東芝が開発した指紋認証センサーを備えた次世代ICカードが、2018年にアメリカのクレジットカード会社大手などが採用する予定と日本経済新聞が報じました。
指紋認証センサーは縦横8mmの正方形で、厚さは0.18mmとなっています。
新しい指紋認証クレジットカードを端末に通しても、指紋を認証しなければ決済できないので、リアル店舗での不正利用のリスクが著しく低減します。
いよいよ生体認証システムによって決済できるクレジットカードが具現化しました。
デジタルテクノロジー全快の2010年代後半らしい新しい仕組みの光臨です。
指紋認証に関するこれまでの動きとしては、ノルウェーの金融機関Sparebanken DIN(Eikaグループ)が、生体認証センサーが搭載しているZwipe Mastercardカードをリリース予定となっています。
カード会員の生体認証データを記録した生体認証センサー、EMV認定を受けたセキュア・エレメント、Mastercardの非接触決済アプリケーションが搭載される予定です。
カード会員の指紋データは外部データベースではなく直接カードに記録される方式で、簡単な方法で指紋をスキャンすると非接触決済を行うことができるようになります。
暗証番号入力の代わりに生体認証を行うだけで支払いが完了します。標準的なカードと同じ形状で、決済端末の電力を利用するため、カードそのものにはバッテリーが不要です。
ここに来て東芝の指紋認証センサーを搭載したクレジットカードも発行予定となってきました。
まずは米国からローンチということで、日本にも光臨するか否かに注目します。
指紋認証のクレジットカードは、物理的なカードは持ち歩く必要があります。
他方、カードを持ち歩く必要もなくなる生体認証のクレカ・決済の仕組みも、各クレジットカード会社が研究・開発を推進しています。
三井住友フィナンシャルグループは、顔認証技術を使った決済システム「顔パス」の導入を推進しています。
顔の特徴(目・鼻・口等のパーツの輪郭・位置・大きさ)をカメラで読み取ることで、事前に登録した画像データと照合して個人を特定する技術です。
JCBは掌の方面で生体認証技術の研究を進めています。JCBオリジナルシリーズに更なる発展が期待できます。
手のひらをスマホで登録すれば、以降はJCBのクレジットカードなしに店舗でお買い物することができるような生体認証の実証実験を開始しました。

生体認証技術は利便性を飛躍的に向上させるポテンシャルがあり、夢がある分野です。
将来的には物理型クレジットカード、おサイフケータイやApple Payが過去の遺物となり、生体認証の時代が訪れる壮大な未来も有り得そうです。
デメリットは生体情報を登録する必要があるので、情報流出による不正利用などの懸念が心配されるところです。
万が一それで大々的な被害が生じたら大炎上となるため、もちろんローンチにあたってはセキュリティ面では最新の注意が払われるとは思います。今後の動向に注目します。
新しい技術が発展していくと、これまでは現金しか使ってこなかった方が、キャッシュレス決済を利用するようになるかもしれません。
それは効率化と同義であり、更なる経済発展、業務効率化に役立ちます。
Visaのグローバル調査では、「キャッシュレスシティ」が進行すると、経済的恩恵が高いとされています。
調査を実施した100都市においては、カードやモバイルといった電子決済の利用拡大によって、年間で最大4,700億米ドルの純便益が生まれると予測されています。
この金額はこれらの都市の平均GDPの3パーセントに相当しています。
最大32億時間に及ぶ銀行業、小売業、運送業における業務時間の短縮や、現金にまつわる犯罪の低下といった効果があります。
現金や小切手の場合、1ドル受領するごとに事業者側に7.1セントのコストが発生するものの、デジタル決済の場合1ドルの受領に対するコストは5セントである点も指摘されています。
クレジットカードや電子マネーは手数料が発生しますけれども、実はお釣りを用意したり、入金するのも手数料がかかります。
「両替・大量硬貨等取扱手数料」のようなフィーが発生します。
レジが混雑するようなお店の場合は、現金よりもキャッシュレス決済の方がありがたいという店舗もあります。
ドコモの新しい非接触決済「d払い」の記者会見で、ローソンの責任者の方も、手数料が発生してもなおクレジットカードや電子マネー決済の方がありがたいとおっしゃっていました。
そうした観点でローソンでは最大限に積極的に決済手段の多様化に取り組んでいるようです。
クレジットカード、電子マネー等が普及していくと、経済の効率化にも着実に役立ちます。
指紋認証など生体認証のクレジットカードがその一助になることを期待します。
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