新規上場!神戸天然物化学(6568)のIPOの初値予想

更新日: IPO

神戸天然物化学

神戸天然物化学(6568)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年2月28日(水)~3月6日(火)、上場日は3月15日です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,340円(1単元23.4万円)です。仮条件は2,140円~2,340円と下振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,340円となりました。予想PERは19.9倍、予想PBRは2.22倍(BPS 1,053.99)、予想配当利回りは0.82%(1株配当 19.3)です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 2,700〜3,000円→3/5に下方修正:2,500〜2,800円(仮条件の上限比+6.8%~+19.7%)
  • 2,500〜3,000円(仮条件の上限比+6.8%~+28.2%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 2,800円(公開価格比+19.7%)
  • 3,000円(公開価格比+28.2%)

神戸天然物化学は有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業を展開しています。

顧客が製品開発及び製造販売のために行う研究、開発及び生産活動において必要なサンプルや製品を供給するとともに、製造方法の検討を実施しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人です。本社所在地は神戸市西区高塚台3-2-34です。

神戸天然物化学とは

神戸天然物化学が対象としている有機化学品は、主に医薬分野、情報電子分野で用いる機能性を持った化学品及びその中間体であり、一般的な化学品を原料として製造します。

事業部門 主な取扱い製品
機能材料事業部門の取扱い製品 表示材料、半導体製造用化学品、カーボンナノチューブ分散体等
「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」の規制対象外の医薬用原料、治験薬用原料等
除草剤、殺菌剤、殺虫剤、昆虫フェロモン及びそれらの中間体
医薬事業部門の取扱い製品 医薬原薬及び中間体
治験原薬及び中間体
医薬の研究開発用の化合物
バイオ事業部門の取扱い製品 医薬原薬及び中間体
治験原薬及び中間体
医薬の研究開発用の化合物
抗体医薬製造用の助剤

製品の研究から量産に至る過程では種々の課題が発生しますが、神戸天然物化学は顧客と協力しながら製造方法等の課題を解決して、顧客の求めるサンプルや製品を供給しています。

化学品の研究開発は、目的の機能を持つ化合物の化学構造を考え、それを合成し、その機能を評価し、目標の機能が得られなければ再度化学構造を考えるというサイクルを繰り返します。

機能評価は、医薬、農薬、染料等の製品により独自の評価技術が必要ですが、化合物の合成は、製品の機能に関わらず有機合成化学の技術で合成できます。

従って、製品開発をする会社は機能性を持つ化学品の構造式を提示し、神戸天然物化学は提示された化合物を合成するという分業が可能となります。

化合物の合成自体も研究要素があり、提示された化合物の合成方法を考え、合成して、その化合物の純度や収率を評価し、収率や純度が目標以下であれば再度合成方法を考えます。

純度は、目的の物質の含有量を意味します。収率は、理論的に予想される目的物質の量に対して実際に得られた量の割合を意味します。

化学の研究

製品を開発する場合、開発する会社が製品機能評価も化合物合成も全て自社で行っていた研究開発のうち、合成の部分を神戸天然物化学が請け負うことによって、製品開発会社は機能評価研究に経営資源を集中できます。

神戸天然物化学で担当した化合物合成については、単に合成するだけではなく、化合物合成研究の結果を併せて報告します。なお、期待される化合物合成が困難な場合は、得られた科学的知見の提供及び改善策の提案等をします。

製品開発会社と神戸天然物化学が協力した結果、研究開発期間が短縮され、全体の研究開発の効率が上がります。

神戸天然物化学では、研究・開発から量産ステージまで、化合物合成に関する顧客のデザインや改良要求を具体化して研究開発用製品として供給すると共に量産へ向けて製造方法の課題・対策を提案するというソリューションを提供します。

顧客のステージが研究・開発から量産へと上がるのに伴い、ステージに応じたソリューションを提供して取引を継続し、成長を牽引するモデル(ステージアップ・グロース)を目指しています。

顧客の研究・開発・量産ステージにおける目的及び主要ニーズは以下のとおりです。

ステージ 目的 ニーズ
研究 化合物選択 多くの候補化合物の中から目標の機能を示す化合物を選択すること 評価用のサンプル(通常は少量)を早期に入手すること
開発 製品開発 選択した化合物に必要な剤を混合したり、成型したりして市場で流通する形態の製品とすること 開発用に多量のサンプルを入手すること(その品質は評価用と同等以上、時期は顧客の開発スケジュールに合わせたタイミング)
量産検討 量産する場合の製品品質や製造コストを検討すること 量産方法を検討し、開発用サンプルと同等以上の品質の製品が得られることを確認すること
量産 商業販売 商品を生産して販売すること 製品が安定供給されること

顧客が化合物選択あるいは製品開発の初期のステージの場合、神戸天然物化学は未知の新規化合物の合成、既知だが合成困難な化合物の合成、複雑な合成方法の改良、研究開発のための参考化合物の合成及び検討報告書を提供します。

顧客の開発候補化合物が決定し評価用に多量のサンプルを用いる場合や量産するための製造方法を検討するステージの場合、神戸天然物化学は開発用のサンプルやその合成中間体の供給、工場で製造するための操業条件の検討、工場で製造した製品の品質確認等を行います。

顧客が量産ステージの場合、神戸天然物化学は販売用の製品やその合成中間体を製造します。

神戸天然物化学は、研究設備、中規模生産設備、工場設備等、研究ステージから量産ステージまで対応できる設備を保有しています。

化学品の取扱いは種々の法令で規制されていますが、市販品製造では、一般的な化学品への法規制に加えて、各産業分野特有の法規制や業界基準があります。

このため、神戸天然物化学の設備は、対象分野を明確にして医薬医療分野及び情報電子分野における法令基準や業界基準を満たした構造設備としています。

ステージ別の売上比率の推移は以下のとおりです。

ステージ 平成26年3月度 平成27年3月度 平成28年3月度 平成29年3月度
量産 33.40% 38.60% 49.10% 42.80%
開発 25.10% 23.40% 17.60% 23.20%
研究 41.50% 38.00% 33.30% 34.00%

次の世代の開発、量産テーマの育成としても、研究ステージは優先順位をつけて一定率を確保しつつ、開発ステージ、量産ステージは徐々に売上額が拡大しており、「ステージアップ・グロース」システムは着実に進展しています。

有機化学の技術は、基本的には有機化合物を合成する合成技術、精製して純度の高い製品を得る精製技術及び品質を確認するための分析技術によって構成されています。

化合物の合成は、通常2種類以上の原料を反応させますが、反応物は通常多くの副生成物を含んでいるため、目標品質の化合物を得るための精製が必要であり、また確認のための分析が必要となります。

化合物が複雑になれば、種々の原料を用いて合成反応・精製・分析の工程を繰り返して最終目的化合物を製品として取得します。

これまでに世界で合成された有機化合物は何千万種類もあるといわれており、用いられた合成反応は何百種類もある上に、反応条件や反応助剤の組み合わせを考えると合成反応は無限大ともいえます。

このような理由から、目的の化合物を合成するためには、多種多様な反応から最適の反応を選択できること、必要に応じて新しい反応を開発できること及び反応を行う実務技術が高いことが求められます。

工場

神戸天然物化学は、合成化学の専門家を多数擁して合成反応についての顧客ニーズに応えると共にバイオテクノロジーを用いた合成技術を用いて有機合成化学だけでは対応できない複雑な化合物を合成することが可能です。

精製とは、合成した化合物から不純物等を分離する工程です。特に最終工程での精製は製品の品質を左右するため、重要な工程となります。

原料中の不純物や反応で副生した不純物を除去しますが、併せて外部からの異物混入を防止する作業環境も必要です。

不純物や異物のレベルは、製品や開発ステージによって異なりますが、ppm(100万分の1)オーダーの不純物やミクロンオーダーの異物の制御が求められます。

有機化合物はひとつひとつ物性が異なるため、精製方法も製品の数と同等以上多種多様の方法があります。

神戸天然物化学は、精製に関する技術蓄積と最新技術の取得及び各種の設備を取り揃えることで最適の精製方法を選択できる体制を整え、製品ごとに異なる品質についての国際基準を遵守することに加え、顧客からの更に厳格な要求にも応えています。

分析には、合成反応工程や精製工程の確認を行う工程分析と最終製品の品質を検査する品質試験の2つの役割があります。

分析技術の進歩及び国際的な基準の厳格化によって種々の分析法や分析機器が必要になってきますが、品質保証はソリューション提供において重要なため、新設備の導入や技術習得を進めています。

合成反応、精製、分析技術はそれぞれ独立して重要ですが、相互に関係しています。例えば、選択的な合成反応ができれば精製の負荷が軽くなります。

作業環境がクリーンに保てれば異物の除去工程が不要になります。精製で特定不純物を確実に除去できれば分析を省略することも可能になります。

このため、製造(合成反応と精製)と分析を総合的に管理する品質保証システムが顧客満足のひとつの重要な要素となります。

工場内で機械の調子を見守る男性

神戸天然物化学では、国際的な規格であるISO 9001の認証を取得しています。また、医薬品についてはGMP(医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準)システムを運用し、当局から承認を得ています。

製品の種類により異なるいずれかのシステムを適用して品質を保証していますが、一部の対象外製品についてもISO 9001に準じて神戸天然物化学で独自の品質保証システムを定めて適用しています。

神戸天然物化学は、化合物の合成に特化した事業展開を行ってきたため、最終製品の機能に関わらず顧客が要望する化合物の合成を行うことが可能です。

医薬医療分野及び情報電子産業で必要とされる化合物合成への需要が特に多かったため、これら先端産業に関する化合物合成の事業に絞り込んだ事業展開を行ってきました。

また、事業の基盤となる技術について、創業時における化学技術は有機合成化学を指しておりました。

先端産業の顧客ニーズに応えるためには常に最新技術の習得が必要であることに鑑み、次世代化学技術としてバイオテクノロジーを用いた化合物合成の検討を開始致しました。

当該技術についても実験室で合成できる程度の比較的小規模の事業を開始し、その後量産設備の設置へと展開致しました。

顧客からの問合せについて、研究開発等の顧客のステージ、技術概要、納期、希望価格等を確認後、神戸天然物化学の事業方針と一致していれば、技術、設備、人員を調査して着手可否の判断をします。

着手可能であれば、通常秘密保持契約を締結し、詳細技術内容等顧客の要望を理解し、見積を作成します。

場合によっては、着手可否の判断を秘密保持契約締結後に顧客情報の開示を受けた上で行うこともあります。

また、継続的な包括秘密保持契約を締結している顧客も多数あります。

握手するビジネスパーソン

見積提出の前に顧客と打合せを行い、きめ細かくニーズを把握しますが、提出した見積を基に更に顧客との調整を行うこともあります。

顧客との取引が決まれば、契約を締結し、提供サービスの詳細情報を共有します。顧客が量産ステージにある製品については、発注書での取引開始となる場合もあります。

取引開始後は、顧客との連絡を密にして、解決すべき課題を共有化しています。

神戸天然物化学では有機化学、バイオテクノロジー、分析の技術を保有し、専門家を多数擁しており、設備は、研究・開発・量産の各ステージの顧客要望に対応した研究設備、中規模実験設備、生産工場を保有しています。

技術、人材、設備に支えられた有機化学品の研究・開発・生産ソリューションを提供してきた結果、顧客の信頼を得てパートナーの地位を占めることができていると考えています。

パートナーになるための信頼関係は短期間のうちに醸成できるものではありません。神戸天然物化学は、多様な技術に対応できるため過去12年間に約590社と取引を実施していますが、うち34社と10年以上取引を継続しています。

主要顧客(売上高の上位50社)は、国内の大手化学会社や製薬会社であり、売上の95.3%を占めます(化学会社と製薬会社の占める割合はそれぞれ55.9%、39.4%でありました)。(平成29年3月期)

 顧客の信頼を得てパートナーの地位を占めることができると取引継続年数が長くなります。平成29年3月期の顧客のうち、10年以上取引を継続している会社は全顧客数の20.3%でしたが、売上高は73.9%を占めています。

取引年数 10年以上 7年~9年 4年~6年 3年以下
会社の割合 20.30% 15.50% 24.30% 39.90%
売上に占める割合 73.90% 7.60% 11.20% 7.20%

主要顧客の売上高のうち、連結売上高1兆円以上の企業に対する売上高が52.5%、1,000億円以上の企業に対する売上高が28.5%と、大手の企業に対する売上が中心です。

顧客の売上規模 主要顧客への売上高に占める割合
1兆円以上 52.50%
1,000億円以上 28.50%
500億円以上 11.10%
500億円未満 7.90%

神戸天然物化学の主な事業における技術と人材は不可分であると考えています。例えば、目的となる化学品を探索する段階では、少量多品種の候補化学品を速やかに合成する必要があります。

この段階では、基礎的な有機化学品合成の技術及び知識並びにバイオテクノロジーの技術及び知識が必要となります。

一方、製品開発が進んだ段階では、再現性(試行回数を増やしても同じ結果となること)、コスト管理、安全操業なども考慮した検討が必要となります。

また、様々な化学品を取り扱う中で、そのそれぞれの取扱い方法の熟知や法規関係などを把握しておく必要があります。

神戸天然物化学では、これらの技術を保有した人材を採用及び育成することにより、技術、ノウハウ、知識を発展、継承しています。

ソリューション事業を行うためには、問題発見、解決が重要となりますが、神戸天然物化学の役職員は、平成30年1月31日の時点で253名おり、そのうち91名(36.0%)が大学院修士号、33名(13.0%)が大学院博士号を取得しています。

このような高度な知識を持った従業員に関しても、研究ステージにおけるソリューション提供のみならず、製造現場(工場)において開発及び量産ステージにおけるソリューション提供に従事しています。

文理区分 理系 文系
最終学歴 博士 修士 大卒 専門学校卒 工業高校卒
構成比 13.00% 36.00% 22.90% 7.10% 11.90% 9.10%

また、神戸天然物化学は上記で記載したような高い技術力を背景にソリューション提供事業をおこなっています。

このため、現在事業展開している、機能材料分野及び医薬分野に関する、研究、開発及び量産ステージでのソリューション提供においては、いずれも高い競争力があると会社側はPRしています。

特に、技術的に難解である等の理由で製造が困難な製品に対して、強い競争力を有しています。

また、バイオ技術を利用した製品並びに中分子医薬品等の先端技術領域においては、GMP製造が可能な国内設備が少ないことから、競争力を有していると会社側はPRしています。

従業員数は244名、平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は11.0年、平均年間給与は623.5万円です。


神戸天然物化学のIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、3,390,000千円を設備投資資金、残額を借入金の返済に充当する予定です。

  • 出雲第一工場における医薬製造設備の増設等
  • 出雲第二工場における機能材料製造設備の増設等
  • 神戸市における機能材料製造のための新工場建設
  • KNCバイオリサーチセンターにおけるGMP培養設備、出雲第一工場における核酸・ペプチド医薬品製造設備建設等のための金融機関からの借入金の返済資金

神戸天然物化学の業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

神戸天然物化学の業績推移

営業キャッシュフローは包括利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は10.9%であり、自己資本比率は42.72%です。主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第32期 第33期
決算年月 平成28年3月 平成29年3月
売上高 (千円) 4,612,048
経常利益 (千円) 288,037
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 391,130
包括利益 (千円) 360,682
純資産額 (千円) 3,748,281
総資産額 (千円) 8,773,192
1株当たり純資産額 (円) 624.71
1株当たり当期純利益金額 (円) 65.19
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円)
自己資本比率 (%) 42.72
自己資本利益率 (%) 10.9
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 823,939
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △805,957
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 50,634
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 838,696
従業員数 (人) 219

提出会社の経営指標等の推移は以下のとおりです。

回次 第29期 第30期 第31期 第32期 第33期
決算年月 平成25年
3月
平成26年
3月
平成27年
3月
平成28年
3月
平成29年
3月
売上高 (千円) 3,805,729 4,004,544 3,811,806 4,541,078 4,768,008
経常利益 (千円) 238,648 282,490 217,777 409,994 740,797
当期純利益 (千円) 180,604 287,976 182,019 107,569 484,329
資本金 (千円) 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000
発行済株式総数 (株) 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000
純資産額 (千円) 3,189,081 3,476,470 3,663,956 3,783,114 4,183,827
総資産額 (千円) 6,192,962 7,267,572 8,514,381 8,681,580 8,838,708
BPS (円) 3,189,081 3,476,470 3,663,956 630.52 697.3
1株配当 (円) 20,000 20,000 20,000 60,000 90,000
EPS (円) 180,604 287,976 182,019 17.93 80.72
自己資本比率 (%) 51.5 47.8 43 43.6 47.3
自己資本利益率 (%) 5.8 8.6 5.1 2.9 12.2
株価収益率 (倍)
配当性向 (%) 11.1 6.9 11 55.8 18.6
営業CF (千円) 1,247,319
投資CF (千円) 57,561
財務CF (千円) △877,268
現金等 (千円) 1,232,993

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年11月半ばをボトムとして長らく堅調な展開が続いていましたが、足元では急速な調整局面となっています。

このまま下降トレンドに転じたら向かい風となります。一時的なスピード調整にとどまり、再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2017年11月10日~2018年2月10日)
(※マネックス証券より)

上場規模

神戸天然物化学のIPOの規模は最大で約61.3億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は1,380,000株、売出株式数は888,000株、オーバーアロットメント(OA)は340,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約35%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約39%です。

貸株人かつ売出人である広瀬克利、売出人である宮内仁志、岩本定義、広瀬正幸、吉田忠嗣、吉田正博、乾由月、田中孝一、髙木良博、株主であるKNC興産株式会社、松長紀義、純正化学株式会社、中野公介及び中野亜希子には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

株主名 保有割合 ロックアップ
広瀬克利 30.70%
KNC興産(株) 25.20%
宮内仁志 17.70%
岩本定義 4.00%
広瀬正幸 4.00%
松長紀義 4.00%
純正化学(株) 4.00%
吉田忠嗣 3.00%
吉田正博 2.60%
乾由月 2.00%

初値予想

神戸天然物化学の事業は有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業ということで、IPOにおける業種の人気度は状況に大きく左右されます。

予想PERは19.9倍、予想PBRは2.22倍、予想配当利回りは0.82%であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
4124 大阪油化工業 22.59 2.50 1.02%
4187 大阪有機化学 14.41 1.17 2.07%
4577 ダイト 15.23 1.61 0.86%

約61.3億円という上場規模は東証マザーズとしては重量級であり、需給バランスに懸念が残ります。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、CYBERDYNEやミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は軟調な傾向があります。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。


主幹事はSMBC日興証券です。その他は、野村證券、大和証券、SBI証券、エース証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
SMBC日興証券 2,086,500 92.00%
野村証券 113,400 5.00%
SBI証券 45,400 2.00%
エース証券 22,700 1.00%

神戸天然物化学のIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年) 発表時 BB直前 結果
Keeper技研 やや強気 やや強気 49.1%
ケネディクス商業リート投資法人 中立 やや強気 13.3%
ファーストロジック 強気 強気 52.5%
ファーストブラザーズ やや弱気 やや弱気 2.5%
ホクリヨウ 中立 中立 8.9%
ALBERT 強気 強気 115.7%
シリコンスタジオ やや強気 やや強気 102.0%
コラボス 強気 強気 137.6%
エムケイシステム 強気 強気 332.0%
ショーケース・ティービー 強気 強気 193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人 やや強気 やや強気 54.5%
エスエルディー 強気 強気 15.3%
ヒューマンウェブ やや強気 やや強気 11.7%
イード 強気 強気 46.4%
ファーストコーポレーション やや強気 やや強気 25.0%
RSTechnologies 中立 中立 -23.6%
シンデン・ハイテックス やや強気 やや強気 12.2%
ハウスドゥ やや強気 やや強気 47.2%
Aiming 中立 中立 12.2%
モバイルファクトリー 強気 強気 99.4%
日本動物高度医療センター やや強気 やや強気 44.2%
プラッツ やや強気 やや強気 70.2%
sMedio やや強気 やや強気 58.7%
サンバイオ 弱気 弱気 -14.5%
海帆 やや強気 やや強気 76.5%
Hamee やや強気 やや強気 67.2%
日本スキー場開発 中立 中立 9.9%
シーアールイー 弱気 弱気 -7.3%
三機サービス 中立 中立 37.1%
レントラックス 強気 強気 53.1%
リンクバル やや強気 やや強気 27.9%
ジグソー 強気 強気 236.4%
Gunosy 中立 中立 0.0%
デザインワン・ジャパン やや強気 やや強気 50.9%
テラスカイ 強気 強気 350.0%
ヘリオス 中立 弱気 22.5%
スマートバリュー 強気 強気 344.9%
マーケットエンタープライズ 強気 強気 167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー 強気 強気 246.2%
エコノス 弱気 中立 120.0% 
中村超硬 弱気 弱気 11.8%
メニコン やや強気 やや強気 73.5%
冨士ダイス 弱気 弱気 50.9%
ファンデリー 強気 強気 102.1%
ナガオカ 中立 中立 40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人 中立 中立  -2.9%
富士山マガジンサービス 強気 強気 126.4%
クレステック やや強気 やや強気 82.4%
平山 やや強気 やや強気 29.5%
アイリッジ 強気 強気 429.2%
デクセリアルズ 弱気 弱気 -3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人 やや強気 やや強気 -10.5%
イトクロ 中立 中立 4.1%
PCIホールディングス やや強気 やや強気 169.6% 
エスケーホーム 中立 やや強気 13.8%
パルマ 強気 強気 70.5%
メタップス 中立 中立 -7.9%
ラクト・ジャパン 中立 中立 0.0%
土木管理総合試験所 中立 中立 -2.4%
アクアライン 強気 強気 21.7% 
ベステラ やや強気 やや強気 25.0%
STUDIOUS やや強気 やや強気 20.0%
JESCOホールディングス 中立 中立 5.4%
ピクスタ 強気 強気 34.8%
アイビーシー 強気 強気 251.0%
ブランジスタ やや強気 強気 43.8%
AppBank やや強気 強気 45.8%
グリーンペプタイド 弱気 弱気 -8.0%
GMOメディア やや強気 やや強気 101.1%
パートナーエージェント やや強気 強気 217.5%
バルニバービ やや強気 やや強気 130.0%
日本郵政 中立 中立 16.5%
ゆうちょ銀行 中立 中立 15.9%
かんぽ生命保険 中立 中立 33.1%
ロゼッタ 強気 強気 433.1%
あんしん保証 強気 強気 292.5%
ベルシステム24HD 弱気 弱気 -5.0%
ネオジャパン 強気 強気 401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人 中立 中立 -1.8%
インベスターズクラウド やや強気 やや強気 93.3%
鎌倉新書 やや強気 強気  180.6%
ラクス 強気 強気 228.7%
ランドコンピュータ やや強気 やや強気 103.4%
ダブルスタンダード 強気 強気 128.8%
オープンドア やや強気 やや強気 23.3%
ミズホメディー やや強気 やや強気 156.5%
ツバキ・ナカシマ 弱気 弱気 4.5%
アートグリーン 中立 中立 46.2%
フリュー やや強気 弱気 0.6%
ビジョン 中立 中立  10.7%
アークン 強気 強気 262.1%
マイネット 強気 やや強気 19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス 強気 強気 139.1%
ソーシャルワイヤー 強気 強気 56.9%
ケイアイスター不動産 弱気 弱気 6.8%
プロパティエージェント やや強気 やや強気 115.0%
一蔵 中立 弱気 2.1%
銘柄名(2014年) 発表時 BB直前 結果
ヒューリックリート投資法人 中立 中立 13.0%
アキュセラインク やや強気 中立 27.8%
サイバーリンクス 強気 強気 172.9%
日本BS放送 中立 中立 6.6%
エンバイオ・ホールディングス 強気 強気 126.0%
ダイキョーニシカワ 中立 中立 12.4%
日立マクセル やや弱気 やや弱気 -4.8%
ジャパンディスプレイ 中立 中立 -14.6%
ホットマン やや強気 やや強気 67.5%
みんなのウェディング 強気 強気 27.1%
ディー・エル・イー やや強気 やや強気 101.0%
サイバーダイン 強気 強気 130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパン やや強気 やや強気 290.8%
トレックス・セミコンダクター やや弱気 やや弱気 -10.4%
丸和運輸機関 中立 中立 -8.8%
ジョイフル本田 中立 中立 -1.9%
フィックスターズ 強気 強気 162.0%
白鳩 強気 強気 46.2%
日本リート投資法人 中立 中立 4.0%
西武ホールディングス やや弱気 やや弱気 0.0%
東武住販 やや強気 やや強気 12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 中立 中立 5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング 中立 中立 -7.7%
ムゲンエステート 中立 中立 10.0%
フリークアウト 強気 強気 250.0%
ポバール興業 中立 中立 6.6%
OATアグリオ 中立 中立 -6.3%
メドピア 強気 強気 131.3%
レアジョブ 強気 強気 169.7%
VOYAGEGROUP 強気 強気 40.0%
鳥貴族 やや強気 やや強気 120.7%
イグニス 強気 強気 342.1%
日本ビューホテル やや弱気 やや弱気 -2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザー やや強気 やや強気 126.3%
ロックオン 強気 強気 284.6%
リアルワールド 強気 強気 79.8%
AMBITION やや強気 強気 62.0%
ジェネレーションパス 強気 強気 119.2%
リボミック 中立 やや強気 -20.4%
FFRI 強気 強気 176.5%
ホットランド 中立 中立 -1.7%
ヤマシンフィルタ 中立 中立 19.6%
すかいらーく 中立 中立 0.0%
リクルートホールディングス 中立 中立 2.3%
GMOリサーチ 強気 強気 133.3%
セレス 強気 強気 55.4%
オプティム 強気 強気 260.0%
アルファポリス 強気 強気 93.2%
エラン やや強気 やや強気 70.3%
日本ヘルスケア投資法人 やや強気 やや強気 48.1%
SHIFT 強気 強気 361.5%
CRI・ミドルウェア 強気 強気 462.5%
日本PCサービス 中立 やや強気 67.7%
トーセイリート投資法人 やや弱気 中立 11.6%
積水ハウス・リート投資法人 やや強気 やや強気 22.7%
弁護士ドットコム 強気 強気 215.4%
クラウドワークス 強気 強気 73.2%
スノーピーク やや強気 やや強気 134.3%
ビーロット 強気 強気 422.4%
GMOTECH 強気 強気 135.2%
テクノプロ・ホールディングス 中立 中立 -5.0%
アトラ やや強気 やや強気 77.4%
マークラインズ 強気 強気 77.3%
メディカル・データ・ビジョン 強気 強気 135.9%
U-NEXT やや強気 中立 31.7%
SFPダイニング やや弱気 やや弱気 -16.5%
今村証券 中立 中立 27.4%
フルッタフルッタ 強気 やや強気 51.5%
竹本容器 中立 中立 2.0%
gumi 中立 中立 0.0%
大冷 やや弱気 やや弱気 -6.7%
アドベンチャー 強気 強気 127.2%
メタウォーター やや弱気 やや弱気 -6.0%
サイジニア 強気 強気 125.8%
インターワークス やや強気 やや強気 16.7%
イーレックス 中立 中立 11.2%
データセクション 強気 強気 73.1%
綿半ホールディングス やや弱気 やや弱気 6.3%
ヨシックス 中立 中立 29.4%
東京ボード工業 やや弱気 やや弱気 -8.0%
カヤック 強気 強気 222.0%
エクストリーム 強気 強気 296.4%
MRT 強気 強気 309.4%

-IPO

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