ファーストブラザーズという不動産企業があります。不動産の管理運営業務、事業再生ファンドの管理運営などを展開しています。
2016年の記念優待に続いて、2017年10月6日に継続的な株主優待の導入を決定しました。嬉しいクオカードです。
ファーストブラザーズ(3391)の株価、株主優待について徹底的に解説します。
ファーストブラザーズの株主優待
ファーストブラザーズは東証一部上場の貸借銘柄です。権利確定日は11月末の年1回です。
株主優待導入の目的は「株主の皆様の日ごろのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、中長期的に保有していただける株主様を増やすこと」です。
東証マザーズから東証1部に昇格した際に記念優待を実施していました。
一部昇格後は株主優待を廃止する企業も多い中、継続的な制度として導入するのは高く評価できます。
権利確定日に株式を保有していると株主優待がもらえます。権利確定日は以下のとおりです。
- 2017年11月27日
- 2018年11月27日
- 2019年11月26日
ファーストブラザーズの株主優待は人気が高いクオカードです。金額は以下の通りです。
- 100株以上:QUOカード1,000円分
- 100株以上(1年以上継続保有):QUOカード2,000円分
- 200株以上(1年以上継続保有):QUOカード4,000円分
「1年以上継続保有」は「毎年5月末日および11月末日の当社株主名簿に、同一株主番号で基準日時点において連続3回以上記録された株主様」と定義されています。
クオカードについては以下で徹底解説しています。
クオカードはセブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクスなどのコンビニで使えますし、マツモトキヨシ、ENEOS、ジュンク堂・MARUZENなどの書店でも使えるので便利ですね。
ガスト・バーミヤン・夢庵などのすかいらーくグループの店舗や、デニーズで外食することもできます。
また、クオカードは92%~94%程度の高いレートでの売却も可能です。使うもよし、売るもよしの万能戦士です。ドラクエの職業で喩えると勇者のような存在です。
2017年11月末のみ、100株以上一律で東京ガーデンテラス紀尾井町にある2つのイタリアンレストランの食事券がもらえます。
- 「Salotto CANTICO」(サロットカンティコ):ランチ5,000円分 or ディナー1万円分
- 「Ristorante incantina」(リストランテ インカンティーナ):2,000円分×2枚(4,000円分)
ファーストブラザーズの株価
2004年に設立したファーストブラザーズは、機関投資家を主対象に私募ファンド形式で不動産、不動産信託受益権などに投資し、資産運用を行っています。
不動産証券化ビジネスの黎明期から実績を持っており、首都圏の商業施設、オフィスビルが中心となっています。
投資運用事業では、顧客ニーズに合わせた投資戦略を構築した上で、以下のようなフィー収入を受け取っています。
- 投資対象を獲得した際のフィー
- 投資資産の運用や投資資産を売却した際のフィー
- 投資資産の売却額が一定額を上回った場合に受け取るフィー
投資銀行事業では、投資運用事業で運営・管理するファンドに対し、同社グループが自己資金で顧客との共同投資を行っています。
自己勘定投資では自己資金により不動産投資や事業再生投資、債権投資、ベンチャー企業への投資を実施しています。
売上高・利益
売上高は減収、利益は減益の年度があるものの、大局的には美しい右肩上がりとなっています。若干ですが、配当も開始しています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2012/11(実) | 2,746 | 105 | -48 | -127 | -11.1 | 0.0 | 0% |
2013/11(実) | 3,297 | 87 | -49 | -254 | -22.4 | 0.0 | 0% |
2014/11(実) | 10,723 | 2,235 | 2,153 | 657 | 58.5 | 0.0 | 0% |
2015/11(実) | 4,557 | 2,832 | 2,658 | 1,661 | 121.1 | 0.0 | 0% |
2016/11(実) | 14,606 | 3,966 | 3,662 | 2,287 | 162.3 | 25.0 | 15% |
2017/11(予) | 18,072 | 4,107 | 3,687 | 2,396 | 171.3 | 15.0 | 9% |
キャッシュ・フロー
営業キャッシュフローは純利益を下回っている年度が多いです。事業構造による特性です。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2012/11(実) | - | - | - | - |
2013/11(実) | 1,153 | -46 | -1,106 | 1,107 |
2014/11(実) | 5,213 | 8 | -2,933 | 5,221 |
2015/11(実) | -10,351 | -210 | 13,295 | -10,561 |
2016/11(実) | -7,844 | -315 | 9,810 | -8,159 |
利益率・CFマージン・ROE
経常利益率、純利益率、ROEのいずれも高い水準で推移しています。
最新のROEを分解すると純利益率15.66%、総資産回転率0.45倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)3.65倍です。
財務レバレッジは高めで、資産から売上を作る回転率(資産効率)は不動産業としては高めで、売上から利益を作る利益率は高めです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2012/11(実) | -1.7% | -4.6% | - | - |
2013/11(実) | -1.5% | -7.7% | 35.0% | - |
2014/11(実) | 20.1% | 6.1% | 48.6% | 22.6% |
2015/11(実) | 58.3% | 36.4% | -227.2% | 29.8% |
2016/11(実) | 25.1% | 15.7% | -53.7% | 25.7% |
2017/11(予) | 20.4% | 13.3% | - | - |
指標
ファーストブラザーズの株主優待利回りは100株保有の場合、年0.92%です。
予想配当利回りは1.38%(配当性向9%)であり、配当+優待利回りは年2.30%です。
PBR 1.43倍、予想PER 6.53倍、自己資本比率28.2%です。有利子負債は244億円、現金等は56億円、営業CFは-78億円です。
ファーストブラザーズの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
株主優待の投資はSBI証券で行なっています。1日定額プランの場合、現物取引50万円・制度信用取引50万円・一般信用取引50万円=合計1日150万円まで手数料無料で売買可能!
SBI証券はリーズナブルな取引手数料以外にも、一般信用取引、IPO、PTS取引、充実の商品ラインナップ、充実の投資情報など多数のメリットがあります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
手数料の安さを重視する場合は、SBIネオトレード証券の活用も検討し得ます。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
岡三オンラインは1日定額プランだと、現物取引50万円、信用取引50万円までは手数料がそれぞれ無料です(1日最大100万円)。
岡三RSSなどの取引ツール、事前入金不要のIPOが魅力的なネット証券です。
老舗証券の岡三証券グループのネット証券で安心感・信頼性も高いです。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓