上場!マイクロ波化学(9227)のIPOの初値予想

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マイクロ波化学

マイクロ波化学(9227)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年6月8日(水)~6月14日(火)、上場日は2022年6月24日(金)です。

マイクロ波化学が新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は580円(1単元5.8万円)です。公募価格は2022年6月16日(木)に決定。

仮条件は580~605円と上振れました。予想PERは188.3~196.4倍です。

初値予想は「プラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

750~900円(仮条件の上限比+24.0%~+48.8%)

マイクロ波化学は「省エネルギー」・「高効率」・「コンパクト」な環境対応型プロセスのグローバルスタンダード化を目指す技術プロバイダーで、マイクロ波化学関連事業を展開しています。

監査法人は太陽有限責任監査法人です。

マイクロ波化学とは

マイクロ波化学は、顧客課題に応じて、研究開発からエンジニアリング・製造支援までをワンストップでソリューションとして提供しています。

技術プラットフォームを様々な化学製品の製造プロセスに応用することを目指していますが、化学産業は研究開発段階から商業化まで時間とコストがかかるため、顧客との長期的な関係を構築し安定的な収益を確保します。

マイクロ波化学は、顧客の課題解決を目指して研究開発を行う研究開発会社としての側面と、マイクロ波プロセスを設計して反応器を納入するエンジニアリング会社的な側面を併せ持っています。

開発段階のフェーズ1乃至2では、共同開発費や実証機の設計費という形で収益を計上します。

顧客が事業化するフェーズ3乃至4では、プロジェクトマネジメントフィーや設計費を計上した上で、顧客がマイクロ波プロセスを導入することによって生み出すことができたコスト削減や付加価値向上などの価値の一部、及びマイクロ波化学が所有するバックグランドIPの使用料としてライセンス収入を、一時金やロイヤリティという形で計上します。

中長期的には事業化したパイプラインから得るロイヤリティをはじめとした継続的な収益がマイクロ波化学の利益に貢献することを想定しています。

事業の成功率を高めるためには、マイクロ波化学内でフェーズ0と位置づけている初期段階における開発課題の特定、事業仮説や期待値の設定が重要であり、事業開発チームによる徹底的なヒアリングを実施します。

マイクロ波化学はヒアリング内容をデータベース化し成功パターンを認識し、必要に応じて簡単な試験をすることで、効率の良い案件獲得に繋げていきます。

さらに、その前段階となる顧客からの引き合い数を増やすことに注力することで、事業性の高い案件の受注を目指す方針です。

従業員数は55名、平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は594.1万円です。

マイクロ波化学のIPOの諸データ

マイクロ波化学の業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

マイクロ波化学の業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第10期 第11期 第12期 第13期 第14期
決算年月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月
売上高 (千円) 138,746 361,041 603,222 1,052,303 458,026
経常利益 (千円) △324,662 △175,318 △151,362 27,594 △355,599
当期純利益 (千円) △279,690 △146,534 △467,916 32,523 △1,036,391
持分法を適用した場合の投資損失 (千円) △13,504 △23,537 △98,641 △92,060 △653,258
資本金 (千円) 1,665,390 1,913,368 2,013,418 2,298,446 2,298,446
発行済株式総数 (株)
普通株式 25,000 25,000 25,000 25,000 25,000
A種種類株式 10,714 10,714 10,714 10,714 10,714
B種種類株式 35,300 35,300 35,300 35,300 35,300
C種種類株式 28,404 28,404 28,404 28,404 28,404
D種種類株式 15,628 15,628 15,628 15,628 15,628
E種種類株式 6,250 6,250 6,250 6,250 6,250
F種種類株式 6,441 6,441 6,441 6,441
G種種類株式 1,740 6,697 6,697
純資産額 (千円) 1,087,892 1,437,315 1,169,499 1,772,077 735,685
総資産額 (千円) 1,690,268 2,062,843 2,225,181 2,784,349 1,701,703
1株当たり純資産額 (円) △88,715.50 △94,576.87 △113,293.52 △1,119.92 △1,534.48
1株当たり配当額 (円)
1株当たり当期純利益 (円) △11,187.60 △5,861.36 △18,716.64 13 △414.55
自己資本比率 (%) 64.4 69.7 52.6 63.6 43.2
自己資本利益率 (%) 2.2
配当性向 (%)
営業CF (千円) 55,450 △287,659
投資CF (千円) △528,748 △72,640
財務CF (千円) 537,266 △69,936
現金等 (千円) 812,556 382,320

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月、ボックス相場が続いており、足元ではボックス下限で揉みあっています。

軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

マイクロ波化学のIPOの規模は最大で約21.1億円であり、東証グロースとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,500,000株、売出株式数は1,340,000株、オーバーアロットメント(OA)は576,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約18%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は35%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
UTEC2号投資事業有限責任組合 19.84%
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 14.29%
(株)INCJ 12.58%
吉野巌 9.86%
塚原保徳 9.46%
三井化学(株) 5.13%
PNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合 4.27%
OUVC1号投資事業有限責任組合 3.54%
(株)SBI新生銀行 1.86%
DBJキャピタル投資事業有限責任組合 1.70%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

マイクロ波化学の事業は「省エネルギー」・「高効率」・「コンパクト」な環境対応型プロセスのグローバルスタンダード化を目指す技術プロバイダーということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

予想PERは188.3~196.4倍であり、類似企業と比較すると高めです。

上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。

約21.1億円という上場規模は東証グロースとしては中型です。

旧・東証マザーズの15億~25億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • Recovery International:-13.7%
  • CS-C:+19.3%
  • 網屋:+6.6%
  • グローバルセキュリティエキスパート:+43.6%
  • ブロードエンタープライズ:+7.7%
  • レナサイエンス:+45.7%
  • モビルス:+43.0%
  • ブレインズテクノロジー:+134.0%
  • ラキール:+77.1%
  • i‐plug:+129.0%
  • ファンペップ:+10.0%
  • いつも:+134.4%
  • ココペリ:+125.6%
  • スタメン:+133.1%
  • さくらさくプラス:+47.4%
  • rakumo:+204.0%
  • 日本情報クリエイト:+70.0%
  • MacbeePlanet:+28.3%
  • NexTone:-2.4%
  • ヴィス:-8.0%
  • ドラフト:-22.7%
  • フォースタートアップス:-8.0%
  • Kids Smile Holdings:+20.9%
  • AI inside:+250.0%
  • global bridge HOLDINGS:+49.4%
  • HENNGE:+42.9%
  • サイバー・バズ:+73.9%
  • Link-U:+104.3%
  • ピアズ:+51.9%
  • トビラシステムズ:+125.8%
  • NATTY SWANKY:+20.2%
  • 日本ホスピスホールディングス:+46.6%
  • ギークス:+50.3%
  • カオナビ:+100.5%
  • サーバーワークス:+276.6%
  • フロンティアインターナショナル:+12.7%
  • スマレジ:+135.4%
  • テクノスデータサイエンス・エンジニアリング:+98.4%
  • リーガル不動産:+42.9%
  • ギフト:+77.5%
  • イーソル:+138.1%
  • CRGホールディングス:+63.6%
  • and factory:+56.0%
  • GA technologies:+130.3%
  • キャンディル:+52.5%
  • ライトアップ:+32.1%
  • アイペット損害保険:+57.9%
  • RPAホールディングス:+207.7%
  • フェイスネットワーク:+128.6%
  • ジーニー:+98.1%
  • SKIYAKI:+147.1%
  • シルバーライフ:+85.2%
  • ロードスターキャピタル:+37.4%
  • シェアリングテクノロジー:+86.9%
  • GameWith:+133.9%
  • オロ:+129.5%
  • ジャパンエレベーターサービスHD:+61.8%
  • イントラスト:+35.6%
  • スタジオアタオ:+25.7%
  • ユーザーベース:+15.9%
  • シンクロ・フード:+41.4%
  • 串カツ田中:+13.5%
  • デファクトスタンダード:+41.1%
  • ベガコーポレーション:+25.0%
  • エボラブルアジア:+48.3%
  • LITALICO:+88.0%
  • フィット:-7.9%
  • ソネット・メディア・ネットワークス:+139.1%
  • マイネット:+19.3%
  • ダブルスタンダード:+128.8%
  • インベスターズクラウド:+93.3%
  • AppBank:+45.8%
  • デザインワン・ジャパン:+50.9%
  • リンクバル:+27.9%
  • モバイルファクトリー:+99.4%
  • イード:+46.4%
  • KeePer技研:+49.1%
  • インターワークス:+16.7%
  • クラウドワークス:+73.2%
  • GMOTECH:+135.2%
  • 弁護士ドットコム:+215.4%

以上を総合考慮して、初値予想は「プラスリターン」です。

主幹事はSMBC日興証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
SMBC日興証券 2,728,900 90.01%
SBI証券 151,500 5.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 121,200 4.00%
楽天証券 30,300 1.00%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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