
ペイロール(4489)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年6月3日(木)~6月9日(水)、上場日は2021年6月22日(火)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,380円(1単元13.8万円)です。公募価格は2021年6月10日(木)に決定。
仮条件は1,280円~1,380円と下振れました。予想PERは20.9~22.6倍です。
初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。
1,150〜1,500円(公開価格比-10.2%~+8.7%)
ペイロールはマネージドサービスと、クラウドサービスを用いた給与計算業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を展開しています。
監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都江東区有明3-5-7 TOC有明イーストタワー11階・12階です。
ペイロールとは
ペイロールは、顧客企業の人事・労務関連業務の土台を支え続けることで、企業社会を根底から支える基盤、つまり「ソフトインフラ」としての役割を担うことを理念としています。
ペイロールが事業を展開する給与計算業務のアウトソーシング市場は、政府の提唱する「働き方改革」により各企業が行う長時間労働是正の手段として、アウトソーシングを活用し、コア業務に注力することに対する機運が高まっていることから需要が拡大しています。
この様な環境下、ペイロールの給与計算業務のアウトソーシングサービスは、給与・定期賞与計算はもちろん、年末調整補助業務や地方税特別徴収補助などの季節性業務、身上異動等の人事関連業務、従業員及び各拠点との直接対応など、給与計算に関わる様々な周辺業務をサポートする「フルスコープ型アウトソーシング」です。
ペイロールは顧客企業の人事・労務関連業務の工数削減を行い、コア業務に特化するためのサービスを提供しています。
また、ペイロールは、2016年1月よりマイナンバー制度の開始に伴い、フルスコープ型アウトソーシングサービスのノウハウを活かした「マイナンバー管理サービス」を提供しています。
このように、給与計算のみを受託するのではなく、サポート範囲を給与計算に関わる業務とし、また、法改正等の市場の動向に合わせて業務範囲の拡大を行うことで、給与計算業務を受託するマーケットにおいて競争力を有するとともに、顧客企業の満足度の向上にも繋がっています。
2020年3月期実績として、97.8%のリテンション率「(当期運用売上高-喪失顧客の前期運用売上高)÷当期運用売上高」を有しています(ストック型の事業モデル)。
従業員数は566名、平均年齢は33.9歳、平均勤続年数は2.6年、平均年間給与は449.8万円です。
ペイロールのIPOの諸データ
ペイロールの業績推移

業績面では売上高・純利益・経常利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。
主要な経営指標等(国際会計基準)の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第2期 | 第3期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
| 売上収益 | (千円) | 6,629,003 | 7,252,039 |
| 税引前利益 | (千円) | 934,257 | 1,069,577 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | (千円) | 649,372 | 727,897 |
| 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 | (千円) | 649,372 | 727,897 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | (千円) | 9,097,302 | 9,829,413 |
| 総資産額 | (千円) | 20,195,644 | 20,267,856 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | (円) | 520.5 | 562.38 |
| 基本的1株当たり当期利益 | (円) | 37.15 | 41.65 |
| 希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | 36.78 | 41.09 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | (%) | 45 | 48.5 |
| 親会社所有者帰属持分当期利益率 | (%) | 7.4 | 7.7 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 1,785,064 | 1,450,850 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △919,073 | △649,051 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △1,050,355 | △741,046 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 686,608 | 747,361 |
| 従業員数 | (人) | 448 | 478 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は、ここ数ヶ月ボックスでの推移となっており、足元では抵抗線を割っています。
軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

上場規模
ペイロールのIPOの規模は最大で約108.5億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は428,000株、売出株式数は6,410,000株、オーバーアロットメント(OA)は1,025,700株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約44%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は94%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ | |
|---|---|---|---|
| Pacific グロース投資事業有限責任組合 | 22.13% | ◯ | |
| Pacific戦略投資1号投資事業有限責任組合 | 21.11% | ◯ | |
| Pacific2号投資事業有限責任組合 | 14.05% | ◯ | |
| リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド4号投資事業有限責任組合 | 14.01% | 全株売出 | |
| Pacific グロース3号投資事業有限責任組合 | 7.08% | ◯ | |
| Pacificプリンシパル投資事業有限責任組合 | 6.91% | ◯ | |
| (株)アイネット | 5.53% | ◯ | |
| 湯浅哲哉 | 5.46% | ◯ | |
| ペイロール従業員持株会 | 2.30% | ◯ | |
| 山﨑雅敏 | 0.28% | ◯ | |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ペイロールの事業はマネージドサービスと、クラウドサービスを用いた給与計算業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
大安である2021年6月22日(火)を上場日に選択した結果として、4社同時上場となり、過密日程のIPOである点はマイナスポイントです。
約108.5億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- ビジョナル:+43.0%
- スパイダープラス:+48.4%
- Appier Group:+26.9%
- ココナラ:+91.7%
- coly:+104.6%
- アクシージア:+41.4%
- QDレーザ:+134.4%
- ウェルスナビ:+50.0%
- ヤプリ:+65.8%
- プレイド:+99.4%
- Kaizen Platform:+1.7%
- クリーマ:+35.9%
- Retty:+36.5%
- プレミアアンチエイジング:+37.0%
- 日通システム:+83.3%
- I-ne:+12.5%
- ロコガイド:+130.3%
- SREホールディングス:-6.6%
- ランサーズ:+15.3%
- JTOWER:+63.8%
- フリー:+25.0%
- JMDC:+32.5%
- メドレー:-2.3%
- BASE:-6.9%
- HPCシステムズ:-6.0%
- ギフティ:+25.3%
- ステムリム:-7.0%
- ブシロード:+16.6%
- 新日本製薬:+13.2%
- Sansan:+5.8%
- EduLab:+2.2%
- ポート:-37.2%
- 自律制御システム研究所:-16.8%
- SBIインシュアランスグループ:±0%
- MTG:+21.6%
- メルカリ:+66.7%
- ラクスル:+9.7%
- SOU:+24.2%
- 神戸天然物化学:+56.6%
- HANATOUR JAPAN:+10.0%
- ウェルビー:+28.1%
- MS&Consulting:-2.3%
- PKSHA Technology:+128.3%
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。
主幹事は野村證券です。その他は、SMBC日興証券、東海東京証券、岡地証券、SBI証券、いちよし証券で申し込めます。
SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
野村證券ルートでLINE証券でも取り扱いの可能性あり。
ペイロールのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。
↓

岡三オンラインでも取扱いの可能性があります。

岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓

SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
松井証券、楽天証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。


岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)