Square(スクエア)というスマホやタブレットがあれば、クレジットカード・国際ブランド搭載プリペイドカード・デビットカードの決済が可能なPOSレジがあります。
ICチップにも、磁気テープにも対応しています。
極めて低コストでカード決済を導入できるので、個人事業主、中小企業経営者、零細法人にとって便利な決済ツールです。
ユーザーの側から見ても、たまにクレカ払いはSquareのみという店舗があります。スクエアの利用可能シーンが拡大すると便利です。
従前はSquareはVISA、Mastercard、アメックスのみでしたが、この度はJCB、ダイナース、DISCOVERも利用可能になりました。
クレジットカード払いが可能な店舗がますます拡大しました。
Square(スクエア)は、スマホ・タブレットがあれば、誰でも簡単にカード決済が導入できる便利なツールです。
4,980円(税込)で導入可能、最短で翌日に入金、3.25%~3.95%という決済手数料のみで低コスト、インターネット決済も可能というメリットがあります。
特徴概要 | 特徴詳細 |
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最短で翌日に入金 | 三井住友銀行とみずほ銀行は翌営業日、その他の金融機関は毎週金曜日に、決済手数料が引かれた金額が自動で振り込まれます。日本国内の全ての金融機関に対応 |
決済手数料のみ | 月額固定費など、決済手数料以外の費用はかかりません。手数料は、Visa・Mastercard・アメックス・ダイナース・DISCOVERは3.25%、JCBは3.95% |
最短で申込み当日から利用可能 | カード決済の申込みはすべてオンライン、数分程度で完了。最短当日から利用できるので、イベントでの利用や、営業開始直前の申込みでも間に合う可能性あり |
カード情報の手入力もOK | 電話やメール注文など、遠方からの支払いに対応できます。また、万が一磁気テープやICチップが破損していてカード情報が読み取れないときにも安心。決済手数料3.75% |
ブラウザ決済が可能 | パソコンさえあればカード決済が可能。決済手数料3.75%(VISA/Mastercard/アメックス)※JCB・ダイナース・DISCOVERは今後対応予定 |
低コストで導入・運営・解約可能 | アカウント作成、月額固定費、振込手数料、解約手数料は無料。4,980円(税込)のSquareのIC カードリーダーを、スマホ・タブレットのイヤホンジャックに差すだけで利用可能。面倒な設定は不要 |
POSレジ | 現金の受付、売上分析、在庫管理、複数店舗管理などの昨日が利用可能。すべて無料 |
導入の手順も簡単であり、誰でも簡単にカード決済を導入できます。iPhone、iPad、Androidスマホ・タブレットを用意して、以下の4つのステップでOKです。
手順 | 概要 | 内容 |
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Step 1 | 無料アカウントを作成 | 必要情報の登録(メールアドレス・登録者情報・事業内容・入金先口座情報)、審査 |
Step 2 | カード決済の有効化 | 最短申込み当日からカード決済が可能。通常3〜5営業日で登録のメールアドレスに審査結果をお知らせ |
Step 3 | アプリをダウンロード | App StoreまたはGoogle Playから「Square POSレジ」を検索してDL(無料) |
Step 4 | IC カードリーダーを購入 | リーダーは税込4,980円。公式オンラインショップなら送料なし、約1週間で郵送 |
クレジットカードで決済する客は、現金払いの客よりも多く支払う傾向があると言われています。手数料が発生するのはデメリットですが、単価が上がるというメリットがあります。
大手CD・DVDショップであるTOWER RECORDSの高橋さんによると、「クレジットカードを使うお客様は、現金払いより2,000円から3,000円くらい多く買って下さいます。ちょうどCDを一枚多く買っていただいている」とのことです。
特にfreeeやマネーフォワード、マネーフォワードクラウド等のクラウド会計ソフトを使っている方は、クレジットカード払いだと自動仕分けされて便利なので、クレカ払いができないと買う気が失せるという方もいます。
個人事業主、中小企業経営などでカード決済の高価な端末の購入に尻込みしていた場合は、Squareの導入は単価UPに有力なツールです。
Squareで決済可能なクレジットカード、デビットカード、国際ブランド搭載プリペイドカード、デビットカードは、Visa、Mastercard、アメックスのみでした。
しかし、2017年6月28日からは、JCB、ダイナース、Discoverも利用可能になり、より一層の選択肢が拡大しました。
2%ANAマイル還元(少額のリボ払いで3%マイル還元)のダイナースプレミアム、2%のLINEポイント付与のLINE Payカードも利用可能になり、一気に利便性が広がります。
確かに世界シェアはVISA/Mastercardが進撃の巨人的になっています。
Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
しかしながら、わが国は国際ブランドJCBの発祥地であり、日本人としてJCBを応援したいという方も大勢いるでしょう。
JCBは中国銀聯が世界に進出するまで、長らく米国系以外では唯一のメジャー・国際ブランドでした。
日本国産ということから「サムライカード」という呼称もあります。侍カード、かっこいい名前ですね^^
我々には当たり前となっていますが、実は自国内の企業が大々的なクレジットカードのインフラを担っているというのは世界有数で凄いことです。
JCBカードとは、国際ブランドがJCBで株式会社ジェーシービーが発行しているクレジットカードの総称です。
JCB自身のプロパーカード、他企業と提携して発行している提携カードがあります。個人用クレジットカードに加えて、法人クレジットカードもあります。
JCBは日本が誇る国際ブランドであり、2022年9月末の会員数は約1億5000万以上、加盟店数は約4,100万店です。
2021年度の年間取扱高は37兆7,204億円に到達しています。
会員数
- 2016年9月末:約1億90万
- 2022年9月末:約1億5000万
年間取扱高
- 2015年度:25兆5,001億円
- 2021年度:37兆7,204億円
アメックスとはカナダ、オーストラリア、日本を含む複数国、ダイナース/Discoverとは米国、日本での加盟店相互開放について提携しています。
銀聯とは日中双方の利便性向上を目的とした提携を結んでいます。JCBはユーザーが便利にJCBカードを利用できる環境を整えるため、提携関係を強化しています。
また、JCB THE CLASSなどのJCBオリジナルシリーズ、ANA JCBカード、JAL・JCBカード プラチナ等のJAL・JCBカードのユーザーも多いです。
おすすめのJCBカードについては、以下で徹底的に解説しています。
富裕層の間ではアメックス、ダイナースがコスパ重視の世の中でも根強い人気を誇ります。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケート(2015年2月)が実施されたことがあります。
ランキングは1位アメックス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。アメリカン・エキスプレス、ダイナースのステータスが客観的に高く評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
支出額が多い方の間では、ダイナースのブラックカードが高い人気となっています。2%ANAマイル還元(少額のリボ払いで3%マイル還元)の破壊力は絶大です。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。
Squareがアメックスに加えて、ダイナースにも対応したのは素晴らしいことです。個人的にもダイナース、アメックスのファンですので嬉しいです。
おすすめのダイナース、アメックスについては、以下で丹念に分析しています。