新規上場!アドベンチャーのIPOの初値予想

更新日: IPO

アドベンチャー

アドベンチャー(6030)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は12月2日(火)~12月8日(月)です。上場日は12月18日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,300円(1単元23万円)です。仮条件は2,300円~2,500円と上振れました。

アドベンチャーは、「オンライン旅行会社」として、主に国内航空券の販売を行っています。ユーザーのニーズに応えるべく、国内ツアー、海外航空券、各種アクティビティ、LCC等の様々な旅行商品を提供しています。

監査法人はトーマツです。本社所在地は東京都渋谷区渋谷三丁目15番3号です。渋谷ヒカリエの近くであり、駅からの距離はGMOインターネットの株主総会の会場と同じくらいです。

アドベンチャーのIPO

アドベンチャーとは

アドベンチャーが運営する主なサイトは、(1) Skyticket、(2) WannaTripです。 「Skyticket」は、国内及び海外の格安航空券、国内及び海外ツアーを中心とした各種旅行商品をオンラインで予約可能なサイトです。

海外航空券に関しては、当社では、PEX運賃(正規割引航空券)とIT運賃(格安航空券)の両方を取り扱っています。これにより、取り扱い可能な海外航空券が多くなり、世界各国のユーザーを対象として販売を行うことができるため、販路の拡大につながっています。

「WannaTrip」は海外現地ツアー・海外アクティビティ等の総合予約サイトです。スキューバダイビングや遺跡ツアーなど1,000個以上の商品を取り扱っています。 他社では取り扱っていないような珍しい商品の取り扱いも行っており、他社との差別化を図っています。

従業員数は15名、平均年齢は32.9歳、平均勤続年数は1.7年、平均給与は445.2万円です。

アドベンチャーの事業の特徴

横断検索機能

アドベンチャーの「横断検索」機能は、世界各国の航空券を検索することができ、また日本国内の空港発着以外の航空券も購入することが可能です。

顧客は、この機能を使うことにより、世界の航空会社のフライトスケジュールを1つ1つ確認することなく、航空券を購入する際に、搭乗日と出発・到着する空港名を指定することで、条件に合う航空会社を一度に検索し、表示することが可能となっています。

アドベンチャーは、上記航空会社に対応すべく、大手航空会社のみならずLCCやリージョナル航空会社、海外資本の航空会社等、国内外における多くの航空会社を取り扱っており、顧客が航空券を購入する際の利便性を高めています。 海外航空券においては、手数料ゼロで販売を行っています。

また、顧客が2回目以降に利用する際に「リピーター割引サービス」を適用する等の施策によってリピート率を高め、既存顧客の囲い込みを行っています。

多言語展開

アドベンチャーは訪日外国人の増加や、市場のボーダレス化に伴い、「Global Online Travel Agent」として、積極的に多言語化に取り組んでいます。WannaTripでは18か国語の言語に翻訳され、世界の様々な国においてサービスを展開しています。

現在インターネットの普及により世界中のあらゆる情報が入手・閲覧可能になったとはいえ、情報の多くは英語等のメジャー言語に集約されており、依然として言語の壁は世界横断的な消費行動の障害となっています。

アドベンチャーでは自社で手掛けるサービスの多言語化を進めており、世界各国の顧客が言語の不自由やストレスを感じることなく当社サービスを利用出来るよう努めています。

海外航空券の購入者全体に対して中国人が占める割合が高くなっているため、アドベンチャーでは中国人スタッフによる中国語の問い合わせにも対応しています。

システムを内製化

アドベンチャーは、開発経験が豊富なエンジニアを積極的に採用しており、一部の作業を除き、開発工程のほとんどを内製化しています。

そのため、新たな旅行商品が販売された場合やシステムにおけるトラブルや仕様変更等が発生した場合でも、迅速かつ正確に対応することが可能であります。

また、XMLを使用してメタ情報を一元的に収集・管理し、公開されている様々なAPIに接続して世界中で公開されている機能やデータを取り込み、リアルタイムで顧客が検索できる商品の拡充と開発時点における効率性の向上を図っています。

業績推移

業績面では、売上高は平成24年6月期までは低迷しましたが、カタリストがあったのかそれ以降は急速な成長を成し遂げました。

経常利益は平成26年6月期、純利益は平成25年6月期に黒字転換しています。今期は第1四半期時点で既に過去最高益に到達しています。

営業キャッシュフローが純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。 2014年3月期の自己資本利益率(ROE)は292.5%、自己資本比率は4.7%です。

アドベンチャーの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は10月中旬をボトムとして反発しました。11月に入って少々調整しましたが、再度切り返してきています。

東証マザーズ指数の推移(2014年8月22日~11月21日)
(※マネックス証券より)

上場規模

アドベンチャーのIPOの規模は最大で約8.7億円と東証マザーズとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は最大で約17%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%で100%公募です。

中村俊一、宮前幸央、八木理恵子には原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

筆頭株主の状況は以下の通りであり、株式数のほとんどにロックアップがかかっています。

氏名又は名称株式保有割合(%)ロックアップ
中村俊一84.62
宮前幸央6.35
八木理恵子5.08
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合1.95

まとめ

業種面では国際化の時代に対応して多言語展開を推進する旅行関連のネット企業ということで、IPOにおける人気度はまずまずと思われます。

小型の上場規模、低めの公開比率、売出が皆無である点も好材料です。

多数の企業の上場が集中する日程が唯一の懸念点ですが、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事は大和証券です。その他はSBI証券、SMBC日興証券で申し込めます。

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
ANAP強気強気410.0%
メディアドゥ強気強気256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ強気強気233.3%
イオンリート投資法人やや強気やや強気9.5%
じげんやや強気強気191.7%
アライドアーキテクツ強気強気229.4%
ライドオン・エクスプレスやや強気強気55.3%
ホットリンク強気強気165.6%
ブイキューブ強気強気117.3%
オンコリスバイオファーマやや強気やや強気34.6%
オウチーノ強気強気130.0%
エンカレッジ・テクノロジ強気強気118.2%
日本アクアやや強気やや強気24.9%
アズマハウスやや強気やや強気10.0%
シンプロメンテ強気強気135.3%
イーグランドやや強気やや強気27.3%
足利ホールディングス中立中立7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン強気強気124.4%
アビストやや強気やや強気0.0%
ダイキアクシスやや強気やや強気3.9%
シグマクシスやや強気やや強気0.3%
ウィルグループ中立中立-4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ強気強気221.4%
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気 361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気 
日本PCサービス中立やや強気 
トーセイリート投資法人やや弱気中立 
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気 
弁護士ドットコム強気  
クラウドワークス強気  
スノーピークやや強気  
ビーロット強気  
GMO TECH強気  
テクノプロ・ホールディングス中立  
アトラやや強気  
マークラインズ強気  
メディカル・データ・ビジョン強気  
U-NEXTやや強気  
SFPダイニングやや弱気  
今村証券中立  
フルッタフルッタ強気  
竹本容器中立  
大冷やや弱気  
gumi中立  
ヨシックス中立  
カヤック強気  
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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