新規上場!ワールド(3612)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ワールド

ワールド(3612)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年9月19日(水)~9月25日(火)、上場日は9月28日(金)です。

新規上場する市場は東証一部か二部ですが、ほぼ確実に東証一部で、想定価格は3,630円(1単元36.3万円)です。仮条件は2,900円~3,200円と窓を開けて下振れました。

公開価格は仮条件の下限である2,900円となりました。予想PERは9.1倍、予想PBRは1.49倍(BPS 1,940.85)、予想配当利回りは1.62%(1株配当 47)です。

初値予想は「マイナスリターンの可能性が高い」です。-5%~-0.1%程度を想定しています。

大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

3,200〜3,600円(仮条件の上限比±0~+12.5%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。私は公募割れを予想します。

2,900円(公開価格比±0%)

初値の結果は2,755円(公開価格比-5.0%)でした。

ワールドは国内外にて婦人、紳士及び子供衣料品並びに服飾雑貨の販売を営むブランド事業を中心としたアパレル事業、投資事業、デジタル事業、プラットフォーム事業を展開しています。

監査法人はPwCあらた有限責任監査法人です。本社所在地は神奈川県横浜市港北区新横浜1丁目4番1号 ワールド新横浜ビルです。

ワールドの上場・IPO

ワールドは国内外にて以下の事業を展開しています。

  • 婦人、紳士及び子供衣料品並びに服飾雑貨の販売を営むブランド事業
  • ワールドからの直接及びファンドを活用した間接での投資・売却等によるグループの事業ポートフォリオ全体の最適化を目指す投資事業
  • ファッションに特化したECモール事業及び他社EC事業や情報・物流システムの業務受託等のデジタルソリューションの提案・実行を行うデジタル事業
  • 衣料品並びに服飾雑貨等の生産・調達・貿易や什器製造販売を通じた空間創造支援等のプラットフォーム事業

ワールドはUNTITLED、INDIVI、index、aquagirl、TAKEO KIKUCHIなどの人気ブランドを展開しており、百貨店やショッピングセンターに多数のショップを擁して存在感があります。

ワールドは多数の子会社があり、子会社ごとに事業を展開しています。

事業名事業内容
国内小売事業百貨店をはじめ、高感度でファッション性の高いチャネルに向けて、主に「1ブランド1ショップ」で展開
メンズ市場において、チャネル、世代、テイストに応じたブランド戦略や、ファッションと機能性を兼ね備えたスポーツウエアを展開
ファッション雑貨やインテリアを含めた生活雑貨を中心した事業の開発及び管理
インテリアを含めた生活雑貨を展開
ジュエリーブランド「ココシュニック」を展開
革小物ブランド 「ヒロコハヤシ」を展開
駅ビルやファッションビル、ショッピングセンターを中心に、自社オリジナル商材とバイイング商材を編集した、レディース、メンズ、キッズウエアを展開
主にショッピングセンターを中心に、ターゲットとするニューファミリー層に向けた、レディース、バッグ、靴、アクセサリー等の服飾雑貨や生活雑貨、キッズウエアを展開
レディースのインナーウェアブランド「リサマリ」を展開
ティーンズに向けた、セレクトショップ「ピンクラテ」を展開
国内卸売事業主に全国の専門店に向けて、卸販売を展開
海外事業主にアジアマーケットで、ブランド事業を展開
M&A事業 + ポートフォリオマネジメント事業新規事業及び既存事業の開発・改革を管理
バリューアップ事業路面やファッションビル、ECを主販路とする高感度なセレクト系ブランドを展開
レディース、メンズ、キッズウエアを取り揃えるライフスタイルストア「デッサン」を展開
家具の企画・輸入・販売から、キッチン用品や生活雑貨などライフスタイル分野で幅広い事業を展開
メンズ&レディースのゴルフウエアブランド「アダバット」を展開
デザイナーズブランドのユーズドセレクトショップ「ラグタグ」や「アールティー」を展開
ファッションレンタルサービス「サスティナ」を展開
投資事業事業投資、投資先企業のバリューアップ
EC事業 + デジタルソリューション事業ワールドグループにおけるデジタル軸の機能サービス提供・強化
ファッションウェブ通販事業、ウェブ通販プラットフォームサービス企画
ファッション関連企業へのソリューション提供、コンサルティング業務
販売代行・店舗開発・催事・企画運営事業衣料品、服飾雑貨の小売業及び販売代行業、店舗運営支援等
空間創造事業空間・店舗デザイン。VMD、グラフィック、什器・家具・備品と販売、購買コンサルティング
生産事業・調達・貿易事業衣料品、服飾雑貨の企画提案・生産管理及び調達先の開拓・貿易業務、衣料品の製造及び製造企画など

主力は各ブランドでの小売事業です。代表的なブランドは以下のとおりです。

  • UNTITLED
  • INDIVI
  • COUP DE CHANCE
  • Reflect
  • aquagirl
  • DRESSTERIOR (Ladies)
  • anatelier
  • Bon mercerie
  • grove
  • OZOC
  • HusHusH (Ladies)
  • HusHusH (Kids)
  • index
  • SHOO・LA・RUE(Ladies)
  • CLINIQUE
  • passage mignon
  • TAKEO KIKUCHI (Men)
  • tk. TAKEO KIKUCHI (Men)
  • THE SHOP TK (Men)
  • BASE STATION (Men)
  • THE SHOP TK (Kids)
  • HusHusH (Kids)
  • PINK-latte (Teens)

ディズニー/ピクサー映画 『リメンバー・ミー』 「グローブ」をデザインモチーフにした商品や、ペコちゃんとのコラボ商品の提供などの取り組みも実施しています。

私もデパートでTAKEO KIKUCHIの服を買ったことがあります。

2005年にMBOで上場廃止してから13年ぶりの再上場となります。MBO後に再上場した企業としては、直近ではスシローがありました。

ワールドの株主は、ファンド、創業家一族、役員などで構成されています。日本政策投資銀行のファンドが50%近い筆頭株主となっています。

IPOによる資金調達の使途としては、ネット通販事業が挙げられています。2018年3月期の連結売上高(IFRS)は2458億円、コア営業利益は159億円となっています。

従業員数は197名、平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は19.0年、平均年間給与は633.6万円です。古くからある日本企業らしい数字です。

ブランド事業

ブランド事業では、国内アパレルブランドとして、ミドルアッパー業態とミドルロワー業態を中核にルームウェア、肌着等のインティメイトなども手掛けています。また、株式会社ワールドアンバーは卸業態を運営しています。

各ブランド事業を営む子会社は、婦人、紳士及び子供衣料品の商品企画を行い、その商品企画に基づいて、ワールドのプラットフォームを活用して調達した商品を直営店舗、EC販路及び専門店を通じて、主に国内市場で販売しています。

また、株式会社ワールドフランチャイズシステムズは、主に株式会社アルカスインターナショナルのフランチャイズ事業を展開しています。

この他、国内ライフスタイルブランドとして、服飾雑貨や生活雑貨、ジュエリーや革小物に至る雑貨業態も擁しています。

中間持株会社である株式会社ワールドライフスタイルクリエーションの統括の下、例えば、株式会社ファッションクロス及び株式会社ワンズテラスが、独自で服飾雑貨や生活雑貨等の企画、調達及び販売を行っています。

海外においては、アジアを中心に独資若しくは合弁で一国一法人を原則に展開しており、日本のブランド事業会社から輸入、若しくは、現地で独立して企画、調達した衣料品並びに服飾雑貨、生活雑貨等を現地で独立して販売しています。

“多業態・多ブランド戦略”により、アパレル、雑貨を問わず多様なチャネル、多様な価格帯でブランドを展開しており、2018年3月期末において2,488店、ブランドは56ブランドを有しています。

投資事業

投資事業では、ポートフォリオマネジメントとして、ワールドが子会社の株式を直接・間接に所有して経営指導等を行っています。

また、ワールド子会社で中間持株会社である株式会社ワールドインベストメントネットワークと連携してワールドの事業ポートフォリオの最適化を行っています。

具体的には、中間持株会社である株式会社ワールドインベストメントネットワーク及びその傘下にある孫会社群を通じて、バリューアップ事業とM&A事業の2つを事業の柱としています。

バリューアップ事業では、ワールドにある開発象限の事業や改革が必要な事業(開発・改革事業)の収益モデル構築や、“選択と集中”の徹底のために株式会社ワールドインベストメントネットワーク又はその傘下の孫会社の下に移して管理支援を行っています。

M&A事業では、第一にワールド及び株式会社ワールドインベストメントネットワークによる従来型のアパレル以外の領域の事業ポートフォリオの最適化を目的とした「プリンシパル」投資(バイアウト)を展開してます。

第二に、株式会社W&Dインベストメントデザインによるアパレル領域での事業の再生や成長の支援、事業承継を目的とした「ファンド」投資(共同投資)に取り組んでいます。

また、近時はデジタルプラットフォームの強化や新規サービスの開発に必要な技術の獲得等を目的として、ファッションとテクノロジーが融合したファッションテックといった新たな分野にも進出しています。

マイノリティ出資も活用して、先端技術や特筆すべき特長を有するベンチャー系企業との協業による新たなビジネス・シーズ(ネオエコノミー事業)の開発・育成のための投資(コーポレートベンチャーキャピタル)を行っています。

ファッションモデルのような女性

これらの様々な投資手法を活用することを通じて、ファッション産業を対象に多様で幅広い投資に取り組んでいます。

また、これらのM&Aを通じて連結加入した会社・事業のPMI(M&A後統合プロセス)を1年間で実現できるよう集中的に取り組んでいます。

なお、投資事業セグメントにおいては、バリューアップ事業において、ブランド事業を始めとした各事業セグメントとの間で、ポートフォリオの最適化を目的とした事業の入れ替えがあります。

また、M&A事業において、ワールドに参加した会社・事業が約1年のPMIプロセスを経て、他の事業セグメントへ移管される可能性もあるため、投資事業セグメントに属するグループ会社は変わりうる状況にあります。

デジタル事業

デジタル事業では、ソリューション(B2B)事業として、株式会社ファッション・コ・ラボが、ワールドのデジタル担当部門と連携し、ファッションに特化した一般消費者向けのECモール事業を行っています。

また、株式会社ファッション・コ・ラボ及び株式会社ファステック・アンド・ソリューションズが、ワールド会社及び他社に対して以下を提供しています。

  • 基幹システム、物流などのフルフィルメント(EC等における受注、梱包、発送、入金等の一連のプロセスを指す。)のオペレーションを含んだECサイトの運営受託
  • ITコンサルティング力やシステム開発力に裏付けられたインフラ提供、MD(購買)ツール提供等のデジタルソリューションサービス

また、このデジタル事業セグメントにおいては、ファッション産業で多様なテクノロジー企業との連携を通じ新たなビジネス・シーズを育成するネオエコノミー(B2C)事業にも取り組んでいます。

これは、顧客の変化に適合した次世代型ファッション・サービスの開発を投資先と協業で進めるものであり、開発テーマごとに投資先と共同でチーム編成をしてサービス開発に着手・推進しています。

なお、現時点ではいずれの投資先も投資実行直後であるため、投資事業セグメントに位置づけています。

プラットフォーム事業

ワールドが長年に渡って培ってきた様々なノウハウと仕組みが凝縮された、多業態・多ブランドを支えてきたプラットフォームを、新たに外部企業にも開放する形で各種サービスの提供に取り組んでいます。

生産プラットフォームでは、株式会社ワールドプロダクションパートナーズが、国内製造子会社、協力縫製メーカー及びOEMメーカーが製造された商品、さらには主に中国で生産された商品をワールドのブランド事業子会社に供給しています。

また、他社に向けたOEM受託事業も展開しています。

販売プラットフォームを担う株式会社ワールドストアパートナーズは、ブランド事業子会社のショッピングセンターを中心とした直営店において販売代行業務を行っています。

また、店舗開発や店舗営繕に加えて、催事の企画・運営及びアウトレットを通じた在庫消化などを行っています。

この他、ファッションビジネスに係る様々な事務処理・手続等の各種事務サービスなどを提供するシェアードサービスプラットフォームを担う株式会社ワールドビジネスサポートは、ワールドを含めた企業の各種事務処理の代行を行っています。

また、ライフスタイルプラットフォームを担う株式会社ワールドスペースソリューションズは、リーシングプランから、什器の製造・販売及びインテリア設計等の空間創造事業を行っています。


ワールドのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、優先株式の取得費用、システム投資、保証金流動化の終了に伴う建物賃貸人への保証金の差入れ、プリンシパルインベストメントとしてワールドが直接投資する戦略投資などに充足する予定です。

ワールドの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益は増益、純利益は減益となっています。

ワールドの業績推移

営業キャッシュフローは包括利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は28.49%であり、自己資本比率は13.3%です。連結経営指標等の推移(国際会計基準)は下表のとおりです。

回次第59期第60期
決算年月2017年3月2018年3月
売上収益(百万円)249,983245,829
営業利益(百万円)12,06613,225
当期利益(親会社の所有者に帰属)(百万円)8,1506,743
当期包括利益(親会社の所有者に帰属)(百万円)7,6486,759
親会社の所有者に帰属する持分(百万円)20,33826,995
資産合計(百万円)193,770202,938
1株当たり持分(親会社の所有者に帰属)(円)225.49296.44
1株当たり当期利益(親会社の所有者に帰属)(円)90.3674.75
親会社の所有者に帰属する持分比率(%)10.513.3
親会社の所有者に帰属する持分当期利益率(%)49.3528.49
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)16,72320,528
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△20,379△5,908
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△3,284△14,844
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)21,14820,972
従業員数(名)11,27111,020

提出会社の経営指標(日本基準)の推移は下表のとおりです。

回次第56期第57期第58期第59期第60期
決算年月2014年3月2015年3月2016年3月2017年3月2018年3月
売上高(百万円)281,555268,077244,585221,35224,833
経常利益(百万円)4,470495△1,6366,0846,090
当期純利益(百万円)52△1,455△5,1872,6507,179
資本金(百万円)18,01013,01113,01113,01113,011
発行済株式総数(千株)
普通株式240,002240,002240,002240,002240,002
優先株式103,76281,21581,21581,21581,215
純資産額(百万円)25,23915,8339,53712,21619,381
総資産額(百万円)185,075179,876159,045163,418114,425
BPS(円)31.3814.67△62.35△39.8432.08
1株配当(円)
EPS(円)△3.60△17.58△64.7222.1772.38
自己資本比率(%)13.648.867.4816.94
自己資本利益率(%)0.1924.3645.44
株価収益率(倍)
配当性向(%)
従業員数(名)1,8901,7861,2191,141192

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

2018年2~3月には株価が急落して、5月にかけて一旦持ち直したものの、再び下降トレンドに転換しました。

このまま下降トレンドが継続したら向かい風となります。反発して再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

TOPIXのチャート(2018年5月23日~2018年8月22日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ワールドのIPOの規模は最大で約671.3億円であり、東証一部としてはやや大型です。

公募株式数は14,850,000株、売出株式数は1,833,000株、オーバーアロットメント(OA)は1,809,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約51%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約11%ですが、主な資金用途が優先株式の取得です。

売出人である寺井秀藏、小泉敬三、畑崎重雄及び栗山文宏、貸株人である合同会社ワイ・アール興産及び合同会社イー・エイチ興産並びに株主である合同会社ケイ・エム興産、合同会社エイ・ティ興産、ワールドグループ従業員持株会、上山健二、中田雄一、谷村耕一、浦野隆司、田口敬二郎、福井淳、高月禎一、伊賀裕恭、飯田恭一、鈴木信輝、中林恵一、坂根義男、畑崎充義、八木恵美子、阪本敏之、松沢直輝、藤原義彦、松原正幸、西川信一、中嶋築人、小堺利幸、内山誠一、丸山紀之、大峯伊索、田所裕一、長元明、黒田正徳、渡邊智則、水口清貴、永島竜郎、山根克彦、林知彦、中尾拓也、岩切徳人、池上貴尉、丹生博之、宮崎広臣、福岡孝和及び大野陽一郎には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

上記のほか、ワールドは、東京証券取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、ワールド普通株式の割当てを受けた者(ワールドグループ従業員持株会)及びワールド新株予約権の割当てを受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名保有株数保有割合ロックアップ
UDSコーポレート・メザニン2号投資事業有限責任組合8,119,60029.46% 
寺井秀藏2,712,2549.84%
小泉敬三2,386,6748.66%
畑崎重雄2,046,7477.43%
(同)ケイ・エム興産1,000,0003.63%
(同)エイ・ティ興産1,000,0003.63%
(同)ワイ・アール興産1,000,0003.63%
(同)イー・エイチ興産840,0003.05%
ワールドグループ従業員持株会800,0002.90%
上山健二644,5052.34%

株主優待に期待!

ワールドの事業は服屋さんということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。

類似企業でも株主優待を導入している企業があります。アダストリアHD、ライトオン、マックハウスは自社店舗でのお買い物に使える株主優待を行っています。

ライトオンの株主優待で買った品物のギフト包装 ライトオンの株主優待で買ったTシャツ

丸井グループは店舗でのお買い物券・Webクーポン・エポスポイント(エポスカード保有者)です。

丸井 中野店丸井でのCalvin Kleinのボクサーパンツのセールエポスカード、エポスゴールドカード、エポスプラチナカード

株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。

高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。

コード銘柄名PBRPER配当利回り
2928RIZAPグループ3.28277.780.40%
3387クリエイト・レストランツHD7.6040.090.90%
7616コロワイド5.29151.880.25%
8200リンガーハット2.9055.320.54%

株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。

コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。

RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。

ダイエット前後の女性のイラストかごの屋のランチ (3)

経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄って成長を加速させています。ワールドにも株主優待レバレッジ経営を期待します。

初値予想

ワールドの事業は国内外にて婦人、紳士及び子供衣料品並びに服飾雑貨の販売を営むブランド事業を中心としたアパレル事業ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

上場する市場は東証一部か二部ですが、順当ならば東証一部となるでしょう。上位株主にはVCが名を連ねています。

約671.3億円という上場規模は東証一部としてはやや大型ですけれども、東証1部のこのゾーンは公募割れも目立っています。

東証一部の500億円~1000億円のやや大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • スシローグローバルホールディングス:-4.7%
  • マクロミル:-4.3%
  • コメダホールディングス:-4.7%
  • ベルシステム24ホールディングス:-5.0%
  • デクセリアルズ:-3.1%
  • テクノプロ・ホールディングス:-5.0%
  • すかいらーく:±0%
  • 日立マクセル:-4.8%
  • ネクソン:+0.5%
  • 大塚ホールディングス:+3.3%
  • タカタ:+1.2%
  • アルペン:+5.0%
  • 東京スター銀行:-3.5%
  • NTT都市開発:-1.1%
  • 太陽生命保険:+0.8%
  • 電通:±0%

±0%を負けにカウントすると、なんと8連敗が続いています。

以上を総合考慮して、初値予想は「マイナスリターンの可能性が高い」です。


主幹事は野村證券です。その他は、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券で申し込めます。

なんといっても野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

三菱UFJグループのカブドットコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。

投資に詳しい方にヘビーユーザーが多い証券会社はカブドットコム証券です。知る人ぞ知るメリットが多いネット証券です。ただし、初心...

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SBI証券が幹事に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。

参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

日本の幾多のネット証券の中で、ここ最近では、SBI証券は唯一、IPOで主幹事証券を担ってきた証券会社です。また、幹事証券としての引...

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SMBC日興証券は小口個人投資家でもIPOが当たるチャンスがある証券会社です。口座開設をおすすめします。

SMBC日興証券という大手証券会社がありますね。SMBC日興証券はインターネット口座もあります。「ダイレクトコース」という名前です。...

今回は幹事団に入っていませんが、マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

100年以上の歴史を誇る老舗総合証券の一つが岩井コスモ証券です。対面口座だけではなく、ネット専用口座もあります。IPOの取り扱い数...

東海東京証券は口座開設数が少ない穴場の証券です。しかも、小口個人投資家には嬉しい完全抽選がある証券会社です。

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<投資スタンス>
弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%
銘柄名(2014年)発表時BB直前結果
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGEGROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMOTECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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