INTLOOP(9556)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年6月22日(水)~6月28日(火)、上場日は2022年7月8日(金)です。
INTLOOPが新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は3,480円(1単元34.8万円)です。公募価格は2022年6月29日(水)に決定。
仮条件は2,900~3,500円と上限が上振れました。予想PERは23.4~28.3倍です。
初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。
3,450~3,950円(仮条件の上限比-1.4%~+12.9%)
INTLOOPはプロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業を展開しています。
監査法人は太陽有限責任監査法人です。
INTLOOPとは
INTLOOPのプロフェッショナル人材ソリューションサービスは、フリーランス(コンサルタント/ITエンジニア)向けの案件紹介サイトとして、High Performer Consultant、 High Performer PMO、TECH STOCK、バチグマ、転職支援サービスのサイトとして、High Performer Career、テクストキャリアといったサービスで構成されます。
これらのサイトに登録されたフリーランス人材(コンサルタント/ITエンジニア)に対し、INTLOOPは顧客企業の各種プロジェクト等の案件を紹介します。
そしてフリーランス人材の希望に応じてマッチングし、顧客企業への提案を行います。顧客企業が提案内容に合意後、実際のサービス提供が開始されます。
コンサルティングサービスでは、INTLOOPは顧客企業の様々な経営課題の解決や企業の変革を支援し、中長期的視点において利益創出を実現するためのコンサルティングサービスを提供しています。
従業員数は288名、平均年齢は32.7歳、平均勤続年数は3.2年、平均年間給与は516.9万円です。
INTLOOPのIPOの諸データ
INTLOOPの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第12期 | 第13期 | 第14期 | 第15期 | 第16期 | 第17期 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 2017年1月 | 2018年1月 | 2019年1月 | 2019年7月 | 2020年7月 | 2021年7月 | |
売上高 | (千円) | 1,946,438 | 2,708,707 | 3,787,792 | 3,063,130 | 7,157,443 | 9,249,348 |
経常利益 | (千円) | 22,301 | 22,256 | 65,492 | 156,462 | 55,184 | 418,971 |
当期純利益 | (千円) | 16,054 | 16,649 | 30,156 | 79,214 | 36,344 | 341,947 |
資本金 | (千円) | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 |
発行済株式総数 | (株) | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 | 400,000 |
純資産額 | (千円) | 106,435 | 123,084 | 153,241 | 232,456 | 266,114 | 608,334 |
総資産額 | (千円) | 675,159 | 873,102 | 1,215,305 | 1,410,319 | 2,066,472 | 3,000,079 |
BPS | (円) | 532,176 | 615,424 | 766,207 | 1,162,281 | 66.53 | 152.02 |
1株配当 | (円) | - | - | - | - | - | - |
EPS | (円) | 80,272 | 83,248 | 150,784 | 396,074 | 9.09 | 85.49 |
自己資本比率 | (%) | 15.8 | 14.1 | 12.6 | 16.5 | 12.9 | 20.3 |
自己資本利益率 | (%) | 16.3 | 14.5 | 21.8 | 41.1 | 14.6 | 78.2 |
配当性向 | (%) | - | - | - | - | - | - |
営業CF | (千円) | - | - | - | - | 58,793 | 551,389 |
投資CF | (千円) | - | - | - | - | △189,322 | △7,761 |
財務CF | (千円) | - | - | - | - | 478,610 | △44,511 |
現金等 | (千円) | - | - | - | - | 994,155 | 1,493,275 |
従業員数 | (名) | 28 | 45 | 84 | 95 | 148 | 193 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月、ボックス相場が続いており、足元ではボックス下限で揉みあっています。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。
上場規模
INTLOOPのIPOの規模は最大で約47.3億円であり、東証グロースとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は600,000株、売出株式数は575,000株、オーバーアロットメント(OA)は176,200株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約29%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は49%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
林博文 | 72.47% | ◯ |
KSM(株) | 24.26% | ◯ |
長谷川宏志 | 0.49% | ◯ |
内野権 | 0.36% | ◯ |
林真理子 | 0.24% | ◯ |
田口正剛 | 0.24% | ◯ |
住吉恵理子 | 0.15% | ◯ |
的池将輝 | 0.15% | ◯ |
加藤哲弥 | 0.15% | ◯ |
中磯和敏 | 0.15% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
INTLOOPの事業はプロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業ということで、IPOにおける業種の人気度は標準的です。
予想PERは23.4~28.3倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。
約47.3億円という上場規模は東証グロースとしてはやや大型です。
旧・東証マザーズの35億~50億円未満のやや大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- Institution for a Global Society:+16.4%
- サスメド:+6.4%
- ニフティライフスタイル:-10.0%
- THECOO:-15.3%
- YCPホールディングス(グローバル)リミテッド:-7.2%
- JDSC:+0.1%
- ジェイフロンティア:-15.0%
- サーキュレーション:+77.1%
- Enjin:+55.8%
- ステラファーマ:+54.8%
- Fast Fitness Japan:+33.3%
- モダリス:+110.0%
- ビザスク:-12.7%
- きずなホールディングス:-4.3%
- マクアケ:+74.8%
- トゥエンティーフォーセブン:+11.1%
- ダブルエー:-0.2%
- ツクルバ:±0%
- Delta-Fly Pharma:-8.1%
- マネーフォワード:+93.5%
- ティーケーピー:+74.3%
- ソレイジア・ファーマ:+26.5%
- うるる:+11.0%
- MS-Japan:+5.8%
- グローバルグループ:+60.0%
- オープンドア:+23.3%
- 中村超硬:+11.8%
- U-NEXT:+31.7%
- ムゲンエステート:+10.0%
- GABA:-6.0%
- ネクスト:+35.5%
- エムケーキャピタルマネージメント:+157.8%
- ナノ・メディア:+62.7%
- クリエイト・レストランツHD:+28.6%
- フィンテック グローバル:+103.0%
- ディー・エヌ・エー:+210.0%
- コスモス薬品:+5.5%
- シコー技研:+66.7%
- ディップ:+100.0%
- 日本ケアサプライ:+23.1%
- 日本ベリサイン:+108.3%
- メディネット:+260.0%
- トランスジェニック:+30.6%
- ウォーターダイレクト:+200.0%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。
主幹事は東海東京証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
東海東京証券 | 998,400 | 84.97% |
香川証券 | 35,300 | 3.00% |
SBI証券 | 35,300 | 3.00% |
楽天証券 | 35,300 | 3.00% |
マネックス証券 | 35,300 | 3.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 11,800 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 11,800 | 1.00% |
東洋証券 | 5,900 | 0.50% |
あかつき証券 | 5,900 | 0.50% |
SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。
SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
INTLOOPのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)