イオンモールというイオングループの中核企業。ショッピングモール(SM)の開発・運営・管理を行っている企業があります。
イオンギフトカードまたはカタログギフトの株主優待を実施しており、利便性が高いことから人気を博しています。
イオンモール(8905)の株価、株主優待について徹底的に解説します。
イオンモールの株主優待
イオンモールは東証一部上場の貸借銘柄です。権利確定日は2月末の年1回です。
権利付き最終日に株式を保有していると株主優待がもらえます。
イオンモールの株主優待は人気が高いイオンギフトカード、カタログギフト、カーボンオフセットサービスのうち好きな方一つです。金額は以下の通りです。
- 100株以上:3,000円相当
- 500株以上:5,000円相当
- 1000株以上:10,000円相当
カーボンオフセットサービスを選ぶと、株主優待品相当額分の二酸化炭素(CO2)排出権が、一般社団法人「日本カーボンオフセット」を通じて、国の償却口座に無償で移転されます。
2017年2月期の実績では27名の応募があり、22トン分となりました(カーボンオフセット証明書)。
イオンモールの株主優待には、長期保有による優遇もあります。3年以上継続保有の場合、以下のイオンギフトカードを獲得できます。
2月末時点保有株式数 | イオンギフトカード金額 |
---|---|
1,000株~1,999株 | 2,000円 |
2,000株~2,999株 | 4,000円 |
3,000株~4,999株 | 6,000円 |
5,000株以上 | 10,000円 |
長期保有の要件は「2月末日の株主名簿に、当社株式1,000株以上の株主として記載され、保有継続期間が3年以上の株主さま(同一株主番号で2月末日及び8月末日の当社株主名簿に連続7回以上記載された株主さま)」です。
イオンギフトカードはイオン、ダイエー、マックスバリュ等のイオングループ店舗が近くにあったら現金同様のアイテムですので便利です。
金券ショップでは買取不可という店舗と、封筒未開封の状態でスタッフの前で開けた場合はOKという店舗に分かれています。
ヤフオク!やメルカリでは高いレートで売却できます。
使うもよし、売るもよしの万能戦士です。ドラクエの職業で喩えると勇者のような存在です。
イオンモールの株価
イオンモールは1911年設立の岐阜繭糸が源流であり、1970年にジャスコグループ(現イオングループ)の傘下に入りました。
1989年にイオングループの大規模SC開発・運営を手掛けるショッピングセンター(SC)事業を開始しました。
2007年8月にイオングループのSC専業ディベロッパーであったダイヤモンドシティと合併して、新「イオンモール」としてリ・スタートしました。
現在はイオングループの中核企業の一角となっており、ショッピングモール(SM)の開発・運営・管理を展開しています。
新規モール開発のほか、既存モールの増床・リニューアル、専門店のテナント入替えなどで集客力を高め、歩合家賃収入の拡大を図っています。
営業収益の大半をテナントからの賃料収入が占めています。
「固定家賃収入」と、テナント売上高に応じて決定される「歩合家賃収入」で構成され、テナントの売上増に伴って収益も向上します。
2017年5月31日時点で国内150・中国13・ベトナム4(PM受託1)・カンボジア1・インドネシア1のモールを運営・管理しています。
子会社のOPAは都市型ファッションビル(21モール)の管理・運営を行っています。パルコと似たイメージですね。
外部顧客への営業収益の構成(2017年2期連結)は、日本90%、中国7%、アセアン3%となっています。
大部分が日本ですけれども、海外にも進出しています。
売上高・利益
売上高・経常利益・純利益・EPSは右肩上がりとなっています。営業利益は微減の年度があるものの、大局的には右肩上がりです。配当性向は20%台前半の年度が多いです。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2013/02(実) | 161,427 | 41,743 | 39,784 | 21,865 | 120.7 | 22.0 | 18% |
2014/02(実) | 176,931 | 42,227 | 41,046 | 23,430 | 107.0 | 22.0 | 21% |
2015/02(実) | 203,902 | 41,872 | 41,160 | 24,513 | 107.6 | 22.0 | 20% |
2016/02(実) | 229,754 | 43,870 | 42,412 | 24,639 | 108.4 | 22.0 | 20% |
2017/02(実) | 269,793 | 44,935 | 46,420 | 28,527 | 125.5 | 27.0 | 22% |
2018/02(予) | 295,000 | 50,000 | 48,500 | 29,500 | 129.7 | 32.0 | 25% |
キャッシュ・フロー
営業キャッシュフローは純利益を大幅に上回っています。一般論としては安心感があります。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2013/02(実) | 63,226 | -69,751 | 35,493 | -6,525 |
2014/02(実) | 44,382 | -47,143 | 17,232 | -2,761 |
2015/02(実) | 76,152 | -127,505 | 54,994 | -51,353 |
2016/02(実) | 61,785 | -146,332 | 73,446 | -84,547 |
2017/02(実) | 73,646 | -63,574 | 8,312 | 10,072 |
利益率・CFマージン・ROE
経常利益率、純利益率、ROEのいずれも高い水準で推移しています。
最新のROEを分解すると純利益率10.57%、総資産回転率0.27倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)2.89倍です。
財務レバレッジは若干高めで、資産から売上を作る回転率(資産効率)は不動産業としては標準的で、売上から利益を作る利益率は高めです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2013/02(実) | 24.6% | 13.5% | 39.2% | 10.7% |
2014/02(実) | 23.2% | 13.2% | 25.1% | 9.2% |
2015/02(実) | 20.2% | 12.0% | 37.4% | 7.9% |
2016/02(実) | 18.5% | 10.7% | 26.9% | 7.5% |
2017/02(実) | 17.2% | 10.6% | 27.3% | 8.3% |
2018/02(予) | 16.4% | 10.0% | - | - |
指標
イオンモールの株主優待利回りは100株保有の場合、年1.52%です。
予想配当利回りは1.62%(配当性向25%)であり、配当+優待利回りは年3.14%です。
PBR 1.28倍、予想PER 15.22倍、自己資本比率34.1%です。有利子負債は3602億円、現金等は695億円、営業CFは736億円です。
2018年2月期1Qの連結業績は、営業収益が前年同期比6%増の711億円、営業利益が同7%増の121億円でした。
国内事業では既存の72モールの専門店売上が3.4%増と堅調に推移して、新規モールも寄与して増収となりました。
既存モールはシネマがヒット作に恵まれて来店客が増加して、かつリニューアル効果により食品などの売上が増加しました。
海外事業では中国、アセアンともに所得、消費水準の向上により顧客層が拡大しており、既存モールが順調に推移して増収を確保しています。
今期は中国で4モールのオープン、インドネシアで1モールのオープンを予定しています。
国内事業では既存7モールでテナント入替えによるリニューアルを実施して、新陳代謝を推進するとともに、新規2モールの開業を予定しています(うち1モールは開業)。
スケールメリットを活かして更なる効率的なオペレーション・システムの構築等によるローコスト運営に取り組み、モール収益の拡大を進める方針となっています。
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