
ラストワンマイル(9252)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年11月8日(月)~11月12日(金)、上場日は2021年11月24日(水)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,330円(1単元13.3万円)です。公募価格は2021年11月15日(月)に決定。
仮条件は2021年1,570~1,710円と窓を開けて上振れました。予想PERは30.9~33.7倍です。
初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。
2,200〜3,000円(仮条件の上限比+28.7%~+75.4%)
ラストワンマイルは電気・ガスなどの生活に必要不可欠なインフラサービスを主軸に、宅配水・インターネット回線など新生活を迎えるタイミングでニーズの高いサービスを一括で案内する事業を展開しています。
監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都豊島区東池袋4丁目21-1 アウルタワー2F・3F・4F(総合受付3F)です。
ラストワンマイルとは
新居への引越しは、引越し先の住居を決めた後、引越し業者の選定、荷造り、荷解きだけでなく、各種行政手続きや様々な個人情報の登録変更などに加え、生活に必要不可欠なインフラサービスの手配も行わなければなりません。
またサービスの選択においても、IT社会の急速な発展により混沌とも呼べるほどあふれかえる情報やサービスの中から、顧客自ら情報を収集し、選択することも困難な状況です。
つまり顧客にとって引越しの一連の流れは非常に煩雑であり、多種多様な手続きに対し何をどういった順序で行うのかわからないという悩みを抱えながら、それを解決できる方法がありませんでした。
ラストワンマイルはこのような新生活における顧客の悩みを抜本的に解決するため、「最高のサービス」を「必要なタイミング」に「最適な方法」で届けることを追求しており、これらをワンストップで提供しています。
具体的には電気、ガスなどの生活に必要不可欠なインフラサービスを主軸に、宅配水、インターネット回線など新生活を迎えるタイミングでニーズの高いサービスを一括でご案内しています。
またインサイドセールスを主軸に、デジタルマーケティング、フィールドセールス、LINE・SMS等のコミュニケーションツールを活用して販売活動を実施しており、顧客にとって「最適な方法」を選択できるという利便性向上のみならず、営業生産性も高めています。
インサイドセールスセンターでは、顧客のサービス契約手続きを、1人のオペレーターがワンストップで対応しており、顧客と直接コミュニケーションをとることで顧客のニーズを漏れなくヒアリングし、顧客にとって「最高のサービス」を選択し提案しています。
なお、この新生活における顧客の悩みを解決するサービスを「引越しワンストップサービスまるっとチェンジ」という名称で提供しています。
また、「まるっとシリーズ」の提供を行い、顧客から月額の利用料金を徴収し得た収益を「ストック型収益」、契約取次等により得た手数料を収益とするモデルを「フロー型収益」と定義しています。
ストック型収益の比率を増加させることで安定的な経営が見込めるため、今後もサービスの拡充を行い、自社サービス利用者獲得をさらに加速させていく方針です。
持株会社の従業員数は73名、平均年齢は37.27歳、平均勤続年数は3.74年、平均年間給与は466.3万円です。
ラストワンマイルのIPOの諸データ
ラストワンマイルの業績推移
業績面では売上高は減収。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第8期 | 第9期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年11月 | 2020年11月 | |
| 売上高 | (千円) | 8,776,794 | 7,220,406 |
| 経常利益 | (千円) | 137,780 | 63,902 |
| 親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益 | (千円) | 39,648 | 19,410 |
| 包括利益 | (千円) | 39,648 | 19,410 |
| 純資産額 | (千円) | 789,046 | 808,456 |
| 総資産額 | (千円) | 2,343,614 | 2,137,024 |
| BPS | (円) | 308.07 | 315.65 |
| EPS | (円) | 15.48 | 7.58 |
| 自己資本比率 | (%) | 33.7 | 37.8 |
| 自己資本利益率 | (%) | 5.2 | 2.4 |
| 営業CF | (千円) | △146,829 | △9,626 |
| 投資CF | (千円) | △30,621 | 6,596 |
| 財務CF | (千円) | 165,448 | △212,007 |
| 現金等 | (千円) | 852,738 | 637,700 |
| 従業員数 | (名) | 207 | 219 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
ここ数ヶ月の東証マザーズ指数はボックスでの推移となっています。
堅調な展開に回帰すればIPOにおいて追い風となり、反落して軟調な推移になると向かい風となります。

上場規模
ラストワンマイルのIPOの規模は最大で約5.4億円であり、東証マザーズとしてはの小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は171,200株、売出株式数は179,200株、オーバーアロットメント(OA)は52,500株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約15%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は51%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 清水望 | 49.39% | ◯ |
| (株)光通信 | 7.07% | ◯ |
| (株)プレミアムウォーターホールディングス | 6.61% | ◯ |
| 秋月帥謙 | 5.91% | ◯ |
| 渡辺誠 | 3.85% | ◯ |
| (株)スマイル | 3.78% | ◯ |
| (株)エアトリ | 3.22% | ◯ |
| SSSEO(株) | 2.29% | ◯ |
| (株)ベクトル | 2.21% | ◯ |
| 100キャピタル1号 投資事業有限責任組合 | 2.21% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ラストワンマイルの事業は電気・ガスなどの生活に必要不可欠なインフラサービスを主軸に、宅配水・インターネット回線など新生活を迎えるタイミングでニーズの高いサービスを一括で案内する事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。
予想PERは30.9~33.7倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 3390 | INEST | 67.27 | 9.43 | 0.00% |
| 4708 | りらいあコミュニケーショ | 13.70 | 1.74 | 3.55% |
| 6183 | ベルシステム24HLDGS | 13.34 | 1.83 | 3.39% |
| 6188 | 富士ソフトサービスビュー | 12.66 | 1.86 | 1.52% |
| 7039 | ブリッジインターナショナル | 23.86 | 3.53 | 0.00% |
| 7169 | NFCホールディングス | 8.58 | 3.25 | 4.71% |
| 7354 | ダイレクトマケティングミクス | 28.59 | 8.62 | 0.24% |
| 7692 | アースインフィニティ | 41.30 | 7.90 | 0.74% |
| 9435 | 光通信 | 14.07 | 2.11 | 2.63% |
| 9715 | トランス・コスモス | 9.59 | 1.37 | 3.11% |
約5.4億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの小型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- リベロ:+38.6%
- デジタリフト:+34.4%
- ジィ・シィ企画:+35.4%
- フューチャーリンクネットワーク:+74.7%
- オムニ・プラス・システム・リミテッド:+57.3%
- ベイシス:+154.9%
- ワンダープラネット:+60.7%
- メイホーホールディングス:+122.6%
- ブロードマインド:+93.3%
- ジーネクスト:+131.8%
- ベビーカレンダー:+123.8%
- T.S.I:+100.0%
- WACUL:+342.4%
- オンデック:+190.3%
- クリングルファーマ:+48.0%
- 交換できるくん:+125.1%
- かっこ:+290.6%
- ビートレンド:+257.5%
- カラダノート:+320.0%
- アクシス:+432.7%
- ニューラルポケット:+466.7%
- ティアンドエス:+150.4%
- KIYOラーニング:+133.0%
- アイキューブドシステムズ:+202.2%
- グッドパッチ:+299.6%
- コマースOneホールディングス:+335.6%
- 松屋アールアンドディ:-7.9%
- ミクリード:-8.1%
- リグア:-2.1%
- スポーツフィールド:+211.4%
- ユナイトアンドグロウ:+152.4%
- ALinkインターネット:+136.5%
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。
主幹事はSBI証券です。その他は、あかつき証券、岡三証券、松井証券、水戸証券、極東証券、東洋証券、楽天証券、マネックス証券証券、丸三証券、東海東京証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 297,900 | 85.02% |
| あかつき証券 | 14,000 | 4.00% |
| 岡三証券 | 7,000 | 2.00% |
| 松井証券 | 7,000 | 2.00% |
| 水戸証券 | 3,500 | 1.00% |
| 極東証券 | 3,500 | 1.00% |
| 東洋証券 | 3,500 | 1.00% |
| 楽天証券 | 3,500 | 1.00% |
| マネックス証券 | 3,500 | 1.00% |
| 丸三証券 | 3,500 | 1.00% |
| 東海東京証券 | 3,500 | 1.00% |
岡三グループの岡三オンラインでも取扱いを期待できます。

岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
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また、SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も幹事に入っている場合は同様です。
SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
ラストワンマイルのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。



マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)