仮想通貨ビットコイン(bitcoin)は従来は海の物とも山の物ともつかない存在でした。
しかし、現在では法制度も整備されてきており、かつメガバンク・大手生損保・QUICK・電通・リクルート等が出資する大手取引所が出ており、安心して取引できる環境が整備されてきました。
ビックカメラでもビットコイン決済が可能になっており、日本でも東京オリンピックに向けてビットコイン決済の拡大が期待できます。
そんなビットコインの購入方法は簡単で難しくありません。bitconの買い方について、誰にでも分かるように簡単に解説します。
目次
bitcoin購入はbitFlyerがおすすめ
ビットコインを買える取引所は数多くあります。重要なのは、信頼性が高い取引所で購入することです。
ビットコインは銀行預金における預金保険の保護、証券会社における投資者保護基金のような公的保護の仕組みがありません。
したがって、ビットコインの売買で最も重要なのは、業者の安全性です。ビットコイン取引所はマウントゴックスの破産が記憶に新しいところです。
FXではスリッページ、約定拒否、グレーアウト、ストップ狩り、くるくる詐欺、突然のレート配信停止&顧客に不利なロスカット判定レート採用など、幾多の問題が指摘されています。
ビットコインでもこのようなリスクは内在しているため、業者の信用リスクには最大限に注意を払う必要があります。
日本でビットコインを購入できる主な業者は、bitFlyer、Coincheck、Zaif、QUOINE、ビットバンク、みんなのビットコイン等です。
Coincheckはビットコインを保有すると最大で年5%の金利分のビットコインが得られる定期預金のようなサービスを提供している点が魅力的です。
しかし、大規模なシステム障害が発生して、取引が数時間停止してデータが障害発生前にロールバックする事件がありました。また、日本円の高速出金サービスも早々に停止するなど不安定な運営となっています。
Zaifは取引手数料が0%ではなくマイナス0.01%(ボーナスとしてプレゼント)である点が魅力的です。しかし、2016年にはシステムの不具合により多重送金してしまう失態を晒しています。
海外のビットコイン取引所では、大規模DDOS攻撃を受けて、ビットコインの残高が枯渇して払戻しが不可能になる事態も生じています。
ビットコインは公的な規制・公的保護が薄い分野ですので、何よりも重要なのは業者の信頼性です。安心感で随一なのはbitFlyerです。
顧客のビットコイン保管中のリスクを補償する損害保険を国内大手損害保険会社と契約しています。資本金、主要株主は他の取引所と比較すると圧倒的なNo.1と評価できます。
ビットコイン取引所名 | 資本金 (資本準備金込) | 主要株主 |
---|---|---|
bitFlyer | 38億9152万円 | 三菱UFJキャピタル SMBCベンチャーキャピタル みずほキャピタル 三井住友海上キャピタル 第一生命保険 リクルート インキュベイトファンド 電通デジタル・ホールディングス QUICK SBIインベストメント GMO VenturePartners |
QUOINE | 非公開 (約20億と推定) | ジャフコ |
![]() | 12億9000万円 | 非公開 |
Zaif(テックビューロ) | 8億3013万円 | 朝山貴生 朝山道央 日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合 |
GMOコイン![]() | 7億5000万円 | GMOインターネット GMOクリックホールディングス GMOグローバルサイン Fitech Source,Inc. 高島 秀行 |
BITPOINT | 4億3000万円 | リミックスポイント |
ビットバンク | 3億8100万円 | セレス |
コインチェック![]() | 1億円 | マネックスグループ |
BitTrade | 5100万円 | ロバート・ルーク・コリック FXトレード・フィナンシャル 閏間 亮 |
みんなのビットコイン | 1500万円 | トレイダーズインベストメント |
bitFlyerはビットコイン取引所として2014年4月にサービスを開始した老舗で、シード・プランニング社の調査(2017年2 月仮想通貨取引所ビジネスの市場規模調査)によると、ビットコインの取引量は日本一となっています。
日本のビットコイン事業者では唯一、監査法人(新日本有限責任監査法人)との契約を締結しています。
仮想通貨交換業者として金融庁の第一号登録も受けています。日本での仮想通貨・ブロックチェーン業界のリーディングカンパニー的な存在です。
bitFlyerは大手家電量販店のビックカメラ、百貨店のマルイ、旅行会社のエイチ・アイ・エスとも提携しています。
ビックカメラ、丸井、H.I.Sでのビットコイン決済(ビットコイン払い)のシステムを提供しています。
bitFlyerの詳細については、以下で徹底的に解説しています。

ビットコインの購入方法はどの業者も類似しています。アカウントを作成して本人確認を行い、銀行振込等で入金して、会員サイトで購入する流れとなります。
以下、ビットフライヤーでのビットコインの購入方法を解説しています。
アカウント作成&本人確認
まずはbitFlyer 公式サイトでアカウントを作成します。画面の案内に添って簡単に手続きできます。
アカウントを作成のすぐ後に、本人情報の登録、銀行口座の登録、免許証またはパスポートを登録を促されます。画面に沿って手続きしましょう。
一連の口座開設手続き完了にビットコインを取引しようとすると、「犯罪収益移転防止法に基づく追加情報のご登録」が必要になります。
外国の重要な公人(外国PEPs)でないことの確認、職業、取引目的を入力することになります。
これらは法令で規定された手続きであり、現在は銀行・証券・保険(年金保険等)の取引をする際には必要となっています。
入力後は「転送不要の書留郵便の受取」であらゆる手続きが完了して、ビットコインを自由に売買可能になります。
実際には書留郵便を受け取る前に取引が可能です。何らかの理由で書留郵便を受け取れなかった場合は取引停止になります。
ハガキ1枚が郵便局の書留で送られてくるので、サインして受け取れば手続完了です。
クレジットカードでの購入(2018年3月9日終了)
bitFlyerはクレジットカードでビットコインを買うこともできましたが、2018年3月9日(金)に終了します。
コインチェック事件の余波を受けた措置となります。2018年3月8日までは、アカウントクラスがトレードクラスの場合、クレカ決済での購入が可能でした。
対応している国際ブランドはVisaかMastercardでした。
JCB・アメックス・ダイナースは対象外となっていました。手数料の関係で難しいのでしょう。アメックス・ダイナースファンとしては残念ですが、ビジネス上の判断としては仕方ありません。
会員サイトにログインして左サイドバーの「クレジットカードで買う」を選択して、ビットコイン購入金額を日本円で指定しました。
ビットコイン購入数量の目安が表示されます。クレジットカード購入の際には数%の手数料が発生しました。海外での利用で為替手数料が上乗せされるのと同じイメージです。
「購入内容確認画面に進む」を選択すると、クレジットカードの情報入力画面が出てきました。支払い方法は1回払いのみでした。
カード番号・有効期限・セキュリティコードを入力して「決済する」を選択しました。
本人認証サービス(いわゆる3Dセキュア)に対応しており、高いセキュリティが確保されていました。
三井住友カードとJCBはスマホアプリでの本人認証サービスにも対応しているので、ログインパスワードやメール等がハッキングされていても大丈夫でした。

利用のロック機能(ネット・海外・すべて)、利用の即日通知機能など、独自のセキュリティ施策に優れています。


JCBは不正監視システムで24時間365日、不正利用を監視しており、高いセキュリティを確保しています。

万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。

決済が完了した後は、「続けてカードを登録する」を選択すると、クレジットカードを次回の支払いに利用することができました。
クレジットカード決済だとリアルタイムで爆速でビットコインの残高(BTC資産)に反映されました。
1,000円の支払いで913円相当のビットコインを買えました。手数料は8.7%でした。少額の場合で振込手数料がかかる場合は、クレジットカード決済の方がリーズナブルでした。
クレジットカードでのビットコイン購入の仕組みは、GMOペイメントゲートウェイのシステムを利用していました。
必ず本人名義のクレジットカードを利用する必要があり、配偶者名義や親の名義はNGでした。
クレジットカード情報と bitFlyerアカウントの登録情報に相違がある場合は、「使用できません」と表示されました。
定期購入も可能
ビットコインのクレジットカード決済には、定期購入の仕組みもありました。こちらも終了しました。
投資信託や外貨預金、FXにおいて、毎月などの一定の間隔で自動購入する積立投資と類似のサービスでした。
一例としては、SBI証券の「積立FX」があります。それと類似の仕組みでした。定期購入を利用するには、事前にクレジットカード情報を登録して、定期購入の登録内容を決められました。
- 購入金額/日
- 購入日
- 次回ご購入日
- 支払に使用するクレジットカード
銀行振込・コンビニ払いで入金して購入
銀行振込だと無料で入金できるので、クレジットカード購入よりも銀行振込がおすすめです。
bitFlyerの口座への振込先は、三井住友銀行と住信SBIネット銀行の2つが用意されています。
住信SBIネット銀行は無条件で同行間の振込手数料が無料です。住信SBIネット銀行を持っていれば、無料でビットフライヤーに入金できます。

bitFlyerの画面の左サイドバー「入出金」を選択すると、「日本円ご入金」が表示されます。そこに振込先の銀行口座名が書かれているので、そこに振り込めばOKです。
住信SBIネット銀行からの振込の注意点
住信SBIネット銀行のビットフライヤーの口座へ振り込む場合は、振込人名義の銀行口座名義の前に5桁の数字を付記する必要があります。
振込人名義に 5桁の数字を入力せずお振込してしまった場合、お問合せフォームから「アカウント ID」「5桁の数字 振込名義」「振込日時」「振込金額」 を知らせましょう。
住信SBIネット銀行の振込画面の最初の画面で「振込依頼人名」を変更できます。ここで自分の名前の前に指定された5桁の数字をコピペで入れましょう。
振込依頼確認画面で、5桁の番号がついていること、「受取人名」が「カ)ビットフライヤー」であることを確認しましょう。
振込手数料は無料で、振込手数料無料回数が減ることもありません。以下はスマートプログラムのランク2で3回だった無料回数が減っていない図です。
三井住友銀行のパーフェクトシステムを使用しています。必ず事前に登録した本人名義の金融機関口座から振込む必要があります。
銀行振込でもアカウントへの反映は速いです。私は10時47分に振込手続きを行ったところ、10時53分にアカウントに反映されました。たったの6分でした。
ビットフライヤーへの入金は住信SBIネット銀行が便利です。
住信SBIネット銀行はまずSBI証券に口座開設して、その後にSBI証券の会員サイトから申し込むのも選択肢です。
こうすれば当サイト限定のSBI証券のタイアップ・プログラムを利用でき、3,000円分のAmazonギフト券がもれなくプレゼントされます。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。住信SBIネット銀行との同時口座開設も可能です。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
当サイト限定タイアップ特典で住信SBIネット銀行と同時口座開設
口座開設・キャンペーンの手順については、以下にまとめています。

クイック入金は300円(税抜)の手数料が発生
bitFlyerはネット証券やFXのように「クイック入金」サービスがあり、24時間365日ネットバンキング等で入金することが可能です。
楽天銀行、auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、その他Pay-easy取扱いの銀行に対応しています。
しかし、300円(税抜)の手数料が発生するので、住信SBIネット銀行からの振込がおすすめです。
Pay-easyでの入金はSMBCファイナンスサービスの「決済ステーション」を活用しています。
楽天銀行・auじぶん銀行・PayPay銀行・住信SBIネット銀行、ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ミニストップ・セイコーマート・ヤマザキデイリーストア・スリーエフでクイック入金が可能です。
このクイック入金は、WELLNET CORPORATIONのシステムが用いられています。
入金した円でBitcoinを購入
ビットコイン取引所の運営業者に日本円を入金すると、Bitcoinを買えるようになります。ビットフライヤーでの相対取引の場合、左サイドバーの「ビットコイン販売所」を選択します。
するとビットコインを購入する画面が出てくるので、数量(BTC)を入力します。日本円の参考総額が出るので分かりやすいです。
キーボードで入力する他、「+1」「+0.1」「+0.01」というボタンをクリックして数字を調整することもできます。
購入数量を入力後は「コインを買う」を選択します。逆に売る場合は「コインを売る」です。
購入価格(BTC/JPY)と売却価格(BTC/JPY)には差があります。FXにおけるスプレッドであり、ここがbitFlyerの取り分となります。
売買手数料は当面無料となっています。
「コインを買う」を選択すると「6秒以内に注文を実行してください」という文字が表示されるので、「注文実行」のボタンを選択します。
購入したビットコインは即時で残高に反映されます。入金後に購入したビットコインは、すぐに使ったり、外部に送金することが可能です。
他のユーザーとの取引となるビットコイン取引所で買うこともできます。株式購入と同じような板が出ているので、板を見ながら買い注文を入れることになります。
ビットコイン販売所のビットコイン売買手数料はしばらく無料です。終了する場合は2週間前に告知してくれます。
ビットコイン取引所は0.01%~0.15%の手数料が発生します。具体的には下表のとおりです。
直近 30日の取引量 | 手数料率 |
---|---|
10 万円未満 | 0.15% |
10 万円~20 万円未満 | 0.14% |
20 万円~50 万円未満 | 0.13% |
50 万円~100 万円未満 | 0.12% |
100 万円~200 万円未満 | 0.11% |
200 万円~500 万円未満 | 0.10% |
500 万円~1,000 万円未満 | 0.09% |
1,000 万円~2,000 万円未満 | 0.07% |
2,000 万円~5,000 万円未満 | 0.05% |
5,000 万円~1 億円未満 | 0.03% |
1 億円~5 億円未満 | 0.02% |
5 億円以上 | 0.01% |
手数料と価格の差をチェックして、販売所と取引所のうち有利な方で買いましょう。
スマホアプリでも購入可能
スマホアプリのbitFlyerウォレットでもサクッと売却できて便利です。現在はiPhone等のiOSアプリのみとなっています。
App Storeからダウンロード&インストールして、アプリを起動して、「ビットコイン」を選択します。
bitFlyerとの相対取引のビットコイン販売所の売買画面に遷移するので、購入数量を入力して「買う」ボタンをタップするだけです。
買うボタンを押すと、数量・価格・合計の円換算金額が表示されるので、「注文確定する」ボタンを押せばOKです。
他のユーザーとの取引となるビットコイン取引所で購入することもできます。
買ったビットコインはVプリカ・Amazonギフト券・Edyギフト等の他、ビックカメラなどのリアル店舗での支払いに使うことができます。
LCCのピーチでも決済できるようになる予定です。ビックカメラで使った体験談は以下にまとめています。

デパートの丸井でもビットコイン決済の試験導入が開始しました。有名企業が続々と参入しています。

bitFlyer VISA プリペイドカードにビットコインをチャージすると、一部を除く世界中のVisa加盟店で利用できるようになり、よりビットコインがリアルの生活でも身近なものに昇華しました。

ビットコインの具体的な使い方、利用手順については、以下で丹念に解説しています。

まとめ
ビットコインは多種多様な業者で購入できますが、その中ではメガフィナンシャルグループ、大手生損保、電通、リクルート、QUICK、SBI、GMOが株主であるbitFlyerの信頼性がダントツです。
資本金は38億9152万円と他の業者とは比較にならない分厚い資本力を誇っており、システムをビックカメラに提供するなど、リアル店舗の決済インフラも担っています。
実際にアカウント作成して、クレジットカードや入金した日本円でビットコインを購入したところ、非常にスムーズで不安感なく取引できました。
積立購入する仕組みもあり、積立投資で購入単価を平準化することも可能です。
現在は価格変動が激しいことから主にトレーディングで活用されています。
世界的に政治情勢が不安定化する中で、日本は高い政治的安定性と貨幣価値の安定を誇っており、決済システム・金融インフラが頑健です。
したがって、ビットコインの決済・送金などの実需での活用はニーズが大きくないことから、まだまだ拡大は道半ばとなっています。
しかし、海外ではビットコインの売買が活発な地域もあることから、将来的には東京オリンピックに向けて、決済や送金での活用の道が広がることが想定されます。
2017年4月1日に施行された改正資金決済法で日本国内でも法整備が整って、従来よりも安心してビットコインを使えるようになりました。
「仮想通貨」という言葉が法律用語に昇華して、今後ビットコイン交換所は登録制となります。
ビットコインの購入はbitFlyerが圧倒的に安心感があります。私も利用しています。
日本ではNo.1のビットコイン取引所であり、世界的にも大手となっています。日本のビットコイン事業者では唯一、監査法人(新日本有限責任監査法人)と契約しています。
コインチェックの580億円流出事件を受けて、「bitFlyer セキュリティ・ファースト」主義を発表しました。
コールドウォレットとマルチシグ、自社開発のビットコインデーモン、暗号学的に安全な擬似乱数生成器の使用、セキュリティ上問題のないコインに限った取り扱い、大手損保との保険契約などの取り組みを展開しています。
日本の仮想通貨取引所の中では最も安全性が高いと考えています。

大手家電量販店のビックカメラ、百貨店のマルイとも提携しており、ビックカメラや丸井でのビットコイン決済(ビットコイン払い)のシステムを提供しています。
金融業界の関係者になくてはならないブルームバーグ端末に対しては、ビットコイン価格情報の配信を行っています。
ビットフライヤーはブルームバーグ端末で世界中に日本のビットコイン価格情報を提供しているワールドワイドな存在です。
bitFlyerは最高強度のDigiCert次世代暗号で、 コールドウォレットでビットコインを保管しており、高度のセキュリティを確保しています。
ビットコイン販売所、Lightning FX/Futuresのビットコイン売買手数料は当面無料であり、コスト面も優れています。