上場!ビーアンドピー(7804)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ビーアンドピー

ビーアンドピー(7804)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年7月5日(金)~7月11日(木)、上場日は2019年7月24日(水)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,900円(1単元19.0万円)です。仮条件は1,900円~2,000円と上振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,000円となりました。予想PERは11.2倍、予想配当利回りは2.50%(1株配当 50)です。

初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

2,400〜3,400円(仮条件の上限比+20.0%~+70.0%)

直前初値予想は以下の通りです。

2,700円(公開価格比+35.0%)

ビーアンドピーは、顧客からの受注に基づき、業務用の大判インクジェットプリンターを使用し、プリント・加工・納品までを一貫して行うインクジェット出力事業を行っています。

広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社等から発注される「販売促進用広告物の制作」、ゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、インテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う、内装壁紙や床材等の「生活資材・製品制作」を展開しています。

監査法人はPwC京都監査法人です。本社所在地は大阪府大阪市西区江戸堀2丁目6-33 江戸堀フコク生命ビル3Fです。

ビーアンドピーとは

ビーアンドピーは、年々多様化してきている顧客ニーズに対応するべく、大阪本店、東京本社、ニコール事業部(横浜)、福岡営業所において、100台以上の多種多様な業務用インクジェットプリンターや各種加工マシンを保有しています。

また、100名を超える制作オペレーターを配置しインクジェット出力サービスを市場に展開しています。

ビーアンドピーの主な販売市場

  • 販売促進用POP・什器製品を主な商材としたセールスプロモーション市場
  • 店舗・商業施設・展示会など屋外広告物で使用するサイン製品を商材としたサイングラフィックス市場
  • テーブルクロスやファブリック素材など布地プリント製品を商材としたテキスタイル市場
  • 壁・窓・床を中心とした壁紙やカーテン、内装インテリア製品を商材とした内装インテリア市場

従業員数は190名、平均年齢は33.9歳、平均勤続年数は5.5年、平均年間給与は530.4万円です。

販売促進用広告制作

販売促進用広告制作においては、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者等から発注される販売促進用広告物を制作しています。

営業体制

営業部門は大阪、東京、神奈川、福岡に体制を置いています。特に大阪、東京においては街の中心部に位置しています。

大阪府では大阪市内、東京都では都内23区内という限られた地域に絞り、都心の利点を活かして非常に限られたエリア単位で営業部員をきめ細かく配置しながら、サービスを展開しています。

ビーアンドピーでは、広い地域であらゆる業界からの受注を目指すのではなく、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者に的を絞っています。

そうした顧客が集中する都心部の狭い地域において受注占有率で地域NO.1になることを基本方針としています。

また、広告業界の特性として、広告代理店等が広告主から即応体制を求められるようになり、ビーアンドピーも即納体制を整備することが受注獲得の上で非常に重要です。

このため、顧客から近い地域に制作拠点を設けることが顧客にとって非常に利便性が高く、安心して発注できるというメリットがあります。

都心部エリア外に位置する広域エリアの顧客に関しては、広域エリア専任営業を配置し、受注獲得を行っています。

さらに、インターネット経由による問い合わせに関しても専任窓口も配置し、ECサイトとWEB受注専用ページ(ランディングページ)を運用し、受注獲得を行っています。

制作体制

制作部門は、営業部門と同じく大阪、東京、神奈川、福岡に体制を置いています。

主要な拠点において、24時間体制で生産を行っており、顧客からの短納期の注文や緊急案件を含め、様々な要望にも対応可能なサービス体制を構築しています。

また、1箇所の拠点に受注が集中した場合においては、拠点間での連携制作を行い、生産機会の逸失を防ぐ体制をとっています。

また、各拠点間での製品の品質差異を防ぐために、拠点間同士での色統一が可能となる測色システムを導入し、品質管理体制を強化しています。

ビーアンドピーでは、制作体制の「アナログからデジタル化」を基本方針として掲げ、加工の機械化・高速化を図ることを重点的に行っています。

最新鋭設備を調査し、加工のロボット化の仕組み化を加速させていきます。

また、東京本社には3Dスタジオを設立し、高精彩の立体造形製品や、形状確認用のモックアップ試作製造を行うことができるフルカラー立体造形サービスを展開しています。

モデリングソフトやスキャナーも導入し、自社内で3Dデータの作成まで行える体制を取っています。

販売促進用広告製品の概要

店頭用セールスプロモーションツールや屋外広告サイン、展示会装飾、3D立体造形サービスなど、多種多様な販売促進用の広告製品を制作しています。

生活資材・製品制作

ゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、及びインテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う壁紙や床材などの製品、並びにオリジナル壁紙製品などを制作しています。

これらの顧客からは、顧客の長期的な計画に基づいてビーアンドピーに対する発注があるため、顧客ごとに専任の営業部員を配置し、顧客との関係を密にして顧客の動向を把握しています。

また、製品の大量連続生産が必要となるため高い生産技術や、定期的な材料試験を通して適切な材料品質の管理体制を構築しています。

また、多店舗展開企業・病院・幼稚園・スーパー・ホテル・アミューズメント施設・オフィス・個人住宅などの内装インテリア業界へ、壁紙などのインクジェット出力製品のサービスを行います。


ビーアンドピーのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、設備投資資金、新規拠点設立費用、ECサイト用ITシステム構築費用、成長のための投資資金に充当する予定です。

ビーアンドピーの業績推移

業績面では売上高、経常利益は美しい右肩上がりです。純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

ビーアンドピーの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っている年度と下回っている年度があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は33.39%であり、自己資本比率は75.68%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第32期第33期
決算年月平成29年10月平成30年10月
売上高(千円)2,899,2473,067,197
経常利益(千円)480,021639,124
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)277,139464,069
包括利益(千円)277,139464,069
純資産額(千円)1,421,372
総資産額(千円)2,097,826
1株当たり純資産額(円)710.68
1株当たり当期純利益(円)138.56232.03
自己資本比率(%)67.75
自己資本利益率(%)21.11
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)476,332391,159
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△142,514△39,157
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△94,203△88,829
現金及び現金同等物の期末残高(千円)1,094,4181,357,591
従業員数(人)176

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第29期第30期第31期第32期第33期
決算年月平成26年10月平成27年10月平成28年10月平成29年10月平成30年10月
売上高(千円)1,552,0781,598,9541,826,4571,945,1912,407,247
経常利益(千円)306,417307,249350,658376,430553,353
当期純利益(千円)170,508204,887253,728197,645543,562
資本金(千円)10,00010,00010,00010,00010,000
発行済株式総数(株)2002002002002,000,000
純資産額(千円)953,3721,158,2601,204,2331,341,8781,825,441
総資産額(千円)1,218,7451,414,5511,477,9661,784,1352,451,557
BPS(円)4,766,865,791,3006,021,166670.93912.72
1株配当(円)1,000,000300,000300,00050
EPS(円)852,5431,024,4371,268,64298.82271.78
自己資本比率(%)78.2381.8881.4875.2174.46
自己資本利益率(%)19.6419.4121.4815.5334.32
株価収益率(倍)
配当性向(%)97.623.630.418.4
営業CF(千円)
投資CF(千円)
財務CF(千円)
現金等(千円)
従業員数(人)8092116124173

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。

ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていた中で5月に崩れました。

下降トレンドになったら向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2019年3月20日~2019年6月19日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ビーアンドピーのIPOの規模は最大で約13.1億円であり、東証マザーズとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は300,000株、売出株式数は300,000株、オーバーアロットメント(OA)は90,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約30%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約50%です。

売出人である英知興産株式会社及び和田山 英一並びに和田山 朋弥には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

上記のほか、ビーアンドピーは、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っています。

株主名保有割合ロックアップ
英知興産(株)91.79%
和田山英一1.45%
和田山朋弥1.45%
和田山恵子0.97% 
和田山陽子0.48% 
和田山順子0.48% 
小林恒文0.23%
中村祐輔0.12%
高橋正幸0.12%
長谷川浩司0.11%

初値予想

ビーアンドピーの事業はインクジェット出力(販売促進用広告物の制作、内装壁紙や床材等の「生活資材・製品制作」)ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

予想PERは11.2倍、予想配当利回りは2.50%であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
5704JMC31.034.800.00%
7838共立印刷16.730.474.02%
7863平賀6.940.523.98%
7919野崎印刷30.540.961.35%

約13.1億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや小型です。

上位株主にVCはおらず、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの10億~15億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ヴィッツ:+130.2%
  • 東名:+27.8%
  • フレアス:+118.6%
  • リックソフト:+126.3%
  • リンク:+112.8%
  • ベルトラ:+33.9%
  • ピアラ:+97.3%
  • フロンティア・マネジメント:+121.2%
  • アイリックコーポレーション:+25.8%
  • システムサポート:+128.6%
  • エクスモーション:+49.7%
  • マネジメントソリューションズ:+114.3%
  • アイ・ピー・エス(銘柄名:IPS):+71.0%
  • ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス:+207.7%
  • ファイバーゲート:+127.4%
  • SERIOホールディングス:+130.3%
  • グローバル・リンク・マネジメント:+134.0%
  • クックビズ:+134.7%
  • テンポイノベーション:+93.5%
  • テックポイント・インク:+64.9%
  • UUUM:+226.8%
  • トランザス:+170.0%
  • ツナグ・ソリューションズ:+112.0%
  • ユーザーローカル:+325.2%
  • ピーバンドットコム:+113.9%
  • レノバ:+50.0%
  • エイトレッド:+133.9%
  • シンシア:-7.1%
  • JMC:+89.2%
  • インソース:+55.8%
  • セラク:+160.0%
  • キャリア:+98.5%
  • ジェイリース:+34.5%
  • アトラエ:+135.6%
  • PR TIMES:+59.0%
  • ベネフィットジャパン:+67.2%
  • フェニックスバイオ:-2.1%
  • ブラス:+6.4%
  • バルニバービ:+130.0%
  • GMOメディア:+101.1%
  • ブランジスタ:+43.8%
  • アイビーシー:+251.0%
  • STUDIOUS:+20.0%
  • PCIホールディングス:+169.6%
  • Hamee:+67.2%
  • sMedio:+58.7%
  • ファーストコーポレーション:+25.0%
  • ファーストロジック:+52.5%
  • データセクション:+73.1%
  • サイジニア:+125.8%
  • フルッタフルッタ:+51.5%
  • メディカル・データ・ビジョン:+135.9%
  • セレス:+55.4%
  • オプティム:+260.0%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。


主幹事はいちよし証券です。その他は、三菱USJモルスタ証券、SMBC日興、大和証券、極東証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、SBI証券、エース証券、東洋証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
いちよし証券450,00075.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券42,0007.00%
SMBC日興証券30,0005.00%
大和証券30,0005.00%
極東証券12,0002.00%
マネックス証券12,0002.00%
岩井コスモ証券6,0001.00%
SBI証券6,0001.00%
エース証券6,0001.00%
東洋証券6,0001.00%

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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