松井証券が2018年10月下旬にオリジナルのポイントプログラム「松井証券ポイント」を導入しました。
投資信託の購入と保有、日常生活におけるクレジットカード決済でポイントを貯められます。
貯まったポイントは投資信託の積立購入、各種商品への交換に利用することが可能です。
松井証券ポイントをザクザク貯める方法、お得な使い方について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
松井証券ポイントの貯め方
松井証券のポイントサービスでは、いくつかの手段でポイントを獲得することが可能です。以下、詳細についてブレイク・ダウンします。
投信の預り資産残高に応じてポイントを獲得可能
松井証券で投資信託を保有すると、投信残高に応じてキャッシュバックもしくは松井証券ポイントを受け取れます。
ポイント還元率=(販売会社が受け取る信託報酬(税抜))- 0.3%
他の大手ネット証券は投信の残高に応じてポイントを獲得できるプログラムを提供しており、何も還元がなかった松井証券よりもお得でした。
証券会社名 | 還元率(残高1000万円未満) | 還元率(残高1000万円以上) |
---|---|---|
auカブコム証券 | 0.12% (一部対象外) | 0.12% or 0.24% (3000万以上) (一部対象外) |
SBI証券 | 0.1% (一部0.0175~0.05% / 0.15%) | 0.20% (一部0.0175~0.05% / 0.25%) |
松井証券 | 最大1% (一部低還元) | 最大1% (一部低還元) |
楽天証券 | 所定の残高に到達した場合 (最大1000万で通算1,090) ※一部は残高に応じた還元 | 所定の残高に到達した場合 (最大2000万で通算2,090) ※一部は残高に応じた還元 |
マネックス証券 | 0.08% (一部対象外) | 0.08% (一部対象外) |
しかし、今後は松井証券で投信を保有してもポイントを獲得できてファンタスティックです。
対象の投資信託の毎月の平均残高に応じて、年率0.1%のポイントを獲得できます。
ETF、米ドルMMF、ブルベア型投資信託、松井証券が受け取る信託報酬が年率0.1%以下の投資信託は対象外となります。eMAXIS Slim 先進国株式インデックス等は対象外です。
松井証券は10万円以下の株式取引手数料が無料というメリットがあります。投資信託の購入において有力な選択肢となりました。
個人投資家の資産形成に八面六臂の活躍を見せてくれるネット証券です。松井証券は当サイト限定のタイアップキャンペーンを開催しています。
公式サイト松井証券 公式キャンペーン
ロード型投資信託の購入
松井証券で購入手数料が発生する投資信託を買うと、松井証券ポイントが還元されましたが、終了して手数料が無料となりました。
岡三オンラインの「ZEROファンドプログラム」に類似したプログラムで、購入手数料が有料の投信も無料で購入することが可能です。
ちなみに岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
クレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」の利用
「MATSUI SECURITIES CARD(松井証券カード)」というクレジットカードを利用すると、松井証券ポイントを得られます。
ジャックスと松井証券が提携して発行しています。年1回の利用で本会員・家族会員のいずれも年会費が無料となり、ポイント還元率が0.5%です。
日々の生活全般でガンガン活用していくメインカードとしては物足りない還元率です。
最近では幾多のお店でクレジットカードを使えますし、固定費も支払えます。
年間50万円使えば2,500円のリターンがあります。年間200万円だと1万円となり、まとまるとそれなりの金額となります。
ETCカード、ふるさと納税、病院・歯科医院、引っ越し、宅配便などでもポイントが得られます。
携帯電話、固定電話、電気、ガス、水道、NHK受信料、放送、新聞、プロバイダー、国民年金保険料、自動車税、固定資産税、保険料などの支払いも対象です。
還元率が1%を超える高還元クレジットカードもありますが、いずれもポイントは刹那的に消化するしかありません。
松井証券カードの場合は、獲得したポイントを増やしていける点に面白みがあります。楽しさがあってワクワクしますね!
カード利用で貯まるポイントが松井証券ポイントに自動移行されます。自ら会員サイトで手続きする必要はありません。
その他、MATSUI SECURITIES CARDの詳細については、以下で精緻に分析しています。
カード利用の0.5%の松井証券ポイントを使って、投資信託の積立投資が自動的に実施できます。フィンテックらしいユニークな仕組みがファンタスティックです。
公式サイトMATSUI SECURITIES CARD オフィシャルページ
キャンペーン
松井証券のキャンペーンの賞品として、松井証券ポイントがプレゼントされることがあります。
一例としては、積立デビューキャンペーンで1,000円相当、NISA口座新規開設キャンペーンで2,000円相当の松井証券ポイントがプレゼントされました。
私も以前に投信積立デビューキャンペーンを利用して、1,000ポイントを戴きました!
松井証券ポイントの使い方
投信の購入・保有、松井証券カードの利用で貯めた松井証券ポイントは、2つの使い方が存在しています。
投資信託の積立購入
松井証券ポイントの使い方として、貯めたポイントを投資に回すことができる点が特徴です。
投資信託のコースを選択すると、自動的に投信の積み立て購入が可能になります。投資信託の口座開設が必要です。
かつては年0.392%の手数料が必要な時期がありましたが、現在は発生するコストは投資した投資信託の信託報酬などのみです。
投信の購入・保有、クレジットカードの利用で獲得したポイントを投信購入に充当して、更なるリターンの獲得を狙うことが可能です。
複利効果を存分に発揮して資産形成することが可能でファンタスティックです。対象の投信は以下3つであり、いつでも変更できます。
- ひふみプラス
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
インデックス投信の積立投資を行うと、10年~数十年継続した場合は多くの時期にプラスになっています。
したがって、一時的にマイナスになったとしても超長期投資を前提にするなら、長期的にはインフレに負けないリターンを期待できます。
(引用:金融庁のつみたてNISA早わかりガイドブック)
松井証券にはロボアドバイザー(ポートフォリオ提案)+ポートフォリオ運用のサポートサービス「投信工房」も用意されています。
各種商品との交換
松井証券ポイントで投資信託を購入した場合、資産クラスごとの保有比率、騰落情報、推移などがわかりやすく表示されてユーザーフレンドリーです。
個別株式投資で勝てる方ですと、投資信託に全く興味がない方も多いと思います。
そのような場合は、松井証券ポイントを多様な商品と交換することも可能となっています。
「松井証券ポイント」画面の商品交換サイトから、3,000種類以上のアイテムを選択できます。
便利なギフトカード・商品券、飲食品、文具・オフィス用品、iPod/iPad、家電・インテリア・雑貨、食品・加工食品、ドリンク・お酒、書籍、ゲームなどから選択できます。
また、Amazonギフト券と交換することも可能です。
- 1,000 松井証券ポイント → 1,000円分のAmazonギフト券
- 10,000 松井証券ポイント → 10,000円分のAmazonギフト券
株主優待のカタログギフトや、会員限定サイトで好きな商品と交換できるみずほ証券のポイントと類似の仕組みになっています。
商品への交換レートは発送コスト等の関係で悪く、1ポイント1円未満となってしまうので、Amazonギフト券に交換して、Amazonで好きなものを購入するのがおすすめです。
有効期限
松井証券は原則としてポイント付与日から2年間で失効します。
投資信託の自動積立の設定を行っている場合は、ポイントが無駄になるリスクはゼロです。
しかし、商品交換のためにためている場合は、忘れて有効期限が切れてしまわないように注意が必要です。
松井証券ポイント残高の確認方法
クレジットカードやキャンペーンの利用で松井証券ポイントが貯まった場合、初期設定では通知メールがオンになっています。
したがって、メールで案内してくれるので忘れて有効期限が切れる心配がなく、ユーザーフレンドリーな仕様となっています。
松井証券は以下の3ステップで確認でき、シンプルで簡単になっています。
- ネットストック会員画面にログイン
- 「ポイントサービス」を選択
- 取引暗証番号を入力し、「認証する」を選択
サクッと簡単に貯まっているポイント数を確認でき、サクサクとスムーズに使うことが可能です。
まとめ
松井証券が2018年10月下旬に導入した松井証券ポイントの貯め方、使い方をまとめると下表のとおりです。
区分 | サービス名 | 内容 |
---|---|---|
貯め方 | 投資信託の利用 | 対象投信の残高に応じてポイント付与 |
MATSUI SECURITIES CARD | クレジットカードの利用金額に応じたポイント付与 | |
使い方 | 投資信託 | 投資信託の積立購入 |
その他 | 各種商品との交換 |
松井証券は2016年11月に投資信託の取扱いを再開して以来、未経験の方が投資を始めやすい環境の整備に努めてきました。
代表的施策
- 国内で初めて投信の毎日積立の設定を可能に
- 投資信託の最低購入金額を100円に引き下げ
この度の松井証券ポイントの導入で、クレジットカードの利用に伴うポイント付与、ポイントによって幅広く分散されて初心者向けの投資である投信積立が可能となりました。
資産運用の未経験者や初心者が投資を身近に感じて、将来に向けた資産形成することを協力に後押しするサービスです。
その他、投資体験サービスが用意されているポイントについては、以下で精緻に分析しています。
投資に使えるクレジットカードも複数存在しています。
近年、初心者向けのポイント・投信関連サービスの拡充では、楽天証券に勢いがありました。
楽天グループの強みを生かして、楽天ポイントでの投信購入、楽天カードでの投信積立で1%のポイント付与、楽天証券のSPUの対象化など、先進的なサービスを導入していました。
しかし、松井証券ポイントの導入、MATSUI SECURITIES CARDの発行開始によって、松井証券も一気にキャッチアップしてきました。
特に松井証券がメイン証券である方、楽天嫌いで楽天証券を使いたくない方にはおすすめのサービスです。
日常のお買い物でクレジットカードを活用するだけで、元手0円で自動投資が可能になります。
「松井証券は、今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります。」と表明しています。激しく期待します。
松井証券は大正7年創業で100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社であり、高い安心感を持つネット証券です。
1日50万円以下の国内株式取引が手数料無料なのが絶大なメリットです。貸株サービスもあり、0.2%以上の貸株金利を獲得できます。
指値注文、成行注文、逆指値注文といった一般的な注文方法に加えて、「追跡指値」「返済予約」という注文方法も使えます。
価格改善サービス(ベストマッチ)という先進的なサービスも導入しており、他のネット証券よりも有利に取引できる場合も多くなっています。
高勝率の立会外分売、IPOに申し込めるのも大きなメリットです。着実なリターン嵩上げが可能になります。
制度信用取引に加えて、無期限信用取引が可能です。一般信用買いだけではなく、一般信用売りも行うことができます。一般信用売りは逆日歩が発生しないのが最大のメリットです。
手数料無料の一日信用取引、プレミアム空売り、豊富な取引ツール、充実の投資情報、100円からの投信積立、米ドル建てMMFも魅力的です。
投資信託の購入と保有、クレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」の利用で松井証券ポイントを貯められて、貯めたポイントを投信積立てや商品交換に利用できます。
売買手数料無料のNISA、つみたてNISAも提供しており、非課税制度を活用した資産形成が可能です。
日本株取引をする際には口座開設しておきたい証券会社の一つです。100万円の資産運用でも大活躍します。
松井証券は50万円以下の売買手数料が無料なので、このゾーンの取引をする機会がある方は、松井証券に口座を持っていないと損です。
2018年3月からは秀逸な内容の個人型確定拠出年金も開始しました。
以前に松井証券を訪問して、サービス内容から役立つ情報ツールまで徹底的に取材しました。
「あったらいいな」という仕組みを他社に先駆けて導入する先進性が素晴らしいと感じました。
松井証券はお得なキャンペーンも魅力的です。
まだ口座を持っていない方はこの機会にぜひ開設してみてはいかがでしょうか。
公式サイト松井証券 公式キャンペーン