
AB&Company(9251)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年11月4日(木)~11月10日(水)、上場日は2021年11月18日(木)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,470円(1単元14.7万円)です。公募価格は2021年11月11日(木)に決定。
仮条件は1,470円~1,490円と上振れました。予想PERは15.8~16.1倍です。
初値予想は「マイナスリターンの可能性が高い」です。以下のレンジを想定しています。
1,300〜1,550円(仮条件の上限比-12.8%~+4.0%)
AB&Companyは美容室チェーンを全国展開しており、直営美容室運営事業・フランチャイズ事業・インテリアデザイン事業を行っています。
監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は東京都新宿区新宿二丁目16番6号 新宿イーストスクエアビル6階です。
AB&Companyとは
AB&Companyの連結子会社である株式会社ロイネス、株式会社Puzzle、株式会社agir及びAGU NY,Inc.は、それぞれ美容室を直営展開しており、その対価を得ています。
全ての直営店において、店舗運営は統一的なオペレーションにより行われているのが特徴です。
連結子会社であるB-first株式会社は、Agu.グループのフランチャイズ本部として、経営指導、企業ノウハウ及び教育研修の提供、プライベートブランド商品の販売、パーマ液やカラー剤等の材料仕入、広告代理業務、採用、経理や管理業務の代行等を行ない、フランチャイズ店からその対価を得ています。
店舗の運営は各フランチャイズ加盟法人で行われ、フランチャイズ契約により、美容室の経営に関するシステム(サービス・商品・人員の配置方法等)やノウハウ、商標等を使用しています。
そのため、加盟型フランチャイズ店においても、AB&Companyブランドを展開しています。

連結子会社である株式会社建.LABOは、美容室等の内装デザイン業者としてAgu.グループの美容室の出店及びグループ以外の受注案件に関して、店舗デザインや施工業者のアレンジ等のサービス提供を行ない、その対価を得ています。
AB&Companyは、インテリアデザイン事業を内製化することにより、内装工事費用を比較的安価に抑えることが出来、かつ、より短い期間での開業を可能としています。
持株会社の従業員数は14名、平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は1.6年、平均年間給与は734.1万円です。
AB&CompanyのIPOの諸データ
AB&Companyの業績推移
業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度も目立っており、収益化は道半ばとなっています。

主要な連結経営指標等(国際会計基準)の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第2期 | 第3期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年10月 | 2020年10月 | |
| 売上収益 | (百万円) | 8,700 | 9,630 |
| 営業利益 | (百万円) | 1,061 | 1,104 |
| 税引前利益 | (百万円) | 905 | 912 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | (百万円) | 614 | 584 |
| 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 | (百万円) | 615 | 583 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | (百万円) | 5,415 | 5,998 |
| 資産合計 | (百万円) | 18,109 | 18,822 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | (円) | 367.38 | 406.98 |
| 基本的1株当たり当期利益 | (円) | 41.73 | 39.68 |
| 希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | 41.73 | 39.68 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | (%) | 29.9 | 31.9 |
| 親会社所有者帰属持分当期利益率 | (%) | 12 | 10.2 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | 1,903 | 1,728 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | △367 | △379 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | △1,426 | △909 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (百万円) | 778 | 1,217 |
| 従業員数 | (人) | 108 | 115 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
ここ数ヶ月の東証マザーズ指数はボックスでの推移となっています。
堅調な展開に回帰すればIPOにおいて追い風となり、反落して軟調な推移になると向かい風となります。

上場規模
AB&CompanyのIPOの規模は最大で約80.0億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は50,000株、売出株式数は4,682,100株、オーバーアロットメント(OA)は709,700株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約37%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は99%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| Sunrise Capital III, L.P. | 34.40% | ◯ |
| Sunrise Capital III (JPY), L.P. | 18.60% | ◯ |
| Sunrise Capital III (Non-US), L.P. | 14.90% | ◯ |
| 丹内悠佑 | 10.00% | ◯ |
| (株)Logotype | 6.80% | ◯ |
| (株)SunFlower | 6.80% | ◯ |
| 市瀬一浩 | 3.30% | ◯ |
| (株)I.M.C | 2.90% | ◯ |
| 永島光 | 0.50% | ◯ |
| 樋口和貴 鈴木紀彦 曽我克 |
0.30% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
AB&Companyの事業は美容室チェーンの全国展開(直営美容室運営事業・フランチャイズ事業・インテリアデザイン事業)ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。
予想PERは15.8~16.1倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2406 | アルテサロンHLDGS | 22.76 | 2.04 | 0.87% |
| 4679 | 田谷 | 2.29 | 2.70 | 0.00% |
| 6571 | キュービーネットHLDGS | 47.42 | 2.32 | 0.00% |
| 9439 | エム・エイチ・グループ | 赤字 | 4.36 | 0.00% |
約80.0億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。上位株主にVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- セーフィー:+37.9%
- アシロ:+27.6%
- デコルテ・ホールディングス:-8.0%
- 全研本社:+11.6%
- プラスアルファ・コンサルティング:18.343.0%
- 日本電解:±0
- ペイロール:-6.5%
- ビジョナル:+43.0%
- スパイダープラス:+48.4%
- Appier Group:+26.9%
- ココナラ:+91.7%
- coly:+104.6%
- アクシージア:+41.4%
- QDレーザ:+134.4%
- ウェルスナビ:+50.0%
- ヤプリ:+65.8%
- プレイド:+99.4%
- Kaizen Platform:+1.7%
- クリーマ:+35.9%
- Retty:+36.5%
- プレミアアンチエイジング:+37.0%
- 日通システム:+83.3%
- I-ne:+12.5%
- ロコガイド:+130.3%
- SREホールディングス:-6.6%
- ランサーズ:+15.3%
- JTOWER:+63.8%
- フリー:+25.0%
- JMDC:+32.5%
- メドレー:-2.3%
- BASE:-6.9%
- HPCシステムズ:-6.0%
- ギフティ:+25.3%
- ステムリム:-7.0%
- ブシロード:+16.6%
- 新日本製薬:+13.2%
- Sansan:+5.8%
- EduLab:+2.2%
- ポート:-37.2%
- 自律制御システム研究所:-16.8%
- SBIインシュアランスグループ:±0%
- MTG:+21.6%
- メルカリ:+66.7%
- ラクスル:+9.7%
- SOU:+24.2%
- 神戸天然物化学:+56.6%
- HANATOUR JAPAN:+10.0%
- ウェルビー:+28.1%
- MS&Consulting:-2.3%
- PKSHA Technology:+128.3%
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
以上を総合考慮して、初値予想は「マイナスリターンの可能性が高い」です。
主幹事は大和証券、マッコーリーキャピタル証券 です。その他は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| 大和証券 | 3,482,900 | 73.60% |
| マッコーリーキャピタル証券 | 870,700 | 18.40% |
| 野村証券 | 283,900 | 6.00% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 94,600 | 2.00% |
大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券でも取り扱いの可能性があります。
AB&CompanyのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
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