オリエンタルランドというディズニーランド、ディズニーシーの運営企業があります。
ディズニーランド、ディズニーシーの1デーパスポートの株主優待を実施しており、個人投資家に根強い人気があります。
オリエンタルランド(4661)の株価、株主優待、優待の使い方について徹底的に解説します。
オリエンタルランドの株主優待
オリエンタルランドの株式を保有していると、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」のどちから1つで使える1デーパスポートが得られます。
権利確定日は3月末と9月末であり、権利確定日に株式を保有していると株主優待がもらえます。権利確定日は以下のとおりです。
- 2017年9月26日
- 2018年3月27日
- 2018年9月25日
- 2019年3月26日
- 2019年9月25日
- 2020年3月26日
- 2020年9月25日
3月末の優待は6月上旬~中旬に届き、9月末の優待は12月上旬~中旬に届きます。
所有株式数 | 9月末 | 3月末 | 合計 |
---|---|---|---|
100株以上 | - | 1枚 | 1枚 |
400株以上 | 1枚 | 1枚 | 2枚 |
800株以上 | 2枚 | 2枚 | 4枚 |
1,200株以上 | 3枚 | 3枚 | 6枚 |
1,600株以上 | 4枚 | 4枚 | 8枚 |
2,000株以上 | 5枚 | 5枚 | 10枚 |
2,400株以上 | 6枚 | 6枚 | 12枚 |
長期保有による優遇も定期的に開催しています。ディズニーの開業○周年に照準を合わせているのが特徴です。
東京ディズニーリゾート 35周年を記念して、2015年9月30日~2018年9月30日までの全ての基準日(9月30日および3月31日)で、同一株主番号で100株以上保有すると、2018年12月に2枚のパスポートがもらえます。
少なくても100株を長期保有すれば確実に長期優待を獲得できます。端株を保有して3月末・9月末の年2回はクロス取引を行った場合でも、長期優待を得られる可能性があります。
また、2018年9月30日~2023年9月30日までの全ての基準日(9月30日および3月31日)において、同一株主番号で100株以上保有すると、2023年12月に4枚のパスポートを得られます。
オリエンタルランドの株主優待は、ヤフオク!やメルカリ、金券ショップでの転売も可能となっています。
金券ショップでは封筒が未開封の場合のみ買取OKという店舗もあるので、そのようなお店には開封せずに持ち込みましょう。
残念ながら私にはディズニーに一緒に行ってくださる人がいないという「不都合な真実」があり、自分で使えないので転売するしかありません。
オリエンタルランドの株主優待は、1枚でディズニーランドかディズニーシーどちらかに入場できます。両方に入りたい場合は2枚必要になります。
オリエンタルランドの株主優待はディズニーのパスポートのみであり、ディズニーストアで使える割引券はありません。
また、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテル、ディズニーアンバサダーホテルの優待特典などはありません。
JCBの最上級カードの「JCB THE CLASS」だと、お得な「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」の宿泊プランを利用できます。
オリエンタルランドの株価
オリエンタルランドは千葉県浦安市舞浜地区で「東京ディズニーリゾート」を運営しています。京成電鉄の持分法適用会社です。
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを擁するテーマパーク事業に加え、ホテル事業、その他事業(複合商業施設イクスピアリ、モノレール、劇場施設等)を展開しています。
固定費負担が大きいため、クリスマス、ハロウィーンイベントがあって繁忙期に当たる3Qと閑散期に当たる4Qの損益に大きな開きがあります。
個人的にはクリスマスはクリぼっちが定番ですので、閑散期となっています(´;ω;`)
オリエンタルランドの外部顧客への売上高構成(2017年3期連結)は、テーマパーク事業83%、ホテル事業14%、その他4%となっています。
営業利益の構成は、テーマパーク事業85%、ホテル事業13%、その他2%です(調整額含む)。
オリエンタルランドは1960年に設立され、1979年に現ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に「東京ディズニーリゾート」の運営等に関する業務提携契約を締結しました。
1983年に東京ディズニーランドを開業して、2000年にイクスピアリ、ディズニーアンバサダーホテルをオープンしました。
2001年には東京ディズニーシー、ホテルミラコスタを、2008年には東京ディズニーランドホテル、劇場施設を開業しました。
2013年には浦安ブライトンホテル東京ベイ、京都ブライトンホテル、ホテルブライトンシティ大阪北浜、ホテルブライトンシティ京都山科等を運営しているブライトンコーポレーションを子会社化しました。
売上高・利益
2018年3月期1Qは、2017年5月に稼働した「ファインディング・ニモ」の新アトラクションやイースターイベントの盛り上がりが寄与して、過去最高クラスの絶好調のスタートとなりました。
ファインディング・ニモにはJCB THE CLASSのディズニーラウンジもオープンしています。
ダッフィーの新しいお友だちであるステラ・ルーのグッズも好調となっています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 395,526 | 81,467 | 80,867 | 51,484 | 617.0 | 120.0 | 19% |
2014/03(実) | 473,572 | 114,491 | 112,671 | 70,571 | 845.3 | 120.0 | 14% |
2015/03(実) | 466,291 | 110,605 | 110,486 | 72,063 | 862.9 | 140.0 | 16% |
2016/03(実) | 465,353 | 107,357 | 109,214 | 73,928 | 221.3 | 35.0 | 16% |
2017/03(実) | 477,748 | 113,152 | 114,611 | 82,374 | 248.4 | 37.5 | 15% |
2018/03(予) | 469,300 | 100,170 | 101,610 | 70,810 | 215.2 | 40.0 | 19% |
キャッシュ・フロー
常に純利益を大きく上回る営業キャッシュを上げており、一般論としては安定感があります。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 91,982 | -45,377 | -34,515 | 46,605 |
2014/03(実) | 120,674 | -23,356 | -77,868 | 97,318 |
2015/03(実) | 105,513 | -68,100 | -11,107 | 37,413 |
2016/03(実) | 110,910 | -118,754 | -11,814 | -7,844 |
2017/03(実) | 117,611 | -33,631 | -28,788 | 83,980 |
利益率・CFマージン・ROE
利益率・ROE・キャッシュフロー・マージンのいずれも、日本企業としては高めの数字を叩き出しています。利幅の厚さは卓越しています。
最新のROEを分解すると純利益率17.24%、総資産回転率0.58倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)1.27倍です。
財務レバレッジは極めて低めで、資産から売上を作る回転率(資産効率)は低めで、売上から利益を作る利益率はかなり高めです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2013/03(実) | 20.4% | 13.0% | 23.3% | 12.6% |
2014/03(実) | 23.8% | 14.9% | 25.5% | 15.2% |
2015/03(実) | 23.7% | 15.5% | 22.6% | 13.6% |
2016/03(実) | 23.5% | 15.9% | 23.8% | 12.4% |
2017/03(実) | 24.0% | 17.2% | 24.6% | 12.7% |
2018/03(予) | 21.7% | 15.1% | - | - |
指標
オリエンタルランドの株主優待利回りは、パスポートを1枚6,500円で計算すると、100株保有の場合で年0.79%です。
予想配当利回りは0.49%(配当性向19%)であり、配当+優待利回りは年1.28%です。
PBR4.06倍、予想PER37.78倍、自己資本比率78.8%です。有利子負債は605億円、現金等は1418億円、営業CFは1176億円です。
2018年3月期は絶好調のスタートを切りましたが、2Q以降も映画最新作公開に合わせたパイレーツ・オブ・カリビアンのスペシャルイベント、ディズニー・ピクサー映画の世界をテーマにしたイベントなど集客に積極的に取り組んでいます。
ハロウィーンイベント期間中はいつでも仮装が楽しめるようになり、インスタ女子の集客も盛大に期待でき、入場者数は2015年3期の過去最高記録を更新する可能性も浮上しています。
来期は東京ディズニーリゾート35周年で盛大なフィーバーとなるのはほぼ確実であり、大型アトラクション「ソアリン」(仮称)の開業も予定されています。
「美女と野獣」エリアなどの大規模投資プロジェクトも進行しており、いったんは白紙となった「アナと雪の女王」エリアの開発などの可能性もあります。
2021年3月期までの4年間で合計2200億円程度の設備投資が予想されており、それに対して営業キャッシュ・フローは5000億円を超えることが予測されています。
上場企業として株主還元の充実・資本効率の向上などの施策が講じられる可能性があり、今後も増配や自己株式の取得が期待できる状況となっています。
オリエンタルランドの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
株主優待の投資はSBI証券で行なっています。1日定額プランの場合、現物取引50万円・制度信用取引50万円・一般信用取引50万円=合計1日150万円まで手数料無料で売買可能!
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