SBI証券と楽天証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料を完全無料化しました。
加入時・移換時手数料、運営管理機関変更時手数料、口座管理手数料の全てが0円となります。金融機関の取り分が完全消滅しました。
個人投資家にとっては嬉しい措置です。SBI証券と楽天証券のiDeCoの手数料についてまとめます。
2017年5月18日、SBI証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)で、運営管理機関としてSBI証券が受け取る手数料(運営管理手数料)を無料にすると発表しました。
年金資産残高などに何ら条件を課すことなく、無条件で運営管理手数料を無料とするのは、SBI証券が日本初・業界初・史上初となりました。
加入時・移換時手数料、運営管理機関変更時手数料も、キャンペーンで無料としていたのを恒久で無料化しました。
- 加入時・移換時手数料(税込):現行(0円/1,000円)→新手数料(0円)
- 運営管理機関変更時手数料(税込):現行(0円/1,000円)→新手数料(0円)
- 残高50万円未満の口座管理手数料(税込):現行(年3,600円)→新手数料(0円)
楽天証券は加入時・移換時手数料、運営管理機関変更時手数料は従来から無料でした。
そして、SBI証券が運営管理手数料を無料化したことに、即日で追随して爆速で無料化することを発表しました。
- 加入・移管完了から1年以降、残高か拠出額累計が10万円未満の口座管理手数料(税込):現行(年2,712円)→新手数料(0円)
この意思決定のスピード感は高く評価できます。小回りがきくフィンテックカンパニーであるネット証券ならではのフットワークの軽さです。
SBI証券も楽天証券も手数料は極限まで低下しました。初回手数料は国民年金基金連合会に支払う2,829円(税込)のみです。
毎月の管理手数料は国民年金基金連合会・信託銀行に支払う共通手数料のみしか発生しません。国民年金基金連合会は・信託銀行は合計で月171円(税込)です(年間で合計2,052円)。
費用項目 | SBI証券・楽天証券のiDeCoの手数料 | |
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加入時手数料(初期費用) | 無料(国民年金基金連合会の2,829円のみ) | |
運営管理手数料(ランニングコスト) | 無料(国民年金基金連合会・信託銀行の年2,052円のみ) |
個人型確定拠出年金(iDeCo)においては、手数料だけではなく、低コストのインデックス投信があるか否かも重要となってきます。
対面証券であれば手数料が高い投信やラップ口座の購入で高い手数料を支払っても、IPOの獲得などによって「損して得取れ」でトータルではお得にすることが可能です。
しかし、確定拠出年金だとその効果は皆無なので、純粋に手数料は低ければ低い方が望ましいです。
この点もSBI証券、楽天証券は秀逸であり、極限までコスト(信託報酬)が低い投資信託が揃っています。2つの証券のiDeCoの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
SBI証券のiDeCoには新しくセレクトプランが登場して、従来のプランが「オリジナルプラン」となってどちらか好きな方を選べるようになりました。
SBI証券と楽天証券の個人型確定拠出年金のどちらにするか迷う方も多いでしょう。そこで違いについて、以下で精緻に比較しています。
以前にSBI証券、楽天証券を訪問して、iDeCoについて取材しました。低コストと商品ラインナップがメリット大となっています。
楽天証券は管理画面のインターフェイスの工夫、シングル・サインオンの仕組みが独自のメリットです。
SBI証券と楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)には、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのパワーがあります。
慈愛さえ感じるような豊潤なお得さには身震いする程であり、資産形成に八面六臂の活躍を見せてくれます。
シンプルさ・給付方法・キャンペーンは楽天証券、信託報酬が安い投信の種類はSBI証券にエッジ・優位性があります。
楽天証券のiDeCoはお得なキャンペーンを開催しています。第一に、iDeCo口座開設で最大2,200円相当の楽天ポイントがプレゼントされます。
2018年4月1日~6月30日にiDeCoの申込書を取り寄せて、2018年7月31日までに必要書類を返送して楽天証券の総合口座を開設するだけでOKです。
もれなく200ポイントを得られます。抽選ではなく必ず獲得できるのは嬉しいですね。
更に抽選で100名に2,000ポイントがプレゼントされて、最大2,200円相当となるお得なキャンペーンです。
2017年12月末時点で、SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数は、証券会社だけではなく、銀行等を含めたすべての運営管理機関において第1位となりました。
SBI証券は2005年1月からいち早くサービス提供を開始したことから、加入者数が多くなっています。
どちらも卓越したハイ・クオリティーの内容となっており、採算度外視の様相を呈しています。
政府は財政状況が芳しくない中、市民に自助努力での資産形成を促す趣旨で、確定拠出年金の加入者を増やして、税制面でのインセンティブを増やす取り組みを行っています。
こうした情勢下、楽天証券もSBI証券も顧客のニーズを正確に捉えて、ユーザーにとって良いクオリティの素晴らしい制度を用意していると考えます。
NISA同様にiDeCoではSBI証券も楽天証券もほとんど儲かっていないと予想します。微益を通り越して赤字の可能性すらあると思います。
裏を返すと、個人投資家のユーザーにとっては、SBIと楽天の個人型確定拠出年金は非常に有利な制度となっています。
前提として、確定拠出年金(iDeCo)の内容について詳細を知りたいという方は、以下の記事をご参照ください。細部まで精緻に解説しています。
個人型確定拠出年金、NISA、つみたてNISAの違いについては、以下で比較しています。いずれも100万円の資産運用でも活用できる制度です。
個人型のiDeCoは多数の金融機関から選ぶ必要があります。おすすめの銀行・証券会社については、以下にまとめています。
SBI証券、楽天証券以外ではマネックス証券も良いサービスを提供しています。
以前にマネックス証券を訪問して、iDeCoについて取材しました。運営管理手数料無料、低い投信の信託報酬、ロボ・アドバイザー・サービスに秀でています。
以前にSBI証券、楽天証券にインタビューに行き、個人型確定拠出年金も含めてサービス内容について取材したことがあります。iDeCoだけではなく総合証券取引口座も卓越したハイ・クオリティーとなっています。
SBI証券は、『今後も「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供するべく、魅力ある商品・サービスの拡充を行い、個人投資家の皆さまの資産形成を支援してまいります。』と表明しています。
ますますの発展が期待できます。そんなSBI証券は当サイト限定でお得な入会キャンペーンを行っています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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楽天証券で2017年に夏頃に、楽天ポイントで投資信託を購入できるようになります。楽天グループならではのベネフィットが豊富です。
フィンテックカンパニーとして、イノベーティブなサービス、利便性の追求を絶え間なく行っており、個人投資家に資する卓越したサービスを提供しています。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。