ヒロセ通商というFX企業があります。個人向けの外国為替証拠金取引及びバイナリーオプション取引に加えて、金融商品取引業者向けホワイトラベルサービスの提供、及び金融商品取引業者のカウンターパーティとしてカバー取引も行なっています。
そのヒロセ通商が株主優待を導入しました。ヒロセ通商(7185)の株価・株主優待・株式についてまとめます。
ヒロセ通商の株主優待
ヒロセ通商の株式を9月末に100株以上保有していると、キャンペーン商品がもらえます。
- 100株以上:キャンペーン商品 10,000円相当
- 1000株以上:キャンペーン商品 30,000円相当
カレー、牛肉、パスタ、餃子などが詰まった大量の食品類です。
ヒロセ通商は大阪企業らしいノリの良さで、大量の食品プレゼントキャンペーンなど面白い企画が盛り沢山となっています。
「どや!!最大400個」はインパクトがありますね。まるで大阪王将かと見間違うばかりの上手い説明で、美味しそうで食べたくなります。
気になる東証一部昇格サインか否かですが、余程株価が上がらないかぎりは、まずは東証二部を経由する必要があります。これで東証二部に市場変更した場合はリーチとなります。
まずは東証二部に行くかどうかに注目です。
ヒロセ通商の株価
ヒロセ通商の特徴として、国内外の実績ある銀行等金融機関20社以上と取引を行っており、取引先の提示する中で最良のレートを顧客へ配信することが可能となっています。
投資単位を一般的な10,000通貨単位ではなく1,000通貨単位を主とすることにより、初心者も含めた幅広い層の顧客が投資に親しむことができる環境を提供しています。
クイック入金は約380行の銀行等と提携しており、利便性は高いです。安心の三井住友銀行100%信託保全となっています。
ヒロセ通商は、顧客向けキャンペーンが特徴的です。5,000円~52,000円の入会キャンペーンを行っています。条件達成は緩くておすすめです。
入会後も定期的に1万円キャッシュバックのキャンペーンが開催されます。しかもキャンペーン条件は10万通貨でOKなので良心的です。
ヒロセ通商は海外進出も果たしており、英国や中国香港、マレーシアといった海外でも外国為替証拠金取引およびバイナリーオプション取引を展開しています。
ヒロセ通商は、複数のカウンターパーティからレートを取得し、最良のレートを提示しているカウンターパーティと速やかにカバー取引を行っています。
カバー取引の際は、顧客がヒロセ通商に注文した約定価格とヒロセ通商がカウンターパーティに注文した約定価格の差額が収益になります。
例えば、顧客が米ドル/円を100.001円でヒロセ通商に買い注文を出した場合、顧客と同注文をカウンターパーティに発注します。
ヒロセ通商がカウンターパーティに出した買い注文が100.000円で約定した場合、顧客とのポジションの差額0.001円がヒロセ通商の収益となります。
カバー取引を行っていない取引については、ヒロセ通商が保有する同一通貨の買い注文、売り注文のポジションを社内において相殺させる為替マリーを行っています。
例えば、それぞれの顧客から同通貨の売り注文が合計8Lot、買い注文が合計18Lot発注された場合、同数量である8Lotにつき為替マリーが可能となります。
このとき為替マリーができたポジションは、ヒロセ通商が顧客に提示する売りレートと買いレートの差額のすべて(売りレート99.998円、買いレート100.001円であれば、0.003円)が収益となります。
ヒロセ通商が提供する外国為替証拠金取引システムの「LION FX」は、大容量の情報処理を可能とするサーバ製品を採用しています。
その特徴を活かし金融商品取引業者向けにカスタマイズを行いホワイトラベルサービスを提供しています。
また、ヒロセ通商がホワイトラベル提供先のカウンターパーティになり、ホワイトラベル提供先の注文を受注することで、カバー取引による収益、為替マリーによる収益、スワップポイントによる収益が発生します。
ヒロセ通商をカウンターパーティとする外国為替証拠金取引にかかる取引収益及びヒロセ通商からホワイトラベル提供先企業に対する収益分配額(リベート)は外国為替取引損益に計上しています。
2016年3月に東証JASDAQスタンダードに株式を上場したばかりのホヤホヤ企業です。
売上高・利益
売上高は減収、営業利益・経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2014/03(実) | 4,991 | 932 | 904 | 360 | 83.1 | 0.0 | 0% |
2015/03(実) | 4,968 | 553 | 486 | 199 | 45.9 | 6.0 | 13% |
2016/03(実) | 6,356 | 1,259 | 1,174 | 705 | 157.2 | 16.0 | 10% |
2017/03(予) | 6,480 | 1,220 | 1,140 | 690 | 135.3 | 20.6 | 15% |
キャッシュ・フロー
営業キャッシュフローは純利益を下回っています。事業構造によるものが大きいです。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2015/03(実) | -240 | -331 | 668 | -571 |
2016/03(実) | 270 | -574 | 909 | -304 |
利益率・CFマージン・ROE
利益率、キャッシュフロー・マージン、ROEは、いずれも日本企業としては優秀な水準をキープしています。
最新のROEを分解すると純利益率11.09%、総資産回転率0.16倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)10.99倍です。
財務レバレッジは高めで、資産から売上を作る回転率(資産効率)は低めで、売上から利益を作る利益率は高めとなっています。
顧客の膨大な資金を預かる事業構造によるものとなっています。保険会社の自己資本比率が低めなのと同じなので特に問題はありません。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2014/03(実) | 18.1% | 7.2% | 1.0% | - |
2015/03(実) | 9.8% | 4.0% | -4.8% | - |
2016/03(実) | 18.5% | 11.1% | 4.3% | 19.4% |
2017/03(予) | 17.6% | 10.6% | - | - |
指標
ヒロセ通商の名目株主優待利回りは、100株保有の場合で約9.37%です。割り引く必要があると思われますね。70%換算だと6.56%です。
予想配当利回りは1.5%(配当性向12.5%)であり、配当+優待利回りは名目で約10.87%です。
PBR1.44倍、予想PER8.36倍、自己資本比率9.1%、自己資本規制比率は324.5%です。有利子負債は36.0億円、現金等は22.8億円、営業CFは2.7億円です。
足元では第1四半期の好決算が発表された後、片山晃氏の大量保有報告書が出るなどで材料化しています。ヒロセ通商の過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
株主優待の投資はSBI証券で行なっています。1日定額プランの場合、現物取引50万円・制度信用取引50万円・一般信用取引50万円=合計1日150万円まで手数料無料で売買可能!
SBI証券はリーズナブルな取引手数料以外にも、一般信用取引、IPO、PTS取引、充実の商品ラインナップ、充実の投資情報など多数のメリットがあります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
手数料の安さを重視する場合は、SBIネオトレード証券の活用も検討し得ます。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
岡三オンラインは1日定額プランだと、現物取引50万円、信用取引50万円までは手数料がそれぞれ無料です(1日最大100万円)。
岡三RSSなどの取引ツール、事前入金不要のIPOが魅力的なネット証券です。
老舗証券の岡三証券グループのネット証券で安心感・信頼性も高いです。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓