スルガ銀行がVポイント支店を開始しました。銀行の取引でVポイントが貯まるのが特徴です。
「デビットTカード スルガバンク」(愛称:VisaデビットTカード)を提供しており、Vポイントが貯まりやすいシステムが構築されています。お得な入会キャンペーンも行います。
なお、スルガ銀行には、キャッシュレス決済にチャージするたび現金がもらえる「スマ口座」もあります。
スルガ銀行Vポイント支店、VisaデビットTカード、入会キャンペーンについてまとめます。
目次
銀行取引でVポイントが貯まる
給与受取
スルガ銀行のVポイント支店で毎月の給料が入金する度に、毎月Vポイント50ポイントがプレゼントされます。スルガ銀行が「給与」と認識できる10万円以上の入金が対象です。
セブン銀行は振込1件あたりnanacoポイント10ポイント、SBI新生銀行はVポイント25ポイントです。スルガ銀行Vポイント支店はそれより豪華となっています。
Tポイントのプレゼントは入金月の翌月15日の予定です。Vポイントについては以下で徹底解説しています。
Vポイント付き定期預金
お預入れ金額に応じてTポイントがプレゼントされる「Vポイント付き定期預金」があります。1年ごとの自動継続で、満期ごとにTポイントが貯まります。
お預入れ10万円ごとに60ポイントが、1年後の満期日の翌月にもらえます。100万円だと600ポイント、1000万円だと6000ポイントです。還元率0.06%です。
普通の定期預金におまけがついています。ただし、金利は1年0.05%と妙味がない水準で、Vポイントと合わせても年0.11%に過ぎません。SBJ銀行などの高金利銀行の方がいいでしょう。
スペシャルギフト付き定期預金
お預入れ10万円を1口として、毎月1回、自動で抽選が行われ、以下のVポイントがプレゼントされます。
- 1等:Tポイント10万ポイント1本
- 2等:Tポイント1000ポイント3本
預金金利は1年0.22%(300万円以上は0.23%)です。Vポイント付き定期預金よりもこちらの方がダントツでお得です。
デビットTカード スルガバンク(愛称:VisaデビットTカード)
スルガ銀行Vポイント支店では、「VisaデビットTカード」を発行します。デビットカード、Tカード、銀行キャッシュカード、ローンカードの4つの機能が一つになったカードです。
世界中のVisa加盟店でVISAのクレジットカードと同様にお買い物できます。使ったその場で口座から引落とされるため、クレジットカードだと使い過ぎるというタイプの方でも使い過ぎを防止できます。
また、クレカの審査が通らなくても作ることができる場合があり、お買い物でポイントが貯められます。
VisaデビットTカードでのお支払い200円(税込)につきTポイント1ポイントが貯まります。還元率0.5%です。1回の決済ごとにポイントが計算されます。
また、Tカードとしても利用できるので、Tポイント提携先で提示することで、Vポイントを貯められます。
加盟店でVisaデビットTカードで支払いをするとVポイントの二重取りが可能となります。Vポイントは他のTカードに移行できるので、メインのTカードが他にある場合でもサブカードとして持つことも選択肢の一つです。
一般的なデビットカードは還元率0.2~0.3%程度のカードが多いので、比較的高還元となります。ただし、楽天銀行のデビットカード(JCB)は還元率1.0%と最高級です。還元率を重視したデビットカードを作りたい場合は、楽天銀行が最有力です。
なお、Vポイントが貯まるクレジットカードで最も還元率が高いのは、Extreme Card(エクストリームカード)です。還元率1.5%です。
クレカで付与されるJデポを一定程度ためて、それをGポイントという別のポイントに交換して、更にGポイントのサイトでVポイントに交換できます。
かなりの高還元なので税抜3,000円と年会費は高めですが、年30万円以上の利用で無料となります。月25,000円以上使えばいいので、固定費をクレカ払いにしたらすぐに到達します。年会費は実質無料と言ってよいでしょう。
年会無料のクレジットカードがいい場合や、ポイント交換は面倒な場合は、Yahoo! JAPANカードがおすすめです。
年会費無料で還元率はいつでも1%で、Yahoo!ショッピングとロハコではショップポイントも合わせて3%です。詳しくは以下で徹底解説しています。
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のVポイントを得られたのが嬉しかったです。Vポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
ATM手数料
スルガ銀行Vポイント支店はそこそこのクオリティがありますが、メインバンクとして使うのはハードルが若干高いです。メインバンクはやはり都市銀行・ゆうちょという方も多いでしょう。
したがって、資金移動の快適さが重要な要素です。ATM手数料が無料であることが極めて重要です。
STAGE01
スルガ銀行Vポイント支店はATM入金手数料は日本全国のゆうちょ銀行、セブン-イレブン、イーネット(ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラ等)、イオン銀行、タウンネットワークサービスでいつでも無料です。
ATM出金手数料は、平日昼間と土曜日のランチタイム前後は無料です。具体的には、セブン-イレブン・イーネット・タウンネットワークサービスは平日 7:00~18:00、土曜 9:00~14:00が無料です。
イオン銀行は平日 8:00~18:00、土曜 9:00~14:00が無料です。
STAGE02
テレフォンバンキングをご契約中かつ、Tポイント支店円預金の前々月の月平均の預金残高20万円以上だと「STAGE02」にランクアップします。
上記の金融機関のうち、ゆうちょ銀行以外はいつでもATM入出金手数料が無料となります。ハードルは低めですね。
STAGE03
以下2つのいずれかに該当すると、「STAGE03」にランクアップします。
- 前々月の月末時点のTポイント支店円預金残高50万円以上
- 前々月の月末時点でローン残高があり、前月定例返済あり
ゆうちょ銀行も含めて上記の金融機関のATM入出金手数料がいつでも無料となります。
キャンペーン
スルガ銀行Vポイント支店はお得な口座開設キャンペーンを開催している時期があります(最新のキャンペーン)。
一例として、2022年8月16日(火)~2022年12月30日(金)は、新規口座開設を完了すると、もれなくVポイント1,500ポイントがプレゼントされます。
また、定期的に口座開設後も対象のキャンペーンを展開しています。
Vポイント支店への問い合わせ先としてフリーダイヤルが用意されています。電話番号は0120-854-789です。月~金曜日(祝日を除く) 9:00~17:00に電話できます。
スルガSTARプログラム
スルガ銀行の全支店に普通預金口座があると、「スルガSTARプログラム」を利用できます。以下3つのいずれかを充足することが条件です。
要件
- インターネットバンキングに契約してメルアド登録がある個人
- 公的年金(国民年金・厚生年金・共済年金)の受取り
- 過去1年以内にテレフォンバンキングによる取引実績あり
前々月末時点の取引状況によって、ATM出金手数料、ネットバンキングによる他行宛て振込手数料の無料サービスを受けられます。
ランク | 取引条件(前々月末日時点) | 特典内容(無料回数) | |
---|---|---|---|
ATM出金手数料 | 他行宛振込手数料 | ||
1ツ星 | 円預金またはローン残高20万円以上 | 月3回まで | 月3回まで |
2ツ星 | 円預金またはローン残高100万円以上 | 月5回まで | 月5回まで |
3ツ星 | 円預金またはローン残高300万円以上 | 月7回まで | 月7回まで |
4ツ星 | 円預金またはローン残高1,000万円以上 | 回数制限なし | 月10回まで |
以下両方 1. デジタル通帳(Webブックフリー)を契約 2. 円預金またはローン残高20万円以上 |
スルガ銀行の普通預金口座がANA支店で、かつANAマイレージクラブのブロンズ会員以上だと4ツ星となります。
取引状況にかかわらず年齢が満25歳以下の場合は月3回まで振込手数料が無料になります。新規口座開設による優遇はATM手数料だけで、振込手数料は無料になりません。
ランク | 対象 | 特典内容(無料回数) | |
---|---|---|---|
ATM出金手数料 | 他行宛振込手数料 | ||
ウェルカム特典 | 新規口座開設 | 開設月の翌々月末まで 回数制限なしで無料 | 対象外 |
ヤング特典 | 年齢が25歳以下 | 月3回まで | 月3回まで |
スルガ銀行の対面の支店だけではなく、ANA支店やVポイント支店などのネット専用口座も対象です。
まとめ
スルガ銀行は取引でANAマイルが貯まるスルガ銀行 ANA支店も展開しており、この手の目新しいサービスに積極的です。
大手地銀ということで、空前の低金利という厳しい経営環境下でリテール向けの新しい取り組みを行っています。その姿勢は評価できると思います。
給与振込みでVポイント50ポイントをゲットしたい方、クレジットカードは持ちたくなくて0.5%の還元率のデビットTカードに魅力を感じる方に向いています。
クレジットカードでOKという場合でVポイントを貯めたい場合は、Yahoo! JAPANカード(還元率1%・年会費無料)がおすすめです。
他に取引でVポイントが貯まる銀行にはSBI新生銀行があります。10万円以上の振込入金やATM入出金、自動引落新規登録などでVポイントが貯まります。
口座開設から3ヶ月目までは、6ヶ月の円定期預金がなんと年0.5%になるキャンペーンもあります。
SBI新生銀行は口座開設だけで1,000円のプレゼントを行っています。とてもお得なキャンペーンです。
Vポイントではなく航空マイルの方がいいという方もいらっしゃるでしょう。ANAマイルとJALマイルが貯まる銀行口座については、以下で徹底的に解説しています。
その他、おすすめのネット銀行については、以下で徹底的に比較しています。
デビットカードの中で最も高還元なのは楽天銀行のデビットカード(JCB)です。
なんと還元率1%とクレジットカード並みの還元率を誇ります。還元率重視のデビットカードなら最有力候補となります。
現金還元を重視しており、ポイント還元ではなくキャッシュバックがいい場合は、ネット銀行だとソニー銀行の「Sony Bank WALLET」が候補となります。
優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバックされます。上限は20万円/月です。
三菱UFJ銀行のデビットカードは還元率は基本0.2%ですが、還元がキャッシュバックなのがメリットです。ポイントよりも現金還元が嬉しいですね。
セブン銀行のデビットカードは、セブン‐イレブン、そごう・西武、セブンネットショッピングでは1%、それ以外の加盟店も0.5%還元でnanacoポイントが得られます。
イオン銀行のデビットカードは還元率0.5%でイオンでの5%OFFの特典があります。
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードはいつでも0.6%の還元で、会員制度スマートプログラムのランクアップに役立つのがメリットです。
Mastercardデビットカードであるミライノデビットは0.8%還元、ミライノデビット PLATINUMは1.0%還元です。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。