アメックス(アメリカン・エキスプレス・カード)のプロパーカードには、一律の限度額は設定されていません。ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
アメックスとダイナースクラブカードの特徴となっています。事前入金したり、相談すれば柔軟に対応してくれるのが特徴です。
とはいっても他のクレジットカードと同様に、利用限度額が定められているのには変わりありません。いちいち問い合わせるのは面倒ですね。
この度、会員サイト、スマホアプリ上でアメックスの利用限度額を確認できるサービスが導入されました。これで早速利用可能額を調べたところ、衝撃の結果となりました。
スマホアプリではメニュー「ご利用状況」の「カードご利用可能額の確認」からもチェックできます。
ブラウザでは会員サイトにログインすると、トップページの「ご利用金額」の下に「カードご利用可能額の確認」という項目が追加されました。
クリックすると「カードご利用可能額の確認」画面が出ます。「ご利用予定金額」の欄に金額を入力して「確認する」を選択すると、利用可能であるか否かが判定されます。
とりあえず何となく300万円と入力したところ、「Good news!」と表示されて、OKとなりました。
判定時点でのカード利用状況、支払い実績に基いて判定されます。後日、支払いの遅延や利用金額の増加などが発生した場合は、表示された金額での利用ができない場合があります。
「事前承認手続き」を行なったことにもなり、会員サイト上でOKとなったらそこまでは決済可能です。
「金額を変えてもう一度確認する」を選択して再入力すると、再び判定できます。
次は+100万円して400万円を入力したところ、再度OKとなりました。これはNGかなと思っていたので意外でした。
再度+100万円して500万円で試したところ、「申し訳ございません。現在このサービスをご利用いただけません。 不正利用防止のため、1日にご確認いただける回数に制限を設けております。24時間後に利用できるようになりますので、恐れ入りますが後ほどお試しください」と表示されました。
具体的な時間を記載するのはマズいと判断されたのか、11月6日頃からは「申し訳ございません。ページを表示することができませんでした。時間をおいて再度お試しください。」と表示されるようになりました。
1日に確認できる回数はどうやら2回までとなっているようです。1日後に再び試したところ、500万円も利用可能となりました。ビックリしました!
次は600万円で試したところ、「申し訳ございません」というNG結果となりました。私の利用限度額は500万円~600万円未満のどこかにありました。
結果画面には「これまでのご利用実績に基づき確認した結果、ご入力金額が高額のため、基本カード会員様の資産情報の提供が必要です。」と書かれています。
資産情報を提供したら利用限度額が上がることを示唆しています。銀行や証券会社の残高証明書をアメックスに郵送する流れになると思われます。
インターネットでは利用不可となった金額(750万円)でも、会員サポートに電話して、自動ダイヤルの事前利用の連絡で使いたい金額をダイヤルしたら、すんなりOKになったこともあります。
また、アメックスには事前入金制度があります。事前にアメックスが指定する銀行口座に振り込めば、その分だけ利用可能になります。
後払いはできませんけれども、ANAマイルなら1ポイント1マイルになるメンバーシップ・リワードのポイントが貯まるというメリットがあります。
会員サイト上での「カードご利用可能額の確認」ではNGでも、電話なら大丈夫だった経験もあります。
記事UP当時、私が保有しているのはアメックス・ゴールドとSPGアメックスでした。
SPGアメックスはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムにリニューアルしています。
プラチナカードでなかったにもかかわらず、アメックスの利用限度額は500万円と高額でおったまげました。
他の保有カードでは、三井住友カード プラチナの利用可能限度は350万円で、JAL・JCBカード プラチナは250万円です。ダイナースクラブ プレミアムカードは不明です。
ゴールドカードで500万円という利用限度額は驚異的に高く、他社のプラチナカードを上回っている高水準です。さすがアメックスと感嘆しました。
利用状況や支払い実績などによって利用限度額は異なります。
アメックスは柔軟に与信枠を設定しており、高い決済も可能です。私の経験則では、アメックス・ゴールドは、他社のプラチナカードを圧倒的に凌駕する高い利用可能金額を与えてくれます。
500万円あればレクサス・メルセデスベンツ・BMW等の一部モデルも購入できます。
ゴールドカードでも高級車が買えるというのは凄いです。アメックスの利用限度額は卓越した与信額と評価できます。
高い与信枠を確保してくれるのは、アメックスならではの真骨頂。利用限度額が高いクレジットカードの筆頭です。
しかもアメックスには、税金のみ事前入金(デポジット)システムがあります。事前に入金さえすれば、限度額は無くなります。
例えば、3000万円を事前入金しておけば限度額3000万円のクレジットカードとして使えます。高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
アメックスの銀行口座に振り込むことになり、振込手数料は自己負担ですので、他行宛振込手数料が無料の銀行から振込みましょう。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに利用できます。
その後はアメックス・プラチナ、ビジネス・プラチナを保有することで、利用限度額は約2100万円まで拡大しました。
最高で事前振込みを除いて合計20,911,504円まで使ったことがあります。アメックス・プラチナで590,699円、ビジネス・プラチナで20,320,805円利用できました。
2018年は利用限度額は約1150万円となっていました。最高で事前振込みなしで合計11,393,421円まで使ったことがあります。
アメックス・プラチナで1,547,222円、ビジネス・プラチナで9,830,783円、現マリオットAMEXプレミアムで15,416円を利用できました。
2017年まではアメックス・プラチナで1,967,086円、ビジネス・プラチナで7,539,377円利用可能で合計9,506,463円でしたので、順調に拡大しています。
高額納税をカードで決済したら、ポイントがザクザクと貯まるのでお得です。アメックスの多くのカードはポイントをマイルに移行できます。
アメックスのメンバーシップ・リワードのポイントは、多種多様な航空会社のマイルに1ポイント0.8~1マイルで移行できます。
航空連盟 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空 |
ワンワールド | JAL、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、カンタス航空 |
スカイチーム | デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、チャイナエアライン |
なし | ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空 |
以前はANA以外の航空マイルへの交換も1対1でしたが、2017年4月1日に交換レートが1対0.8に改悪されました。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
ANAマイルへの移行だと、1マイルの価値を2円と考えると、実質還元率2%となります。1マイル1.5円換算でも還元率1.5%です。
国際線のビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、 ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
国際線のビジネスクラス・ファーストクラスでマイルを利用すると、アメックスは驚異的な高還元に昇華します。
クラス | 1マイルの価値(目安) | マイル付与率 | 実質還元率 |
---|---|---|---|
普通席/国内線 | 1.5円 | 1.00% | 1.5% |
1.6円 | 1.00% | 1.6% | |
1.7円 | 1.00% | 1.7% | |
1.8円 | 1.00% | 1.8% | |
1.9円 | 1.00% | 1.9% | |
2円 | 1.00% | 2.0% | |
国際線ビジネスクラス | 2.5円 | 1.00% | 2.5% |
3円 | 1.00% | 3.0% | |
4円 | 1.00% | 4.0% | |
5円 | 1.00% | 5.0% | |
6円 | 1.00% | 6.0% | |
国際線ファーストクラス | 7円 | 1.00% | 7.0% |
8円 | 1.00% | 8.0% | |
9円 | 1.00% | 9.0% | |
10円 | 1.00% | 10.0% | |
11円 | 1.00% | 11.0% | |
12円 | 1.00% | 12.0% | |
13円 | 1.00% | 13.0% | |
14円 | 1.00% | 14.0% | |
15円 | 1.00% | 15.0% | |
16円 | 1.00% | 16.0% |
アメックスはお得なキャンペーンを定期的に開催しています。現在はハイアット宿泊で5,000円キャッシュバックのキャンペーンが実施されています。
2016年はマンダリン オリエンタル 東京のレストランが1名分無料となるキャンペーンがありました。
Yahoo!公金支払いで、なんと100円あたり3ポイント貯まるキャンペーンを開催していました。ふるさと納税・各種税金・社会保険料の支払いがお得になります。
Amazonでお得になるキャンペーンも定期的に開催されており、Amazonを利用する機会が多い方ですと嬉しいメリットが出てきます。
2015年10月~12月はAmazon.co.jpにて、1万円のお買い物で2000円CBのキャンペーンがありました。
2018年には東急ハンズ・ニトリ・DCMホーマックが各1,000円、QVCジャパンで最大2,000円分お得になるキャンペーンも開催されました。
ビックカメラ.com等の家電量販店サイト、ニトリなどのネット通販がお得になるキャンペーンも定期的に開催されています。
阪急メンズ東京でのお買い物がお得になるキャンペーンもあります。これも毎年恒例のイベントです。
アメックス・プラチナは期間限定で阪急メンズ大阪のスタイルメイキングクラブが無料になる特典があります。
紀伊國屋書店で2,000円以上購入すると500円キャッシュバックが受けられて、最大25%還元のキャンペーンもありました。
コンビニのサークルKサンクスでのお買い物が3%還元(マイル付与率3%)になるキャンペーンが開催されたこともあります。
全国のデパートで使える百貨店ギフトカードを、3~5%ポイント付与(マイル付与率5%)や4.7%OFFで買えたこともあります。自己使用でもプレゼントでもお得です。
会員イベントも充実しています。一例としては、2000年シドニー五輪で日本人初の女子マラソン金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した高橋尚子さんからランニングについて学べるイベントも開催されました。
USJでのパーティーや貸切招待、表参道での食事・音楽・クライミングウォール体験のイベント等もあります。
アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、年会費は高価ですけれども、多様な特典が付帯したメリットが多いカードです。詳細は以下で徹底解説しています。
Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.では、ANAマイル3%還元となります。
海外旅行傷害保険、海外旅行のサポートも充実しています。
ショッピング保険、キャンセルや返品の補償など、付帯保険も卓越。iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
レストランのコース料理が1名分無料になるサービスや、キャッシュバックやボーナスポイントがお得なアメックスオファーをよく使う場合は、高い年会費以上にお得になります。
アメックス・ゴールドとグリーンの違いについては、以下で徹底的に比較しています。
その他、おすすめのアメックスについては、以下で徹底的に解説しています。
当サイト経由でアメックス・ゴールドかグリーンに入会すると、お得な入会キャンペーンが適用されます。
ボーナスポイントがプレゼントされて、なんと年会費を超える価値があるポイント等を得られます(1ポイント=1ANAマイル)。
- アメックス・ゴールド:46,000ポイント
- アメックス・グリーン:35,000ポイント+初月1ヶ月分の月会費が無料
「何でアメックスはこんなに破格のキャンペーンを行っているの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これに関しては、アメックスの充実したサービス・高いステータスを実感すると、ずっと利用する方が多いからです。
大量のポイントを獲得できるキャンペーンですので、アメックスをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
更に充実の特典をご希望の場合、アメックスプラチナが候補となります。詳細は以下をご参照ください。