オリックス(8591)が株主優待を拡充して、初めての権利確定日を追加して、内容も明らかになりました。
「ふるさと優待」という名称で、取引先が取り扱うの商品の中から、オリックスが1地域1商品、5,000 円相当の名産品を厳選してカタログギフトに仕立て、その中から1点選べます。ギフト対象となる商品は毎年更新する予定となっています。
オリックスは東証1部上場企業であり、貸借銘柄です。権利確定日は3月末です。株主優待が届くのは6月下旬です。
オリックスの株主優待
ふるさと優待
オリックスの株主優待は、2015年3月末以降、毎年3月末時点で100株以上保有していると受け取れます。ふるさと優待は、ふるさと納税を意識した名前ですね。
対象商品は、北海道、東北、北陸、東海、四国、九州など各地域の取引先企業が販売する食品・飲料などです。合計8~10品(今年度の予定)が掲載されたカタログの中から1品を選択できます。
商品金額は5,000円相当(税込・送料込)の予定です。予定商品の例として、(1)「チーズオムレット」ほか焼き菓子や紅茶の生チョコの詰め合わせ、(2)「九州野菜ドレッシング」と「九州野菜ぽん酢」詰め合わせが挙げられていました。
2015年の具体的内容は以下のとおりです。各県の支店長の写真と、おすすめする理由も記載されていました。
北海道
スナッフルス菓子詰め合わせ
宮城
伊達の牛たん詰め合わせ
千葉
千葉落花生物語
静岡
静岡産のお茶
愛知
マルホンごま油セサミセット
和歌山
幻の梅
香川
讃岐うどん特選セット
福岡
九州Kitchen8本ギフト
新潟
特別栽培米 白米10kg
その他
この他、水族館年間パスポート2枚(2名分)もあります。選べるのは、すみだ水族館か京都水族館です。すみだ水族館のパスポート(2枚)は、ヤフオクで5,000円前後で売却することも可能です。
株主カード
これまでの「株主カード」は今後も継続されます。株主カードの提示により、以下の特典が受けられます。
- レストランの割引・優待(ふぐ料理春帆楼のドリンク1杯無料、かごの屋10%割引)
- 水族館入場料10%割引(すみだ水族館/京都水族館/新江ノ島水族館)
- プロ野球公式戦優待価格観戦(京セラドーム大阪B指定席を1,000円に割引、1回の利用につき4枚まで)
- レンタカー利用料30%割引(乗用車クラス)
- カーシェアリングの新規入会の優待
- ホテル・温泉旅館宿泊割引
- ゴルフ場ドリンク1杯無料(1回の利用につき4名まで)
- 有料老人ホーム・シニアマンション入居時費用割引等(オリックス・リビング)
特に和食レストラン「かごの屋」での10%割引は使いやすいです。ランチでも割引が適用されます。
以下は小町弁当・デザート・ドリンクセットで1,706円(税込)です。ホットコーヒーはおかわり自由ですので、2~3杯飲みたい珈琲族にとってはありがたいです。
以下はにぎり寿司ランチで1,706円です。こちらはホットコーヒーは別で162円です。汁物がお吸い物ではなく、味噌汁なのが個人的にはいいです。
オリックスの株主優待カードを使うと、10%割引となります!
この10%オフは、クリエイト・レストランツ・ホールディングスの株主優待とも併用可能です。
車を持っていない場合は、レンタカーとカーシェアリングの割引も使えます。
オリックスレンタカーの乗用車クラスの基本料金が30%OFFとなります。北海道・沖縄だと全クラスが50%OFF(8/1-31は除外)となります。
オリックスカーシェアの新規入会特典もお得です。以下の特典がつきます。
- ICカード発行手数料の1,000円が無料
- 月額基本料が2ヶ月無料
- 4,500円分時間料金無料が2ヶ月
ホテルは宿泊割引が基本ですが、ヒルトン沖縄北谷リゾートは、レストランが10%割引となります。
また、ハイアット・リージェンシー京都はご婚礼特典があります。お料理・飲み物5%割引、席料50%割引、ハネムーンルーム1泊ご招待、列席者向け宿泊ご優待があります。
オリックスの株主優待カードは地味にお得です。
オリックスの概況
オリックスは、リースを中心に、銀行や保険、不動産、ベンチャーキャピタルなどの多様なサービスを展開する総合金融グループです。諸々の評判があり、好き嫌いが分れる企業です。
創業事業のリースでは、情報関連機器や産業・工作機械、輸送用機器など多様な物件を取り扱い、中堅・中小企業を中心に広範な顧客基盤を築いています。
業容拡大の原動力となった不動産事業では、オフィスビルやマンション、物流施設などの開発や分譲、賃貸など、多岐にわたる業務を展開しており、海外展開にも積極的で、米州やアジアを中心に広範なネットワークを構築しています。
2015年3月期のセグメント収益構成比は、法人金融サービス事業3.9%、メンテナンスリース事業12.1%、不動産事業8.3%、事業投資事業30.5%、リテール事業(生命保険、銀行など)19.5%、海外事業25.7%です。
米国で生まれたリース事業に注目した日綿実業(現・双日)、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)などが、米U.S.リーシング社のノウハウを取り入れ、1964年にオリエント・リースを設立しました。
1970年に大証2部に上場し、翌71年には東証2部に上場し、73年に東証・大証1部に昇格しました。
1988年に阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)を買収し、1989年に社名を「オリックス」に変更しました。
リーマン・ショック後に金融市場の信用が凍りついた際には万が一の懸念まで浮上しましたが、その後は順調に回復しました。
2013年にはオランダの資産運用会社大手のロベコを買収し、2014年には、マンション大手の大京、ハートフォード生命を買収しました。ここ最近は攻めに転じています。
売上高・利益
営業収益・営業利益・経常利益・純利益・EPS・配当のいずれも華麗な右肩上がりです。
リーマン・ショック後は倒産懸念も囁かれましたが、金融危機を乗り越えて順調に回復しています。予想はQuickコンセンサスです。
オランダの資産運用会社ロベコ(13年7月買収)や大京(14年2月買収)、ハートフォード生命(14年7月買収)の連結子会社化などが大幅な増収に寄与しています。目下のところ絶好調となっています。
決算期 | 営業収益 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2010/03(実) | 932,841 | 29,571 | 55,608 | 37,757 | 37.1 | 7.5 | 20% |
2011/03(実) | 970,110 | 73,960 | 91,965 | 67,275 | 62.6 | 8 | 13% |
2012/03(実) | 972,884 | 125,195 | 130,484 | 86,150 | 80.1 | 9 | 11% |
2013/03(実) | 1,065,638 | 150,598 | 172,518 | 111,909 | 102.9 | 13 | 13% |
2014/03(実) | 1,341,651 | 200,978 | 283,726 | 186,794 | 147.3 | 23.0 | 16% |
2015/03(実) | 2,174,283 | 256,829 | 344,017 | 234,948 | 179.5 | 36.0 | 20% |
2016/03(予) | 2,359,046 | 321,805 | 377,450 | 245,834 | 187.5 | 44.7 | 24% |
キャッシュ・フロー
営業CFは常に純利益を大幅に上回っています。一般論としては安心感があります。投資キャッシュフローは2014年度からマイナスに転じており、積極投資に乗り出しています。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2010/03(実) | 209,311 | 432,788 | -466,924 | 642,099 |
2011/03(実) | 212,380 | 251,598 | -363,590 | 463,978 |
2012/03(実) | 332,994 | 41,757 | -318,477 | 374,751 |
2013/03(実) | 391,304 | 105,657 | -467,193 | 496,961 |
2014/03(実) | 470,993 | -202,166 | -274,579 | 268,827 |
2015/03(実) | 257,611 | -467,801 | 213,432 | -210,190 |
利益率・CFマージン・ROE
総合金融業ということでマージンは日本企業としては高めです。昨今、注目を集めているROEは10%を超える水準が定着してきました。
最新のROE(11.5%)を分解すると財務レバレッジ5.32倍、総資産回転率0.2回、純利益率13.92%です。
財務レバレッジは高めであり、資産から売上を作る回転率(資産効率)はかなり低めで、売上から利益を作る利益率は高めです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2010/03(実) | 6.0% | 4.0% | 22.4% | 3.1% |
2011/03(実) | 9.5% | 6.9% | 21.9% | 5.1% |
2012/03(実) | 13.4% | 8.9% | 34.2% | 6.4% |
2013/03(実) | 16.2% | 10.5% | 36.7% | 7.4% |
2014/03(実) | 21.1% | 13.9% | 35.1% | 10.5% |
2015/03(実) | 15.8% | 10.8% | 11.9% | 11.5% |
2016/03(予) | 16.0% | 10.4% | - | - |
指標
予想配当利回りは2.42%(配当性向20%)であり、株主優待利回りは3.03%です。配当+優待利回りは年5.47%です。
PBR1.00倍、予想PER8.57倍、自己資本比率18.8%、有利子負債は4兆4177億円、現金等は8275億円、営業CFは2576億円です。
私はバズーカ2で跳ねた後に垂れた所でポジり、その後の戻りの局面で早々に売ってしまい、株主優待の新設後に買い戻して今に至ります。
指標面では割安で成長性も問題なく、当面は金融緩和が続くことが予想されることから、100株は安心してホールドできます。
オリックスの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
株主優待の投資はSBI証券で行なっています。1日定額プランの場合、現物取引50万円・制度信用取引50万円・一般信用取引50万円=合計1日150万円まで手数料無料で売買可能!
SBI証券はリーズナブルな取引手数料以外にも、一般信用取引、IPO、PTS取引、充実の商品ラインナップ、充実の投資情報など多数のメリットがあります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
手数料の安さを重視する場合は、SBIネオトレード証券の活用も検討し得ます。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
岡三オンラインは1日定額プランだと、現物取引50万円、信用取引50万円までは手数料がそれぞれ無料です(1日最大100万円)。
岡三RSSなどの取引ツール、事前入金不要のIPOが魅力的なネット証券です。
老舗証券の岡三証券グループのネット証券で安心感・信頼性も高いです。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓