チャットワークが上場!Chatwork(4448)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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Chatwork(チャットワーク)

Chatwork(4448)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年9月5日(木)~9月11日(水)、上場日は2019年9月24日(火)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,605円(1単元16.05万円)です。仮条件は1,440円~1,600円と下振れました。

公開価格は仮条件の上限である1,600円となりました。予想PERは1019.1倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

1,650〜2,000円(仮条件の上限比+3.1%~+25.0%)

チャットワークは、自社開発のビジネスコミュニケーションツールを提供する「Chatwork事業」及びセキュリティソフトの販売代理を行う「セキュリティ事業」を展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は兵庫県神戸市北区谷上東町 1-1-4Fです。

Chatworkとは

チャットワークの主力はChatwork事業であり、ビジネスチャットツール「Chatwork」の開発及びサービスの提供、広告サービスの提供並びに「Chatwork」をサービスプラットフォームとして活用した各種サービスの提供を行っています。

近年、将来における労働人口減少の見通しや政府主導の働き方改革の推進等により、企業経営において労働生産性の向上が必要となっています。

チャットワークは、当該環境において、企業における業務時間の多くを占めるコミュニケーションの効率化が業務効率及び労働生産性の向上に資するものと考え、当事業を推進しています。

従業員数は100名、平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は3.8年、平均年間給与は612.9万円です。

ビジネスチャットツール「Chatwork」

チャットワークが提供する「Chatwork」は、主要なコミュニケーションツールとして広く一般に普及しているチャットサービスを、ビジネスコミュニケーション向けに提供するものです。

当サービスは、基本となる「チャット」機能に加えて、「タスク管理」、「ファイル共有」及び「音声又はビデオ通話(会議)」といったビジネスコミュニケーションに必要とされる各種機能をワンストップで提供しています。

また、通信データの暗号化等によるセキュリティ対応や管理機能の提供により、高い機密性及び安全性が要求されるビジネス利用に対応したサービスを構築しています。

「Chatwork」の主な特徴

  • シンプルで直感的に使えるユーザー・インターフェース
  • セキュリティ体制
  • 社外ユーザーと円滑にコミュニケーション可能
  • 多数の他社サービスとの機能連携
  • 多言語対応

「Chatwork」サービスは、インターネット上でブラウザを介してその機能を利用するSaaS(Software As A Service)形式により提供しています。

有料プランについて利用者(ID)数に応じた定額利用料を受領しており、いわゆるサブスクリプション型の課金体系となっています。

チャットワークサービスは、顧客企業における導入に際してシステム投資を必要とせず初期投資が限定的であることが特徴です。

また、月額利用料をユーザーID当り数百円の水準に設定しており、負担が少ないこと等から、導入企業における継続利用により安定的な収益獲得が可能となるビジネスモデルを構築しています。

セキュリティ事業

チャットワークは、セキュリティ対策ソフトウェアの仕入販売を行っています。

具体的には、ESET社の提供するセキュリティ対策ソフトウェア「ESET」について、日本国内総販売代理店(一次代理店)であるキヤノンITソリューションズ株式会社の二次代理店としてWebを介した通信販売を行っています。

チャットワークは、自社の販売サイトにおいて、Web広告やアフィリエイトプログラムを活用した集客を行い、ソフトウェアの販売を行っています。

なお、当事業にかかる売上高は、仕入販売時においては仕入額及び販売額の差額を純額計上しているほか、一部は更新時に一次代理店より受領する手数料額を計上しています。

ChatworkのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、新規採用に係る人材採用費及び人件費、広告宣伝費、サーバー費用等に充当する予定です。

Chatworkの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

Chatworkの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は53.1%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第 11 期 第 12 期 第 13 期 第 14 期 第 15 期
決算年月 2014年12月 2015年12月 2016年12月 2017年12月 2018年12月
売上高 (千円) 590,951 559,408 695,052 968,294 1,301,836
経常損失 (千円) -34,294 -366,796 -627,062 -230,222 -163,146
当期純損失 (千円) -41,694 -367,525 -630,838 -232,965 -110,800
資本金 (千円) 14,140 164,138 914,138 914,138 914,138
発行済株式総数 (株)
普通優先株式 282 141,000 141,000 141,000 141,000
A種優先株式 ― 9,000 9,000 9,000 9,000
B種優先株式 ― ― 30,000 30,000 30,000
純資産額 (千円) 79,559 3,656 872,817 639,852 529,051
総資産額 (千円) 241,772 204,230 1,111,864 979,271 995,430
BPS (円) 282,126 -1,976 -5,151 -32.23 -35.3
1株配当 (円) ― ― ― ― ―
EPS (円) -147,853 -2,498 -3,553 -6.47 -3.08
自己資本比率 (%) 32.9 1.8 78.5 65.3 53.1
営業CF (千円) ― ― ― -158,183 -66,349
投資CF (千円) ― ― ― -87,481 -25,447
財務CF (千円) ― ― ― -91 -90
現金等 (千円) ― ― ― 703,174 611,287
従業員数 (名) 30 53 72 85 91

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。

ここ数ヶ月は下降トレンドの傾向となっています。

このまま軟調だと向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2019年5月16日~2019年8月15日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ChatworkのIPOの規模は最大で約156.9億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は600,000株、売出株式数は7,900,000株、オーバーアロットメント(OA)は1,275,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約27%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約93%です。

売出人かつ株主である株式会社EC studioホールディングス、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合、GMO Venture Partners4 投資事業有限責任組合、新生企業投資株式会社及びSMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合、並びにの株主である山口勝幸、山本正喜、鈴木陽三、中川あや、株式会社マネーフォワード、井上直樹、堀内寛裕、須藤裕嗣、春日重俊、西尾知一、堀江裕隆、石田隼、中央会計株式会社、トリプルグッドホールディングス株式会社、田縁英治、西澤将人及び新免孝紀には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)EC studioホールディングス 60.64% ◯
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 9.10% ◯
GMO Venture Partners4 投資事業有限責任組合 5.46% ◯
山口勝幸 4.22% ◯
山本正喜 4.13% ◯
新生企業投資(株) 2.94% ◯
SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合 2.00% ◯
井上直樹 1.40% ◯
鈴木陽三 1.06% ◯
春日重俊 0.81% ◯

初値予想

Chatworkの事業は自社開発のビジネスコミュニケーションツールを提供する「Chatwork事業」が主力ということで、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

訴求力の高い東証マザーズネット企業のど真ん中に属しています。

私は最近はチャットワーク使っていますか?と聞かれることが多く、ユーザーが着実に増加している印象です。

予想PERは1019.1倍であり、類似企業と比較すると割高感があります。ただし、PERは成長性に大きく左右されます。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
2323 fonfun 120.57 3.76 0.00%
3921 ネオジャパン 37.70 4.39 0.64%
3938 LINE 赤字 5.01 0.00%
3999 ナレッジスイート 33.51 4.54 0.00%
4397 チームスピリット 117.29 25.48 0.00%
4776 サイボウズ 134.16 13.93 0.62%

約156.9億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。

上位株主にVCが名を連ねており、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事は大和証券です。その他は、みずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 7,310,000 86.00%
みずほ証券 595,000 7.00%
SMBC日興証券 340,000 4.00%
SBI証券 85,000 1.00%
マネックス証券 85,000 1.00%
楽天証券 42,500 0.50%
松井証券 42,500 0.50%

ChatworkのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

※過去のIPO初値予想の履歴

-IPO