首都圏のバスには「バス特」(バス利用特典サービス)という制度があります。1ヶ月間で一定金額以上、対象バスを乗車すると、次回の乗車時に自動的に割引が適用される仕組みです。
イメージ的には、REXカードやリーダーズカードのJデポと同じような仕組みです。バス特はSuicaカード(Suica定期券含む)、モバイルSuica、PASMOで適用されます。
Apple PayのSuicaにも同様に適用され、お得に首都圏のバスに乗車することができます!!
バス特はかつて存在した「バス共通カード」が廃止された際、このカードに適用されていたお得なプレミアムがSuica利用時にも適用されるようになった制度です。
Suicaカード・モバイルSuica・Apple Pay・PASMO等でバス運賃を等で支払うと、1円あたり1ポイントのバスポイントが自動付与されます。
1ヵ月毎(毎月1日~月末日)に最大10,000バスポイントが得られます。10,000バスポイントを超えた場合、翌月になった場合は、新たに0バスポイントからスタートします。
1,000ポイントごとに利用のSuica・PASMO内にバスで利用できる「バス特チケット」が付与されます。有効期限は付与された日から10年間とたっぷりです。
付与されたチケットは次回、Suica・PASMOでバスを利用した際に、自動的に運賃として使用されます。
利用金額 | バスポイント累計 | 付与バス特チケット | バス特チケット累計 |
---|---|---|---|
1,000円 | 1,000P | 100円分 | 100円分 |
2,000円 | 2,000P | 100円分 | 200円分 |
3,000円 | 3,000P | 160円分 | 360円分 |
4,000円 | 4,000P | 160円分 | 520円分 |
5,000円 | 5,000P | 330円分 | 850円分 |
6,000円 | 6,000P | 170円分 | 1,020円分 |
7,000円 | 7,000P | 180円分 | 1,200円分 |
8,000円 | 8,000P | 180円分 | 1,380円分 |
9,000円 | 9,000P | 180円分 | 1,560円分 |
10,000円 | 10,000P | 180円分 | 1,740円分 |
最大で17.4%還元となるお得な制度です。毎月必ず一定額以上バスに乗る場合は、現金で支払うのは大いなる機会損失があります。Suica・PASMOはマストアイテムと言っても過言ではありません。
バス特チケットは10円単位で利用されます。1回の運賃が付与されたバス特チケットの額に満たない場合は、複数回の乗車にまたがって割り引きかれます。
例えば、5,000円使って330円分の割引が付与されると、次に乗った際の運賃が186円だった場合、180円が割り引かれ6円がSuica残高から引き落とされます。
その次に乗った際は150円割り引かれ、36円が残高からマイナスされます。
割引を受けるのに面倒な手続きは全く不要です。タッチしてバスに乗車していけば、自動的に割引が受けられます。
「バス利用特典サービス」は、当サービスを実施するバス事業者の「バス特」適用バス共通で利用できます。
通勤・通学等で同じバスに1ヶ月間に5,000円以上乗る場合は、定期券よりもSuicaでの乗車がお得なことが多いです。
Apple PayのSuicaも全く同様で、実際にバス特が付与されて割引が受けられました。Apple Payでもお得にバスに乗車することができます。
iPhone、Apple Watchを機種変更した場合でも、元の端末のSuicaカードを削除(サーバー退避)して、新しいiPhone、Apple Watchに設定すれば、バス特の判定に利用される実績も引き継がれます。
実際に11月3日にiPhone 7からiPhone Xに機種変更したところ、従来の利用実績も移行されて11月8日にバス特の割引を受けられました。
Apple Payの内容、仕組み、使い方については以下にまとめています。
Apple PayのWalletアプリ内でSuicaチャージする場合は、まずクレジットカードを登録することになります。アップルペイで利用可能なカードについては、以下で比較しています。
その中でおすすめ
Apple PayのSuica機能の詳細、Suicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下にまとめています。
アップルペイのWalletアプリには、一部デビットカードも登録することが可能です。
実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。
iPhone Xではホームボタンの廃止に伴い、Face IDでの顔認証でApple Payの認証も行うことになりました。ただし、Suica払いの際はこれまで通り認証は不要でかざすだけでOKです。
Face IDによる顔認証が導入されたApple Payの使い方、注意点、感想については以下にまとめています。
iPhoneの機種変更の際、Apple Payの設定を移行する方法については以下で解説しています。