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してよいナンピン、ダメな難平

投稿日: 資産運用の考え方

パソコンのモニターの前で熟考する男性

ナンピン(難平)という投資行動がありますね。市場価格が予想とは逆に動いた場合に追加売買を行って、買いの場合は平均購入価格を引き下げ、売りの場合は平均ショート価格を引き上げることです。

一般的にはナンピンは御法度と言われています。ただ、ナンピンしてもよい場合もあると考えています。していい場合とダメな場合について述べます。


ナンピンにはナンピン買いとナンピン売りがありますが、以下では多くの方が対象の買いの方で説明します。

ナンピンしていい場合は、ファンダメンタル等の投資対象を取り巻く状況に変化がないにもかかわらず、需給バランスが崩れて一時的に株価や基準価格等が大きく下落している場合です。

この場合は投資対象の魅力・期待リターンには変化がないに、価格だけが下落しているので、むしろ投資妙味が増している局面です。

特に規模が小さい市場や流動性に乏しい銘柄から資金が週出する際には、時として不条理なまでに大きく下落することがあります。

特定のテーマ系のファンドが大規模に閉鎖された場合は、問答無用で残っている資産を売らなければならないため、ファンダメンタルとは無関係に価格は下落します。

例えば、市場全体の大きな話の例としては、日本の東証マザーズ等の新興市場です。

日本の新興市場が絶好調だった時期に設定された幾多のファンドが次々に閉鎖され、2006年以降は2008年10月までほぼ一本調子の下落でした。

TOPIXや日経平均、外国株は上昇を続けた2006年~2007年半ばも下落を続けていました。

もちろん2006年1月の高値はあまりにも高すぎる水準でバブル的でしたが、業績面では問題ない銘柄までもよくわからない水準まで大きく下落しました。

東証マザーズ指数の月足チャート(2005~2014年)

また、出来高が小さくて需給バランスに大きな影響を受ける銘柄の場合、大株主が叩き売ったら問答無用で株価は大暴落します。

この場合はナンピンが許容されます。短期のトレーディングではなく、ある程度中長期の話です。

もちろんナンピンするにしても、短期的にどこまで下落するかは誰にもわからないので、「頭と尻尾はくれてやれ」の観点で、底を打ったような動きになってからナンピンするのが安全です。

落ちているナイフを拾うのではなく、ナイフの落下が止まってから買い出動するのが無難です。

逆にナンピンしてはいけない場合は、ファンダメンタル等の投資対象を取り巻く状況が悪化している場合です。こういう場合にナンピンすると傷口を広げて大きなダメージを被ります。

ナンピンしたくなったら、当該下落が需給要因なのか、それともファンダメンタルなのかを検討して投資行動を決めるように心掛けています。

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