ソニーのRX100M6とRX100・M2・M3・M4・M5の違いを比較!

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ソニーのサイバーショットRX100M6

ソニーが新しいデジカメ・サイバーショット「RX100M6」を2018年6月22日より発売します。

RX100M6は幾多の高級コンデジの中でも人気が高いRX100シリーズの最新作です。

F値が2.8~4.5と暗くなった代わりに、光学ズーム8倍と広角・望遠に強くなったのが特徴であり、スマホとの棲み分けという観点で面白味があるカメラです。

RX100シリーズはそれぞれにエッジがあり、最新作の発売後も旧モデルの販売を継続するのが特徴です。

RX100M6とこれまでのM1・M2・M3・M4・M5の違いの比較についてまとめます。

デジカメの選び方のポイント

私は昔はカメラを使っていましたが、今もっぱらスマホで写真を撮っています。

特に不満は無いものの、最近はいい写真を撮ってみたいという欲望が沸々と湧いており、高級コンデジの購入を検討しています。絞りやズームの面では、スマホはまだまだデジカメにかないませんよね。

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最優先のポイントは性能と重量のバランスです。スマホ、タブレットかノートPC、モバイルバッテリーなど持ち物が多い情勢下において、これ以上はできる限り重い荷物を増やしたくありません。

モバイルバッテリーの重さ(300g前後)より重いカメラはどんなに優れていても持ちたくありません。サイズもできる限り小さいのが理想です。

個人的にはあまり多機能なカメラを買っても使いこなせないこともあり、ごっついミラーレス一眼を買っても、「豚に真珠」に陥るリスクが極めて高いです。

したがって、数万円程度の高級コンデジを検討しています。ソニーのRX100シリーズ、キャノンのPowerShot G7シリーズ、リコーのGRなどが気になっています。

その中でもソニーのRX100、RX100M2、RX100M3、M4、M5、M6が候補となっています。

初代のRX100は2012年発売にもかかわらず、依然として家電量販店で普通に売っており、価格コムの「人気売れ筋ランキング」で長らく1位に君臨していました。「RXシリーズはいいカメラなんだろうな~ほしい」という感情が芽生えています。

RX100シリーズは毎年発売されており、この度はM5の発売が決まりました。

RX100M6

ソニーのRX100M6の箱

RX100M6はRX100シリーズとして初めて広角から望遠までをカバーする新開発24-200mm F2.8-4.5ズームレンズを搭載し、世界最速0.03秒の高速AFとAF/AE追従最高約24コマ/秒の高速連写を実現したデジカメです。

ポケットに収まる小型サイズながら、大型のメモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと、従来機比※7約1.8倍の高速処理を実現した画像処理エンジンBIONZ Xを搭載すしています。

RX100シリーズの高画質、高性能AF、高速連写性能はそのままに、高倍率ズームと4.0段の光学式手ブレ補正を小型ボディに搭載しています。

ソニー独自の高度非球面AA(advanced aspherical)レンズ4枚と2枚のED(特殊低分散)ガラスを採用した非球面レンズが諸収差を補正し、望遠撮影時に目立ちやすい色収差を良好に補正して、ズーム全域において、画面周辺まで高い描写性能を実現しました。

200mmの望遠域において、4段分の補正効果をもつ高性能の光学式手ブレ補正機能や進化した画像処理アルゴリズムによって、望遠や暗所でも手ブレを抑えて撮影できる点がパナソニックのLUMIX DMC-TX1/TX2と比較した優位性です。

ソニーのRX100M6

光学ズームは8倍(動画記録中光学ズーム対応)となっています。イメージセンサーの撮像エリア約65%をカバーする範囲に、315点の像面位相差検出AFセンサーを配置しています。

「α6500」「RX10 IV」に搭載している高密度AF追従テクノロジーを「RX100」シリーズとして初めて採用し、複雑な動きをする動体の追従性能が大幅に向上したそうです。

検出した瞳に自動的にピントを合わせる瞳AF機能は、画像処理エンジンBIONZ Xの進化によって検出精度・速度が向上し、追従性能がRX100M5との比較で約2倍になりました。

動画撮影ではHDR映像制作が可能なインスタントHDRワークフローを実現するHLG方式による4K HDR撮影にも「サイバーショット」として初めて対応しました。

タッチシャッターに対応したチルト可動式の3型液晶モニター(約92万ドット)があり、自撮りが捗る上方向180度に加えて、ハイアングル撮影などで被写体を確認できる下方向90度までの角度調整に対応しています。

ファインダーは、0.39型のワンプッシュアクセス収納式有機ELファインダー(約235万ドット)となっています。

ソニーのRX100M6の裏面

バッテリー使用時間(静止画撮影時)は、液晶モニター使用時で約240枚/約120分、ファインダー使用時で約220枚/約110分です。

重量は約301g(バッテリーNP-BX1・メモリーカード込み)、約274g(本体のみ)となっています。

RX100M5

撮像素子が約2100万画素の1型Exmor RS CMOSセンサーには、撮像エリアの約65%をカバーする範囲に315点の像面位相差検出AFセンサーを配置しています。

RX100シリーズとしては、AF速度や動体捕捉にすぐれた位相差検出AFと、AF精度が高いコントラスト検出AFのメリットを兼ね備えたファストハイブリッドAFを発採用しました。

これによって、0.05秒の高速レスポンスに対応しています。光学ズームは2.9倍(動画撮影時も対応)であり、キャノンのPowerShot G7 X Mark 2の4.2倍と比較するとやや低くなっています。

画像処理エンジンBIONZ Xとそれをサポートする新開発フロントエンドLSIにより、大容量画像データの高速処理を実現しました。

ファストハイブリッドAFとの組み合わせによって、AF/AE追従が最高約24コマ/秒という高速連写が可能となありました。

レンズはカールツァイスブランドの「ZEISSバリオ・ゾナーT* 24-70mm F1.8-2.8レンズ」です。

高度非球面AA(Advanced Aspherical)レンズ2枚を高精度に接合する技術によって、テレ端の開放F値2.8を実現し、望遠でもブレにくく、ぼけを生かした撮影が可能です。

動画機能では、像面位相差検出AFセンサーの搭載により、より緻密なピント合わせが求められる4K動画撮影時でも、高精度かつ高い追従性のピント合わせが可能になりました。

動画撮影時のAF駆動速度設定、AF追従感度設定にも対応しています。モアレやジャギーが少ない解像感の高い4K動画画質を実現し、4K動画撮影時にも、動いている被写体を撮影した際に生じるゆがみ(ローリングシャッター現象)を軽減しています。

高ビットレート記録フォーマット「XAVC S」を採用し、最高100Mbpsのハイビットレート4K撮影が可能です。最高960fpsのスーパースローモーション機能も備えています。

ファインダーは0.39型の収納式有機ELファインダー(約235万ドット)です。

モニターは3型の可動式液晶(約122万ドット)であり、上に約180度、下に約45度まで角度を調整できて自撮りもはかどります。

NFC、Wi-Fi、Eye-Fiもサポートしており、バッテリー寿命(静止画撮影時)は、液晶モニター使用時で約220枚、ファインダー使用時で約210枚となっています。

重量は約299g(バッテリー・メモリースティックDUO込み)で300g以内に収まっておりコンパクトです。

RX100M4

メモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS(エクスモア アールエス)を初めて搭載し、最大40倍のスローモーション機能を搭載しました。

動きの激しいスポーツシーンや鳥が飛び立つ瞬間など、肉眼では捉えきれない一瞬をスローモーションで捉えられるようです。

さらに、新開発イメージセンサーの高速処理性能による最高1/32000秒の高速電子シャッターを搭載しています。

1.0型のサイズを活かした高速信号処理回路部の増加、メモリー(DRAM)の搭載によってデータ読出しの速度が大幅にアップしました。

電子シャッター特有の像のゆがみ(ローリングシャッター現象)が大幅に抑えられ、動きのある被写体もきれいに撮れるようになりました。

また、従来撮影することができなかった絞り開放による高輝度域撮影、4K動画記録なども実現しています。

ちなみに宮城県多賀城市にふるさと納税すると、RX100M5が返礼品としてもらえた時期があります。

Amazonでは106,215円で販売されていますので、還元率は約37.9%です。総務省の基準である30%を超えていてお得感があります。

宮城県多賀城市のふるさと納税(ソニーのデジカメ)

RX100M1、M2、M3、M4、M5、M6の違いの比較

カメラの性能進化は漸進的であり、型落ちのモデルでも十分に使えると言われています。特にカメラに精通していない一般人は無理に最新モデルを買わなくても、リーズナブルな旧モデルで十分の場合もあります。

そこで、RX100、RX100M2、RX100M3、RX100M4、M5、M6を徹底比較しました。比較のまとめは下表の通りです。

機種名RX100M2M3M4M5M6
発売年201220132014201520162018
価格(価格コム最安値)3.4万4.4万5.4万7.6万8.4万14万
センサータイプExmor CMOS センサー裏面照射型 Exmor R CMOS センサーExmor RS CMOSセンサー
有効画素数約2020万画素約2010万画素
画像処理エンジンBIONZBIONZ XBIONZ X(M5の1.8倍)
レンズZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ6群7枚(Asph レンズ4枚)ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ9群10枚(Asph レンズ9枚)同左12群15枚(8枚)
開放F値広角:F1.8 望遠:F4.9広角:F1.8 望遠:F2.8広角:F2.8
望遠:F4.5
焦点距離28-100mm24-70mm24-200mm
最短撮影距離広角:5cm 望遠:55cm広角:5cm 望遠:30cm8cm
光学ズーム3.6倍2.9倍8倍
全画素超改造ズーム7.2倍5.8倍16倍
デジタルズーム14倍11倍32倍
角度調節-上:約84度 下:約45度上:約180度 下:約45度上:約180度
下:約90度
電子ビューファインダー--0.39型144万画素0.39型235.92万画素
ロックオンAF--
ISO感度125-6400160-12800125-12800
シャッタースピード1/2000秒1/32000秒
連写10枚/秒16枚/秒24枚/秒
動画性能1920x1080(フルHD)3,840x2,160 (4K)
アクセサリーシュー-----
Wi-Fi対応-
Wi-Fi Direct対応-----
瞳AF--
ステップズーム-
起動時間2.1秒1.6秒1.7秒1.4秒
101.6mm
高さ58.1mm
奥行35.9mm38.3mm41.0mm42.8mm
重量240g281g290g298g299g301g

センサータイプはいずれも1型で13.2mm×8.8mmです。

初代RX100は今から3年前発売と古さを感じざるを得ませんね。ただし、発売当初は7万円近くしたカメラが現在は半額の約35,000円まで値下がりしています。

アクセサリーシュー・可動式の液晶モニターが不要で、高感度が少なく、Wi-Fi未対応でOKならコストパフォーマンスは高いですね。重量が合計240gとM2より41g、M3より50g、M4より58g軽いのもメリットです。

カメラ本体はWi-Fi未対応でも、Eye-Fiのメモリーカードを買えばWi-Fi搭載型と同じようにスマホ・タブレット・パソコンに撮った写真をすぐに送れます。

RX100M2は、初代から高感度が1段分アップし、液晶モニターが可動式になり、アクセサリーシューが搭載されました。

アクセサリーシューが搭載されたRX100は唯一M2のみです。これを重視するならM2が候補になります。

RX100M3は、画像処理エンジンがM2からパワーアップし、レンズに使用される非球面レンズの枚数が4枚から9枚に増加しました。

焦点距離は28-100mmから24-70mmに変更され、望遠の開放F値がF4.9→F2.8と明るくなりました。

暗いところでの撮影や、近距離の被写体を撮るときの背景のボケがパワーアップしています。ポップアップ式の電子ビューファインダーを搭載しました。

チルト液晶も180度まで可動するので自分撮りが可能です。私にとっては完膚なきまでに不要な機能ですけれども、女性やカップルにはいいですね。

望遠の焦点距離が70mmと短くなっており、望遠撮影では初代RX100 、M2よりも弱いものの、35mm以降の焦点距離における最短撮影距離が短縮されています。最大のズームは小さくなりましたが、同じ距離なら大きく写るようになりました。

RX100M4ではCMOSイメージセンサーがパワーアップし、動きの激しいスポーツシーンや鳥が飛び立つ瞬間、走る馬などの動きのある被写体もきれいに撮れるようになりました。

シャッター速度、連写性能もパワーアップして、4K動画が撮影できるようになりました。

RX100M5では高速・高性能のピント合わせ、連続撮影機能が頑健化して、動画撮影の能力が格段に向上しました。

RX100M6は広角・望遠の撮影性能が格段に向上して、光学ズーム8倍を実現しました。

至近距離はスマホでいいと割り切れる方にとっては、コンパクトに持ち運べるサブ機として活用するというストラテジーが有効です。

同じく広角・望遠に強い高級コンデジのパナソニックのLUMIX DMC-TX、LUMIX DC-TX2と比較すると、F値が明るくて画質に秀でており、かつAF性能・連写性能が優れているのがメリットです。

まとめ

ソニーのカメラで撮った鳥

初代RX100はM2・M3・M4・M5・M6より約41g・50g・58g・59g・61g軽くて最軽量なのが最大のメリットです。望遠にはM3・M4より強く、価格は約3万5000円前後と安いです。

センサーサイズは変わらないので画質は大きくは変わらないという意見もあります。Wi-Fi未対応でeye-fiメモリーカードが必要となります。

M2はイメージセンサーが裏面照射型になって初代よりも暗いとこでもきれいに撮れるようになり、アクセサリーシュー付きでWi-Fi対応となりました。価格は約5万7000~6万円と初代よりも2万2000円ほど高いです。

M3は基本性能が上がり、暗いところでの撮影や、近距離の被写体を撮るときの背景のボケがパワーアップしています。

望遠での望遠でのF値が2.8と明るくなり、標準~中距離で大きく撮れるようになりました。ポップアップ式の電子ビューファインダー、チルト液晶180度可動もあります。

価格は約6万9000~7万2000円であり、M2よりも1万2000円、初代よりも3万4000円ほど高いです。初代の概ね2個分のお値段となっています。

M4は新しいイメージセンサー Exmor RSによってスポーツシーンや鳥が飛び立つ瞬間、走る馬などの動きのある被写体もきれいに撮れるようになりました。

シャッター速度、連写性能もパワーアップして、4K動画が撮影できます。価格はM3よりも15,000円~16,000円程度高くなっています。

M5ではピント合わせ、連続撮影機能、動画撮影が進歩して価格はM4よりも15,000円程アップしています。

RX100M5の発売時と比較すると、2018年6月時点では、RX100M5の価格下落が最も大きいです。約10.1万円→約8.4万円と17,000円安くなっています。最新モデル・プレミアムの剥落が大きいのでしょう。

初代RX100はここ2年ほどは、ほぼ価格に変化なしで、M2~M4は1万円前後値下がりしています。

RX100シリーズは発売後1~2年で価格下落は止まり、その後は安定的な推移となって緩やかに価格が下落するのが特徴です。

ちなみに2013年発売のM2は、M3発売後の2014年11月が価格コム最安値のボトムでした。新製品発表後、型落ちとなる時が底となる傾向があります。

RX100シリーズを比較検討した結果、スマホの予備機としてRX100M6を購入しました。

SONY デジタルカメラ RX100シリーズ 最新の一覧

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