
セーフィー(4375)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年9月10日(金)~9月16日(木)、上場日は2021年9月29日(水)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,280円(1単元22.8万円)です。公募価格は2021年9月17日(金)に決定。
仮条件は2,280円~2,430円と上振れました。予想PERは赤字です。
初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。
2,500〜3,200円(仮条件の上限比+2.9%~+31.7%)
セーフィーはクラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を展開しています。
監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都品川区西五反田1-5-1 A-PLACE五反田駅前です。
セーフィーとは
セーフィーは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、家から街まであらゆるビジネスシーンの映像をデータ化することで、人々の意思決定を支援していきたいと考え、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を開発・運営しています。
「Safie」はサブスクリプション型で提供される録画サービスであると同時に、録画以外に様々な映像分析サービスや連携サービスを追加することができるプラットフォームとなっており、直販及び様々な販売パートナー経由で展開。
「Safie」の特徴は、高画質・安価・安全で、誰でも簡単にスマホやパソコンで使えることであり、監視カメラサービスとして、小売・外食・不動産・建設・警備・自治体などの幅広い業界で活用されています。
監視カメラや防犯という用途にとどまらず、今までは人手不足でチェックできなかった作業工程や僻地の施設の状況を見える化したり、遠隔地の現場や複数の現場を俯瞰してみるなど、生産性向上や業務改善のための導入が拡大。
顧客が見たい場所に適切に使えるように、対応機種は毎年増加し続け、屋外型の「Safie GO」やウェアラブル型の「Safie Pocket」等の新機種を導入して、様々なシーンの映像を保存・視聴できるようになっています。
さらに多様な顧客課題を解決するために、セーフィーが開発した画像解析サービスを追加したり、他社のサービスや機器と連携することができる「映像プラットフォーム」として進化し続けています。
具体的には、セーフィーは以下などのサービスを展開しています。
- 顔認証技術による年齢性別属性分析サービス「Safie Visitors」
- 顔認証によりオフィスの鍵の開閉や勤怠管理システムとの連携が可能な「Safie Entrance」
- 店舗のPOSレジ情報と連携した「Safie POSジャーナル連携オプション」
- 来店人数を把握する人数カウントサービス「Safie AI People Count」
- YouTubeに録画映像を配信する「YouTube Live連携オプション」
- 自動で定点撮影した画像を保存・配信する「オートスナップショット」
また、2020年7月に遠隔業務を変革するウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」、2021年4月に建設現場向けに重機取付型セーフティカメラシステム「ドボレコJK」、クレーンカメラと「Safie」の連携サービスをリリースしました。
セーフィーは今後も、これまで保存された様々な場面の映像データを活かして、様々な業種業界の現場ごとに最適な機種や画像解析アプリケーションやIoT機器連携ソリューションをリリースし、様々な業界の現場DX(デジタルトランスフォーメーションを推進していく方針です。
従業員数は193名、平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は1.52年、平均年間給与は609.5万円です。
セーフィーのIPOの諸データ
セーフィーの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、大局的には成長の傾向となっています。

主要な経営指標等(国際会計基準)の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | 第6期 | 第7期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2018年12月 | 2019年12月 | 2020年12月 | |
| 売上高 | (千円) | 138,306 | 290,347 | 600,079 | 1,957,541 | 5,047,642 |
| 経常損失 | (千円) | △79,506 | △180,049 | △234,920 | △495,219 | △97,204 |
| 当期純損失 | (千円) | △79,796 | △180,339 | △278,728 | △495,587 | △99,494 |
| 資本金 | (千円) | 57,750 | 100,000 | 100,000 | 100,000 | 100,000 |
| 発行済株式総数 | (株) | 31,860 | 40,420 | 40,420 | 45,850 | 45,850 |
| 純資産額 | (千円) | △77,550 | 792,110 | 513,382 | 2,195,123 | 2,095,628 |
| 総資産額 | (千円) | 166,811 | 1,033,861 | 864,022 | 2,975,000 | 3,093,360 |
| BPS | (円) | △2,434.10 | 19,596.99 | 12,701.19 | 47.76 | 45.59 |
| 1株配当 | (円) | - | - | - | - | - |
| EPS | (円) | △2,504.59 | △4,985.46 | △6,895.80 | △11.91 | △2.17 |
| 自己資本比率 | (%) | △46.5 | 76.6 | 59.4 | 73.6 | 67.6 |
| 自己資本利益率 | (%) | - | - | - | - | - |
| 配当性向 | (%) | - | - | - | - | - |
| 営業CF | (千円) | - | - | - | △779,337 | △317,739 |
| 投資CF | (千円) | - | - | - | △35,677 | △188,088 |
| 財務CF | (千円) | - | - | - | 2,289,569 | △44,408 |
| 現金等 | (千円) | - | - | - | 2,090,332 | 1,540,096 |
| 従業員数 | (人) | 11 | 19 | 39 | 94 | 135 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では直近安値を割ってから反発しています。
堅調な展開に回帰すればIPOにおいて追い風となり、反落して軟調な推移になると向かい風となります。

上場規模
セーフィーのIPOの規模は最大で約236.2億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は3,297,700株、売出株式数は5,711,000株、オーバーアロットメント(OA)は1,351,300株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約21%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は63%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 佐渡島隆平 | 29.27% | ◯ |
| 下崎守朗 | 12.45% | ◯ |
| ソニーネットワークコミュニケーションズ(株) | 11.04% | ◯ |
| 森本数馬 | 8.68% | ◯ |
| オリックス(株) | 6.19% | ◯ |
| キヤノンマーケティングジャパン(株) | 6.19% | ◯ |
| 31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI(同) | 4.95% | ◯ |
| 関西電力(株) | 4.57% | ◯ |
| 古田哲晴 | 1.36% | ◯ |
| NTTインベストメント・パートナーズファンド3号投資事業有限責任組合 | 0.95% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
セーフィーの事業はクラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しており、クラウドというキラーワードも事業に内包しています。
予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると割安感はありません。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 3681 | ブイキューブ | 21.70 | 10.00 | 0.45% |
| 3694 | オプティム | 95.74 | 26.47 | 0.00% |
| 4308 | Jストリーム | 21.47 | 3.82 | 0.48% |
| 6750 | エレコム | 16.00 | 2.29 | 1.91% |
| 6752 | パナソニック | 14.76 | 1.26 | 2.13% |
| 6771 | 池上通信機 | 14.68 | 0.38 | 1.87% |
| 7758 | セコニック | 17.19 | 0.31 | 1.94% |
約236.2億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- アシロ:+27.6%
- デコルテ・ホールディングス:-8.0%
- 全研本社:+11.6%
- プラスアルファ・コンサルティング:18.343.0%
- 日本電解:±0
- ペイロール:-6.5%
- ビジョナル:+43.0%
- スパイダープラス:+48.4%
- Appier Group:+26.9%
- ココナラ:+91.7%
- coly:+104.6%
- アクシージア:+41.4%
- QDレーザ:+134.4%
- ウェルスナビ:+50.0%
- ヤプリ:+65.8%
- プレイド:+99.4%
- Kaizen Platform:+1.7%
- クリーマ:+35.9%
- Retty:+36.5%
- プレミアアンチエイジング:+37.0%
- 日通システム:+83.3%
- I-ne:+12.5%
- ロコガイド:+130.3%
- SREホールディングス:-6.6%
- ランサーズ:+15.3%
- JTOWER:+63.8%
- フリー:+25.0%
- JMDC:+32.5%
- メドレー:-2.3%
- BASE:-6.9%
- HPCシステムズ:-6.0%
- ギフティ:+25.3%
- ステムリム:-7.0%
- ブシロード:+16.6%
- 新日本製薬:+13.2%
- Sansan:+5.8%
- EduLab:+2.2%
- ポート:-37.2%
- 自律制御システム研究所:-16.8%
- SBIインシュアランスグループ:±0%
- MTG:+21.6%
- メルカリ:+66.7%
- ラクスル:+9.7%
- SOU:+24.2%
- 神戸天然物化学:+56.6%
- HANATOUR JAPAN:+10.0%
- ウェルビー:+28.1%
- MS&Consulting:-2.3%
- PKSHA Technology:+128.3%
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。
主幹事はSMBC日興証券です。その他は、みずほ証券、東海東京証券、野村證券、SBI証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、楽天証券、いちよし証券、マネックス証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| SMBC日興証券 | 6,036,000 | 67.00% |
| みずほ証券 | 2,072,000 | 23.00% |
| 東海東京証券 | 270,300 | 3.00% |
| 野村証券 | 180,200 | 2.00% |
| SBI証券 | 135,100 | 1.50% |
| 大和証券 | 135,100 | 1.50% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 45,000 | 0.50% |
| 楽天証券 | 45,000 | 0.50% |
| いちよし証券 | 45,000 | 0.50% |
| 丸三証券 | 45,000 | 0.50% |
みずほ証券の委託幹事としてPayPay証券でも取り扱いを期待できます。
また、SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
三菱UFJグループの三菱UFJ eスマート証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
セーフィーのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。



マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)