サイゼリヤ全店において2021年4月9日から、クレジットカード(Visa・Mastercardブランド)、Suica・PASMO・manaca・ICOCA・nimoca等の交通系電子マネーが使えるようになりました。
Visaのタッチ決済、Mastercardタッチ決済にも対応しており、衛生的な非接触決済も可能です。
三井住友カードのオールインワン決済端末「stera terminal」の導入によって実現。なお、商業施設に入店しているショップなど、一部店舗は取り扱い国際ブランド・電子マネーが異なります。
小銭を数えてできるだけ減るように計算するという手間から解放されます。また、お会計でポイント、マイル、キャッシュバックなどを受けられて地味に得します。
更に個人事業主・中小企業経営者にとって経理処理の手間が省けて朗報です。
サイゼリヤのクレジットカード、電子マネー対応について解説します。
目次
サイゼリヤのキャッシュレス決済対応
一覧
サイゼリヤのキャッシュレス決済は、Visa・Mastercardブランドのクレジットカード、交通系電子マネーの2本柱となっています(店舗検索画面)。
区分 | 名前 |
---|---|
交通系電子マネー | ・Kitaca、Suica、PASMO ・TOICA、manaca(マナカ) ・ICOCA、SUGOCA ・nimoca、はやかけん |
クレジットカード | ・Mastercard ・Visa ※タッチ決済も可能 |
交通系電子マネーは事前チャージ型の電子マネーで、残高があるか確認して不足したらチャージという面倒な手順が必要で、多忙な方には使い勝手が悪い電子マネーです。
しかし、Visa・Mastercardにも対応しているので、事前のチャージが面倒という方にとっても使いやすくなっています。
クレジットカード
サイゼリヤで利用できるクレジットカードの国際ブランドは、原則としてVisa、Mastercardの2種類です。
JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、DISCOVER、銀聯カードは対象外となります。
JCB・アメックス・ダイナースが対象になっていないのは、手数料率がVisa・Mastercardより高い傾向にあることが影響しているのでしょう。
世界シェアNo.1はVisaですが、Mastercardも利用可能店舗が世界的に広く、Apple PayでMastercardタッチ決済・WalletアプリへのSuicaチャージが可能なのがメリットです。
年会費無料でポイント還元率が高いMastercardはおすすめのクレジットカードです。

電子マネー
電子マネーの側面ではSuicaやPASMO、TOICA、manaca等の交通系電子マネーを利用可能です。後払い方式のiD、QUICPayは対象外です。
Apple Pay、Google Payも利用可能であり、モバイル決済サービスで便利にスマホ1つで支払いを済ませることも可能です。


コンタクトレス決済
国際ブランド提供のNFC決済(Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済)も可能です。
クレジットカードに搭載されていることが多い非接触決済はVisaのタッチ決済です。


MastercardブランドのクレジットカードをApple Payに登録したら、原則としてMastercardタッチ決済を利用できます。
したがって、Apple Pay対応のiPhone・Apple Watch等を持っていれば、スマホ1つで非接触決済が可能です。

キャッシュレス対応のメリット
サイゼリヤのキャッシュレス決済のシステムは、三井住友カードとの提携によって実現しています。三井住友カードには以前にインタビューしたことがあります。

現金払いだと1円も得しませんし、小銭が出るのが煩わしいです。経費処理を行える場合は、経費処理にややこしい手間が発生するので、できる限り現金払いは避けたいのが人情です。
サイゼリヤは駅前にも多数の店舗があるので、仕事上での打ち合わせ、食事を兼ねたミーティングにも使いやすいレストランです。
クレジットカード払いに対応したので、マネーフォワードクラウドやfreee等のクラウド会計ソフトを利用すれば、クレカで支払うと経費処理・仕訳が驚くほど簡便になってファンタスティックです。
仕分けや諸々の元帳、PL等が自動作成・集計・計算されるので、あとは仕分けの承認作業をポチポチすればいいだけでバックオフィス業務の手間を省略できます。
記帳・会計ソフトへの入力といった本当にどうでもいい作業を省けて、会計処理にかけていた時間を本業に投下して業務に集中できるのは質実剛健です。
今回のキャッシュレス決済対応によって、大多数の方がクレカ・電子マネー払いが可能になりました。
今回のサイゼリヤでのクレジットカード、電子マネー決済の拡大は朗報です。
クレカ・ポイントの導入がファミレスは進む一方、カフェ・ファーストフードではまだまだ普及していませんでした。
今後もサイゼリヤと同様の動きが全国各地で広がっていくのを期待します。
日本ではまだまだクレジットカードの利用率が低いです。もっと利用頻度を上げると経済効果が発生するので、より一層の普及を期待します。


サイゼリヤで使うクレジットカードとしては、第一に高還元カードをおすすめします。年会費を無料にできるカードも多いです。

その他、おすすめのクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。


日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。

多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。

年会費無料のおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。

マイルが貯まりやすいクレジットカードは以下をご参照ください。

高級カードになるとコース料理1名分無料サービス、空港ラウンジ、手荷物無料宅配、コート預かりなどの充実した特典が魅力的です。

おすすめのゴールドカードについては、ゴールドカードのランキングをご参照ください。年会費無料のゴールドカード、年会費が安い格安ゴールドカードもあります。
これらの中でも特に優れたゴールドカードは以下で丹念に論述しています。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。

おすすめのプラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に特筆に値するカードは以下で徹底的に解説しています。

クレジットカードの頂点であるブラックカードについては、以下で精緻に分析しています。

数多くのブラックカードの中から日本で発行されているカードのランキングを以下にまとめました。

実際にブラックカードを活用したところ、お金では買えない類稀なエクスペリエンスが可能でした。

おすすめのキャッシュレス決済方法
サイゼリヤではクレジットカード、電子マネーの利用が可能です。どのキャッシュレス決済がいいのか迷ってしまいますね。
そこで以下では初心者の方向けにおすすめの決済方法をレコメンドします。
ビューカード+Suica(対応スマホがあれば全国どこでもチャージ可能)
交通系電子マネーを利用したい方は、還元率1.5%のビューカード+Suicaがおすすめです。
モバイルSuica、Apple PayのSuica、Google PayのSuicaの対応スマホ・スマートウォッチがあれば、全国どこでもチャージでき、高還元なキャッシュレス決済が可能となります。
カード利用で貯まるJRE POINTは、1ポイント単位でスマホにてSuicaチャージできるので、現金同様です。
カード名 | 年会費(税抜) | 一般加盟店 | Suicaチャージ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ビックカメラSuicaカード | 477円 (年1度の利用で無料) | 1.0% | 1.5% | ビックカメラでSuica払いならポイント二重取り |
ビューカード スタンダード | 477円 | 0.5% | 1.5% | ボーナスポイント。家族カードあり |
JRE CARD | 477円 | 0.5% | 1.5% | アトレ等のJRE CARD優待店で約3.5%還元 |
ルミネカード | 953円 | 0.5% | 1.5% | ルミネで5-10%OFF |
ビューカード ゴールド | 10,000円 | 0.5% | 1.5% | 年1回のプレゼント・東京駅ラウンジ等の特典 |
大人の休日倶楽部ミドルカード | 2,386円 | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線5%OFF等 |
大人の休日倶楽部 ジパングカード | 3,968円 (夫婦会員6,780円) | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線30%OFF等 |
JALカードSuica | 2,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JRE POINTをJALマイルに移行可 JALカード特約店は2倍 |
JALカードSuica CLUB-Aカード | 10,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JAL CLUB-Aカード特典 |
JALカードSuica CLUB-A ゴールドカード | 19,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | ビューカード ゴールド特典 JAL CLUB-Aカード特典 |
ビューカード スタンダード(リボ) | 無料 | 0.5% | 1.5% | リボ払い専用カード |
JR東日本圏内に住んでいる方なら、アトレ等のJRE CARD優待店・ルミネで3.5%還元のJRE CARDが魅力的です。
au PAY プリペイドカード+クレジットカード
au PAY プリペイドカードは、auユーザーが利用できるMastercardブランドのプリペイドカードです。年会費・入会金・発行手数料だけではなく、チャージ手数料も無料。
基本還元率は0.5%です。セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、スターバックスカードなど、au PAYポイント特約店の場合、1%以上の還元率になるので、Kyashよりもお得になります。
ポン活でLoppiお試し引換券を活用することで、Pontaポイントは1ポイント1円超になるのも魅力的です。auユーザーかauじぶん銀行の口座保有者は、au PAYの活用も選択肢。
au PAYチャージがポイント付与対象のクレジットカードでチャージすると、チャージ時&利用時にポイント二重取りが可能でお得です。

多数のクレジットカードにおいて、合計1.5%以上の還元にすることが可能になっています。
おすすめクレジットカード
- PayPayカード(旧ヤフーカード):1.5%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大2.5%(マイ・ペイすリボ利用時)
- Orico Card THE POINT:1.5%(入会から半年間は2.5%)
- セゾンアメックス:0.5%の永久不滅ポイントもしくは1.125%のJALマイル+0.5%のPontaポイント
- エポスカード、SAISON CARD Digital:1.0%
- エポスゴールドカード:最大2.0%
- JQ CARD エポスゴールド:最大1.05%のマイル&0.5%
- ライフカード(Mastercard):誕生月は2.0%
- ANA Mastercard:マイル&0.5%
- ANA東急カード:マイル&0.5%
- Amazonカード:1.5%
- au PAY ゴールドカード:1.5%
サブカードとして使いやすい年会費無料のクレジットカードでは、PayPayカード、au PAY カードが万人向けです。
一定のカードショッピングが1度だけ必要ですが、年会費無料ゴールドカードで高還元の三井住友カード ゴールド(NL)※、エポスゴールドカードもエッジが効いています。
※年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
- ANAマイル:ANA Mastercard、ANA東急カード→最大1.0%
- ユナイテッド航空MileagePlus:マイレージプラスセゾンカード→1.5%
アメリカン・エキスプレス発行のクレジットカードは、au PAYチャージはポイント対象外になりました(アメックスの種類一覧)。

エポスゴールドカード
マルイグループのクレジットカードのエポスゴールドカードは、通常の年会費は5,000円(税抜)です。
家族カードはありませんが、エポスファミリーゴールドという制度があり、家族をエポスゴールドカードに招待することが可能です。
純然たる家族カードではなく、本会員カードなので審査は伴いますが、専業主婦や高齢の親でも通過事例は多々あります。
しかも、エポスゴールドカードは年50万円以上利用すると、翌年度以降はずっと年会費が無料になります。永久に年会費が無料になる点が卓越しています。
年50万円というと1ヶ月あたり約41,667円です。この程度であれば、電気代、ガス水道料金、インターネットや携帯電話の利用料金、NHK受信料・新聞代などの固定費用を カード払いにすればあっという間に到達します。
エポスゴールドカードは、丸井での利用は還元率1%ですが、通常の加盟店での還元率は0.5%です。ただし、年間の利用金額に応じてボーナスポイントをもらえます。
- 年50万円以上利用:2,500円相当(0.5%相当)
- 年100万円以上利用:10,000円相当(1.0%相当)
ボーナスポイントを合わせると、年100万円の利用だと還元率は1.5%となります。カード利用で貯まるポイントは有効期限無しの永久ポイントです。
エポスゴールドカードは年100万円以上使えば屈指の高還元率カードとなります。ゴールドカードならではの特典も充実しています。
また、対象ショップの中からよく利用するショップを登録すると、エポスゴールドカード利用時のポイントがUPします。

選べるショップは最大3つまでとなります。対象ショップには、普段使いすることが多いスーパー・ローソン等のコンビニ・ドラッグストア・ETCカードもあるので便利です。
JR西日本を登録した場合は、SMART ICOCAへのチャージが、1.5%還元で卓越した高還元に昇華します。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと2.5%還元!
また、国内・海外の空港ラウンジを無料で利用できます。国内の主要空港20空港に加えて、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル空港)、仁川空港、ホノルルラウンジが利用可能です。
年会費無料で維持できるので、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもコスパ良好です。
利用付帯の海外旅行傷害保険が付帯しており、最も利用頻度が高い傷害治療費用・疾病治療費用は最高300万円と充実しています。
エポスゴールドカード会員限定のベネフィットも豊富に用意されています。

その他エポスゴールドカードの特徴については以下で徹底解説しています。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているゴールドカードです。

年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
ゴールドカードランキングの上位に位置付けられるハイ・クオリティー・カードです。
特典も充実しており、ゴールドカードとしてはもちろん、あらゆるクレカを含めてもコストパフォーマンスが高いカードです。私は最強のクレジットカードだと考えています。
エポスゴールドカードは自己申込みの場合は初年度5,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、インビテーションが届いてから発行したら、年会費は永年無料となります。
インビテーションの基準はエポスカードの1年以上の保有、年50万円以上の利用なのでハードルは低いです。

まだお持ちでなければこの機会にエポスカードに入会して、エポスゴールドカードを目指してみてはいかがでしょうか。
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JQ CARD エポスゴールド
マイラーの場合はJQ CARD エポスゴールドがおすすめです。知名度は高くありませんが、1.75%ANAマイル還元を具現化する隠れ名カードです。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARD エポスを持っている方がインビテーションを受けると発行できるゴールドカードです。
年会費無料のゴールドカードで希少価値が高く、しかも還元率が高くて特典も充実しているハイ・クオリティー・カードです。
エポスゴールドカードとJQカードの魅力を融合させたクレジットカードで、年100万円ちょうど利用した際には、ボーナスポイントと合わせて1.5%還元となります。
JRキューポはGポイントに交換できるので、JQセゾンみずほルートでGポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
つまり年100万円ぴったり利用した際のマイル付与率が1.05%となります。100万円超の利用分は0.35%です。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(ローソンも対象・3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと1.75%ANAマイル還元です。
なお、JALマイルの場合でも最大1.5%還元となり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です。
更にANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入した場合、月300円(税抜)のコストで、おサイフケータイ、Edy機能付きのANAカードでのEdy払いが1.5%マイル還元となります。
年間維持コストは3,600円(税抜)です。モバイルプラスはドコモ、au、ソフトバンクの回線契約が必要で、MVNOだとNGなのがデメリットです。
つまり、年100万円ぴったりJQカード エポスゴールドをEdyチャージに利用し、かつモバイルプラスに加入してEdy払いに使ったら2.55%ANAマイル還元となります。
年間ボーナスを含めない場合は、Edyチャージ時の0.35%+モバイルプラスの1.5%で合計1.85%となります。
その他、JQ CARD エポスゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。

デメリットは改悪リスクがある点です。Edy一体型AMCの発行を終了しており、ANAのEdyに対するコミットの温度感は低下しています。
ANAモバイルプラスのEdy1.5%マイル還元、JRキューポの交換システム、エポスゴールドの年間ボーナスに改悪リスクがあります。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARDエポスを作成して年50万円以上利用したら、インビテーションが届く可能性があります。
なお、通常のエポスカードを持っている方は、JQ CARDエポスに切り替えることが可能です。
JQ CARDエポスの入会キャンペーンはたったの2,000円相当ですが、通常のエポスカードは紹介制度で2,500円以上となります。
したがって、まずはエポスカードを作成して、そこからJQ CARDエポスに切り替えることをおすすめします。
エポスポイントとJRキューポは相互交換できるので、エポスカードのポイントはJQ CARDエポスに引き継がせることが可能です。
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