上場!モダリス(4883)のIPOの初値予想

更新日: IPO

モダリス

モダリス(4883)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年7月14日(火)~7月20日(月)、上場日は2020年8月3日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は820円(1単元8.2万円)です。仮条件は2020年7月10日(金)、公募価格は2020年7月21日(火)に決定。予想PERは89.2倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

1,600〜2,100円(想定価格比+95.1%~+156.1%)

モダリスは開発コストと開発期間が膨大にかかる従来型の創薬では効率が悪いためこれまで敬遠されている、希少疾患領域のための治療薬開発を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都中央区日本橋兜町16-5 Y'sビル4Fです。

モダリスとは

モダリスの企業理念は「Every life deserves attention (すべての命に、光を)」であり、病気のために希望を失わなくてすむ社会の実現に貢献していく方針です。

コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた創薬によって、その多くが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して治療薬の開発に取り組んでいます。

遺伝子コードやエピジェネティクスのエラーによって生じる遺伝子疾患に対して、CRISPR-GNDM技術を用いた遺伝子治療薬の開発を主たる事業としております。

創薬事業は、一般的に多額の研究開発費用と長い時間を要します。

したがって、モダリスのように開発の初期段階を担う企業は、開発から上市までの収益の谷間を投資家からの資金と製薬企業等のパートナーからの契約金で賄っていく必要があります。

モダリスのビジネスモデルには2種類があります。

  • パートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM技術を開放し、パートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」
  • 自社でCRISPR-GNDM技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金でCRISPR-GNDM技術を用いて治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」

従業員数は3名、平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は1.3年、平均年間給与は1056.8万円です。


モダリスのIPOの諸データ

モダリスの業績推移

業績面では今期第1四半期時点では赤字ですが、前期は黒字を確保しています。

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第3期 第4期
決算年月 2018年12月 2019年12月
事業収益 (千円) 65,297 644,500
経常利益 (千円) △213,390 146,351
親会社株主に
帰属する当期純利益
(千円) △217,909 140,528
包括利益 (千円) △218,101 140,763
純資産額 (千円) 1,201,779 3,842,542
総資産額 (千円) 1,224,508 3,938,428
BPS (円) △14.84 153.09
EPS (円) △10.84 5.96
自己資本比率 (%) 98.2 97.6
自己資本利益率 (%) 5.6
株価収益率 (倍)
営業CF (千円) △212,608 224,148
営業CF (千円) △6,996 △61,769
営業CF (千円) △250 2,490,603
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 1,205,143 3,857,235
従業員数 (人) 10 16

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2020年3月下旬をボトムとして右肩上がりとなっています。

このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

モダリスのIPOの規模は最大で約25.5億円であり、東証マザーズとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,100,000株、売出株式数は600,000株、オーバーアロットメント(OA)は405,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約11%とかなり低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は22%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)ライフサイエンスイノベーションマネジメント 17.86%
濡木理 16.07%
富士フイルム(株) 8.39%
ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 8.39%
SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 3.75%
協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 3.57%
片山晃 2.86%
SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 2.68%
Sosei RMF1投資事業有限責任組合 2.68%
みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 2.59%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

モダリスの事業は希少疾患領域のための治療薬開発(創薬バイオ)ということで、IPOにおける業種の人気度は市況に大きく左右されます。

東京大学発のゲノム編集技術を用いた創薬ベンチャーとして知名度が高く、製品開発型バイオベンチャーながら足元の業績は黒字を確保しています。

2019年10月に上場した再生医療関連の黒字経営バイオベンチャー「セルソース」は、上場日値付かずとなり、2日目に入り公開価格の約+160%の初値を付けた実績があります。

約25.5億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや大型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの25億~35億円のやや重量感があるIPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • コプロ・ホールディングス:+14.6%
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド:+33.3%
  • プロレド・パートナーズ:+68.7%
  • ジェイテックコーポレーション:+331.1%
  • ソウルドアウト:+76.1%
  • ロコンド:+41.9%
  • キャリアインデックス:+1.5%
  • WASHハウス:+40.9%
  • アイドママーケティングコミュニケーション:-14.6%
  • 日本スキー場開発:+9.9%
  • RS Technologies:-23.6%
  • シリコンスタジオ:+102.0%
  • イグニス:+342.1%
  • 日本アクア:+24.9%
  • エナリス:+156.1%
  • メドレックス:+120.0%
  • ポールトゥウィン・ピットクルーHD:+21.3%
  • クックパッド:+101.1%
  • タケエイ:+12.1%
  • アジア・メディア・カンパニー・リミテッド:+5.0%
  • ジャパンインベスト・グループ:-1.5%
  • マガシーク:+24.5%
  • 日本M&Aセンター:+27.8%
  • アドウェイズ:+5.0%
  • ファーマフーズ:+36.5%
  • 比較.com:+500.0%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。


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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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