安価な衣服が人気の「しまむら」が、電子マネーの楽天Edy、Suica・PASMO・manaca・ICOCA等の交通系電子マネーを導入する方針を固めました。
また、ポストペイ型電子マネーのiD、Apple Payにも対応します。クレジットカードは既に利用可能です。
先行して2017年秋にも「バースデイ」で開始して、3年以内(2020年まで)に、ファッションセンターしまむら、アベイルなど全店舗で使えるようにする方針です。
小銭を数えて、できるだけ減るように計算するという手間から解放されます。また、お会計でポイント、マイル、キャッシュバックなどを受けられて地味に得します。
しまむらの電子マネーの導入についてまとめます。
しまむらでは現在もクレジットカードの決済に対応しています。国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースの5大国際ブランドのクレジットカードで支払いが可能です。
五大陸を網羅しています。日本では銀聯は微々たるシェアですので、事実上のオールジャパンです。
三井住友VISAカード、楽天カード、ヤフーカード、エポスカード、ビューカード、セゾンカード、P-oneカード、三菱UFJニコス(三菱UFJカード・DCカード・ニコスカード)など、どのクレジットカード会社が発行していても、国際ブランドが5つに該当していれば利用可能です。
電子マネーはSuicaやPASMO、TOICA、manaca、ICOCA等の交通系電子マネーに加えて、楽天Edy、iD、Apple Payにも対応します。
現金払いだと1円も得しませんし、小銭が出るのが煩わしいです。経費処理を行える場合は、経費処理にややこしい手間が発生するので、できる限り現金払いは避けたいのが人情です。
しかし、クレジットカードに続く電子マネーの導入によって、大多数の方がキャッシュレス払いが可能になりました。
リクルートカードでチャージした楽天Edyで決済するとポイント二重取りとなり、還元率は合計1.7%と高還元になります。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
リクルートカードの電子マネーチャージ利用分は、1枚あたり合計で月30,000円までがポイント付与の対象となります。
月3万円まではEdyチャージ時に1.2%、利用時に0.5%で合計1.7%還元となります。

JCBの場合はEdyチャージはできませんけれども、nanaco、モバイルSuicaへのチャージはポイント付与の対象です。
実際にJCBとMastercardの2枚のリクルートカードで電子マネーチャージしたところ、月6万円(720ポイント)まではしっかりと獲得できました。

今回のしまむらでの電子マネー決済の拡大は朗報です。マクドナルド、モスバーガー等に続いて英断を下しました。


決済手段が多様化しており、人によってメインの決済手段というのは変わってきている状況です。
クレジットカードやデビットカード、国際ブランド搭載型プリペイドカードには抵抗があり、Suica・PASMO等の交通系電子マネーオンリーという方もいらっしゃいます。
そうした中、クレカ払いOKにとどまらず、電子マネーにも対応するのは素晴らしいスタンスです。今後もしまむらと同様の動きが全国各地で広がっていくのを期待します。
電子マネーだけではなく、クレジットカード払いにすら対応していないお店も多いです。
日本ではまだまだクレジットカードの利用率が低いです。もっと利用頻度を上げると経済効果が発生するので、より一層の普及を期待します。


しまむらでの利便性・お得度が一気に向上し、「便利」かつ「お得」になりました。どちらか片方を満たしていることはあっても、両方を高い次元で充足しているのは卓越しています。
また、クレジットカード・電子マネーの導入と合わせて、共通ポイント制度の導入も期待したいところです。
しまむらでもVポイント、Pontaポイント、WAON POINT、楽天ポイントカード、dポイント等の共通ポイントが貯まるようになると、より一層お得になります。