世界的に有名なスイスの時計・ロレックス、その日本法人であるロレックスジャパンは上場しているのか多くの注目を集めています。
デイトナ、サブマリーナ、GMTマスター2等のスポーツラインは品薄で、中古が新品の定価の2倍以上で取引されることが珍しくありません。
買ったそのままの新古品は高騰しており、2022年には定価100数十万円の時計が600万円を超えるケースも有りました。
最近の東京都内のロレックス店舗では、在庫があるのはデイデイトのみというケースも多々あります。
全く高級時計に興味がなくても、ロレックスを購入してそのまま保管して値上がりを待つ「ロレックス投資」、在庫を求めてひたすら店舗を駆け巡る「ロレックスマラソン」でも注目を浴びています。
誰もが知っていて分かりやすいビジネスモデルであり、しかも株主優待に期待がかかります。
長らく上場がなかったので、現時点ではIPOの可能性は低いです。しかし、経営方針が切り替わった場合などは、上場が具現化する可能性もゼロではありません。
ロレックスのIPO獲得に向けて備えることは選択肢の一つです。ロレックスの上場、株価について、徹底的に解説します。
ロレックスの上場・IPO
ロレックスはスイス ジュネーヴが本拠の高級腕時計メーカーです。1905年にドイツ人のハンス・ウィルスドルフがロンドンで創業したのが源流となります。
全ての部品を自社製造しているマニュファクチュールとなっており、なおかつその大部分でクロノメーター認定を受けているのが特徴です。
懐中時計が主流であった20世紀初頭から、いち早く腕時計の利便性に着目し、防水技術を実用時計に採用して、腕時計そのものに大いなる影響を与えました。
ロレックスは、自動巻き機構「パーペチュアル機構」、日付が午前0時頃に一瞬で切り替わる「デイトジャスト機構」などを開発した先駆者です。
王冠のトレードマークを使い始めたのは1926年であり、現在も人気の主流ブランドはいずれも60年以上の歴史を誇っています。
発売年
- 1945年:デイトジャスト、デイト
- 1953年:初代エクスプローラー、サブマリーナ
- 1954年:GMTマスター
- 1961年:コスモグラフ・デイトナ
現代においてもラグジュアリー・ウォッチとして、高い人気を誇っています。
2013年にはF1の公式計時を開始。まだスマートウォッチには参入していません。
商号 | 日本ロレックス株式会社 |
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本社所在地 | 〒100-8345 東京都千代田区丸の内 2-3-2 郵船ビル |
設立年 | 1980年 |
電話番号 | 0120-929-570 |
FAX | 03-3213-8328 |
株主優待
ロレックスは時計を展開しているということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。
ロレックスが上場した場合、株主優待の実施が大いにありそうです。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 6.65 | 赤字 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.66 | 51.99 | 0.53% |
7616 | コロワイド | 6.58 | 240.41 | 0.24% |
8200 | リンガーハット | 5.42 | 161.17 | 0.40% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。株主優待の活用がスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。ロレックスにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
ロレックスの上場時は株価に注目
ロレックスが上場するか否かは要注目ですね。IPOした場合は誰でも株を自由に購入できるようになり、株価に高い注目度が生じます。
非公開企業ならではの意思決定の素早さや強みを重視しており、長らくIPOをしてこなかったので、今後も当面は上場の可能性は低いです。
ただし、今後、経営者が交代したり、創業者の影響力が薄まった場合などにおいては、事業方針が転換して上場する可能性もゼロとは断言できません。
投資できる高級時計の企業としては、SWATCH、リシュモン(ヴァシュロン・コンスタンタン)が挙げられます。
パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲと同様にロレックスは非上場です。
ロレックスが上場することになった場合、株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
ロレックスのIPOがあった場合、当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループの三菱UFJ eスマート証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。ロレックスも当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。

野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、ロレックスのIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
ロレックスのような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。

ロレックスのIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。

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この他、幹事団として、岡三オンライン、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。


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また、裏幹事としては楽天証券、松井証券も取り扱いの可能性があります。


