米国のAmazonが有料会員のAmazonプライム会員を対象とした新しいクレジットカードを導入します(THE WALL STREET JOURNAL)。
発行会社はJPモルガン・チェースであり、Amazonでのお買い物で5%のキャッシュバックが適用されます。海外利用時の手数料も無料なのが特徴です。
一般加盟店の利用でも、1〜2%のキャッシュバックが受けられるとのことです。日本でも新しいAmazonカードの導入が期待されます。
なお、日本のAmazonでお得なクレジットカードは、アメックスのセンチュリオンシリーズが3%ANAマイル還元で最強です(アメックスのポイント3倍特典)。
区分 | クレジットカード名 |
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個人用カード | アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ アメックス・センチュリオン |
ビジネスカード | アメックス・ビジネス・グリーン アメックス・ビジネス・ゴールド アメックス・ビジネス・プラチナ |
年会費無料カードでは、還元率2%のJCB CARD Wが有力な選択肢です。
年会費無料でAmazonが1.5%~2%還元のAmazon Mastercardも選択肢となります。Amazon Prime会員は2%、非会員は1.5%還元です。
年100万円のカードショッピングが1回だけ可能なら、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドもおすすめです。
年会費は5,500円(税込)ですが、年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料となります。※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
また、入会キャンペーンでは初年度年会費無料や、8,000~10,000円程度の時期が多く、初年度は年会費以上の価値を享受可能です。
したがって、確実に最初の1年で100万円以上カードショッピングすれば、年会費は永年無料で維持できます。
入会対象は満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方ですが、副業でもOKで事業所得の証明は不要なので、会社員でも「個人事業主」として申し込めます。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、下表のカードと2枚持ちすれば、ETC・特定の加盟店が1.5%還元になります。
カード名 | 年会費 (税込) |
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三井住友カード(NL) | 永年無料 |
OLIVE | 永年無料~3.3万円 |
三井住友カード RevoStyle | 永年無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(税込) 年100万利用で 翌年以降永年無料 (※) |
三井住友カード ゴールド | 4,400円で維持可 |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 |
三井住友カード プラチナ | 55,000円 |
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※おすすめは、年会費無料カードの三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)
実際に通常の0.5%に加えて、+1%のボーナスポイントを得られました。
また、年100万円の利用で1万ポイントを得られるので、ETC・特定の加盟店だけで年100万円使えば2.5%還元となります(通常1.5%+年間ボーナス1%)。
さらに、空港ラウンジ、選べる無料保険の特典も利用可能です。
公式サイト三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド 公式キャンペーン
また、ドコモ・ahamoユーザーであれば、Amazonの支払い方法にd払いを使えるので、d曜日ならより高還元となります。
日本でのAmazonカードは、アマゾンジャパン合同会社と提携して三井住友カードが発行しています。
余談ですが、日本のAmazonはAppleと同様に合同会社となっています。会計監査人監査や決算公告が不要になるなどのメリットがあります。
日本では、一般カードのAmazon Mastercardクラシックと、ゴールドカードのAmazon Mastercardゴールドの2種類が発行されています。
ポイント還元率は、Amazon Mastercardクラシックは年会費実質無料でAmazonで1.5%還元(プライム会員の場合は2%)です。
Amazon Mastercardゴールドの方は実質的に年会費420円でAmazonで2.5%還元となります。どちらも一般加盟店での還元率は1%です。
ゴールドカードのAmazon Mastercardゴールドに加入すると、日本では年4,900円(税込)のAmazonプライム会員が無料になるのが特徴です。
三井住友カードの特徴で特定の支払い方法の活用とWeb明細で、年会費を4,000円(税抜)まで引き下げることができます。
したがってAmazonプライム会員を考慮すると、実質負担は実質無料を通り越してマイナスとなります。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカード、メインカードとしてAmazon Mastercard ゴールドを挙げていらっしゃいました。
アメリカの新Amazonカードは、年会費有料のプライム会員にはいれば還元率5%という仕組みになっています。
日本の場合は年会費有料のゴールドカードに加入すると、プライム会員の年会費が無料という仕組みで相違があります。
日本でもAmazonで還元率5%のクレジットカードが導入されると嬉しいですね。
しかし、金利の絶対水準や分割払い・リボ払いの利用度などが日米で大きく異なることから、日本で5%還元はクレジットカード会社とAmazonの収益上、厳しい可能性があります。
高還元のクレジットカードを発行したらユーザーは喜んでくれますけれども、赤字を垂れ流すわけにはいきませんので、利益が出る範囲内に還元はとどまるでしょう。
楽天カードがSPUというポイントアッププログラムで還元率4%以上を実現しているので、自社のみで利用できるAmazonポイントでの還元なら可能性は残ります。
5%以上還元がある場合、可能性が高いのは、「Amazon Mastercard プラチナ」の光臨です。年会費を上げるかわりにポイント還元率をアップする方式です。
三井住友カードはプロパーカードの三井住友VISAだけではなく、提携カードともプラチナカードを発行しています。
具体例としては、ANA VISAプラチナ プレミアムカード、ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード、PRESTIA Visa PLATINUM CARDを発行しています。
いずれも三井住友カード プラチナのインフラを利用して一部で同一サービスを利用できます。
ただし、プラチナカードにはブランド力も問われます。プラチナカードは生活必需品ではなく、嗜好品・贅沢品です。持たなくても全く困らないけれども、ユーザーが価値を見いだして金銭を投下する必要が生じます。
この点、Amazonカードのプラチナカードにどれ程の訴求力があるかは不透明です。
したがって、Amazonカードのプラチナカードが成功するには、年間利用金額が多ければ年会費に対して十分にペイしてお得になるように、年会費と還元率のバランスを取る必要がありそうです。
Amazonでよりお得になる意外なクレジットカードとしては、「オリコカードザポイント」が挙げられます。
オリコカードザポイントを保有して、オリコモールを経由すると決済はオリコカードでなくても1.0%のオリコポイントが得られます。
オリコモールを経由してAmazonカードで決済すると、クラシックは2.5%/3%、ゴールドは3.5%還元になります。
- Amazon Mastercardクラシック:1.5%/Amazonポイント+1.0%のオリコポイント
- Amazon Mastercardゴールド:2.5%のAmazonポイント+1.0%のオリコポイント
他のポイントモールはAmazonが対象外のサイトが大多数なので、オリコモールはAmazonがお得になる点にエッジ・優位性があります。
私はオリコカードザポイントを保有しているので、オリコモールを経由してAmazonでのお買い物で、ザクザクとボーナスポイント(1%)を貯めています。
私の場合、オリコモールでのAmazonの1%の上乗せだけで、余裕でポイント交換に必要な500ポイント以上を獲得しています。
オリコポイントはマイルにも50%~60%の交換レートで移行できるので、マイラーにとってもメリットが大きいです。
- 1,000ポイント→600 ANAマイル
- 1,000ポイント→500 JALマイル
Amazonをよく利用する方にとっては、オリコカードザポイントは家に寝かせておくだけでもお得なカードです。オリコカードの中で最強のクレカです。
現時点では、Amazonで最大限に得するには、Amazon Mastercardゴールドとオリコカードザポイントの二刀流がベストです。還元率は合計3.5%となります!
Amazonでのお買い物がそれ程多くない場合は、2017年に登場した年会費完全無料カードのJCB CARD W、JCB CARD W plus Lも候補となります。
Amazonでのお買い物が最もお得なクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。
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