東和フードサービス (3329)が1対2の株式分割と株主優待の拡充を行います。
株式分割の目的は、「当社株式の投資単位あたりの金額を引き下げることにより、当社株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ること」です。
株主優待拡充の目的は「株主の皆様の日頃のご支援にお応えするとともに、事業内容をより一層ご理解いただき、当社株式の魅力を高め、多くの方々に当社株式を中長期的に保有していただくこと」です。
東和フードサービスはJASDAQ上場企業です。東証一部昇格を狙っている可能性があります。
東和フードサービスの株主優待
東和フードサービスの株主優待は、自社店舗で利用できる株主優待券です。権利確定日は4月末・10月末の年2回です。
株式数 | 現行 | 株式数 | 2016年4月末~ |
---|---|---|---|
- | - | 100株以上 | 年3,000円 (中間・期末に1/2ずつ) |
100株以上 | 年5,000円 (中間・期末に1/2ずつ) | 200株以上 | 年6,000円 (中間・期末に1/2ずつ) |
200株以上 | 年10,000円 (中間・期末に1/2ずつ) | 400株以上 | 年12,000円 (中間・期末に1/2ずつ) |
600株以上 | 年20,000円 (中間・期末に1/2ずつ) | 1200株以上 | 年20,000円 (中間・期末に1/2ずつ) |
1000株以上 | 年30,000円 (中間・期末に1/2ずつ) | 2000株以上 | 年30,000円 (中間・期末に1/2ずつ) |
東和フードサービスの店舗には、例えば以下があります。
- Ducky Duck
- アリスカフェ
- 椿屋珈琲店
- スパゲッティ食堂ドナ
- ぱすたかん、こてがえし
以下はDucky Duckのセットです。サラダ・パスタ・コーヒー・ケーキで1,600円前後だった記憶があります。
こうした食事を優待でいただくと嬉しいし楽しいです。優待族の特権です。
お好み焼きの店舗もあります。東和フードサービスのイメージからは意外な感もあります。業態を拡大していますね。
東和フードサービスの概況
東和フードサービスは、喫茶店、パスタ&ケーキ、パスタ&ピッツァ、お好み焼き・鉄板焼きなどの外食チェーンを運営している企業です。
東京圏に直営出店しているのが特徴です。事業ポートフォリオは、椿屋珈琲グループ32%、ダッキーダック27%、ドナ20%、ぱすたかん・こてがえし12%、他9%です。
売上高・利益
売上高は減収、営業利益・経常利益・純利益・1株利益(EPS)は減益の年度があるものの、大局的には緩やかな右肩上がりです。配当も右肩上がりの傾向です。
配当性向は概ね20%前後で推移しています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2011/04(実) | 9,542 | 317 | 297 | 32 | 16.1 | 15.0 | 93% |
2012/04(実) | 10,013 | 556 | 542 | 210 | 103.2 | 20.0 | 19% |
2013/04(実) | 9,966 | 619 | 609 | 323 | 158.9 | 25.0 | 16% |
2014/04(実) | 10,066 | 530 | 531 | 262 | 128.8 | 25.0 | 19% |
2015/04(実) | 10,357 | 546 | 560 | 270 | 132.8 | 30.0 | 23% |
2016/04(予) | 10,700 | 678 | 700 | 371 | 182.2 | 30.0 | 16% |
キャッシュ・フロー
営業CFはここ5年度はあらゆる年度で純利益を大きく上回っています。一般論としては安心感があります。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2011/04(実) | 581 | -222 | -154 | 359 |
2012/04(実) | 994 | 24 | -500 | 1,018 |
2013/04(実) | 612 | -162 | -536 | 450 |
2014/04(実) | 1,016 | -655 | -577 | 361 |
2015/04(実) | 886 | -427 | -663 | 459 |
利益率・CFマージン・ROE
マージンは高いとは言えませんけれども、不合格ではない水準で推移しています。昨今注目を集めているROEは6%前後の年度が多いです。
最新のROE(6.2%)を分解すると、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)1.60倍、総資産回転率1.50回、純利益率2.61%です。
財務レバレッジは低めであり、資産から売上を作る回転率(資産効率)は標準的で、売上から利益を作る利益率は標準的です。総じて良い高ROEです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2011/04(実) | 3.1% | 0.3% | 6.1% | 0.9% |
2012/04(実) | 5.4% | 2.1% | 9.9% | 5.8% |
2013/04(実) | 6.1% | 3.2% | 6.1% | 8.4% |
2014/04(実) | 5.3% | 2.6% | 10.1% | 6.4% |
2015/04(実) | 5.4% | 2.6% | 8.6% | 6.2% |
2016/04(予) | 6.5% | 3.5% | - | - |
指標
予想配当利回りは0.85%(配当性向16%)であり、株主優待利回りは0.85%です。配当+優待利回りは年1.70%です。
PBR1.63倍、予想PER21.99倍、自己資本比率62.6%です。有利子負債は7.5億円、現金等は15.8億円、営業CFは8.8億円です。
まとめ
株主優待の拡充、分割ということで東証一部昇格のサインが出ています。一気に東証一部昇格候補に浮上しました。東証一部昇格のサインについては以下の書籍が参考になります。
東和フードサービスは東証一部の昇格要件をほとんど満たしていますけれども、流通株式数2万単位以上という要件を唯一満たしていません。
株式分割で、一気に流通株式数を2倍にするとともに、株主優待の拡充で更に株主数を増やす公算でしょう。
私自身は長らく200株をホールドしており、ここから買うことはしません。株価に割安感はもはやありませんけれども、優待と配当をもらいつつ、一部昇格を待つことにします。
東和フードサービスの過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
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