ANAとJALの燃油サーチャージが高騰!無料にする対策と代わりを解説

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JAL国際線の機中からの青空

PCR検査が不要の国が大多数となっており、日本でもワクチン接種証明書さえあれば、外国からの入国が簡単になりました。

海外旅行を検討している方も多いでしょう。しかし、世界的な経済回復・経済再開に伴って原油価格も上昇傾向にあり、ANAやJAL搭乗時の打撃になるのが燃油サーチャージです。

一時、原油価格がマイナスに転落したときもあり、燃油サーチャージも0円にとなっていた時期もあります(遠い目)。

世界経済の回復に伴って原油価格も上昇傾向にあり、2022年に入って上昇が加速し、2023年も高止まりしています。

2022年6月からは燃油サーチャージがついに最高金額にUPしてしまい、2023年の最新状況でも、ANA・JALの両方でサーチャージが高額です。

燃油サーチャージ高騰と代わりの手段について解説。無料にする方法も存在しており、活用によってトラベルのお得さがアップします。

燃油サーチャージとは

燃油サーチャージの固い名前は「燃油特別付加運賃」で、飛行機を飛ばすのに必要な燃料価格が上昇した際には、そのコストを利用者にも転嫁する仕組みの料金です。

原油価格が低い時期は0円で、原油価格が上がるほど燃油サーチャージも上昇します。

サーチャージの変動要因

国内大手のANA・JALの燃油サーチャージは複数のゾーン(グレードのような仕組み)にもとづいて決まり、ゾーンは2か月ごとに見直されます。

変動要因

  • 航空燃油(シンガポールケロシン)の価格の上下
  • 為替の円相場の上下(円安になるほど燃油サーチャージに上昇圧力)

また、ゾーンごとに設定されている料金そのものも定期的に変動があり、年々値上げ傾向にあります。

原則として必要なのは国際線のみ

ANAとJALの場合、燃油サーチャージが適用されるのは国際線(日本⇔海外、海外⇔海外)となっており、国内線(日本⇔日本)は対象外です。

とはいえ国内線の料金設定は、航空会社にとってのコストである燃料費も考慮されて決まるので、原油価格の上昇は国内線料金にも上昇圧力がかかります。実際にJALは2022年に値上げしました。

また、フジドリームエアラインズ(FDA)は国内線でも燃油サーチャージを徴収しています。

マイルを使った特典航空券も燃油サーチャージは対象

マイルを使った無料の航空券(特典航空券)も、原則として燃油サーチャージは必要となります。燃油サーチャージには消費税はかかりません。

燃油サーチャージは最高水準に上昇

新千歳空港から飛び立つスターアライアンスの飛行機

燃油サーチャージは2022年10月1日~11月30日に、ANA・JALのいずれも最高水準に上昇。燃油サーチャージはZONEが「O」となりました。ちなみに、このゾーンOという燃油サーチャージの水準は過去最高です。

JAL国際線航空券には燃油サーチャージ(正式名称:燃油特別付加運賃)というコストがあります。マイルを使った特典航空券にも...

2022年8月~9月のゾーンLでは、人気観光地のハワイ、ニューヨークへの往復であれば、以下の燃油サーチャージが、航空券・大多数の特典航空券とは別に発生しました。

1人あたり料金

  • ハワイ:ANA62,200円、JAL61,000円
  • ニューヨーク:ANA98,000円、JAL94,000円

過去最高となった2022年10月~11月分のANAサーチャージは下表のとおりでした。

区間片道
日本-韓国・ロシア(ウラジオストク)6,700円
日本-東アジア(韓国を除く)18,000円
日本-ベトナム・グアム・フィリピン18,700円
日本-タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア30,000円
日本-ハワイ・インド・インドネシア36,700円
日本-欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア58,000円

JALは以下のとおりです。

区間片道
日本-韓国、極東ロシア7,700円
日本-東アジア(除く韓国、モンゴル)12,900円
日本-グアム、パラオ、フィリピン、ベトナム、モンゴル、ロシア (イルクーツク)22,900円
日本-タイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ロシア (ノヴォシビルスク)29,800円
日本-ハワイ、インドネシア、インド、スリランカ37,400円
日本-北米、欧州 (※)、中東、オセアニア57,200円

※欧州内の乗り継ぎ便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、フィンエアー(AY)またはイベリア航空(IB)が運航するJLコードシェア便を利用した場合、その区間ごとにビジネスクラス40米ドル、エコノミー32米ドルが必要です。

最新のサーチャージは以下をご参照ください。

ANA、JALの国際線に搭乗する場合は、有償・特典航空券のどちらも、燃油サーチャージが必要になります。海外旅行の際にサーチ...

燃油サーチャージを抑える対策

燃油サーチャージの高騰の対策は主に2つあります。

燃油サーチャージが上昇する前に1年先まで発券(マイルがおすすめ)

ANAマイルとJALマイル

燃油サーチャージは搭乗日ではなく、発券日が基準になります。したがって、上昇する前に発券しておけば、実際の搭乗が先の日程でも、値上がり前のサーチャージで利用可能です。

例えば日本-ハワイ(往復)

  • 2022年5月末まで:ANA25,000円、JAL25,400円
  • 2022年6月1日~:ANA46,200円、JAL47,200円
  • 2022年8月1日~:ANA62,200円、JAL61,000円

おすすめは先の日程については、マイルでの予約です。

有償の航空券の場合、一般家庭で使える安い運賃は、キャンセル不可・取消手数料が高額というケースがほとんどです。したがって、予約するのはせいぜい2~4ヶ月後あたりまでが無難となります。

しかし、マイルを利用した特典航空券は、キャンセル手数料が著しく安いのが大きなメリット。JALはたったの3,100円です。

ANAも3,000マイル(1マイル2円換算で6,000円相当)とリーズナブルですし、発券日から1年間以内なら、自由に搭乗日・便を変更できるのがナイス。

したがって、燃油サーチャージ上昇を見越して、半年先・1年先の日程を押さえておく場合、マイルの特典航空券がたいへん便利です。

これから貯める場合は5月31日に間に合いませんが、将来同じことになった場合の対策として、航空マイルを貯めるのは有力な戦略です。

ANAマイルの特典航空券は特定の路線はサーチャージがないことも

シンガポール発券の北米方面など、ANAマイルの特典航空券は、特定の路線ではサーチャージがないケースがあります。

燃油サーチャージの有無は、どの国を出発地・目的地とするのかも関係しています。一部の国では消費者保護などの趣旨で、燃油サーチャージ禁止もしくは一定額以内というルールがあります。

アジア・オセアニア地域では、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド等が対象です。

これらの国を出発地とする航空券を購入する「海外発券」の場合、サーチャージを回避するか抑制することが可能です。

ただし、日本から出発国へのフライトは別途用意する必要があるので、必要な時間やトータルコスト等を加味する必要があります。

なお、目的地やシート(クラス)によってサーチャージの有無が異なるケースもあり、複雑になっています。

ANAマイル・JALマイルの特典航空券でサーチャージ不要のエアラインに搭乗

ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに属しているので、同じ航空連合のエアラインのフライトに、マイルを使った特典航空券を使えます。

JALのワンワールド機体

ANA、JALのいずれも、マイルを使った特典航空券で燃油サーチャージが徴収されないエアラインがあります。

ただし、注意点としてはANA・JAL便よりも必要マイル数がアップする場合があるので、必要マイル数・サーチャージの差額を総合考慮して決めましょう。

いくら燃油サーチャージが不要でも必要マイル数が高いと、得するどころ損してしまうケースもあります。

外資系航空会社のマイルを利用(カードで貯めたポイントの交換がおすすめ)

ANAとJALは特典航空券でも燃油サーチャージが原則として必要ですが、外資系エアラインの場合、特典航空券は燃油サーチャージ不要という航空会社もあります。

例えばアラスカ航空、アメリカン航空、デルタスカイマイル、ブリティッシュ・エアウェイズ等は燃油サーチャージが不要なケースが多いです。

その代わり予約手数料が必要なエアラインもありますが、長距離路線では燃油サーチャージよりは圧倒的にリーズナブルです。

主な航空会社のマイレージプログラムの特典航空券は下表のとおりです。

マイレージプログラムサーチャージ不要 or 少額の搭乗先
ユナイテッド航空ANA
エアカナダ
エバー航空
シンガポール航空
スイス航空
スカンジナビア航空
タイ国際航空
トルコ航空
ニュージーランド航空
ユナイテッド航空
ルフトハンザドイツ航空
アラスカ航空JAL
アメリカン航空
アラスカ航空
エアタヒチヌイ
カタール航空
カンタス航空
キャセイパシフィック航空
シンガポール航空
スリランカ航空
大韓航空
フィンエアー
フィジーエアウェイズ
マレーシア航空
アメリカン航空JAL
アメリカン航空
アラスカ航空
エアタヒチヌイ
エティハド航空
カタール航空
カンタス航空
キャセイパシフィック航空
ハワイアン航空
フィンエアー
マレーシア航空
デルタ航空アエロメヒコ航空
エールフランス航空
ガルーダインドネシア航空
KLMオランダ航空
大韓航空
チャイナエアライン
デルタ航空
ベトナム航空

アラスカ航空のマイルではJALのファーストクラスも予約でき、必要マイル数もほぼ同じでしたが、改悪されて現在は必要マイルが多くなりました。

一例として、日本-ニューヨーク(片道)のJALファーストクラスの特典航空券予約では、必要なマイル・コストは、2022年6月1日~7月31日は下表のとおりでした(現在は上昇)。

  • アラスカ航空:70,000マイル+数千円
  • JAL:70,000マイル+73,600円

とはいえ外資系エアラインのマイルは、日本人にとっては貯めるのが困難です。

したがって、クレジットカードのポイントを外資系エアラインのマイルに交換するのがおすすめです。

例えばマリオットボンヴォイアメックスプレミアムで1.25%還元で貯めたマリオットのポイントは、約40の航空マイルに移行できます。

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