コスモス薬品というドラッグストアの運営企業があります。
ディスカウントドラッグコスモスで利用できる優待券か、お米券がもらえる株主優待を実施しており、個人投資家に根強い人気があります。
コスモス薬品(3349)の株価、株主優待、優待の使い方について徹底的に解説します。
コスモス薬品の株主優待
コスモス薬品の株式を保有していると、5,000円相当の買物優待券(500円×10枚)か、おこめ券(10kg分)が得られます。
権利確定日は5月末と11月末の年2回であり、権利確定日に株式を保有していると株主優待がもらえます。権利確定日は以下のとおりです。
- 2017年5月26日
- 2017年11月27日
- 2018年5月28日
- 2018年11月27日
- 2019年5月28日
- 2019年11月26日
5月末の優待は8月に届き、11月末の優待は2月に届きます。
コスモス薬品の株主優待は、ヤフオク!やメルカリ、金券ショップでの転売も可能となっています。
ヤフオク!では額面の98%~99%程度で売却可能です。手数料をマイナスすると90%程度の受取となります。つまり、5,000円の優待券が4,500円程度の現金になります。
ネットで売却する手間が面倒な場合は、若干お得度は低下しますけれども、お米券への交換がおすすめです。
株主優待に同封されている封筒に、必要事項を記載した交換申込書と優待券を入れてポストに投函すればOKです。
株主優待券を返送したら、今度はおこめ券が郵送されてきます。全米版の440円券(1kg)が10枚届きます。
マツモトキヨシ、サンドラッグ、ウエルシア、スギ薬局などの大手ドラッグストアでは、おこめ券も支払いに使えるので便利です。
コスモス薬品の株価
コスモス薬品は九州地区を中心に「小商圏型メガドラッグストア」を運営しています。
日替わりや時間帯別の特売、ポイント制度を廃止して、Everyday Low Price(毎日安い)戦略を推進しています。
商圏人口1万人の小商圏を基本ターゲットに、売り場面積が1000平方メートル、2000平方メートル規模の大型ドラッグストアを展開しています。
医薬品・化粧品に加え、食料品、雑貨などの生活必需品を取り揃えており、利便性を高めて来店頻度と買上点数の向上を図っています。
低価格競争が激しい九州地域において、コストを抑制することで商品の安値提供を企図しています。
1973年に宮崎県に創業した薬局が源流となる宮崎発の企業です。1983年に有限会社コスモス薬品が設立して、1991年に株式会社化しました。
1993年からドラッグストアの多店舗展開を本格化して、1999年に1000平方メートル型店舗の1号店を開店し、21世紀に入ってからは著しい成長・飛躍を成し遂げました。
売上高・利益
売上高・利益・EPS・配当のいずれも美しい右肩上がりとなってました。ただし、純利益は今期は減益予想となっています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2013/05(実) | 329,313 | 15,529 | 16,787 | 9,396 | 474.6 | 50.0 | 11% |
2014/05(実) | 371,825 | 16,707 | 18,193 | 10,600 | 535.4 | 55.0 | 10% |
2015/05(実) | 408,466 | 17,080 | 19,028 | 11,694 | 590.6 | 60.0 | 10% |
2016/05(実) | 447,273 | 18,648 | 20,691 | 12,435 | 628.1 | 65.0 | 10% |
2017/05(実) | 502,732 | 22,237 | 24,591 | 18,215 | 920.0 | 80.0 | 9% |
2018/05(予) | 550,000 | 22,300 | 24,600 | 17,000 | 858.6 | 90.0 | 10% |
キャッシュ・フロー
常に純利益を大きく上回る営業キャッシュを上げており、一般論としては安定感があります。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
---|---|---|---|---|
2013/05(実) | 18,765 | -18,632 | -3,323 | 133 |
2014/05(実) | 25,962 | -20,118 | -452 | 5,844 |
2015/05(実) | 19,454 | -29,272 | 7,151 | -9,818 |
2016/05(実) | 30,986 | -28,550 | 6,211 | 2,436 |
2017/05(実) | 36,938 | -28,404 | -8,088 | 8,534 |
利益率・CFマージン・ROE
利益率・キャッシュフロー・マージンのいずれも合格水準となっています。ROEは日本企業としては高めの数字を叩き出しています。
最新のROEを分解すると純利益率3.62%、総資産回転率2.45倍、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)2.43倍です。
財務レバレッジは標準的で、資産から売上を作る回転率(資産効率)は高めで、売上から利益を作る利益率は業種からは高めです。
決算期 | 経常利益率 | 純利益率 | CFマージン | ROE |
---|---|---|---|---|
2013/05(実) | 5.1% | 2.9% | 5.7% | 23.1% |
2014/05(実) | 4.9% | 2.9% | 7.0% | 21.3% |
2015/05(実) | 4.7% | 2.9% | 4.8% | 19.6% |
2016/05(実) | 4.6% | 2.8% | 6.9% | 17.6% |
2017/05(実) | 4.9% | 3.6% | 7.4% | 21.5% |
2018/05(予) | 4.5% | 3.1% | - | - |
指標
コスモス薬品の株主優待利回りはおこめ券の売却価格4,100円で計算すると、1000株保有の場合で年0.16%です。
予想配当利回りは0.35%(配当性向10%)であり、配当+優待利回りは年0.51%です。
PBR5.4倍、予想PER27.88倍、自己資本比率42.0%です。有利子負債は173.5億円、現金等は272億円、営業CFは309億円です。
コスモス薬品の過去3ヶ月・2年間・5年間の株価チャートは以下の通りです。
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