株、売出株式数は550,700株、オーバーアロットメント(OA)は138,800株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約35%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は59%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
エイベックス・ミュージック・パブリッシング(株) 26.48%
(株)フェイス 10.05%
(株)アミューズ 10.05%
(株)JRCホールディングス 8.63%
三野明洋 8.25%
(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント 4.42%
(株)創通 3.95%
(株)博報堂DYメディアパートナーズ 3.35%
(株)コーエーテクモゲームス 3.01%
(株)インターネットイニシアティブ 2.34%  

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

NexToneの事業は著作権等管理事業(著作権管理業務)、音楽コンテンツ(音源や映像)を国内外の音楽配信サービスへ販売・流通する事業、キャスティング事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

YouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービスも提供しており、ネット動画コンテンツ全盛の時代に適した業務も内包しています。

予想PERは23.5~26.6倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
4295 フェイス 赤字 0.48 1.58%
4301 アミューズ 9.19 1.17 1.67%
4800 オリコン 13.16 4.14 2.21%
4838 スペースシャワーネットワーク 38.96 1.06 2.42%
7860 エイベックス 40.52 0.88 5.36%

約20.0億円という上場規模は東証マザーズとしては中型です。上位株主にはVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの15億~25億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • AI inside:+250.0%
  • global bridge HOLDINGS:+49.4%
  • HENNGE:+42.9%
  • サイバー・バズ:+73.9%
  • Link-U:+104.3%
  • ピアズ:+51.9%
  • トビラシステムズ:+125.8%
  • NATTY SWANKY:+20.2%
  • 日本ホスピスホールディングス:+46.6%
  • ギークス:+50.3%
  • カオナビ:+100.5%
  • サーバーワークス:+276.6%
  • フロンティアインターナショナル:+12.7%
  • スマレジ:+135.4%
  • テクノスデータサイエンス・エンジニアリング:+98.4%
  • リーガル不動産:+42.9%
  • ギフト:+77.5%
  • イーソル:+138.1%
  • CRGホールディングス:+63.6%
  • and factory:+56.0%
  • GA technologies:+130.3%
  • キャンディル:+52.5%
  • ライトアップ:+32.1%
  • アイペット損害保険:+57.9%
  • RPAホールディングス:+207.7%
  • フェイスネットワーク:+128.6%
  • ジーニー:+98.1%
  • SKIYAKI:+147.1%
  • シルバーライフ:+85.2%
  • ロードスターキャピタル:+37.4%
  • シェアリングテクノロジー:+86.9%
  • GameWith:+133.9%
  • オロ:+129.5%
  • ジャパンエレベーターサービスHD:+61.8%
  • イントラスト:+35.6%
  • スタジオアタオ:+25.7%
  • ユーザーベース:+15.9%
  • シンクロ・フード:+41.4%
  • 串カツ田中:+13.5%
  • デファクトスタンダード:+41.1%
  • ベガコーポレーション:+25.0%
  • エボラブルアジア:+48.3%
  • LITALICO:+88.0%
  • フィット:-7.9%
  • ソネット・メディア・ネットワークス:+139.1%
  • マイネット:+19.3%
  • ダブルスタンダード:+128.8%
  • インベスターズクラウド:+93.3%
  • AppBank:+45.8%
  • デザインワン・ジャパン:+50.9%
  • リンクバル:+27.9%
  • モバイルファクトリー:+99.4%
  • イード:+46.4%
  • KeePer技研:+49.1%
  • インターワークス:+16.7%
  • クラウドワークス:+73.2%
  • GMOTECH:+135.2%
  • 弁護士ドットコム:+215.4%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事はSMBC日興証券です。その他は、岡三証券、東海東京証券、SBI証券、エース証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
SMBC日興証券 888,900 96.02%
岡三証券 9,200 0.99%
東海東京証券 9,200 0.99%
SBI証券 9,200 0.99%
マネックス証券 9,200 0.99%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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