カゴメというトマト加工品の大手企業があります。トマトケチャップ等の調味料、野菜飲料、乳酸菌関連製品、トマトの栽培などを展開しています。
自社製品がもらえる株主優待を実施しており、日常の生活に着実に役立つことから人気を博しています。
カゴメ(2811)の株価、株主優待について徹底的に解説します。
カゴメの株主優待
カゴメは東証1部上場の貸借銘柄です。権利確定日は6月末・12月末の年2回です。
権利確定日に株式を保有していると株主優待がもらえます。権利確定日は以下のとおりです。ただし、2019年からは受渡日が3営業日後に変更される予定となっています。
- 2017年12月26日
- 2018年6月26日
- 2018年12月25日
- 2019年6月25日
- 2019年12月25日
カゴメの株主優待は、自社商品(食品・ジュース等)です。100株以上は1,000円相当、1,000株以上は3,000円相当となっています。
株式数 | 株主優待の内容 |
---|---|
100株以上 | 野菜生活100 Smoothie ベリースムージー 豆乳ヨーグルトMix |
野菜生活100 Peel&Herb アップル・ジンジャーミックス | |
カゴメ野菜ジュース 食塩無添加 | |
カゴメトマトケチャップ | |
トマトパッツァ用ソース | |
カゴメ醸熟ソース こぶりちゃん ウスター | |
1000株以上 | 野菜生活100 Smoothie 豆乳バナナMix |
野菜生活100 Smoothie グリーンスムージーMix | |
野菜生活100 Smoothie ベリースムージー 豆乳ヨーグルトMix | |
野菜生活100 Peel&Herb アップル・ジンジャーミックス | |
野菜生活100 Peel&Herb オレンジ・カモミールミックス | |
野菜生活100 巨峰ミックス | |
野菜生活100 青森りんごミックス | |
野菜生活100 1食分の野菜ジュレ 30品目の野菜と果実 | |
カゴメ野菜ジュース 食塩無添加 | |
カゴメトマトケチャップ | |
トマトパッツァ用ソース | |
アンナマンマ 濃厚トマトクリーム | |
糖質想いのオムライス | |
糖質想いのトマトリゾット | |
カゴメ醸熟ソース こぶりちゃん ウスター | |
トマトのポタージュ |
届く時期は2016年までは3月、9月でしたが、新商品を中心としたラインナップで届けられるように、2017年から4月、10月に変更されました。
- 2017年9月末の株主優待→2017年10月19日(木)にお届け予定
- 2017年3月末の株主優待→2017年4月20日(木)にお届け予定
カゴメの株主優待の有効期限には、長期保有による優遇はありません。金券ショップでは買い取る店舗はほとんどありません。
ヤフオク!、メルカリ等での転売は不可能ではありませんけれども、送料を考えると自己消費が無難です。
優待の内容は食品・飲料なので、連絡を入れた場合のみ、宅配ボックスに投函されます。
届く予定の約1週間前までに以下のカゴメお客様相談センターに連絡すればOKです。
電話番号は嬉しいフリーダイヤルで0120-401-831です。受付時間は9:00~17:00(土日祝日を除く)となっています。
カゴメの株価
カゴメ(2811)は長期ビジョンとして「トマトの会社」から「野菜の会社」になることを掲げ、持続的に成長できる企業を目指しています。
事業領域をトマトから野菜に広げており、価値ある野菜をさまざまな形態で提供することを通じて、健康寿命の延伸という社会課題の解決に貢献することを企業理念としています。
野菜飲料では「野菜一日これ一本」、「野菜生活100」シリーズなど有名なブランドを有しています。
売上構成(16/12期連結、内部取引を含む売上高)は、国内事業は79%(うち飲料36%、食品10%、ギフト4%、農5%、通販4%、業務用12%、その他8%)です。
国際事業は21%(うちグローバルトマト事業19%、コンシューマー事業3%)で、グローバル企業へと脱皮しています。
1899年に創業者が西洋野菜の栽培に着手して、最初のトマトの発芽をみました。
1903年にトマトソース(現在のトマトピューレー)、1908年にトマトケチャップ、ウスターソースの製造・販売を開始しました。
1914年に愛知トマトソース製造合資会社が設立され、1917年にカゴメ印を商標登録しました。
1933年にトマトジュースを発売し、1963年に社名をカゴメに商号変更しました。
売上高・利益
売上高は減収、経常利益・純利益・EPSは減益の年度があるものの、対極的位は右肩上がりの傾向となっています。
配当性向は30%~40%台の年度が多くなっています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 196,233 | 9,278 | 10,025 | 6,480 | 65.2 | 20.0 | 31% |
2014/03(実) | 193,004 | 6,775 | 7,529 | 5,105 | 51.4 | 22.0 | 43% |
2014/12(実) | 159,360 | 4,328 | 4,969 | 4,366 | 44.0 | 16.5 | 37% |
2015/12(実) | 195,619 | 6,723 | 7,015 | 3,441 | 34.6 | 22.0 | 64% |
2016/12(実) | 202,534 | 10,946 | 11,315 | 6,764 | 68.3 | 24.5 | 36% |
2017/12(予) | 217,200 | 12,500 | 13,000 | 8,700 | 98.2 | 28.0 | 29% |
キャッシュ・フロー
営業キャッシュフローは純利益を上回っている年度が多いです。一般論としては安心感があります。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 7,407 | -1,781 | 1,050 | 5,626 |
2014/03(実) | -1,073 | -3,941 | 2,322 | -5,014 |
2014/12(実) | 1,753 | -7,110 | 1,793 | -5,357 |
2015/12(実) | 12,039 | -11,023 | 1,555 | 1,016 |
2016/12(実) | 18,824 | -18,576 | 6,904 | 248 |
利益率・CFマージン・ROE
経常利益率、純利益率、キャッシュフロー・マージンは日本企業としては標準的となっています。ROEは合格ラインと言われている8%まであと一歩まで来ました。
最新のROEを分解すると純利益率3.34%、総資産回転率0.80倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)2.38倍です。
財務レバレッジは標準的で、資産から売上を作る回転率(資産効率)は低めで、売上から利益を作る利益率は標準的です。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 5.1% | 3.3% | 3.8% | 6.7% |
2014/03(実) | 3.9% | 2.6% | -0.6% | 4.9% |
2014/12(実) | 3.1% | 2.7% | 1.1% | - |
2015/12(実) | 3.6% | 1.8% | 6.2% | 2.9% |
2016/12(実) | 5.6% | 3.3% | 9.3% | 6.4% |
2017/12(予) | 6.0% | 4.0% | - | - |
指標
カゴメの株主優待利回りは100株保有の場合、額面通り満額換算で年0.53%です。スーパーの安売りを考慮するとこれよりも低下します。
予想配当利回りは0.74%(配当性向29%)であり、配当+優待利回りは年1.27%です。増配余地もあります。
PBR 3.54倍、予想PER 43.24倍、自己資本比率45.8%です。有利子負債は530億円、現金等は283億円、営業CFは188億円です。
17/12期上期の連結業績は、売上高が前年同期比6%増の1041億円となり、期初予想1010億円から上振れました。
営業利益も12%増の62億円となり、期初予想の51億円よりも好調です。国内事業が26%増の57億円と伸びています。
20~30代の若年層に「野菜生活100スムージー」が好評となっており、機能性表示のトマトジュースなど高付加価値製品を中心に野菜飲料が好調に推移しています。
スムージーの市場は前年比7割増と爆発的に伸長しており、カゴメに追い風となっています。
カゴメ側はこの動きは夏の打ち上げ花火ではなく、今後も成長が続くと想定して、新たな自社生産ラインの導入・販売強化を推進する方針となっています。
カゴメの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
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