ジーフット (2686)が東証一部または東証二部に昇格することが決まりました。東証一部の昇格要件は充足しているため、東証一部になると思われます。
(追記:やはり東証一部となりました。)
立会外分売、株式分割、優待の改善などを経た東証一部昇格ということで、v-com2さんの東証一部昇格狙い投資法がストライクとなった企業でした。
7月31日には1株→2株の株式分割を行いました。株主優待はこれまでは100株・500株・1000株でした。分割後は100株・1000株・2000株になります。
100株優待については必要な金額が半分になるので、実質的に株主優待の拡充です。2014年に続いて2度目の株式分割&株主優待の拡充を行い、東証一部昇格に辿り着きました。
ジーフットの株主優待
ジーフットは株主優待を行っています。権利確定日は2月末です。グループ全店(※)で利用できる優待券(1,000円単位)です。来年からは、金額は以下の通りです。
- 100株以上:株主優待券2,000円(1,000円券2枚)
- 1000株以上:株主優待券10,000円(1,000円券10枚)
- 2000株以上:株主優待券20,000円(1,000円券20枚)
ジーフットの概況
ジーフットは名証2部上場企業です。地方の証券取引所には割安バリュー銘柄が潜んでいたりしますね。
イオングループの立場を活かしてイオン九州への出店を軸に店舗数は純増しています。流行のスニーカーが牽引して通期で既存店が堅調となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_2KuHZZBs3E
PBの比率の上昇で粗利率は向上しています。訪日客が多い渋谷店は全面リニューアルで底上げを図っています。
ジーフットの最新チャート
売上高・利益
売上・利益は右肩上がりの傾向が続いています。EPS(1株利益)と1株配当も右肩上がりの傾向です。
配当性向は概ね10~30%で推移しています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2011/01(実) | 82,344 | 1,894 | 1,821 | 598 | 28.7 | 5.0 | 17% |
2012/01(実) | 92,136 | 3,022 | 2,979 | 979 | 47.0 | 5.0 | 11% |
2013/02(実) | 102,454 | 4,021 | 3,995 | 1,654 | 79.4 | 10.0 | 13% |
2014/02(実) | 98,370 | 4,465 | 4,423 | 2,180 | 104.7 | 15.0 | 14% |
2015/02(実) | 103,467 | 5,507 | 5,465 | 2,801 | 134.5 | 22.0 | 16% |
2016/02(予) | 107,500 | 6,100 | 6,050 | 3,150 | 151.2 | 36.0 | 24% |
キャッシュ・フロー
営業CFは純利益を上回っている年度と下回っている年度があります。
近年は純利益の伸びに対して営業キャッシュ・フローが悪化している点がきになるところですが、許容範囲かなと思います。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2011/01(実) | 1,991 | -1,176 | -2,143 | 815 |
2012/01(実) | 2,189 | -1,063 | -1,051 | 1,126 |
2013/02(実) | 995 | 296 | -2,429 | 1,291 |
2014/02(実) | -1,393 | -1,375 | 2,444 | -2,768 |
2015/02(実) | -2,203 | -1,084 | 3,085 | -3,287 |
利益率・CFマージン・ROE
マージンはそこそこの数字まで上昇してきました。ROEは14.2%まで上昇しています。
最新のROE(14.2%)を分解すると、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)2.75倍、総資産回転率1.90回、純利益率2.71%です。
財務レバレッジは標準的であり、資産から売上を作る回転率(資産効率)はやや高めで、売上から利益を作る利益率は業種からはやや高めです。総じて良い高ROEです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2011/01(実) | 2.2% | 0.7% | 2.4% | 4.5% |
2012/01(実) | 3.2% | 1.1% | 2.4% | 6.9% |
2013/02(実) | 3.9% | 1.6% | 1.0% | - |
2014/02(実) | 4.5% | 2.2% | -1.4% | 12.5% |
2015/02(実) | 5.3% | 2.7% | -2.1% | 14.2% |
2016/02(予) | 5.6% | 2.9% | - | - |
指標
予想配当利回りは1.88%(配当性向24%)であり、株主優待利回りは2.09%です。配当+優待利回りは年3.97%です。
PBR1.77倍、予想PER12.69倍、自己資本比率36.3%です。有利子負債は97.1億円、現金等は23.5億円、営業CFは-22.0億円です。
https://www.youtube.com/watch?v=itAOtMktjiE
まとめ
ジーフットは2014年にも株式分割&実質優待拡充を行っています。立会外分売も行っており、東証一部昇格狙いサインが点灯していました。
以前に「2015年に入っても更なる株式分割&実質優待拡充ということで、名証2部から東証一部へと羽ばたく日が着々と近づいている感があります」と述べていましたが、その日がついに訪れました。
rikaさんは以前にジーフットの説明会についてアップしてくださってました。ジーフットも東京都内に店舗があり、インバウンドの恩恵を受けていたようでした。
4月にリニューアルオープンした渋谷センター店は売上が3倍に爆増とか^^
中国株式市場の崩壊は気になりますが、今後も期待したところです。ジーフットの過去2年間のチャートは以下の通りです。
一時的に下落する局面はありましたが、大局的には美しい右肩上がりの軌跡となりました。
昇格と同時に公募増資・売出はあるものの、やがてこれを吸収して、年初来高値を更新しての新波動入りを期待します。名証時代の最後の2年間のチャートは以下のとおりです。
ジーフットの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
株主優待の投資はSBI証券で行なっています。1日定額プランの場合、現物取引50万円・制度信用取引50万円・一般信用取引50万円=合計1日150万円まで手数料無料で売買可能!
SBI証券はリーズナブルな取引手数料以外にも、一般信用取引、IPO、PTS取引、充実の商品ラインナップ、充実の投資情報など多数のメリットがあります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
手数料の安さを重視する場合は、SBIネオトレード証券の活用も検討し得ます。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
岡三オンラインは1日定額プランだと、現物取引50万円、信用取引50万円までは手数料がそれぞれ無料です(1日最大100万円)。
岡三RSSなどの取引ツール、事前入金不要のIPOが魅力的なネット証券です。
老舗証券の岡三証券グループのネット証券で安心感・信頼性も高いです。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓