2017年~2018年前半にかけて、仮想通貨が一大ムーブメントとなってホットとなっていました。
普段は投資とは縁遠い方までビットコインについて熱心に情報発信している情勢となっていました。
コインチェックの仮想通貨NEM流出・出金停止が大騒動となり、また、ビットコイン等の仮想通貨が暴落したことによって、一時の大ブームは沈静化しました。
大手ネット証券の一角であるマネックス証券を擁するマネックスグループが、騒動の大元となったコインチェック(Coincheck)を買収することを発表しました。
松本大社長はいずれ新規株式公開(IPO)を目指していると表明しました。今後、事業が順調に再び軌道に乗ったら、数年以内にIPOが実現する可能性があります。
コインチェックのIPO獲得に向けて今から備えることが重要です。Coincheckの上場、株価について、徹底的に解説します。
コインチェックの上場・IPO
コインチェックは本社を東京都渋谷区渋谷3-28-13 渋谷新南口ビル3Fに置いています。
2012年8月28日に設立されて、2017年7月末時点で社員数は71名、資本金は9,200万円という状況で事件が勃発しました。
2018年4月16日にマネックスグループがコインチェックの発行済株式の全てを取得する旨の合意が発表されました。
マネックス証券はわが国における大手ネット証券5社の一角を占めており、オンライン証券業界で長い業務実績・経験があります。
圧倒的な低スプレッドが魅力的なFXサービスも人気を博しています。
小口の個人投資家にとって嬉しい少額投資非課税制度、個人型確定拠出年金(iDeCo)も提供しています。
これまで培ってきた経営管理やシステムリスク管理などのノウハウを最大限に活かすことで、経営の安定性、信頼性は向上することが見込まれます。
2018年9月末時点では社員数154名、資本金1億円とパワーアップしており、2019年01月11日には仮想通貨交換業の登録を果たしました。
ビットコインというと胡散臭いイメージがつきまとっています。しかし、ビットコインをはじめとする仮想通貨領域では、2017年4月1日に日本国内で改正資金決済法が施行されて、法整備も整ってきました。
「仮想通貨」という言葉が法律用語に昇華して、今後ビットコイン交換所は登録制となり、従来よりも安心してビットコインを使えるようになりました。
有名企業ではビックカメラ、丸井、エイチ・アイ・エスでビットコイン払いが可能になっています。この他、LCCのピーチもビットコイン払いに対応する予定となっています。
この他、LCCのピーチもビットコイン払いに対応する予定となっていましたが、コインチェック事件の余波を受けて中止となりました。
ビックカメラで実際にビットコインのウォレットアプリを使ってビットコインを使いました。実にスムーズにお買い物できて便利でした。
マルイでもビットコイン払いが可能になっています。
ビットコインの買い方、使い方については、以下で分かりやすく説明しています。
株主優待に期待!
コインチェックはビットコイン等の仮想通貨の取引所を経営しているということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。
「GMOコイン」という仮想通貨取引所を運営しているGMOインターネットグループの金融会社、GMOフィナンシャルHDは株主優待を実施しています。以下の2つの選択制です。
- 保有株式数に応じて、対象期間中に生じた取引手数料相当額をキャッシュバック
- FXネオ取引の新規建て取引を対象に、保有株式数と取引数量に応じて、1万通貨あたり10円をキャッシュバック
例えばビットコインの売買数量に応じたキャッシュバックなどは大いに検討しえます。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 6.65 | 赤字 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.66 | 51.99 | 0.53% |
7616 | コロワイド | 6.58 | 240.41 | 0.24% |
8200 | リンガーハット | 5.42 | 161.17 | 0.40% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。コインチェックにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
コインチェックの上場に備えてすべき準備
上場したコインチェックの株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
コインチェックのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券(auアセットマネジメント仲介)、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。コインチェックも当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、コインチェックのIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
コインチェックのような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
コインチェックのIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
SBI証券の口座開設・維持費用、ネット入金・出金の費用は無料です。IPOに申し込むのに際して費用は一切かかりません。
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口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが開始しました。口座開設者数が大手ネット証券と比較すると少ないのでライバルが少ないのがメリットです。
機械的な完全ランダム抽選で平等・公平です。事前入金は不要で、口座残高がなくても申し込めるのも便利です。ネット上で手間をかけずにサクッとIPOのブックビルディングに参加することが可能です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
マネックス証券も完全抽選で小口個人投資家でも当選しやすい証券会社です。IPOにおいてはぜひ口座開設しておきたいネット証券です。
この他、幹事団として、岡三オンライン、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。
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また、裏幹事としては楽天証券、松井証券も取り扱いの可能性があります。