The Goal

某機関投資家で働く会社員のブログです。経済、資産運用、IPO、株主優待、保険、クレジットカードなどについて発信

新規上場!gumiのIPOの初値予想

更新日: IPO

gumi

gumi(3903)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は12月2日(火)~12月8日(月)です。

新規上場する市場は東証(所属部未定)です。東証1部か東証2部のどちらかです。想定価格は3,300円(1単元33万円)です。仮条件は3,000円~3,300円と下振れました。公開価格は3,300円となり、初値も3,300円でした。

gumiは、「エンターテイメントを通じて世界共通の話題を提供し、人と人との関係を繋ぐことで、日々の生活に新しい楽しさと豊かさを提供する」をミッションに、情報革命時代を代表する世界No.1エンターテイメント企業になることを経営ビジョンとして、グローバル産業となりつつあるモバイルオンラインゲームの開発・運営に特化して事業を行っています。

監査法人は新日本有限責任監査法人です。本社所在地は東京都新宿区西新宿4-34-7です。東京都庁、新宿中央公園、パークハイアット東京の近くです。


gumiのIPO

gumiとは

gumiは、年齢、性別、国籍を問わないユーザー間のコミュニケーションを可能とする革新的なモバイルサービスを世界各国のユーザーに提供することを目指しています。

現在、国内開発子会社3社に加え、アジア(韓国、中国、シンガポール、台湾)・欧米(米国、フランス、カナダ、スウェーデン)に海外開発子会社を設け、既に複数のゲームコンテンツを開発・運営できる体制を構築しており、各国のユーザー嗜好や通信環境等を踏まえたローカライズによる世界各国への配信ノウハウを有しています。

LINE、セガネットワークス、Ankama Games SAS、盛大遊戯有限公司、フジ・メディア・ホールディングスとのコンテンツ開発・配信に関する戦略的なアライアンスを結んでいます。

従業員数は260名、平均年齢は32.9歳、平均勤続年数は1年7ヶ月、平均給与は546.4万円です。

gumiは(1)ネイティブアプリサービス(売上高構成比62.7%)、(2)ブラウザゲームサービス(同32.4%)、(3)パブリッシングサービス(同4.9%)を展開しています。約30.7%は海外言語での売上となっているグローバル企業です。

各サービスにおいて提供するゲームコンテンツはいずれもプレイ自体は無料で行うことができますが、ゲーム内の一部のアイテム等を有料で提供することで課金を行うビジネスモデルです。最近のモバイルゲームの定番のマネタイズ手法です。

ネイティブアプリサービス

Google Inc.が運営する「Google Play」やApple Inc.が運営する「App Store」などのモバイルアプリ配信プラットフォームにゲームコンテンツを提供するサービスです。平成26年10月末時点でリリースしているタイトル数は17本、累計ダウンロード数は2,215万件となっています。

主要タイトルは、「ブレイブ フロンティア」です。ファンタジー世界を舞台にした、キャラクターの育成とバトル、シナリオが楽しめる本格オンラインRPGです。英語版、欧州版、韓国語版の配信も開始しており、累計ダウンロード数は平成26年10月末時点で日本語版408万件、海外言語版1,378万件となっています。

ブラウザゲームサービス

グリー運営する「GREE」やディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」などのモバイル・ソーシャル・ネットワーキング・サービスにゲームコンテンツを提供するサービスです。平成26年10月末時点でリリースしているタイトル数は6本、累計登録者数は323万件となっています。

主要タイトルは、「ドラゴンジェネシス」です。壮大でファンタジックなシナリオと世界観が特徴のカードバトルRPGです。

平成25年4月以降「GREE」、「Mobage」及び「dゲーム」向けに配信しており、累計登録者数は平成26年10月末時点で88万件となっています。

パブリッシングサービス

他社が開発するヒットゲームに対し、当社グループの海外拠点網を活用したゲームコンテンツのローカライズ(言語・内容の現地最適化)を行い、gumiの保有するグローバルな販路の提供やユーザーベースを用いた送客を行うなど、ゲームコンテンツの多国展開機能を提供するサービスです。

平成26年10月末時点でリリースしているタイトル数は6本、累計ダウンロード数は844万件となっています。

主要タイトルは、「パズルボブル」です。タイトーの開発した「パズルボブル」を当社グループでローカライズを行い、平成26年5月以降韓国語版を「Kakao Talk」向けに配信しており、累計ダウンロード数は平成26年10月末時点で323万件となっております。また、北米配信に関する契約を締結しています。

平成26年6月にセガネットワークスと資本業務提携を締結しており、同社が国内で展開している複数タイトルを当社グループで世界各国に配信していく予定です。第1弾として、「チェインクロニクル」の配信が決定しています。

成長戦略

今後も世界的な市場規模の拡大が期待されるモバイルオンラインゲーム市場での競争優位性を確保すべく、ネイティブアプリサービス及びパブリッシングサービスの拡大に注力する方針です。以下4つの領域にてバランスのとれたポートフォリオを構築し、高い収益力と強固な財務基盤を実現させ継続的な成長を図っていく目論見です。

  • 長期間の開発が必要となりヒットの確率が相対的に低いものの、ヒットした場合には高い収益性が見込まれるハイリスク・ハイリターンの「オリジナルコンテンツ」
  • 有名なIPを活用し、当社グループにて開発を行うミドルリスク・ミドルリターンの「IPコンテンツ」
  • 「LINE」「Kakao Talk」など、大規模なユーザーベースを有するソーシャルメディア向けのコンテンツ
  • 短期間の開発が可能となりヒットの確率が相対的に高く、安定した収益性が見込まれるローリスク・ローリターンの「パブリッシングコンテンツ」

業績推移

業績面では、売上高は美しい右肩上がりです。2013年4月期以降はモメンタムが加速しています。経常利益・純利益は2014年4月期も赤字ですが、今期の第1四半期時点では黒字です

2014年4月の自己資本利益率(ROE)は赤字、自己資本比率は59.7%です。

gumiの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

TOPIXは10月半ば以降は順調な右肩上がりとなっており、年初来高値を更新しています。

TOPIXのチャート(2014年8月14日~11月14日)

東証2部指数はTOPIXよりは動きが鈍く、まだ年初来高値は更新していません。

東証2部指数のチャート(2014年8月14日~11月14日)
(※マネックス証券より)

上場規模

gumiのIPOの規模は最大で約450.3億円と重量級です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は最大で約48%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。

ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合、グリー株式会社、DBJキャピタル投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合、NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合、株式会社アットムービー、山田進太郎、株式会社コーエーテクモホールディングスには原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

また、國光宏尚、川本寛之、今泉潤、NEXT BIG THING株式会社、NG MENG WAH、田村祐樹、梅田裕一、早貸久敏、佐々木智之、高橋英士には原則として90日間のロックアップがかかっています。こちらは株価上昇による解除条項はありません。

筆頭株主の状況は以下の通りです。LINE、フジメディアHD、セガにはロックアップがかかっていませんが、取引先であることから、上場と同時にいきなり売りまくることはないと思われます。

氏名又は名称 株式保有割合(%) ロックアップ
ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合 13.92
グリー株式会社 12.16
國光宏尚 10.19
LINE株式会社 8.18  
WiL Fund Ⅰ,L.P. 6.96  
フジ・メディア・ホールディングス 4.69  
NEXT BIG THING株式会社 4.68
DBJキャピタル投資事業有限責任組合 3.27
株式会社セガネットワークス 2.75  
株式会社新生銀行 2.68  
三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 2.18

まとめ

ミクシィやコロプラが絶好調で話題にもなっており、モバイルゲームはIPOにおける業種人気はまずまずです。成長性も抜群であり、広義のクール・ジャパン関連銘柄と言えなくもありません。

しかしながら、極めて多くの企業の上場が集中する日程、大型の規模・公開比率である点はマイナス材料です。また、足元ではミクシィやコロプラなどのゲーム関連銘柄の動きが悪い点も気になります。

現時点での投資スタンスは中立とします。

主幹事は野村證券です。その他はマネックス証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルスタ、カブドットコム証券で申し込めます。

<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名 発表時 BB直前 結果
ANAP 強気 強気 410.0%
メディアドゥ 強気 強気 256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ 強気 強気 233.3%
イオンリート投資法人 やや強気 やや強気 9.5%
じげん やや強気 強気 191.7%
アライドアーキテクツ 強気 強気 229.4%
ライドオン・エクスプレス やや強気 強気 55.3%
ホットリンク 強気 強気 165.6%
ブイキューブ 強気 強気 117.3%
オンコリスバイオファーマ やや強気 やや強気 34.6%
オウチーノ 強気 強気 130.0%
エンカレッジ・テクノロジ 強気 強気 118.2%
日本アクア やや強気 やや強気 24.9%
アズマハウス やや強気 やや強気 10.0%
シンプロメンテ 強気 強気 135.3%
イーグランド やや強気 やや強気 27.3%
足利ホールディングス 中立 中立 7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン 強気 強気 124.4%
アビスト やや強気 やや強気 0.0%
ダイキアクシス やや強気 やや強気 3.9%
シグマクシス やや強気 やや強気 0.3%
ウィルグループ 中立 中立 -4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ 強気 強気 221.4%
ヒューリックリート投資法人 中立 中立 13.0%
アキュセラインク やや強気 中立 27.8%
サイバーリンクス 強気 強気 172.9%
日本BS放送 中立 中立 6.6%
エンバイオ・ホールディングス 強気 強気 126.0%
ダイキョーニシカワ 中立 中立 12.4%
日立マクセル やや弱気 やや弱気 -4.8%
ジャパンディスプレイ 中立 中立 -14.6%
ホットマン やや強気 やや強気 67.5%
みんなのウェディング 強気 強気 27.1%
ディー・エル・イー やや強気 やや強気 101.0%
サイバーダイン 強気 強気 130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパン やや強気 やや強気 290.8%
トレックス・セミコンダクター やや弱気 やや弱気 -10.4%
丸和運輸機関 中立 中立 -8.8%
ジョイフル本田 中立 中立 -1.9%
フィックスターズ 強気 強気 162.0%
白鳩 強気 強気 46.2%
日本リート投資法人 中立 中立 4.0%
西武ホールディングス やや弱気 やや弱気 0.0%
東武住販 やや強気 やや強気 12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 中立 中立 5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング 中立 中立 -7.7%
ムゲンエステート 中立 中立 10.0%
フリークアウト 強気 強気 250.0%
ポバール興業 中立 中立 6.6%
OATアグリオ 中立 中立 -6.3%
メドピア 強気 強気 131.3%
レアジョブ 強気 強気 169.7%
VOYAGE GROUP 強気 強気 40.0%
鳥貴族 やや強気 やや強気 120.7%
イグニス 強気 強気 342.1%
日本ビューホテル やや弱気 やや弱気 -2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザー やや強気 やや強気 126.3%
ロックオン 強気 強気 284.6%
リアルワールド 強気 強気 79.8%
AMBITION やや強気 強気 62.0%
ジェネレーションパス 強気 強気 119.2%
リボミック 中立 やや強気 -20.4%
FFRI 強気 強気 176.5%
ホットランド 中立 中立 -1.7%
ヤマシンフィルタ 中立 中立 19.6%
すかいらーく 中立 中立 0.0%
リクルートホールディングス 中立 中立 2.3%
GMOリサーチ 強気 強気 133.3%
セレス 強気 強気 55.4%
オプティム 強気 強気 260.0%
アルファポリス 強気 強気 93.2%
エラン やや強気 やや強気 70.3%
日本ヘルスケア投資法人 やや強気 やや強気 48.1%
SHIFT 強気 強気  361.5%
CRI・ミドルウェア 強気 強気  
日本PCサービス 中立 やや強気  
トーセイリート投資法人 やや弱気 中立  
弁護士ドットコム 強気    
クラウドワークス 強気    
スノーピーク やや強気    
ビーロット 強気    
GMO TECH 強気    
テクノプロ・ホールディングス 中立    
アトラ やや強気    
U-NEXT やや強気    
SFPダイニング やや弱気    

Adsense

Adsense

  • follow us in feedly

-IPO

Copyright© The Goal , 2017 All Rights Reserved.