上場!ストレージ王(2997)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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ストレージ王

ストレージ王(2997)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年4月12日(火)~4月18日(月)、上場日は2022年4月27日(水)です。

ストレージ王が新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は860円(1単元8.6万円)です。公募価格は2022年4月19日(火)に決定。

仮条件は530~660円と窓を開けて下振れました。予想PERは7.4~9.2倍ですが、競合他社と比較すると割安感はありません。

日本市場のIPOは「国策に買いなし」という情勢に陥っており、IPO市場は冷え込んでいます。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

630円~780円(仮条件の上限比-4.5%~+18.2%)

私はIPOチャレンジポイント目当てのSBI証券100株以外はスルーです。

ストレージ王は「顧客資産の持続的な価値向上を通じて、人々の暮らしや社会の未来を共創する」を経営理念に掲げ、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う事業を展開しています。

監査法人は有限責任大有監査法人です。

ストレージ王とは

ストレージ王はトランクルームの運営・管理を担うことにより規模の拡大を図ってきました。

トランクルームはアパートや賃貸マンションに比して、面積当たりの区画数が多く、居住用の施設やオフィスに比べて、契約手続き件数が多く煩雑になりがちなことから、地主や物件オーナーにとってトランクルームの運営・管理を自身で遂行することは多くの手間がかかります。

この煩わしい運営・管理を一手に引き受けることで、地主や物件オーナーにとって利便性をもたらすとともに、ストレージ王にとっても受託件数の増加による安定的な収入につながると考え事業をスタートしました。

管理室数の増加に伴い事業経験を積んでいく中で、ストレージ王は2015年7月にアイトランク山陽との合併に伴い、首都圏のみではなく、岡山を中心とする西日本での物件管理を視野に入れて、岡山支店(現岡山営業所)を設け、規模を拡大し事業を展開。

ストレージ王の基本的なビジネスモデルは、トランクルームとして利用可能な不動産を賃借や自社開発で確保した上で、トランクルームとしての貸し出し、清掃を含む維持管理により利用者から利用料を徴収し、その収益で不動産コストや販売管理費を回収し利益を上げる単一のセグメントから成り立っています。

セグメントの中で、トランクルームの自社開発を行い、収益不動産として投資家に売却する際に計上する利益を開発分譲による利益、開業後のトランクルームの運営による利益を運営管理の利益と区分しています。

2022年1月期見込みでは開発分譲による利益が82%を占めています。開発分譲後に当該物件を固定家賃でマスターリースする場合には、部屋の稼働が上がるまでの稼働率リスクはストレージ王が負っています。

稼働率の上昇が緩やかなため、開業後数年は当該物件の運営管理利益がマイナスとなる場合もあります。

従業員数は18名、平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は468.9万円です。

ストレージ王のIPOの諸データ

ストレージ王の業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

ストレージ王の業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第7期 第8期 第9期 第10期 第11期
決算年月 2017年1月 2018年1月 2019年1月   2020年1月   2021年1月
売上高 (千円) 435,689 474,400 395,778 1,344,658 1,134,447
経常利益 (千円) -27,363 -14,022 17,321 83,264 -72,095
当期純利益 (千円) -12,725 121,553 -30,889 49,547 -68,990
資本金 (千円) 90,000 90,000 90,000 170,000 170,000
発行済株式総数 (株) 2,600 2,600 2,600 1,546,000 1,546,000
純資産額 (千円) 287,219 408,773 377,884 593,899 525,602
総資産額 (千円) 1,179,819 773,653 893,226 1,056,016 1,209,810
BPS (円) 110,469 157,221 145,340 384.15 339.98
1株配当 (円)
EPS (円) -4,894 46,751 -11,880 32.05 -44.62
自己資本比率 (%) 24.3 52.8 42.3 56.2 43.4
自己資本利益率 (%) -7.2 34.9 -7.9 10.2 -12.3
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
営業CF (千円) 430,966 -397,236
投資CF (千円) -20,732 -16,562
財務CF (千円) 98,814 260,504
現金等 (千円) 516,445 363,150
従業員数 (名) 11 9 11 13 15

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月下降トレンドが続いていましたが、足元ではボックス相場になりつつあります。

軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

ストレージ王のIPOの規模は最大で約4.9億円であり、東証グロースとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は220,000株、売出株式数は423,500株、オーバーアロットメント(OA)は96,500株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約42%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は66%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)デベロップ 79.29%
寺田倉庫(株) 3.05%
(株)細谷工業所 3.05%
(株)九州リースサービス 2.38%
(株)アイ企画 1.37%
フィンテックグローバル(株) 1.22%  
(株)フルタイムシステム 0.98%  
(株)ネクスト・イノベーション 0.98%
尚紘プランニング(有) 0.98%  
(株)AGSコンサルティング 0.61%  

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

ストレージ王の事業は「顧客資産の持続的な価値向上を通じて、人々の暮らしや社会の未来を共創する」を経営理念に掲げ、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。

予想PERは7.4~9.2倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。

上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

約4.9億円という上場規模は東証グロースとしてもかなりの小型です。

旧・東証マザーズの5億円未満の超小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • TORICO:+47.6%
  • CaSy:+48.2%
  • エフ・コード:+197.0%
  • ラバブルマーケティンググループ:+284.5%
  • サイエンスアーツ:+165.8%
  • ROBOT PAYMENT:+100.3%
  • BCC:+157.7%
  • アイ・パートナーズフィナンシャル:+216.7%
  • ENECHANGE:+300.0%
  • タスキ:+655.2%
  • ヘッドウォータース:+1,090.0%
  • Branding Engineer:+495.9%
  • フィーチャ:+805.8%
  • アディッシュ:+70.8%
  • サイバーセキュリティクラウド:+104.7%
  • 関通:+110.6%
  • ウィルズ:+372.4%
  • ブランディングテクノロジー:+177.3%
  • ハウテレビジョン:+209.5%
  • Amazia:+33.0%
  • バンク・オブ・イノベーション:+108.3%
  • ZUU:+246.9%
  • ビープラッツ:+354.5%
  • 日本リビング保証:+189.8%
  • アジャイルメディア・ネットワーク:+415.7%
  • みらいワークス:+230.4%
  • ウォンテッドリー:+401.0%
  • インターネットインフィニティー:+281.8%
  • ユナイテッド&コレクティブ:+177.8%
  • シャノン:+320.7%
  • エルテス:+263.7%
  • フィル・カンパニー:+205.3%
  • リファインバース:+62.9%
  • AWSホールディングス:+235.3%
  • 農業総合研究所:+78.1%
  • ホープ:+130.0%
  • グローバルウェイ:+373.0%
  • ヨシムラ・フード・ホールディングス:+50.0%
  • バリューゴルフ:+151.2%
  • ラクス:+228.7%
  • アクアライン:+21.7%
  • アイリッジ:+429.2%
  • テラスカイ:+350.0%
  • エクストリーム:+296.4%
  • ビーロット:+422.4%
  • レアジョブ:+169.7%
  • フィックスターズ:+162.0%
  • シンプロメンテ:+135.3%
  • サンワカンパニー:+268.4%
  • フォトクリエイト:+126.0%
  • ウォーターダイレクト:+200.0%

ただし、新しい資本主義ではこれまでの常識が通じない側面があります。

日本市場のIPOは「国策に買いなし」という情勢に陥っており、IPO市場は冷え込んでいます。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

主幹事は大和証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 617,900 96.02%
SBI証券 12,800 1.99%
マネックス証券 6,400 0.99%
岩井コスモ証券 6,400 0.99%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。

ストレージ王のIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。

岡三オンラインでも取扱いを期待できます。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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