新規上場!メタウォーターのIPOの初値予想

更新日: IPO

メタウォーター

メタウォーター(9551)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は12月3日(水)~12月9日(火)です。上場日は12月19日(金)です。

新規上場する市場は東証所属部未定ですが、99%東証一部で、想定価格は2,550円(1単元25.5万円)です。仮条件は2,400円~2,550円と下振れました。

メタウォーターは、水資源の循環を創り出すための最適解を提供するという主旨の企業理念に基づき、日本ガイシ由来の機械技術と富士電機由来の電気技術を併せ持つ企業グループとして、国内外の水道、下水道、環境の各分野で事業を展開しています。

監査法人は新日本有限責任監査法人です。本社所在地は東京都千代田区神田須田町一丁目25番地です。秋葉原の近くです。

メタウォーターのIPO

メタウォーターとは

メタウォーターは2008年4月1日、日本碍子株式会社と富士電機株式会社の各水環境事業子会社の合併により、水・環境分野における総合エンジニアリング企業として発足しました。

現在は、上下水道施設向けの機械設備や電気設備の設計、建設を核とした各種エンジニアリング、各設備の補修工事、維持管理(保守・点検)、運転管理などの各種サービス、それらを合わせたトータルソリューションを継続的に提供することを主な事業としています。

国内外企業との連携・提携も積極的に推進し、顧客のニーズに合わせた幅広いソリューションの提供や今後の成長に向けた事業領域の拡大にも注力しています。

従業員数は1,541名、平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は17.6年、平均給与は739.5万円です。昔ながらのそこそこ大きい日本企業という数字です。平均勤続年数はかなり長めです。

事業内容

メタウォーターは、上下水道施設向けの機械設備や電気設備の設計、建設を核とした「プラントエンジニアリング事業」と、各設備の補修工事、維持管理(保守・点検)、運転管理などからなる「サービスソリューション事業」を展開しています。

全国約40カ所に事業所や営業所・サービスステーションを持っており、国内を中心に事業活動を行っています。

国内の主な顧客は自治体で、40年以上の歴史がある機械技術と電気技術を併せ持ち、エンジニアリングからサービスまでトータルソリューションを提供できる強みを活かして、全国の浄水場、下水処理場、ごみ処理施設・リサイクル施設などの新設工事、更新工事を数多く受注しています。

特に、セラミック膜ろ過システム、オゾン処理システム、高速ろ過システム、汚泥焼却システムなどの機械設備や受変電設備、計装設備、監視制御設備などの電気設備に特長があり、それらを2,000以上の施設に納入しているほか、70以上の施設で各設備の維持管理(保守・点検)、運転管理などを行っています。

近年は、人口減少を背景に官民連携の推進や事業運営の効率化が求められるなか、グループの総合力を活かしてPFI事業やDBO事業で実績を積み重ねているほか、先進のICT技術を活かして上下水道事業の持続性を支援するクラウドサービスを提供しています。

さらに、下水資源に着目して省エネ・創エネに貢献する多くの独自技術・製品を開発し、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)にも参画しています。

海外においては、欧米での事業拡大を目指して、米国に子会社を設立したのに続き、欧州ではオランダ企業へ資本参加するなど、今後の成長に向けた取り組みを進めています。

上下水の処理プロセスとメタウォーターの主要製品・サービス

今後の取り組み

メタウォーターは、持続的な成長と収益の最大化に向けて、今後「国内市場環境変化への対応」および「海外事業の拡大」を最重点施策として取り組んでいきます。

国内の上下水道市場は、上下水道普及率の高止まりや人口減少を背景に、施設の新設を中心とした市場から老朽化した施設の更新や民営化、広域化による事業運営が求められる市場へと移行するものと考えられます。

このような市場の変化に対応し、効率的かつ包括的な施設の更新や事業運営に貢献できるソリューションの開発とグループ体制づくりを進めるとともに、補完関係のある企業との戦略的提携などを積極的に推進し、事業領域のさらなる拡大を目指します。

海外事業を国内事業に次ぐ柱へと育てるため、安定した市場成長が見込める欧米での事業拡大を目指し、マーケティングの強化をはかるとともに、補完関係のある企業との戦略的提携などを通じた独自製品・技術の納入などに取り組んでいきます。

また、将来の市場成長が見込めるアジアおよびその他の地域では、官民連携や政府開発援助(ODA)などを通じて、国内事業で積み上げてきた豊富な実績、技術、ノウハウ、パートナーシップを活かした事業基盤づくりに注力します。

業績推移

業績面では、売上高は横ばいが続いており、大局的には微増傾向です。経常利益・純利益は右肩上がりの傾向です。

事業構造から、営業キャッシュフローは年度によって大きくバラつきがあります。

2014年3月期の自己資本利益率(ROE)は15.0%、自己資本比率は22.9%です。

メタウォーターの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

TOPIXは10月17日をボトムとして美しい右肩上がりで年初来高値を更新しました。先高感のあるチャートです。

TOPIXの推移(2014年8月22日~11月21日)
(※マネックス証券より)

上場規模

メタウォーターのIPOの規模は最大で約293.3億円であり、東証1部としては全く問題ない規模です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

西武ホールディングス(約445億円)の約3分の2、ジョイフル本田の(約110億円)の2約2.67倍の規模です。

公開比率は最大で約40%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%で100%公募です。

日本碍子株式会社、富士電機株式会社には原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

筆頭株主の状況は以下の通りであり、実質的に100%ロックアップがかかっています。

氏名又は名称株式保有割合(%)ロックアップ
日本碍子株式会社37.50
富士電機株式会社37.50
メタウォーター株式会社(自社)25.00 

まとめ

業種面では非常に地味な大型企業ということで、IPOにおける人気度はかなり低めです。

多数の企業の上場が集中する日程においては、メタウォーターのような企業は埋没しがちになります。初値予想は公募価格近辺であり、マイナスリターンもあり得ると考えます。

もっとも、自治体を顧客とする上下水道施設向けの機械設備や電気設備の設計、建設、補修工事、維持管理(保守・点検)、運転管理という事業内容から、余程の悪材料が勃発しない限りは、2010年代は業績は安定推移すると思われます。

安定的な配当を重視する投資家受けはいいかもしれません。想定価格ベースで前期実績では、PBR3.18倍、PER15.18倍、配当利回り2.53%になります。

上場後に株価が下落したとしても、東証1部上場だと1月末にはTOPIX買いもあり、調整一巡後は底堅い動きを見せそうです。すかいらーくと同じイメージです。

IPOはスルーし、12~1月に良いタイミングがあれば仕込む方針で臨みます。最初は下落基調で、しばらくして底打ちして上がるチャートになるか、最初から右肩上がりだとエントリーしやすいです。

主幹事は野村證券です。その他はみずほ証券、三菱UFJモルスタ証券、カブドットコム証券で申し込めます。

<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
ANAP強気強気410.0%
メディアドゥ強気強気256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ強気強気233.3%
イオンリート投資法人やや強気やや強気9.5%
じげんやや強気強気191.7%
アライドアーキテクツ強気強気229.4%
ライドオン・エクスプレスやや強気強気55.3%
ホットリンク強気強気165.6%
ブイキューブ強気強気117.3%
オンコリスバイオファーマやや強気やや強気34.6%
オウチーノ強気強気130.0%
エンカレッジ・テクノロジ強気強気118.2%
日本アクアやや強気やや強気24.9%
アズマハウスやや強気やや強気10.0%
シンプロメンテ強気強気135.3%
イーグランドやや強気やや強気27.3%
足利ホールディングス中立中立7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン強気強気124.4%
アビストやや強気やや強気0.0%
ダイキアクシスやや強気やや強気3.9%
シグマクシスやや強気やや強気0.3%
ウィルグループ中立中立-4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ強気強気221.4%
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気 361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気 
日本PCサービス中立やや強気 
トーセイリート投資法人やや弱気中立 
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気 
弁護士ドットコム強気  
クラウドワークス強気  
スノーピークやや強気  
ビーロット強気  
GMO TECH強気  
テクノプロ・ホールディングス中立  
アトラやや強気  
マークラインズ強気  
メディカル・データ・ビジョン強気  
U-NEXTやや強気  
SFPダイニングやや弱気  
今村証券中立  
フルッタフルッタ強気  
竹本容器中立  
gumi中立  
大冷やや弱気  
アドベンチャー強気  
ヨシックス中立  
カヤック強気  
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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