楽天銀行には通常の銀行振り込みとは別に、「Facebookで送金」という振込方法があります。
最近話題のフィンテックの先駆けのようなサービスです。振り込み手数料が安く、SNS・ネット時代の現代において便利な仕組みとなっています。
楽天銀行の「Facebookで送金」についてまとめます。
Facebookで送金とは
楽天銀行アプリとFacebookを連携するだけで、Facebookの友達に送金できるサービスです。
相手の口座情報(支店番号や口座番号)がなくても送金できます。送金した人から、FacebookのMessengerで送金通知が送信されます。
友人、サークル仲間、会社の同僚あるいはインターネットで知り合った友達などに、簡単に送金できます。
イベントやセミナーの会費、飲み会・懇親会などの支払い、共同の贈り物などの際に便利です。
お礼やお祝いなどのメッセージも入力可能です。通常の振込は無機質な金額のみの送達となりますが、自分の気持ちまで相手に伝えることができます。コミュニケーションがはかどります。
受け取り相手に一定のリテラシーがあり、スマホでの操作を苦にしないことが条件となります。面倒がられる場合は、誰もが慣れている普通の振込みが無難ですね。
Facebookでつながっている友人に送金する場合などには便利です。受取人は必ずしも楽天銀行に口座を持っている必要はなく、自分で受け取り口座を選べます。
しかもPCだけではなく、スマホアプリで完結できます。操作性もよく、サクサクと送金可能です。
Facebookで送金を利用するには、以下の5点が必要です。
- Facebookアカウント
- 楽天銀行口座
- 楽天銀行アプリ利用
- 受取人とFacebook上でお友達
- 受取人が日本国内の銀行口座を保有
手数料が安い!
楽天銀行の通常の振込では、3万円以上の場合は262円(税込)の手数料が発生します。しかし、「Facebookで送金」で振り込むと手数料が無料にできます。
受取人のFacebookアカウントに連携されている口座が楽天銀行の場合は、手数料無料です!
お互いに楽天銀行の口座を持っていれば、手数料無料でお金のやり取りが可能です。無料は嬉しいですね^^
送金先のFacebookアカウントに連携された口座が楽天銀行以外の場合でも、振込手数料は168円(税込)です。一般的な銀行振込と比べるとリーズナブルとなります。
ハッピープログラムに登録していて手数料が発生する場合は、楽天ポイントを使うことも可能です。小口の期間限定の楽天ポイントの消化にいいですね。
「Facebookで送金」の振込限度額は30万円/回までとなります。受取人のFacebook連携講座が楽天銀行の場合は即時に入金されます。
楽天銀行以外に送金した場合の振り込み予定時間は以下の通りです。
振込依頼日時 | 振込(入金)予定時間 | |
---|---|---|
金融機関営業日 (平日) | 0:00-15:00 | 当日中9:00-15:00頃 |
15:00-24:00 | 翌金融機関営業日中9:00-15:00頃 | |
金融機関休業日 (土・日・祝、年末年始) | 0:00-24:00 | 翌金融機関営業日中9:00-15:00頃 |
普通の振込手数料を無料にすることも可能です。そういう場合は、無料にできる銀行を活用しましょう。詳細は以下で徹底解説しています。

楽天銀行もハッピープログラムで振込手数料を月3回まで無料にすることができます。

「Facebookで送金」の振込方法
Facebookで送金は、楽天銀行のスマートフォンアプリで実行します。サイト上からは手続きができません。
まずはスマホの楽天銀行アプリ(iPhone・Android)をインストールします。
アプリを起動して、「振り込みをする」を選択します。他行への振込手数料の真下です。目立つところにあるのでわかりやすいです。
次の「振込」画面が出たら、一番下までスクロールして、「Facebookで送金」を選択します。
初めて使う時は、利用規約への同意、Facebookにログインして「Facebookで送金」との連携を許可が必要です。
次に友達リストの中から、送金したい人を選択します。青のラインが出ているのが「Facebookで送金」連携済みの友人です。このお友達には送金できます。
黄色のラインは楽天銀行と「Facebookで送金」連携済みの友人であり、手数料無料で送金可能です。
送金したい友達を長押しすると、写真が拡大されます。そのまま「ここにドラッグして送金」まで、写真を移動させます。
送金金額を入力し、「確認する」ボタンを押します。ハッピープログラムに登録していると、楽天ポイントを振込手数料に充当することができます。
2022年7月19日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと3兆ポイントに到達しました。今後も対応サービスが拡大していくことが期待できます。
ユニークなところでは、楽天証券で楽天ポイントを使って投資信託を買うことが可能です。

また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。

2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。

楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
楽天銀行の普通預金口座があれば、貯めたポイントを振込み手数料にも利用できるのは便利です。
送金内容の確認をして、暗証番号(4桁~12桁半角数字)を入力し、「送金する」ボタンを押します。
Facebookの「Messenger」アプリが起動するので、送金する友達を選択して送金通知を送信すれば手続完了です。
スマホアプリの操作性はかなりよく、サクサクと簡単に送金できます。フィンテック的なイメージです。
フィンテック(FinTech)とは「Finantial technology 」の略語であり、先端のIT技術によって消費者向けの小口決済等の金融関連サービスを低価格で提供しているのが特徴です。
金融庁はフィンテックの普及に向けて、銀行が電子商取引やスマホ決済などの事業を運営できるように、17年ぶりに銀行規制を緩和する方針です。
持ち株会社(FG)の傘下で新事業が可能になる方針です。また、仮想通貨取引について監視体制を整え、仮想通貨の健全な利用を促すことを健闘しています。
楽天銀行の「Facebookで送金」は、Facebookを活用した振込手数料無料のサービスということで、フィンテック的なサービスです。
その他、楽天銀行の詳細については、以下で徹底解説しています。
