スカイマークという航空会社がありますね。民事再生手続きを経た経営再建が順調であり、早ければ2020年前半にも再上場する予定でした。
上場のアドバイザーや主幹事などを選定し、2019年10月25日に東京証券取引所に上場を申請。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による経営環境の急変、株式市場の動向などを考慮して上場申請を取り下げました。
今後は仕切り直しとなり、コロナウイルスの収束、株式市場の回復などが実現してからのIPOとなり、早ければ2022年春にも再開する予定です。
2021年4月の運航計画では減便対象は羽田-鹿児島線のみで、99%の便を運航する予定です。
搭乗率も2021年2月は61.8%まで回復しており、2020年10月以来4カ月ぶりに6割を超えたました。今後は需要がどの程度回復するかで再上場の時期を決定します。
スカイマークの市江社長は、再上場した後は、海外の企業や航空会社以外の企業からの出資を受け入れる可能性も示しており、株価に注目です。
大型IPOは大量取得が容易です。スカイマークのIPO獲得に向けて今から備えることが重要です。
スカイマークの上場・IPO
スカイマークは本社を東京都大田区羽田空港3丁目5番10号 ユーティリティセンタービル 8階に置き、北は北海道の新千歳、南は沖縄の那覇まで国内線を運航しています。
現在は26機を擁して年間675万人のユーザーに利用されています。
ANA・JALのメガフラッグとLCCの中間的な存在で、リーズナブルな価格と機内サービスを両立させた「第三の道」です。AIR DO(エアドゥ)、Solaseed Air(ソラシドエア)と似ています。
スカイマークは拡大路線で蹉跌して大型機の座席を埋められなかったこと、急激な円安によるドル建てリース料支払いの負担増(為替ヘッジをしていなかった)、競合他社との競争激化などで民事再生となり上場廃止しました。
その後は、ANAホールディングスなどの出資があり、航空機の小型化、収益性の高い路線への集中などで業績を改善させてきました。
民事再生手続きは2016年3月に完了して、2016年4月~12月の全路線搭乗率は80~88%と高水準で推移し、各月の搭乗者数も前年を上回って堅調となっていました。
航空機の燃料価格下落も追い風に、現体制が発足した当初の想定以上に業績回復が順調に進み、2016年7月1日には神戸-仙台線の運航を再開します(1日2往復)。
2016年からは「スカイマークxネスレ日本 また乗りたくなる空の旅 プロジェクト」を飛行時間が2時間以上の路線からスタート。
羽田=那覇線、福岡=札幌(新千歳)線、茨城=那覇線、名古屋(中部)=那覇線、神戸=那覇が対象で順次拡大しました。
ネスカフェのスカイマーク限定・オリジナルデザイン「キットカット」が無料でもらえて、「ネスカフェ フラジール」を1杯100円(税込)で販売。
前列席「足のばシート」の6席を対象にエンタメコンテンツが楽しめるタブレットが貸し出され、ネスレシアターにて公開しているスカイマークを舞台にしたショートフィルム、4種類のゲームが搭載されているゲームアプリを楽しめました。
また、「SKY KIDS(スカイキッズ)」の利用者を対象に、出発空港で思い出の写真を撮影して、その写真がパッケージに印刷されたキットカットを到着時に渡してくれます。
今後の成長戦略としては、国際線での定期便を導入することで、インバウンドの訪日客の取り込みを目指しています。
海外の就航先としては成田=サイパン線を運行しています(現在は運休中)。
その他、韓国、中国、台湾、グアムが候補であり、中国路線では北京・上海などの大都市以外の主要都市と、日本を結ぶ路線開設を検討しています。
また、成田空港発着の国際チャーター便「成田-パラオ線」を運航するなどの取り組みを推進しており、着実に日本の翼の一角として成長を続けています。
株主優待に期待!
スカイマークは航空会社ということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。競合他社ではJAL、ANA、スターフライヤーが株主優待を実施しています。
普通運賃50%割引(1枚につき国内定期路線片道1区間割引)、オリジナルカレンダーなどの株主優待を検討し得ます。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 3.01 | 27.59 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 6.37 | 20.99 | 0.61% |
7616 | コロワイド | 4.16 | 59.53 | 0.30% |
8200 | リンガーハット | 5.29 | 91.00 | 0.44% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。スカイマークにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
スカイマークの上場に備えてすべき準備
上場したスカイマークの株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
スカイマークのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券(auアセットマネジメント仲介)、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。スカイマークも当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、スカイマークのIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
スカイマークのような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
スカイマークのIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
SBI証券の口座開設・維持費用、ネット入金・出金の費用は無料です。IPOに申し込むのに際して費用は一切かかりません。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
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SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが開始しました。口座開設者数が大手ネット証券と比較すると少ないのでライバルが少ないのがメリットです。
機械的な完全ランダム抽選で平等・公平です。事前入金は不要で、口座残高がなくても申し込めるのも便利です。ネット上で手間をかけずにサクッとIPOのブックビルディングに参加することが可能です。
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マネックス証券も完全抽選で小口個人投資家でも当選しやすい証券会社です。IPOにおいてはぜひ口座開設しておきたいネット証券です。
この他、幹事団として、岡三オンライン、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。
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